カケヒのしづく

そして、魂の叫び。

父と子の関係

 先週の土曜日、4月に行けなくて心残りだった陣馬山に行ってきました。
 前回の雲取山が「ロングライド・ショートトレイル」だった反省点から、今回は「ショートライド・ロングトレイル」を目論み、高尾山から陣馬山、さらにその先まで足を延ばしてきました。
 
 門前仲町の始発から、たったの1時間半で高尾山口に到着。これは近い!
 登山口まで4時間半かかった雲取山に比べたら、同じ町内のようなもんです(?)
 さすがの高尾山も、7時前はまだ静かです。
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 前回はなにも知らずに観光ルートを行ってしまったので、今回は静かな6号路をチョイス。
 7時5分、いざ、山歩き開始。
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 沢沿いを行く、なかなか気持ちの良いコースでした。
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 そしてあっという間に、メジャールートと合流。
 なるほど、ここにつながるのね〜
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 7時40分、まずは高尾山(599m)へ。
 静かでよろしいですね。
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 残念ながら富士山は雲の中だったけど、空は青く、気持ちがいい!
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 さらにぐいぐい進んで行くと、「これより奥高尾」の標識。
 「奥」という字が頭につくだけで、なんとなく秘境に来たような気がするから不思議です。
 奥多摩、奥秩父、奥飛騨、奥穂高、奥ラホマ…
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 思い出したかのように、ツツジが咲いていました。
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 8時10分、小仏城山(670m)。立派な標識です。
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 なかなかの迫力です。
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 頂上の茶屋は、まだ準備中。
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 遥かなる関東平野。
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 次なるピークを目指します。
 トレランの方々、本当に多かった。
 確かに、歩きやすく、かなりトレラン向けのコースですね。
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 緑のパワーをいただきながら、のんびり歩く。
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 8時40分、景信山(かげのぶやま、727m)。
 なんだか、戦国時代のような名前ですね。
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 そしてここにも、大きな茶屋が。
 ピークごとにこんな施設があるなんて、やはり人が多いから商売になるんだろうなあ。
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 さらに次なるピークへ。
 本当に歩きやすく、気持ちのいいコースです。
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 グリーンピースって、こんな風にできるんですね。
 というのは全くのウソで、マムシグサの実です。
 このままでも十分にグロいですが、熟すと真っ赤になって、さらにグロくなります(有毒)。
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 そして9時55分、念願の陣馬山(855m)へ。
 これよこれ、これを見たかったのよ!
 山頂は、たくさんの人々で賑わっていました。
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 馬の反り返りをイメージしてみました。
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 なんというか、素敵なオブジェです。
 あなたのように、強く、逞しくなりたい。
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 平和な山頂です。
 方角からいくと、こちらは丹沢方面かな(自信なし)。
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 茶屋だけで、3つほどありました。
 これだけ誘惑が多いと…
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 やはり、こうなる。
 山頂でキンキンに冷えたビールが飲めるなんて、電車登山、サイコー!
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 山頂は広々とした草原のようになっていて、みなさん、思い思いに寛いでいました。
 普段はつい雑草扱いしてしまうこの花も、なんだか可憐に美しく見えました。
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 富士山は雲の中だったけど、いい天気で幸せ。
 せっかくの電車登山、ピストンで戻るのは勿体ないので、ここからさらに先に進み、プチ縦走を企てます。
 のんびり休憩し、10時35分、山歩き再開。
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 10時45分、和田峠。
 ここから先は、一気に人の数が減ります。
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 11時10分、醍醐丸(867m)。
 八王子の最高地点だそうです。
 ここで、市道山方面に進路をとります。
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 最初のうちは、新緑のシャワーを浴びながら、快適に歩いていたのだけど…
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 なんかですね、やたらめったら、アップダウンが多い。
 ていうか、「関東ふれあいの道」ではなく、「関東がまんの道」ですよ〜!
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 そして、見事なほどに、展望がなく、ひたすら樹林帯の中を歩く。
 一瞬展望が開けるけど、98%ほどは樹林帯。 
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 ん?
 いつの間にか標識の下に、小さく「日本山岳耐久レース」の文字が。
 げげ、ここっていわゆる「ハセツネカップ」のコースの一部なの?
 数名すれ違った人が、全員トレラン仕様だったわけが、ようやくわかりました…
 こんなハードなコースだったなんて、もう、先に言ってよ〜(事前調査不足)!
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 とにかく登って…
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 下って…の繰り返しです。
 イジメかと思いました。
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 イクラって、こんな風にできるんですね。
 というのは全くのウソで、キイチゴです。
 ジャムが作れるくらい、大量に実ってました。
 甘酸っぱくて、メチャクチャ美味しくて、折れそうな心とカラダが救われました。
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 13時30分、入山峠。
 たくさんのバイカーの方々から、不思議そうな目で見つめられました。
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 さっきの標識から、半分来たということでしょうか。
 はじめてのコースは、勝手もペース配分もわからず、ヘトヘトになります。
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 そして14時10分、今熊山(505m)。
 おそらく、本日最後のピークだと思う。
 お願い、最後にして。
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 今熊山山頂から、あきる野市を臨む。
 なんだかんだ言って、やはり青空と白い雲と緑の木々があれば、気持ちいいなあ。
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 14時25分、あきる野側の登山口にあたる、今熊神社へ。
 かなり立派な神社ですが、誰も人はいませんでした…
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 途中、自販機を見つけて歓喜の雄たけびを上げる。
 冷たいメッツコーラ(特定保健用食品!)を一気に飲み干し、生き返った気分になる。
 本日は、ゆるい里山歩きを想定して、水を1.5リットルしか持参しなかった。
 甘かったです…
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 今日は一日中天気がよく、絶好の洗濯日和。
 途中の民家ではあらゆるものが干してあって、なんとも平和な気分に。
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 そして15時15分、JR武蔵五日市駅へ。
 あー、疲れた、ヘトヘト、里山をナメちゃあかんですね。
 無事プチ縦走を終えることができて、山の神さま、ありがとうございました。
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 本日のルート。
 陣馬山から先は、アップダウンありまくり、展望なし、水場なし。
 歩行距離30キロ弱、累積標高差は2,400mを超えます。
 和田峠から奥の、ぐにょぐにょした等高線の混み具合に、男のロマンを感じます。
 トレーニングには最適のコースですが、もう一度行くか?と訊かれると、「あ、しばらくいいです」と即答すると思う。
 モノ好きな方は、ぜひ一度、自分をイジメてみませんか!
無題





 翌日は、午後から中小企業診断士の理論更新研修。
 会場が両国だったので、早めに行ってあたりをブラブラ。
 横網町(よこあみちょう)公園という両国っぽい公園に行くと、大きな慰霊堂が。
 これは東京都慰霊堂といって、関東大震災や東京大空襲で亡くなった方々を祀っているそうです。
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 平和を祈念する、花の碑。
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 復興記念館の中には、震災や空襲の貴重な資料が展示されていました。
 あの焼野原から、こんな平和で豊かな社会を再建した日本という国は、やはりすごいと思いました。
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 そして公園からちょっと進むと、スカイツリーの雄姿が飛び込んできます。
 戦争が終わって、こんなものを建てちゃう人間、やっぱりスゲー。
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 歩き回って小腹が空いたので、「ごんろく」にてつけめんをいただく。
 ついつい、勢い余って大盛をオーダー。
 定番の極太麺と魚介とんこつの組み合わせで、ペロリと美味しくいただきました。
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 しかし、腹の皮が張ればまぶたの皮がたるみ、研修は睡魔との壮絶な戦い。
 そろそろ年齢的にも、大盛はやめたほうがいいのかなあ…(涙)
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 帰省できない週末は、子供たちから送られてくる写真に癒されています。
 ゆりとゆりこ。
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 愛犬に、エサを与えているそうです。
 なかなかのクオリティやね。
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 そしてその日の夜は、先週父の日プレゼントに貰ったドライフルーツの詰め合わせを、ワインと供に。
 イチジクが、濃厚でプチプチしていて、すごく美味しかった。
 ゴーヤは、何故か甘い味付けがしてあって、後味は苦い、という不思議な感じだったが、ワインには合いました。
 みんな、ありがとうね。
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 父親と子供の関係は、なんとも微妙だ。
 母親と子供の関係が、生まれる前から時間をかけて始まり、生まれた瞬間から自然に強い結びつきを獲得しているのに対し、父親のそれはあまりに後天的で、喜劇のような「とってつけた感」や「あたふた感」に溢れている。

 東京に旅立つ日、「毎日電話するね!」と涙を浮かべながら送り出してくれた子供たち。
 たしかにしばらくは毎日、夜8時半頃に電話がかかってきたが、それが1日おきになり、2日おきになり…
 最近は、たまにLINEでメッセージや写真が送られてくる程度で、毎晩電話をかけるのは、専らこちらの仕事。しかも、テレビに夢中になっている時は、電話に出ても、「あ、おやすみ」のひとことだけ。トホホ…
 ああ、これが現実。
 子供たちにとっては、海のように深く大きく包容力のある母親の存在があれば、それで十分なのかもしれない。

 しかし、ワタシは諦めない。
 どんなに影が薄まろうと、どんなに疎まれようと、なんとかコミュニケーションをとっていきたい。
 そして、母親が海ならば、父親は山のように、安心感を与えられる存在になって、子供たちの成長を見守っていきたい。

 そんなことを思いながら、ドライフルーツを肴にちびちびとワインをすすった、父の日の夜でした。

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(2015年8月、小蓮華山にて)



心安らぐ場所


 先週の木曜日は、山友達のみなさんと、神田の広島焼きの名店「カープ東京支店」へ。
 なんともストレートなネーミングですが、ウワサ通りの繁盛店で、人の熱気と鉄板の熱気が一体化し、汗だくになりながら美味しい広島焼きをいただきました。
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 さらにその後、サラリーマンの聖地、神田でもう一杯。
 さんざん飲んで喋って、人間は大きく「陰」と「陽」に二分されるという深イイ話で盛り上がって、最後は国士無双をツモって無事散会となりました。
 お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。
 また東京のディープゾーンを、いろいろ教えて下さいね!
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 さて、そんなこんなの週末は、お待ちかねの富山への帰省でした。
 本当は、父の日にあたる来週に帰る予定がスケジュールが合わず、急きょ前倒しに。
 土曜日は、それぞれの実家へ行き、父の日ならぬ「じじの日」で、じいちゃんに感謝の気持ちを伝えます。
 そして、なぜかいつも始まる、習字教室。
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 そしてさらに、夢のじいちゃん&孫コラボ。
 曲目は、ゴンチチの「放課後の音楽室」。
 孫といるときの表情は、本当に穏やかで嬉しい。
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 夜は、富山の地酒と魚を愉しむ。
 すっかり垢抜けたデザインの氷見の銘酒「曙」、スッキリして美味しゅうございました。
 そしてスーパーで売ってる刺身や寿司が、安くてじゅうぶんに旨いのも富山の良さ。
 結局、お祝いを持って行ったつもりが、倍返しにあってしまう。
 いつも、本当にありがとう。
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 日曜は、ギリギリで梅雨入りせず、天気が回復したので、先週ゲートが開いたばかりの白木峰(1,596m)へ。
 8合目の駐車場は、待ちかねたファンの皆さんのクルマでびっしり。
 なんとかスペースを確保し、いざ、山歩き開始!
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 最初の急登も、新緑がキレイで気持ちがいい。
 梅雨入り前のこの時季が、いちばんグリーンシャワーの美しい頃だと思う。
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 森の妖精。
 ちょっと食い意地が張ってますが、憎めないヤツです。
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 樹林帯でよく見かけたのが、このミツバオウレン。
 小さくても、凛とした美しい花です。
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 そしておなじみのイワカガミ。
 控えめな姿勢に惹かれます。
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 そして樹林帯を登りきり、登山口からほんの数十分で、目の前に広がるこの展望。
 ああ、生きてるって素晴らしい。
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 植生保護のための木道の傍を、よーく見てみると…
 大好きなチングルマが、雪解けのあとに元気に花を咲かせていました。
 自分の中では、富山の高山植物の「女王」としての位置づけです。
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 ああ、しかし、いつ来てもここは、天空の散歩道。
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 ついつい一枚、パシャリ。
 あなたたちの笑顔が、曇り空を晴れにしてくれました。
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 池塘にて、佇む。
 いろんな生き物や卵が、ひしめきあっていました。
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 今年は残雪が多い。
 ていうか、これが普通で、昨年が少なすぎたのです。
 命の水源に、感謝。
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 そして、お気に入りの浮島のある大きな池塘へ。
 いつ来ても、「たぶん天国って、こんな感じだろうなあ」と思います。
 行ったことないけど。
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 ワタスゲ揺れる、天空の庭園。
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 剱、立山、薬師がドーン。
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 槍、穂高もドーン。
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 さらに乗鞍、御嶽もドーン。
 北アルプスの名峰たちを、ほぼ全て見渡せる、本当に貴重なロケーションです。
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 いつ来ても、大らかな懐にやさしく包み込んでくれる、心安らぐ場所。
 大切にしていきたい、ふるさとの財産です。
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 絶滅危惧種の食虫植物、モウセンゴケ。
 いつまでも、自生する豊かな環境でありますように。
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 池塘の中には、なにやら怪しい物体が。
 サンショウウオの卵かな?
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 天国の眺めを目に焼きつけて、帰路につきます。
 また必ず、来ますね。
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 本当に気持ちのいい木道を歩く。
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 行く先には、大きな霊峰白山の姿が。
 ホント、あらゆる山が見渡せるスポットです。
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 ああ、名残惜しや…
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 てくてく歩き、小屋へと下る。
 小屋のバイオトイレは、残念ながらまだ準備中でした。
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 帰りは、林道をのんびり下る。
 みんなでささいな会話をしながら下る、何気ないこのひとときに、どうしようもない幸せを感じます。
 ああ、今日もたくさんのパワーを貰いました。
 これでまたしばらく、生きていけそうです。
 心安らぐ場所をやさしく提供してくれた白木峰さま、本当にありがとうございました。
 そしていつも変わらぬ愛情で迎えてくれる家族のみんな、本当にありがとう。
 みんなに負けぬよう、父ちゃんも、がんばるよ。
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 一週間早い父の日のプレゼントに、手作り和紙の栞と、ドライフルーツの詰め合わせをいただきました。
 これは、もっと本を読め、もっと酒を飲め、という理解でよろしいか。
 なにはさておき、いつも本当にありがとう。
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 日曜の夕方、いつも帰省最終日は17時すぎに晩ごはんが始まり、新幹線を待つ2時間ほどは家族のフリー・ディスカッションの時間となる。
 いつも通り、たわいもない話をアハハと楽しんだ後、気がつくと長女の悩み相談室になっていた。
 12歳の思春期駆け出し、そりゃあいろいろある。
 勉強の悩み、わかってくれない先生へのムカつき、面倒くさい友人関係のイザコザ、アホでガキな男子生徒への対応…
 聞いてるぶんには、「あるよねー」というライトな対応になりがちだけど、本人にとっては至ってヘヴィな状況らしく、次第に涙ぐんで、気づいたら、大きなしづくがポロリ…
 そうかそうか、辛い事情を、告白してくれてありがとう、本当に大変だったねと、月並みな慰め言葉しか浮かばない自分の柔軟性の無さに、ガックリしてみたり…

 それでもやっぱり、素の自分をさらけ出してくれたことは、本当に嬉しかった。
 どんなに大きくなっても、やはり自宅では、飾ることなく、アナ雪じゃないけど、「ありのままの」自分で居てほしい。
 たとえ外界では自分をつくり、「しっかり者」というヨロイを着て背伸びし、疲れ果ててしまったとしても、家庭ではリラックスして、肩ひじ張らない素顔の自分で過ごしてほしい。

 酸いも甘いも、すべてを分け隔てなく受け入れてくれる、寛大で雄大な自然の峰々。
 何があっても、家庭という存在が、心安らぐ場所であってほしいと、心から願うひとときでした。

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