カケヒのしづく

そして、魂の叫び。

人事を尽くして


 なんだかバタバタとしていて、時間だけが過ぎてゆく今日この頃。
 先々先週の土曜は、とってもいい天気で、朝の環水公園は春のように穏やかでした。
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 この日は、妻の誕生日。
 花束を贈ろう。
 手紙を書こう。
 感謝の気持ちを、カタチにしよう。
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 ちょっと失敗してしまった、マーブルのチーズケーキ。
 いいのだ、気持ちさえ込められていれば。
 味は、ちゃんと美味しかったデス。
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 あまりの陽気に、庭のチューリップもひょっこりはん。
 節分を過ぎると、いっきに春めきますね。
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 ビールも春色。
 生きてるって、素晴らしい。
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 誕生日ディナーは、手巻きパーティ。
 恵方巻、カットしたらただの海苔巻き。
 それでも楽しく、節分の夜は過ぎていきました。
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 翌日は天気も悪く、トレーニングで城ヶ平山へ。
 2月初旬でこの積雪、本当に、一体どうなってるんだ。
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 ハゲ山まで足を延ばす。
 こちらも雪は殆どない。
 ちょっと、悲しいなあ...
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 低山トレーニングの後は、お気に入りのスープカレー屋さん「コロポ」へ。
 大好物の豆乳味噌カレーで、身も心もあったまりました。
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 時は流れて先々週末土曜。
 天気はイマイチで、トレーニングでいつもの小佐波御前山へ。
 獅子ヶ鼻岩から眺める景色も、もう少し白が欲しいなあ...
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 翌日の日曜も天気が悪い。
 こんな日は食に走るしかない、ということで「高倉町珈琲」へ。
 ここのリコッタパンケーキ、我が家の女子がもれなく大好きなのです。
 まあ、かくいう自分も大好きですが、それが何か。
 ほっこり、ふわふわ、小さくても確かな幸せのひとときでした。
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 3連休の最終日、午後からちょっと陽が出てきたので、急いで千石城山へ。
 ここも例外なく雪が少なく、谷を直登する冬季ルートも、かろうじてヤブが埋まっている感じでした。
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 40分ほどで山頂に着くも、キングはガスの中...
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 こんな時は、雪だるまでも作って、気長に待ちましょう。
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 そして待つこと約30分、神はお見捨てにならなかった。
 雲間から現れるキングの雄姿は、まさに神々しい美しさでした。
 生きててよかった。
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 山から下って、早乙女湖を眺める。
 黒々としていて、3月下旬のような雰囲気でした。
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 家に帰って、いつもの儀式。
 久々の鬼退治、確かな満足感でした。
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 2月14日の「例の日」には、我が家のやさしいチーム女子が、哀れな父親に配慮してくださりました。
 いつもありがとう。
 とっても美味しいチョコケーキでした。
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 時は流れて先週土曜は、朝からいい天気予報。
 連日の高温で雪の状態は良くないと思われ、スキーではなく雪山歩きを選択。
 剱・毛勝三山の展望台、「土倉山(どっくらやま)」に行ってきました。
 5時55分、伊折橋ふもとの林道より、山歩き開始。
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 林道をてくてく歩き、土倉山の取り付きから急登に入る。
 雪は全く無く、とても2月中旬の馬場島界隈の尾根とは思えない...
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 1,100mを超えるあたりで、ようやく雪山らしくなってくる。
 ただ、雪は締まってツボ足でOK、ツリーポットも出現と、雰囲気は完全に春山です。
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 さらに標高を上げたところで、ご来光。
 早朝は気温も低く、霧氷がまだ残っていてキラキラと綺麗でした。
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 正面に、目指す土倉山を捉える。
 早朝の雪面に伸びる、ながーい影が好きです。
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 山頂直下になって、ようやくスノーシューを装着。
 目の前には、小動物の足跡だけ。
 この急斜面の細尾根を登りきると...
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 まっさらな楽園が待っていました。
 ああ、頑張ってよかった。
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 た、たまらん...
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 そして8時20分、土倉山(1,384m)。
 ああ、生きてるって、素晴らしい。
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 土倉山のてっぺんで、守り神キングに「娘たちの受験どぞヨロピク」との願いを込めて、
愛を叫ぶ。
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 屏風のようにそびえるイケメンたち。
 ここから先に進むと、苅安山・鬼場倉ノ頭を経て大猫山、毛勝三山に繋がりますが、黒々とした尾根を見る限り、今年の賞味期限はかなり短そうです。
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 本日のキング。
 早朝はどうしても逆光になりますが、その存在感は別格です。
 キング左下のピークが、誠実なる側近の細蔵山。
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 左端の大明神山をプラスして、毛勝四山。
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 立山、奥大日、大日。
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 大熊山のバックに鍬崎山、薬師岳。
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 僧ヶ岳と駒ヶ岳。
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 本日のおやつはミニどら焼き。
 あんこ最高!
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 いつまでも、去り難き眺め。
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 展望絶佳を網膜に焼き付け、8時55分、下山開始。
 目の前の緩やかなピークは、こちらも積雪期限定の大倉山。
 今日は、あちらからの眺めも最高だろう。
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 自然の造形美。
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 富山湾に向かって、来た道を駆け降りる。
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 下りはあっという間。
 堰提の雰囲気は、4月みたい。
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 そして10時5分、伊折橋に戻る。
 ああ、今日も無事に帰ってくることができました。
 山の神さま、ありがとうございました。
 土倉山も、例にもれず雪が少ないです。
 今年は、積雪期限定のいろんなところの賞味期限が短そうで、なんだか切ない...
 行けるうちに、いろいろ行きたいところです。
 さあ、家に帰ろう。
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 午後からも天気が良かったので、いつもの環水公園まで散歩。
 カモたちが、気持ちよさそうに日向ぼっこしていました。
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 そして明るいうちから、いつもの儀式。
 ヒューガルデンは、クイーン・オブ・白ビールのやさしい味わいでお気に入り。
 生きてるって、ただそれだけで、素晴らしい。
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 翌日の日曜も、いい天気。
 午前中は、呉羽山まで散歩。
 正月の地震で被害があった五百羅漢さま、変わらぬ眼差しで富山のまちを見守っていました。
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 この日の最高気温は20℃、上着がいらない暖かさでした。
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 あまりの陽気に、道沿いのリュウキンカも元気に咲いてました。
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 ランチに、布瀬の「イル・キャンティ」へ。
 「バジルソースのBLTピザ」、サラダ感覚でとっても美味しかったです。
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 そしてもちろん、食後のデザートも。
 ミルクレープとカプチーノで、僕は幸せ、あなたも幸せ。
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 お腹を満たした後は、天神様を祀っている「於保多神社」へ。
 娘たち二人の受験直前の、「最後の神頼み」に行ってきました。
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 しっかりと、合格の祈祷をしていただきました。
 初めての経験だったけど、申込時に受験する学校の名前まで記入して、声に出して祈願していただけるのですね。
 古来より日本では、「言霊(ことだま)」という考え方があって、発した言葉が本当になると信じられてきました。
 厳かな祈祷の言葉を聞きながら、これが本当に実現することを、心から願ったひとときでした。
 かしこみ、かしこみ。
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 最後に、思いを込めた絵馬を奉納して、これで完璧。
 きっと、大丈夫。
 あとは、自分を信じるしかない。
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 神社の境内には紅白の梅が綺麗に咲いていて、とっても縁起が良かったです。
 なんだか、本当に大丈夫な気がしてきたぞ。
 うむうむ。
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 家に帰って、まだ時間があったので、チャリで夕方の環水公園へ。
 あったかくて、穏やかな一日でした。
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 そしてやっぱり、今日もいつもの儀式。
 生きてるって、本当に素晴らしい。
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 晩ごはんに、豚バラのトマト煮を。
 とろ火でじっくり煮込んで、たいそうやわらかく、美味しくできました。
 穏やかな時間とともに、春のような2月の週末は、静かに過ぎていきました。
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 2月下旬、長女の大学入学試験。
 3月上旬、次女の高校入学試験。
 ついに本番である。
 ここまで来たら、とにかく体調に気をつけて、平常心で臨むしかない。
 
 これまで、いろいろあったけど、きっと本人たちなりの「人事を尽くして」きたのだろう。
 かつて学生時代、親から「勉強しろ」とか言われたことはないし、自分も我が子にそんなことは絶対に言わない。
 ただ、自分自身で選択したことに関しては、その実現に向けて、精一杯頑張ってほしいと思う。
 自ら選んだ道と、そこに向けての歩みかたに確りと納得がいけば、その結果である「天命」がどんな形で待っていても、きっと受け入れられるはず。

 受験で人生のすべてが決まるわけではないけど、重要なイベントであることは間違いない。
 どうか、自分を信じて、この荒波を乗り越えていってください。

 春よ、来い!

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大いなる選択


 なんだかバタバタしているうちに、1月ももう終わり。
 正月明けからの日々を、やわやわ振り返ってみようと思います。

 1月13日・14日と、ついに大学入学共通テストが行われた。
 我々の世代ならばセンター試験、さらに上の世代だと共通一次、のほうがわかり易いか。
 とにかく、長女が現時点での力を出し切れるよう、12日の夜はメンチカツ(勝つ!)、さらに13日の夜は銀鮭の西京漬け(最強づけ!)、レンコンのきんぴら(穴→試験に通る!)、豚バラと大根の煮物(単なる好物!)と、これでもかというくらいのゲン担ぎメニューで送り出しました。
 自己採点の結果はさておき、とりあえず、ご苦労さま。
 次の目標に向かって、気分を入れ替えてファイト!
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 13日は一日雪でしたが、14日は朝から快晴。
 長女を送り出した後、癒しの里山、ハゲ山に行ってきました。
 降雪後の山は、雪化粧で本当に神々しい。
 青空に、白いサンゴが映えてました。
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 軽いラッセルで、30分ほどで山頂(464m)に到着。
 わずかな登りでこの展望、相変わらずタイパ良すぎの里山です。
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 朝はどうしても逆光ですが、キングの威厳はひしひしと伝わる。
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 光り輝く毛勝三山。
 たまらんなあ。
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 もやのかかった富山湾の向こうに、今なお不自由な暮らしを強いられている能登半島のシルエット。
 一日も早い復興を、そっとお祈りしました。
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 僅かな時間でしたが、降雪直後の里山の魅力を堪能できた、有意義なひとときでした。
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 朝のうちに戻って、ランチに呉羽の「cafe micka」へ。
 本日は次女の誕生日なので、素敵なカフェに行きたい!という彼女のリクエストにお応えして。
 丘陵の上にあるカフェで、見晴らしは抜群です。
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 次女曰く、「センスどストライクの内装」らしいです。
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 インテリアもこだわってます。
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 野菜たっぷりの前菜とスープ。
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 本日はラザニアランチにしました。
 チーズたっぷりでアツアツ、とても美味しかったです。
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 さらに、デザートのプリンケーキ。
 最高です。
 女子の幸せをまるっと満たすこのカフェ、残念ながらこの春に閉店されるそうです...(涙)
 ご興味のある方は、どうぞお早目に!
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 あんまり天気がいいので、帰り道に呉羽山展望台へ。
 たくさんの人が、眺めを楽しんでいました。
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 冬にこんなに晴れ渡るのは、月に数回。
 富山に生まれてよかったと、しみじみ思う風景でした。
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 家に帰って、大学共通テストから戻ってきた長女も合流し、次女の誕生祝いを。
 今回は、リクエストに応じてチーズケーキを。
 誕生日おめでとう。
 15本のろうそくに、願いを込めて。
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 シンプルだけど、美味しく出来ました。
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 この日は本当に一日中晴れ渡った、奇跡のような一日でした。
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 誕生日メニューは、これまた次女のリクエストにより、ミートパイを中心に。
 共通テストを終えてヘトヘトの長女をねぎらいながら、楽しい夜は更けていきました。
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 時は流れて先々週末。
 天気はイマイチ、雪も少なく、トレーニングでいつもの小佐波御前山へ。
 獅子ヶ鼻岩から眺める景色も、もっとホワイトがほしい...
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 里山のオアシス、小佐波御前山公衆便所。
 以前壊れていた奥のドアも修理されて、相変わらず綺麗で快適な小屋です。
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 小佐波テラスからの展望は、予想通りイマイチ。
 もっと雪が増えないと、ヤブが...
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 家に帰って、ランチにまたもや呉羽の「komako Anno」へ。
 呉羽界隈は、お洒落なカフェが充実してますね。
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 シンプルで快適な店内。
 11時過ぎに行きましたが、あっという間に満席になりました。
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 この日は、チーズハンバーグをチョイス。
 ビジュアルそのままの美味しさでした。
 ご飯は大盛にもできるので、男性も大満足です。
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 さらに、デザートのシフォンケーキもいただく。
 正月も明けたというのに、まったくもってカロリー過剰摂取生活から抜け出せません...
 ま、いっか。
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 家に帰って、近所をぷらぷら散歩していたら、なぜか猫に威嚇された。
 そ、そんな眼で見ないで...
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 ややカロリー過多の日々が続いたので、晩ごはんは野菜たっぷりポトフ鍋にしました。
 でも結局、残ったスープにご飯とチーズをぶち込んで、リゾットにしてたらふく食べたので、あまりヘルシーでなかったかも...
 ま、いっか。
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 さらに時は流れて先週末。
 職場で取得が推奨されている、IT系の資格試験を受けてきました。
 IT系の資格としては簡単なほうらしいのだけど、アラフィフの脳細胞は学習や記憶をことごとく拒否する傾向にあって、なかなか手強かったです。
 まあ、あとは結果を待つのみ。
 久々に、試験から解放される爽快感を味わいました。
 娘たちも、あと1ヶ月ちょっと後には、最高の爽快感を味わってほしいものです...
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 午後から、次女がもうすぐ受ける私立高校を下見。
 かなーり久々に、富山地鉄に乗りました。
 次女は初めてらしく、「えー、地鉄って、地下鉄のことじゃないの?」と軽いボケをかましていました。
 小さい頃、家族でこれにガタゴト揺られ、宇奈月温泉まで行ったんだけどなあ...
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 激烈ローカルな感じの車内が新鮮らしく、「新海誠の映画みたい!」とはしゃいでました。
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 駅から歩いて、受験する高校を視察。
 自分も高校の部活以来、30年ぶりくらいに来ましたが、相変わらずでっかい高校でした。
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 プチ視察旅行の帰り、駅ナカのサンマルクカフェで休憩。
 まあ、女子と行けば、こうなるわな...
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 家に戻って、カロリー消費のため呉羽山へ。
 数日前にまとまった雪が降って、富山の冬らしい眺めになりました。
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 金屋幻の滝、わらべ滝。
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 そして、夫婦滝。
 どこらへんが夫婦なのかというと...
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 こんな感じの滝が、左右にひとつずつあります。
 ま、幻すぎる...
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 幻の滝からちょっと上がると、「皇祖皇太神宮」なるパワースポットがあります。
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 なんだか、昔読んでいたマンガ「孔雀王」を思い出しました。
 リン、ビョウ、トウ、シャ、カイ、チン、レツ、ザイ、ゼン!
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 なんと、空海・日蓮・親鸞といった仏教界の重鎮、それどころかお釈迦様ご本人、老子・孔子・孟子といった中国の偉人、さらにはキリストやモハメットまでもがこの地を訪れ、人の生きる道を神より教わったそうです。
 こんな場所が、呉羽山の片隅にあったとは...
 なんだか、不思議なパワーを得たような気分になったような気がしないこともないような、冬の午後のひとときでした。
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 翌日の日曜は、ようやく雪が増えたであろう旧スノーバレー利賀へ。
 6時30分、ハイクアップ開始。
 昨日の高速道路が、きれいに残っていました。
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 おお、上部のヤブがだいぶ埋まっています。
 滑走ラインが確認できます。
 昨年末は通せんぼ状態だったので、かなりの進展。
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 キーンと冷えた朝のハイクアップは、本当に気持ちがいい。
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 上部に行くに従い、雪はサラサラに。
 霧氷もまだ生きていて、美しかったです。
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 そして7時45分、旧ゲレンデトップ(1,330m)。
 ちょっと小雪が舞ってきましたが、それほど寒くなく、快適です。
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 おやつに、ラミー・バッカス派生系のこちらを。
 美味しい。
 ここ数年では、久々のヒットです。
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 白木峰・仁王山方面。
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 金剛堂山。
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 シールをとって、7時55分、お楽しみの滑走開始。
 上部は雪が軽く激パウで、久々の無重力感を満喫しました。
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 ヤブも殆んど気にならず、下部もやや重パウですが十分楽しめました。
 1時間20分かけて登って、10分で滑走完了。
 いやー、カタルシス。
 これぞ、山スキーの醍醐味です。
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 帰り道、車窓からキングがチラリ。
 雨になる前の、ちょっとラッキーな瞬間でした。 
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 家に帰ると、関東の山友さんから、たくさんの干イモが届いてました。
 我が家の大好物です。
 恐らく、いや間違いなく、受験生の娘たちの夜食に大活躍しそうです。 
 本当に、ありがとうございました。
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 そしていつもの儀式。
 ひとあし先に、春きぶん。
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 夕食に、みんな大好き煮込みハンバーグを。
 のんびりお話しながら、1月最後の週末は静かに過ぎていきました。
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 共通テストの自己採点結果や過去の模試結果を勘案して、数日前、ついに志望する大学へと願書を郵送した。
 正直、受験大学を決めることが、こんなに大変なことだとは思わなかった。
 自分の時は、あまりよく憶えてないけれど、なんとなく流れで決まったような...

 とにかく、基本県内という高校受験の時に比べ、全国津々浦々という選択肢の対象が、目眩がしそうなほど多い。
 そして我が身を振り返ってもそうだったけど、大学で何を学びたいとか、将来何になりたいとか、具体的なものは何ひとつ定まってなくて、ただぼんやりとしたイメージがあるのみ。
 そんな無数の選択肢と抽象的なイメージというモヤの中で、娘は目指す理想のところにチャレンジしたいし、先生方はなるべく手堅いところを勧めたいし、我々保護者は本人の意思を尊重しつつ先生の意見も取り入れたいしと、これはもう三つ巴のバトルロワイヤルの様相を呈して、かなりの長期戦にもつれ込んでしまった。

 でも結局は、本人の意思を尊重して、後押しすることにした。
 親や先生の「安全第一!」という意見に従い、行きたくもないところを受け、仮に合格したとしても、それはそれで、人生に悔いが残るのではないか。
 どこの大学に行こうとも、それだけで人生は決まらない。
 でも、それが「大いなる選択」のひとつであることに、間違いはない。
 今長女は、おそらく人生で初めての、大いなる選択を、自らの意思で行った。
 その行為自体に、意義があるのだと思う。
 
 自分で責任をもって選んだ道だから、どんな結果になろうとも、後悔することはない。
 父ちゃんも母ちゃんも、頑張るあなたの背中を、そっと見守っています。
 どうかあと1ヶ月、体調にだけは気をつけて、悔いのない日々を送ってください。

 春よ、来い。
 
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追伸:今は辛くても、きっといつか、春は来る。



 
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カケヒ

山と酒と音楽と家族をこよなく愛する、アンニュイでペシミスティックな富山県人です。

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