カケヒのしづく

そして、魂の叫び。

逃げる秋、遺る記憶

  
 ここ最近、休日とお天気の相性がすこぶる悪く、ヤマ欲求が溜まりに溜まっていたので、ビミョーな予報の日曜日、色づき具合もビミョーな立山の弥陀ヶ原へ、無理矢理強行突撃してきました。
 朝7時10分、称名滝の駐車場から、八郎坂を目指していざ出発!
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 称名滝の轟音を聞きながら、高度を上げていきます。
 秘境のような雰囲気に、つい立ち止まってしまう。
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 秋を感じさせる、ノコンギクの鮮やかなブルー。
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 滝見台でひと休み。
 だいぶ、滝の高さに近づいてきました。
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 不思議な、「V」模様の葉っぱ。
 紅葉のメカニズムって、なんとも神秘的です。
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 八郎坂は、称名滝の一番下の滝壺からスタートして、気がつくといつの間にか、滝の上に出てしまうところが面白い。
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 八郎坂を登りきり、ベンチでひと休み。
 この日は9月末にしてはかなり暑く、冷えたエネルギーゼリーがとても美味しかったです。
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 青と黄色のコラボ。
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 9時ちょうど、弘法に出る。
 ここから先は、気持ちのいい木道歩きです。
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 大日平の向こうに、大きな大日岳。
 ほのかな色づきが始まっています。
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 色づく高原の向こうには、どっしり大きな鍬崎山。
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 七曲り周辺は、はやくもいい感じの色づき。
 爽やかな青空に、繊細な秋雲が嬉しい。
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 青色があると、黄色や赤が映えます。
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 巨大で優雅な薬師岳。
 去年のシルバーウィーク、家族で薬師峠でテン泊して登ったのが、昨日のことのように思い出されます。
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 池塘と紅葉と鍬崎山。
 標高を上げ、だんだん、色が鮮やかになってきました。
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 弥陀ヶ原ホテルと立山荘が見えてくると、ゴールはもうすぐです。
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 草紅葉はこんがりキツネ色、山肌の緑にはポツポツと赤や黄色が混ざる。
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 追分からいったん下って、ホテル方面に向かいます。
 まるで桃源郷のような、ステキな空間をゆく。
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 空とのコラボが美しい。
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 ガキ田の点在する、弥陀ヶ原らしい木道を歩く。
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 そして10時15分、弥陀ヶ原(1,900m近辺)。
 秋の色づきの中で、のんびりランチタイム。
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 コンビニで目にすると、ついついかごに入れてしまう、トムヤムクン。
 好みは分かれるけど、愛好家にはたまらん酸味と辛みなのです。
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 しかし、このポツポツ感がたまりません。
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 のんびり腹を満たして、11時すぎ、トイレタイムのため弥陀ヶ原ホテルに向かいます。
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 見飽きぬ風景。
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 ホテル周辺は、けっこうピークに近い色づきのところも。
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 立山荘周辺も、既にかなり鮮やかな色づきでした。
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 山少女、秋の特別編。
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 トイレを済まし、11時20分、下山開始。
 ガキ田広がる、「ザ・弥陀ヶ原」なコースを、名残惜しみながら下ります。
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 神様が、いたずらで作った庭園が、ここにも。
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 どこまでも、歩いていけそうな道が続きます。
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 燃える秋、ナナカマド。
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 七曲り周辺の色づきも、間もなく見ごろを迎えそうです。
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 12時半、弘法から八郎坂に入ります。
 色づきのトンネルをくぐる。
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 八郎坂の下りは、苔むした岩や湿った土がとても滑りやすいので、ゆっくり一歩ずつ、十分注意して降りて下さい。
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 途中、称名滝がよく見えるポイントで一枚。
 今はまだグリーンですが、10月中旬から下旬にかけて、こちらもステキな色づきになります。
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 14時10分、八郎坂登山口に戻る。
 その疲労感あふれる背中の表情が、どれだけ頑張ったかを物語っています。
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 そして14時半前、レストハウス称名にて、嬉しいご褒美ソフト。
 これがあるから、頑張れるんだよねえ!
 ああ、今日も無事帰ってくることができました。
 山の神様、ありがとうございました。
 イチかバチかのチャレンジ山行でしたが、フタを開ければ、晴れ間もあり、予想以上の色づきに迎えられ、結果オーライでした。
 しかし今年の立山周辺の色づきは、けっこう早いです。既に、例年の10月上旬くらいのイメージかも。
 山は逃げないけど、チャンスは逃げてゆく・・・
 お天気と相談しながら、うまく、秋を追いかけていきたいですね。
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 秋が逃げていく。
 せっかくの休日に天気が悪く、屋内で悶々と過ごしていると、ますますその焦る思いが強くなる。
 なぜ秋は、「逃げる」ように感じるのだろう。
 それはおそらく、北陸に育った自分自身の、季節観に根ざした感覚なのだろう。

 春は、ようやく訪れた雪解けや芽吹きを、嬉しく「迎える」感じ。
 夏は、エネルギーとパッションに満ちたアツい日々を、懐かしく「振り返る」感じ。
 秋は、クリアで芳醇で愛すべき豊かさを持つのに、駆け足で行き急いで「逃げる」感じ。
 冬は、灰色の雪が全てを覆い尽くし、静寂や孤独や優しさに「包まれる」感じ。

 迎える春、振り返る夏、逃げる秋、包まれる冬。
 人それぞれで、四季が持つ印象は異なるだろうが、自分にとってはそんなイメージ。

 この週末、駆け足で逃げゆく秋のかけらを、なんとか「つかまえた」ことを、子供たちは憶えているのだろうか。
 どうか、あの何気ない秋の瞬間が、記憶の片隅のどこかに、残っていますように。

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親ってやつには…


 3連休は、3日間とも天気がイマイチ。
 初日、敬老の日イヴイヴということで、午前は妻の、午後は自分の実家へ行き、日頃の感謝を伝える。
 手紙とお菓子をもって訪ねると、毎度のことながら、倍返し、いやそれ以上の歓待を受けてしまう。
 いつも申し訳ないないなあ、と思いつつ、これも親孝行のうちや!と謹んで甘受いたしました。
 手始めに、お寿司など・・・
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 そして焼き肉へ、怒涛のゴールデンコース!
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 肉食系女子、バンザイ!!
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 この時季限定の、よしのとも「ひやおろし」を、能作の錫ぐいのみでいただく。
 しっかりした味わい、でもスッキリしていて、大変美味しゅうございました。
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 ひやおろしをサクッとやっつけ、さらに長野の「大雪渓」もやっつけ、シメの赤ワインへ突入。
 3世代で、世界平和について熱く語りました。
 ちなみに会話に参加しないマイペースの次女が読んでいるのは、「はだしのゲン」。
 彼女は彼女なりに、平和について考えているのだろうか。
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 ん?
 りゅうちぇる?
 酔って記憶なし・・・
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 次の日も、相変わらず天気が悪い。
 実家でのんびり目を覚まし、雨の中、シークレット・ガーデンをぶらぶら。
 ばあちゃんの、趣味の世界です。
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 今、ばあちゃんイチオシの、シュウメイギク。
 雨露によく映えます。
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 早生のカキは、もうすぐ食べられるそうです。
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 古いアルバムの中に、懐かしい愛犬コロとの写真を発見。
 ああ、この頃は純粋でイノセントな心を持っていたのに、今じゃもう・・・!
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 天候も不安定だったので、本日もインドアに過ごします。
 富山県近代美術館で金曜から始まったばかりの、「藤城清治展」に、みんなで行ってきました。
 有名な影絵作家で、誰もがどこかで、一度は作品を見たことがあると思います。
 とても趣向を凝らした展示となっていて、夢のような、幻想的な光の世界を体験できます。
 興味のある方は、ぜひ一度、観覧してみて下さい。
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 お昼は、実家近くのラーメン「五右衛門」にて。
 富山ブラック系のお店で修行したマスターが作るラーメンは、ブラックが苦手な方でもガッツリいける、現代的な味付になっていて、おススメです。薄切りチャーシューもたっぷり入って美味い!
 今日も、ごちそうさまでした。
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 家に戻り、子供たちが美術館で買ってもらった、藤城清治さんの「ぶどう酒びんのふしぎな旅」を開く。
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 藤城さんの情緒ある美しい影絵と、人生を考えさせる深い内容の物語が絶妙にマッチした、なんとも素晴らしい絵本でした。
 子供だけでなく、大人も、まさに「ぶどう酒」を片手にじっくりと味わえる、そんな作品です。
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 連休最終日、さすがにインドアで過ごすと病気になりそうなので、雨あがりの午後、近所の呉羽山公園に行ってきました。
 わりと最近整備された、県立図書館側のエリアです。
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 真っ赤なヒガンバナが、今年も花を咲かせています。
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 毎年、秋分の日(お彼岸)近くになると、いっせいに花を咲かせます。
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 ホントに、なぜこんなに正確な体内時計(植物時計?)を持っているのか、不思議でなりません。
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 そして、子供の腹時計も、かなり正確。
 強風の中、気合でおやつタイムです。
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 秋は、確実に近づいています。
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 あっという間の3連休でしたが、のんびり、まったりと魂の充電ができました。
 みんな、ありがとうね。
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 実家へ行くたびに、つくづく思う。
 親ってやつには、ホントかなわない。
 自分も仕事に就き、結婚して、家庭を持ち、少しは同じ土俵に立てるかな、なんて気でいたけど、まだまだ、なんのなんの、全然かなわない。
 そのやさしさに、その大きさに、その深さに、毎度のことながら、たじろいでしまう。

 恩返しをするつもりが、気づけばいつも、愛情の洪水で返り討ち。
 その溢れた愛は、親には到底返しきれない。
 だから、それを今度は、自分たちの子供に対して注ぎなさい。
 そういう解釈で、いいのかな。

 ああ、それにしても、まったくもう。
 親ってやつには・・・

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