カケヒのしづく

そして、魂の叫び。

我慢をガマンし春を待つ


 太陽輝き雪融け進み、木々芽吹き花咲き誇る春は、雪国に暮らす人間にとって、単なる四季のひとつではなく、暗く長く厳しい冬からの解放を意味する、待ち焦がれていた季節なのです。
 それが、今年はコロナのお蔭様でザ・ガマンの日々。
 その春のど真ん中にある、小躍りしたくなるような楽しいゴールデンウィークも、今年はまさにガマンウィーク。
 そんな環境下ですが、それなりに小確幸を味わった日々を、ご報告したいと思います。

 連休前半、気持ちのいい晴れの土曜日。
 部活がなくエネルギーを持て余す長女と、呉羽丘陵トレイルランニング。
 実はけっこうなアップダウンがあって、なかなかハードなコースなのです。
 呉羽山なめんな。
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 途中、地味に古墳とかもあったりして、文化的刺激もあるコースです。
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 呉羽丘陵フットパスをひたすら南下すると、鷹見台へと辿り着きます。
 お弁当でも広げれば、気持ちのいい所なのですが…
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 帰りはフットパスを外れ、梨畑のほうへ下ります。
 あたり一面、梨の花で雲海のようでした。
 今年も、甘くて美味しい呉羽梨、楽しみにしてます。
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 汗だくになって家に帰り、シャワーを浴びて午後からはお散歩。
 いつもの環水公園へと向かいます。
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 定点観測の眺め。
 かつては、天気のいい日は、いてもたっても居られなくなり条件反射で山に向かってましたが、今はこの眺めを観られるだけで、穏やかな幸せを感じるようになりました。
 環境の変化による、心境の変化。
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 いつも満員の「元・世界一美しいスタバ」も、今はひっそり。
 テイクアウトのみ、営業しているそうです。
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 まさに、水と親しむ公園です。
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 ふだん当たり前と思っている、ふるさとの豊かな水資源に、感謝の心を。
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 とても気持ちのいい、散歩コースです。
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 カモさんたちも、気持ちよさそう。
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 自宅裏の土手から、ハナダイコン越しの白き峰々。
 癒されるなあ。
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 翌日は天気が悪かったので、Stay home。
 ミルで豆を挽いて淹れるコーヒーは、ちょっとリッチでマンダムなひととき。
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 ひきこもり生活用にアマゾンで購入してみた、「ウノフリップ」と「ワンナイト人狼」。
 ウノフリップはカードの裏表で遊ぶウノの進化系、ワンナイト人狼は人狼ゲームを簡素化して少人数でも楽しめるようにしたもの。
 どちらもなかなか盛り上がりますので、よかったらお試しを。
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 そしてSWエピソード9が届き、我が家の銀河系にもバランスがもたらされました。
 こうやって時系列的に並べてみると、なんとも感慨深い。
 40年以上にわたって繰り広げられた、壮大なる家庭内喧嘩および痴話喧嘩、事業承継失敗例のすべてが、今ここに...
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 そしてガマンウィーク後半。
 春の馬場島へ、花&山菜パトロールに行ってきました。
 毎年GW、ここでキャンプを張って宴会をしていたのですが、今年はなんとも寂しい限り...
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 でも周辺には、コロナに関係なく、たくさんの花たちが春の訪れを知らせていました。
 目にも鮮やかなブルーの、キクザキイチゲ。
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 朝露でスケルトンになるサンカヨウ。
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 健気に気高く群生するカタクリ。
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 そして春の恵みも。
 平地では伸びきったコゴミも、まだまだ現役。
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 コシアブラはこれから、という感じでしたが、美味しい筆の部分を少し。
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 ああ、なんとも切ない、愛しき馬場島。
 コロナが落ち着いたら、また足繁く通いますので、どうぞよろしく!
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 ここもまた、定点観測。
 ふるさとの、白き峰々と清冽な流れに、感謝感謝。
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 午後からは実家に行き、庭で3世代BBQ(byホットプレート)。
 涼しくて虫もいないこの時期が、3世代BBQにはちょうどよいのです。
 お肉は、畜産関係の職に就いている姉夫婦からのサービス。
 飲食店の休業が続き畜産業者も経営が厳しく、関係者で支え合っているそうです。
 美味しいお肉、ごちそうさまでした!
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 午前中の馬場島パトロールで調達した山の恵みも。
 コシアブラはオリーブオイル&ガーリック炒め、コゴミはツナマヨ和えにして美味しくいただきました。
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 日が暮れたら屋内に移り、夜の北アルプ酒縦走。
 実際には登れない分、お酒で山へ熱い想いをぶつけます。
 限定品の立山と、ポップでラブリーな幻の瀧、どちらも美味しゅうございました。
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 実家に泊まって、翌日はいつもの中央植物園へ。
 ここ数年、定番の流れです。
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 ちょうど藤の花が見ごろで、蜜を求めてハチがブンブン飛び回っていました。
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 なんとも古風で上品な、甘い香りが漂っていました。
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 みんなが健康で、笑顔でいられる、それが何よりの幸せ。
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 季節の花々を愛でながら、のんびり散歩。
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 気持ちの良い水辺をゆく。
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 のんびりとした、平和と癒しのひとときでした。
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 帰る途中、いつもの「ぱんだ・ぱんだ」でパンをたらふく購入。
 外食は自粛中ですが、テイクアウトのパン屋さんは大繁盛。
 美味しいパンをたくさん食べて、これまた幸せな気分になりました。
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 連休のシメ、5月5日は長女の誕生日。
 スーパーで買ってきた季節の切り花を、次女が素敵に活けてくれました。
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 そして恒例のケーキ作り。
 長女のリクエストによりチーズケーキとなりましたが、普通では面白くないので...
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 ジャーン、今回は「キャラメルバナナチーズケーキ」の出来上がり。
 今は本当に、ネットにいろんなレシピが載っていて、実に便利です。
 みんなの好物の組み合わせで、予想通りの美味しさでした。
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 15歳の誕生日、おめでとう。
 臨時休校が続いていろいろ大変だけど、この経験もあなたの「こやし」にして、さらに大きく成長していって下さい。
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 午後から、長女のリクエストにより、みんなで「サウンド・オブ・ミュージック」を鑑賞。
 かなり久々に、通して全部みました。
 約3時間の大作ですが、55年前の映画とは思えない映像・音楽の素晴らしさと、普遍的な人間愛の訴えに、時間を忘れて没頭しました。
 いやあ、名作と呼ばれるものには、やはり理由があるのだなあと、しみじみ思った次第。
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 夕方から天気が回復してきたので、川沿いの土手で「誕生日おめでとうラン」。
 自分と長女はラン、妻と次女は自転車。
 それぞれが、それぞれのペースで。
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 長女が生まれて15年間、なんだかんだと晴れているような気がする、5月5日。
 神さまからの、ささやかなお祝いなのかもしれない。
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 夜は、長女のリクエストでお寿司。
 そしてついでに、また立山登山(笑)。
 おめでたい夜は、和やかに、静かに更けていきました。
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 時は流れて先週末。
 庭のハナミズキも、たくさん花をつけました。
 長女の誕生祝いで植えたこの木、これからも元気に育ってほしいです。
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 次女が理科の課題で育てているジャガイモ、ようやく芽を出しました。
 なんとか無事に成長して、我が家の食費の足しになって下さい...
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 5月の第2日曜日は、母の日。
 というわけで、日中それぞれの実家に寄ったあと、夜は家族でささやかなお祝い。
 立山の次は、やはり剱岳に登っておかないと(笑)。
 オヤジの手料理「豚バラと大根のさっぱり煮」と、ます寿司食べ比べ、ホタルイカなど。
 しかし「まつ川」と某社のます寿司、比べるとその違いに唖然とする...
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 花を贈ろう。
 手紙を贈ろう。
 感謝の気持ちを、カタチにしよう。
 いつも本当にありがとう。
 これからも、どうぞよろしくお願いします。
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 我慢。
 我慢というと、何があっても投げ出さずに耐えるという、日本人好みの良いイメージの言葉のようだけど、元は仏教の用語で、本来の意味は違うらしい。
 「慢」とは慢心の慢で、うぬぼれ心を指し、我慢とは「我」に対する「慢」なので、「自分こそが正しく他人は間違い」という心を指す。
 そうならないようお釈迦さまが戒めているのだけど、時代の流れと共に、自分自身に固執する=強情であることを表すようになり、やがて「自分の意志を通す強さ」に変わり、安土桃山〜江戸時代には「忍耐」というプラスの意味になって現代まで続いている、とのこと。
(「1から分かる親鸞聖人と浄土真宗」HPより)

 さて、この「自分こそが正しく他人は間違い」という考え方。
 まさに現在のコロナ事態において跋扈している、「自粛ポリス」の心理そのものではないだろうか。
 自粛して不便に耐えている自分こそが正しいから、そうでない人々を許すことができない。
 自分こそが正義だから、悪に対して徹底的に鉄槌を下しても構わない。
 そんな発想のもと、店舗に貼り紙や投石をしたり、県外ナンバーの車を監視したり、SNS投稿の粗探しをして炎上させる...

 コロナが恐ろしいのは、人々の身体を不健康にさせる以上に、精神まで不健康にさせてしまうところだろう。
 自粛ポリスたちが、「我慢!我慢!」と目をギラつかせながら新たなターゲットを狙う今の状況を、お釈迦さまはどんな胸の内で、見守っているのだろう。
 たとえ綺麗事に聞こえるとしても、今は、仏教でいう「我慢」を「ガマン」して、みんなで手を取り合って危機を乗り越えていくことが、人類に与えられれた試練なのだと思う。

 そしてこの大きな試練を乗り越えた後、きっと、本当の春が来る。
 必ず、春は来る。

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イマジン


 先々週末、三密を避けて薬勝寺公園へ行ってきました。
 こちらは富山市中心部よりもちょっと遅れて満開になるので、時期をずらして桜を楽しむことができます。
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 池のまわりには、のんびりと釣りを楽しむ人々。
 しっかり、ソーシャル・ディスタンスを保っています。
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 背の低いタンポポが、なんとも愛らしい。
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 過ぎゆく春を楽しみながら、のんびり歩いたひとときでした。
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 夕方、実家にコゴミを届けるついでに近況報告。
 その道のプロであるじいちゃんばあちゃんに、家で過ごす極意を学ぶ。
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 翌日は、呉羽の五百羅漢周辺へ。
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 こちらはもう桜も終わりかけでしたが、それなりの風情はありました。
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 咲いても散っても心惹かれる、日本人の美意識。
 11歳のあなたは、何を想うのだろう。
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 庭のチューリップは、コロナどこ吹く風で、元気に咲いています。
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 ハナダイコン揺れる土手沿いを、のんびり散歩。
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 町内の神社の桜も、すっかり葉桜に。
 楽しそうにブランコに乗る、幼き姉妹。
 娘たちも、小さな頃はここでよく遊びました。
 懐かしいなあ。
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 夕方、最近日課となっている、長女との富岩運河ラン。
 部活中止につき、筋トレとランで基礎体力を維持するしかないのは、山に行けない自分も同じ。
 ニーズが合致して、最近難しくなっていた長女との距離が縮まったのは、不幸中の幸いか。
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 先週末、本来ならば関東の山友さんと一緒に、残雪の立山を楽しむ予定でした。
 が、当然のことながら早々に中止を決断し残念がっていたところ、その山友さんから嬉しい贈り物が届きました。
 鎌倉紅谷の銘菓、「クルミッ子」です。
 以前にも頂いたことがあり、我が家全員が大ファンの、超絶美味しいお菓子なのだ。
 本当に、ありがとうございました!
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 そして先週末は、またもや晴れ間に三密を避けて中央植物園へ。
 桜はもう終わりかけでしたが、季節のいろんな花が咲いていました。
 ここは、楽園か。
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 八重桜、モコモコとして毬のようでかわいい。
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 なんだか、上高地みたいで山気分。
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 なんだか、白木峰みたいで山気分。
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 リラックス姉妹。
 やはり、人間も光合成が必要です。
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 湖畔にニョキニョキと生える、謎の生命体。
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 水辺にゆらゆらと漂う花びらに、ゆく春を想う。
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 ベンチ姉妹。
 コソコソ、恋の話でもしているのかと思いきや...
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 ...おやつタイムかよ!
 先ほどのクルミッ子を、温かい紅茶と一緒に、美味しく頂きました。
 ぎっしり詰まったクルミ、ほろ苦く甘さ控えめのキャラメル、香ばしいバター生地が、奇跡のハーモニーを奏でて、食べだすと止まりません。
 山の行動食としてもピッタリなこのお菓子、ああ、はやく山に行きたい!
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 葉桜の並木道も、風情があってよろしい。
 わずかな時間でしたが、春とおやつを満喫した、小確幸なひとときでした。
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 家に帰って軽く筋トレ&ランをして、いつもの儀式。
 こればっかりは、自粛するわけにいきません。
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 関係ないけど、長年使っていた掃除機が壊れ、ついに我が家もダイソンデビュー。
 意外に軽くて音も静かで、そしてさすがの吸引力。
 こりゃあ、掃除が楽しくなるなあ(ならアンタ掃除係ね、って言われそう...)!
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 夕食は、旬のタケノコご飯とブリの塩焼き、肉じゃがを美味しく頂きました。
 今スーパーに行くと、地元の魚介類がかなり安いのに気づく。
 このブリも、氷見の天然ものでしっかり脂がのって、大きめの四切れで500円ほど。
 おそらく、大都市の飲食店が営業を自粛している影響で行き場を失い、供給過多となり値崩れを起こしているのだろう。
 しかしよく考えると、普段は県外の需要によって価格が引き上げられているだけで、今は値崩れではなく、むしろ適正価格になっているのではないか、とも思ってしまう。
 自給自足で地産地消の時代には、富山の人々は、もっと安くて美味しい魚を食べていたんだろうなあ。
 いろんな事情はあるだろうけど、経済における価格決定メカニズムって、なんだかヤルセナイなあ、としみじみ思いながら飲むお酒は、ちょっと苦い味がしました。
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 緊急事態宣言が全国規模に拡大される中、ちょっと前まで数名だった富山の感染者数も、あっという間に100名を超えました。
 自分の勤務先も2班に分かれ、両者が接触しないよう、交代で業務を行っています。
 子供たちが通う小中学校も、連休明けまで臨時休校が延長されました。
 今まで経験したことのない未知の事態に、戸惑い、恐れ、委縮する日々が続いています。

 そんな中、ネットやSNSでは、イライラを募らせてやたら攻撃的になる人々が増えていて、ちょっと悲しくなってしまう。
 正解のない政府の対応がいちいち気に入らなくて、とにかく批判する人々。
 感染者の氏名や住所を特定して、本人や家族を攻撃することに一生懸命な人々。
 クラスター発生現場で命がけで働いている医療関係の方々に対し、心ない差別的発言をする人々。
 不要不急の登山の様子をSNSにアップして炎上させる人々、そしてそれにキツイ言葉で噛みつく人々。
 どうか、自分自身の言動が、まわりにどんな影響を与えるのか、もう少し想像力を働かせてほしい。

 
 ジョン・レノンの「イマジン」の歌詞に、こんな一節がある。
 「 Imagine all the people living for today... 」
 (想像してごらん すべての人々が 今日のために生きていると...)

 医療関係者も、福祉関係者も、教育関係者も、企業経営者も、会社員も、公務員も、専業主婦も、児童学生も、年金生活者も、フリーターも、政治家も、すべての人々が、今日のために、精いっぱい生きている。
 そんなことを想像したら、今、どんな言動をとるべきか、自ずとわかるはず。
 罵りあい傷つけあうのではなく、支えあい労りあって、この難局を乗り越えていきたい。

 想像してごらん、大切な人の笑顔を守るために、今、何をすべきかを...  

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 追伸:半世紀近く経ってなお響く静かな叫び、今こそ聴き直したい。



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livedoor プロフィール

カケヒ

山と酒と音楽と家族をこよなく愛する、アンニュイでペシミスティックな富山県人です。

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