カケヒのしづく

そして、魂の叫び。

やがていつか父になる


 先週の土曜日は、梅雨の中休みの晴れ予報。
 下界は30℃近い真夏日予報だったので、涼を求めて、大辻山の白岩川コースに行ってきました。
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 朝の木漏れ日が幻想的に降り注ぐ、神秘の沢をゆく。
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 気温は18℃ほどで、快適です。
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 そしてすぐに、このコースの核心部へ。
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 トップはお姉ちゃん。
 慎重かつ大胆に行きましょう。
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 ロープはしっかり固定されているので、ゆっくり登れば大丈夫です。
 不測の事態に備えて、いつでもアクションできるように見守る!
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 お姉ちゃんがしなやかに登ったあと、今度は次女がワイルドに登ります。
 意外と安定感があります。
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 核心部を越えれば、あとは涼しげな快適空間が続きます。
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 ひとときの癒し。
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 水はどこまでも清く、澄みきっています。
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 ジャブジャブ進む。
 多少濡れても、気にしない!
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 太陽からのエネルギーを、いのちの源に変換する、尊い活動。
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 両手両足を使って、スラブ状のところをよじ登る。
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 おぬし、なかなかいい目をしとるのう。
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 やがて沢は小さな水の滴りとなり、そして急斜面を越えていくと・・・
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 あれまあ、北尾根ルートに合流です。
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 気持ちいい新緑の中を進む。
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 さあ、あと少し!
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 そして出発から2時間弱で、大辻山(1,361m)。
 いつ来ても、開放感ある山頂です。
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 本日は、ドーナツランチ。
 みんなを幸せにする、不思議な食いもんです。
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 寛ぎのひととき。
 虫の襲撃を覚悟してましたが、意外に殆どおらず、かなり快適でした。
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 大日、立山、弥陀ヶ原方面。
 次第に雲がモクモクと立ち上がるのも、夏の風物詩。
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 そして暑いこの季節、デザートにぴったりなのが、冷凍ゼリー。
 ふつうのフルーツゼリーを凍らせて、保冷バッグに入れて持ってきます。
 ランチタイム頃には、ちょうどよいシャリシャリ感に!
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 あまりに幸せで、ワタシ、裸足になっちゃうわよ。
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 ガスはかかっているものの、青空も見え、静かで気持ちのいい山頂でした。
 また、来ますね!
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 下りは、本道コースをのんびり行きます。
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 やっぱり、新緑シャワーが気持ちいい。
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 駆け抜ける自然児。
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 そして1時間ほどで、下山完了。
 ああ、今日も無事に帰ってくることができました。
 山の神様、ありがとうございました。
 沢から登ってブナ林を下るこの周回コース、変化があっておススメです。
 但し、沢は滑りやすく、ルートが不明瞭なところもあるので、若干の懸念あり。
 まずは、経験者の方との同行で、一度お試しください!
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 翌日の日曜は、父の日。
 お互いの実家を訪ね、普段恥ずかしくて言えない感謝の気持ちを、子ども(両親にとっては孫)をダシにして、なんとか伝える。
 妻の実家には、お酒と手紙を持っていったのに、逆にランチをごちそうになってしまう。
 か、かたじけない・・・
 「ダンデリオン」のオムライス、たいそう美味しゅうございました。
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 次に自分の実家に行くと、当然のように昼間から酒盛りが始まる。
 まあ、父の日だから、いいよね、いいよね、いいよね・・・
 ワインのような若鶴の純米大吟醸「粹」は、サクランボとの相性ばっちりでした。
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 そして必ず始まる、習字教室。
 じいちゃんと孫との、コミュニケーション・ツールのひとつですね。
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 父の日サプライズ!
 特に意味はありません。
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 その日の夜は、ささやかなお祝いをしてもらいました。
 みんな、いつも本当にありがとう。
 父ちゃん、これからも、頑張るよ。
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 週明けから、日帰り出張で関東へ。
 凄まじく高温多湿な梅雨っぷりで、かなりの体力を消耗しました。
 ジトジト、ベトベト、モワーン。
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 午前中は横浜、午後から東京という強行軍。
 北陸新幹線のおかげで、今まで前泊が必要だった出張が、すべて日帰りOKに。
 喜ぶべきか、悲しむべきかよくわからんけど、とりあえず、ビールをガブ飲みさせてくれ!
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 女性は、出産という一大イベントを通して、正真正銘の「母」になる。
 見返りを求めず、果てしなく滔々と注がれる、その愛情。
 赦せないことなど何もない、無条件で包み込む、その優しさ。
 たとえ全世界が敵になろうとも、身を挺して守り続ける、その強さ。
 まさに、母は偉大なり。

 それに比して、男はどうか。
 自分の子ができたからといって、すぐに父になるわけではない。
 恐る恐る、不器用に、はれものを触るかのように、ふれあってゆく。
 愛情の注ぎ方がよくわからなくて、時に空回りしたり、ぶつかったり、傷つけたり。
 子どもがいろんな経験をして成長するのと同じように、男性も子育てを通じて、なんとか、「父」になりたいと願うのだ。
 そしてやがていつか、父になるのだろう。

 妻よ、子どもたちよ、いつもありがとう。
 父でいさせてくれて、本当に、ありがとう。

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梅雨を嫌わないで


 先週の土曜、北陸地方は未だ梅雨入りせず。
 おそらく最後の晴れ間、剱さまの雄姿を見納めしようと、通好みの展望台、赤谷山(あかたんやま)に行ってきました。
 ちょっと寝坊して5時40分、白萩川のゲートを出発。
 沢の豪快な音を聴きながら、林道をてくてく歩きます。
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 しばらく行くと、大猫山登山口のある取水堰堤へ。
 治水工事で新たに道が整備されているものの、崩れた上部から岩がカラカラ落ちてきます。
 ブナクラ下部は工事でだいぶ様変わりしていますが、よく見るとちゃんとリボンがあるので、見落とさぬよう。
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 最初の渡渉の後、森に入ります。
 新緑のグリーンシャワーが、眩しすぎる。
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 朝陽に照らされたウツギが、とうせんぼ。
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 小ブナクラ、大ブナクラと渡渉し、最後の戸倉谷を渡る。
 どの谷も水量は豊富で、降雨後は避けたい。
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 勢いよく流れ落ちる、戸倉大滝。
 秋は見えないことが多い。
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 朝露でやや透け感のある、サンカヨウ。
 もう少し時間が早ければ、もっとスケスケだったかも。
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 気品のある佇まいの、シラネアオイ。
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 黙々と登り続け、目指すブナクラ峠をロックオン。
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 樹林帯を抜け、独特のゴーロ帯を登ります。
 岩は見た目以上にしっかり固定されていて、意外と安全です。
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 7時30分、ブナクラ峠へ。
 ここを左に行けば猫又山、右に行けば赤谷山。
 お地蔵さまは、今日もブナクラ谷をやさしく見守っています。
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 ブナクラ峠から、てくてく歩いてきた谷を見下ろす。
 バックには、奥大日岳、大日岳から大熊山の稜線。
 手前には、クズバ山と中山が仲良く並ぶ。
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 黒部側には、後立山連峰のオールスターたち。
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 うつむきながら朝陽を浴びるコイワカガミ。 
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 さあ、目指す赤谷山をロックオン。
 その背後には、「麗しのあのお方」の姿がチラリズム。
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 北側の斜面には、まだ雪がべったり。
 登りはともかく、下りはアイゼンがあったほうが安心です。
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 ゴタテを背景に、ツツジが映える。
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 いやらしい雪の斜面を進む。
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 これはひょっとして、かなり薄いけど、「環水平アーク」?
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 ちょっと緊張する残雪ゾーンを抜けると、あとは雪のない稜線歩き。
 けっこうヤブが濃いので、暑くても長袖で!
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 そして8時55分、赤谷山(2,260m)。
 ひゃー、やはりいつ来ても、ここからの剱は迫力が違う。
 頂上台地はまだたっぷりの雪、雪が解けるとここは、一面のチングルマ畑となります。
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 ヤバい剱岳。
 剱岳は眺める方角によって、その表情を様々に変える。
 北側から眺めると、こんなふうに見えるのです。
 奥の早月尾根と手前の小窓尾根が、二重稜線の如く複雑な美しさを醸し出しています。
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 ヤバい後立山オールスターズ。
 やはり、全体的に黒っぽいですね。
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 ヤバい鹿島槍ヶ岳、五竜岳。
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 ヤバい唐松岳、不帰ノ嶮、白馬三山。
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 ヤバい大日岳、奥大日岳。
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 ヤバい早月小屋の赤い屋根。
 こうして見ると、すごいロケーションに建ってます。
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 ヤバい赤ハゲ、白ハゲ、池平山から剱本峰。
 ヤブヤブパラダイス。
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 ヤバい山おやつ、月餅。
 ごまとクルミの香ばしいあんこが、タマラン。
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 風もなく、あまりに気持ちいいので1時間以上ものんびり過ごす。
 ゴタテの稜線には、あっという間に夏のような雲がモクモク。
 後ろ髪引かれながら、10時ちょうど、下山開始。
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 さあ、しばらくは会えないであろうこの眺めを、網膜に焼きつけて。
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 下りは、毛勝三山の巨大な山塊を眺めながら。
 毛勝三山、4月に周回したのが、もう遠い昔のことのよう・・・
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 大きな花を咲かせるキヌガサソウ。
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 元気のいいオオバキスミレ。
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 稜線を離れ、ちょっと手ごわい雪渓に戻る。
 先が見えないのはちょっとコワい。
 安全第一で、アイゼンをつけてゆっくり下ります。
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 ゴタテに映えるオオカメノキ。
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 危険地帯を抜けたところに、猫又山のベストビューポイントがあります。
 平坦で、池塘と残雪があるので、テン場としてもなかなかナイスです。
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 この山域、この標高で、ヒメシャガが咲いているのを初めて見た。
 けっこう、目を引く存在です。
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 10時50分、再びブナクラ峠へ。
 ちょっと霞んできました。やはり予報通り、午後からは崩れそうです。
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 花をめでながら、のんびり下る。
 明るい気分になる、ミヤマキンバイの群生。
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 清冽な沢の流れ、渡渉もまた楽し。
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 木陰にぼんやりと浮かび上がる、幽霊のようなギンリョウソウ。
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 そして12時10分、白萩川ゲートへ。
 ああ、今日も無事に帰ってくることができました。
 イケメン剱の雄姿をしっかりと拝むことができて、これで安心して梅雨を迎えられます。
 山の神様、どうもありがとうございました。
 相変わらず通好みな山で、週末ながら、今日も2名の方としかお会いしませんでした。
 ブナクラ下部は治水工事でかなり様相が変わっていますので、初めて行かれる方は単独だとちょっとわかりにくいかもしれません。経験者との同行をおススメします。
 北側斜面の残雪は、まだ当分残ると思われますので、アイゼンがあったほうが安心です。
 さあ、まだ昼過ぎ、家に帰って、子どもと遊ぼう。
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 翌日は、次女のリクエストにより、富山市科学博物館でプラネタリウムを鑑賞。
 まわりが暗くなると、ついつい眠たくなって、しばしのおやすみタイム。
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 昼食は久々に富公へ。
 470円のラーメンや650円のチャーシューメンは、決して技巧的ではなく、昔ながらのやさしく飽きない味。
 どうかここにだけは、アベノミクスも黒田バズーカも届きませんように。
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 午後からは、この時季おなじみの、頼成の森の「花しょうぶ祭り」へ。
 気分はすっかり梅雨モードです。
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 梅雨の空気には、しょうぶやアジサイのような、青や紫系の涼しさが似合いますね。
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 ワンポイントの黄色が効いてます。
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 迷路のような木道で遊ぶ。
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 しょうぶの葉の香り漂う、足湯でのんびり。
 だんだん、身体ポカポカ、汗はダラダラ、あー、ビール飲みたい!
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 鮮やかな清涼感に癒される。
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 彩りの散歩道。
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 老若男女が集う、和みの空間でした。
 6月19日まで開催しているので、お近くの方はぜひ。
 入場無料ですが、運営にはかなりの労力がかかってます。
 募金箱が置いてあるので、心ばかりの気持ちを、チャリンとね!
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 頼成の森まで来たからには、もちろん公園で遊ばないわけにはいきません。
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 懐かしいなあ、一体いつ以来だろう。
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 童心に帰って遊ぶ。
 ていうか、もともと、立派な子どもか。
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 実は仲良しなんです、このふたり。
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 家に帰って、ビワの収穫。
 なんにもお世話してないのに、勝手に大きくなって、勝手に実がなります。
 ホントに、ありがたいことだ。
 昨年は収穫のタイミングが遅れ、殆どカラスに食べられてしまったので、今年はしっかり!
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 豊作です。
 これだけあると、食べがいがあります。
 高いところにある実は穫れないので、カラスさん、どうぞ召し上げれ!
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 月曜、ようやく北陸も梅雨入りしました。
 梅雨って、なんだかジトジトムンムンして、洗濯物が乾かず、カビが生えたり食中毒が起こったりと、あまりいいイメージがないかもしれない。
 でも、必要のない季節なんて、ないのです。
 気候の変化に富む日本に生まれたからには、いろんな季節を、いろんな方法で楽しみたい。
 そんな余裕をもった人間に、わたしはなりたい。
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 「梅雨を嫌わないで」

 梅雨を嫌わないで
 酢豚に入ったパインのように
 ハンバーガーに挟まれたピクルスのように
 嫌わないでください
 わたしはいのち
 田畑を実らせ いきものの喉を潤す
 遥かなる天の恵み

 梅雨を省かないで
 長すぎるジーンズの裾のように
 マンネリ化した会議の定例報告のように
 省かないでください
 わたしはかすがい
 かがやく新緑と ほとばしる盛夏とを繋ぐ
 静かなる季節の架け橋

 梅雨を呪わないで
 憎むべきテロリズムのように
 忌むべき悪徳政治家の不祥事のように
 呪わないでください
 わたしはわたし
 ブルーに過ごすか 前向きに捉えるかどうかは
 あなた次第

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 ※inspired by 新川和江「わたしを束ねないで」


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