ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ中学生くらいの時に読んでおきたかったな。
せめてこの本が出た当時(2001年=高校2年)に読んでいたら、
僕の青春精神史は変わっていたかも知れないです。
『NHKにようこそ!』で有名な滝本竜彦のデビュー作。
青春小説としては第一級の面白さ・・・だと思う。
いやー。滝本はよくわかってんなー。
僕たちがどんな小説を読みたいのか。
ライトノベル(なのかな?)っぽいのを読むのが久しぶりなので
なんだか懐かしい感じもありつつ
後半はページをめくるのが待ち遠しいような「あの感覚」を味わうことができました。
「いつの間にかページをめくっていて、いつの間にか時間が経っている」ような
子どものころの読書体験、あれに近い。
『NHK』の岬ちゃんもそうだけど
滝本は女の子を描くのが上手い。絵理ちゃんかわいい。ちょっとバカなところがいい。たまらない。萌える。最高。いい。ああ。あああああ。
文章とキャラクターに「読ませる力」があるので、
重厚そうなテーマ全部抜き取って「ライトノベル」に徹しても
悪くはないかなーと思った
伏線もちゃんと張ってるし。
(気付かない人は気付かないような伏線もあってそれもまた楽しい。)
面白かったです本当に。ただ、やっぱり中学生くらいの頃に読みたかった。
「死ぬ」とか「生きる」とか「絶望」とか「希望」っていうことが
意外にも深く描かれていてビックリした。
それもどこか逆説的に。皮肉的に。実はかなり才能あるんじゃないだろうか滝本。
これが「奇跡の一作」で、ひきこもりのまま死んでいく、なんてことのないように。
このままひきこもり小説家として活躍してください。