2か月ぶりのちゃぼまつです。
シーズン23にて、最終2桁を達成しました。
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1.言い訳タイム(※最重要)

S22は最終結果100位台で、5シーズンぶりに最終2桁を逃してしまい、Xから逃亡しました。
言い訳すると
⓵環境変わりすぎからの時間無さすぎ。
 レギュF→Gの時はそれほど感じなかったのですが、G→Hは別ゲーと思うほどに環境が変化しました。みんな正解・勝ち馬を求めて試行錯誤していたため毎日のように環境が変わっていました。仕事&育児で毎日1、2時間程度しかゲームを触れない自分には環境の変化を追うのがあまりにも厳しく、後手後手になって構築をまとめ切れませんでした。

②最終2桁ラインを読み間違えた
 これまでの競技人口数と照らし合わせて、シーズン22の最終2桁ラインを「2130」と考えていました。6:30時点でレート2120(余裕で最終2桁)だったのですが、あと1勝を求めて潜った試合で負けてしまい、出勤時間が来てタイムアップ。

③ガチグマとブリジュラスは違法入国

以上、醜い言い訳タイムでした。シーズン23ではある程度環境が固まっていたことでじっくりと構築を考えることができ、最終2桁を収めることができました。



2.構築経緯

 ※構築の形はシーズン22でほぼ完成していたため、この思考はシーズン22時のものです。
⓵ ハッサムをどの型で使うかpokemon-0212-00
 H環境でハッサムを使用する上で、ハッサムの代名詞である「とんぼ返り」が相手のブリジュラスにアドを稼がれるという明確な逆風が明らかだった。また火力のデフレにより、ミライドンやパオジアンのような、とんぼ返りから着地させていた「圧倒的なエース」枠が環境に存在しないことから、繰り出し回数に制限のあるハッサムでサイクルを回す意義が皆無だと感じた。そこで、レギュHでは純粋な積みアタッカーとしてのエース運用することを決めた。

② 2枚目のエースpokemon-0445-00
 ハッサムの明確な弱点としてpokemon-0637-00pokemon-0911-00pokemon-0128-02が挙げられた。そこでこれらに強いエースを考えたところ、炎に通る地震をタイプ一致で撃て、100族の上から攻撃できるpokemon-0445-00が適任であると考えた。
ガブハッサムの並びが美しいため、構築の見た目をオシャレにできたのもよかった。

③ 初手要員Apokemon-0038-01
 デフレ環境とはいえ、ハッサムの耐久値がそこまで高くないので、壁サポートとしてキュウコンを選択。副産物としてガブリアスとの相性も良く、相手の構築によってエースを自然に切り替えられる点が非常に良かった。

④ 初手要員Bpokemon-0473-00
 ウルガモス+カイリューやラウドボーン、受けループなど、壁よりも優先してステルスロックを撒きたい構築も多かったため、ステロ要員を模索。「ハッサムとの攻めの相性補完もよく、初手ブリジュラス&
ガチグマに出し負けない」という構築に必要な全ての条件を満たしたマンムーを採用。

⑤ ミラー対策pokemon-0911-00
 壁ミラーを解決するためにラウドボーンを採用。ミラー対策だけでは枠がもったいなかったので隠密マントを持たせ、地味にきついキョジオーンやバトン構築の対策枠とした。

⑥ 受けループ対策pokemon-0908-00
  
積み構築にとって最も天敵となるのが受けループである。最初はジャローダを採用していたが、露骨な対策のためバレやすいのと、裏選出をされたときに腐る点が気になった。そこで、誰も警戒しないであろう「やどみがマスカーニャ」を採用。ピンポイント対策だったが、このポケモンのポテンシャルの高さに気づいてからは普通にスタン構築にも投げていた。最終2桁の立役者となった。

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構築完成!

★セールスポイント
⓵ガチカイサフゴブリジュラスを採用せずに戦える構築(刺さる人には刺さる宗教)
②麻痺や1撃技に依存していない。(聞こえはいいが、これがそもそもの間違いであった。詳しくは後述。)


3.個体紹介

ハッサム
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SV初のアタッカー運用。前述したとおり、サイクルパーツとしてハッサムを使うことにメリットを感じなかったため、満を持して構築のエースになってもらうことにした。
エースである以上、環境の中心である【カイリュー・サーフゴー・ガチグマ・ブリジュラス】の全てに対応する必要があるため、技構成はバレパン、叩き落とす、インファイトとした。
テラスタイプについては、耐性変更よりも火力重視かつ技範囲の広さを生かせる♰ステラ♰を選択。(安定の採用率圏外)
元々の鋼虫タイプが優秀なので、耐性変更できないこともさほどデメリットではなく、炎技を回避したい盤面もあったがそれ以上にステラの火力に助けられることが多かったのでこの選択は正しかったと思う。(知らんけど)
壁構築ではあるが、対面選出をすることも多かったので火力は最低限にとどめ、耐久に多く振っている。

【火力目安】
・H132B4までのマルスケ有カイリューに対して、+2バレパン⇒+ステラ2バレパンで確定
・H244B4マルスケ有カイリュー対して、+2ステラ叩き⇒+2ステラバレパンで確定
・H4ガチグマに対して、ステラインファ+ステラバレパンで確定=襷ガチグマに壁無しで対面勝てる
・H4サーフゴーに対して、ステラ叩き+ステラバレパンで確定

【耐久目安】
・ステロ+鉢巻カイリューの飛行テラバースト確定耐え
・ステロ+ブリジュラスの+1エレクトリックビーム確定耐え
・C特化サーフゴーのシャドーボールをオボン込み確定2耐え

ガブリアス
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前述のとおり、ハッサムが出せないpokemon-0637-00pokemon-0128-02構築に対してのエース運用。テラスタイプは、もともとは鬼火を拒否できる炎で使用していたが、ウルガモスは鬼火の所持率が減り、特に警戒しなくてよいと感じたのでアシーレヌや飛行テラスしたブリジュラスに刺さる電気に変更。副産物として雨構築のペリッパーを初手で破壊し、そのままキュウコンで天候を奪ってイージーしたり、あと投げされるヘイラッシャに刺すなど、様々な場面で活躍した。
持ち物も最初はイカサマダイスを使用していたが、スケショはS操作技として使うことが多く、戦いのほとんどは地震かテラバを押していたので、これらの火力を上げられる命の球に変更。スケショは「タイプ一致で撃てるニトチャ」感覚で使用した。

【火力目安】
・ステロ+電気テラバでB特化アシレーヌを81%の1発 
・ステロ+電気テラバ×2でB特化ヘイラッシャを71.4%の乱数2(残飯回復2回混み)
・地震がB特化ブリジュラスに68.5~83.2%
・+2地震でH244B4ガチグマが12.5%の1発(やばすぎ。クマがね)


Aキュウコン
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壁+アンコールができるスーパーサポートキャラ。
努力値については、耐久に振りすぎると「技を耐えすぎてしまう」ため、臆病C252ブリジュラスのラスカを壁下で確定耐えまで振って、あとは火力を上げた。
テラスタイプはボディプ、神速を透かして詰められるゴースト。キュウコンにテラスを切ること自体が最早対戦として負けているので、ほぼ切ることはなかった。霊テラスして勝った試合は多分0。
技構成について、初手によく投げられるペリッパーやラグラージ、アシレーヌに対して撃てるフリドラと等倍範囲が広いムーンフォースを採用。H4振り炎ケンタロスに対して93%の乱数なので、実は対面勝てる。炎ケンタロスを誘い狩りして、対策を突破しまくっていた。
初手に投げるよりは2匹目以降に投げることが強いと気づいてからは、後述するマンムー⇒キュウコンの並びを形成し、基本選出として活躍してくれた。

【火力目安】
・ムーンフォースがH4ケンタロスに対して93.3%の乱数2発
・フリーズドライがH252ペリッパーに対して129%~
・フリーズドライがH252ラグラージに対して18%の乱数1発
・フリーズドライがH252アシレーヌに対して38.5%~45.9% 

ラウドボーン
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ミラー対策として使用。ついでにキョジオーンやルミコクエス、バトン構築の対策枠としても重宝した。このデフレ環境では火力を積み技で補う構築が多く、特性天然のポケモンは構築に必須急だと感じた。耐久調整、技構成ともに疑問を感じつつ使っていたので、要検討枠。
全てのガチグマ、ドドゲザン、ハッサムに上をとられていたので、その辺も不快指数が高かった。

マンムー
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かつて7世代最強と謳われた「むったん」を継ぐ者、むったんZ
対面性能の高さに加え、攻撃技が3つで完結できるためステロを採用できる点や、ブリジュラスに対して飛行テラスを含めても1匹で対処できること、加えてガチグマにテラスを切らせられるなど様々な評価ポイントがある。全体順位で80位なのはさすがに過小評価されていると思う。
特性は一部の相手に対面性能を高められる厚い脂肪。キュウコンの吹雪を低ダメージに抑えられ、壁下でも殴り勝てるなどのメリットが生まれる。最も有効に働くのは鉢巻マスカーニャのトリプルアクセルである。熱い脂肪以外だと、30%の乱数になってしまう。
威嚇は対策しておきたい特性ではあるが、威嚇を使えるポケモンがそもそも環境に少ないことから、考慮しなくてもよいと判断。炎ケンタロス対面ではだいたい脱出パックインファを押されるので、テラスして地震をぶち込む。
基本選出の1匹として非常に活躍してくれた。


マスカーニャ
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今期のMVP。また発明してしまった。
対受け構築対策として始まったマスカーニャ。しかしそのポテンシャルは想像をはるかに越え、スタンパーティに対しても普通に投げられる最強のポケモンへと昇華した。
受け構築への運用としては、
⓵初手マンムーでステロを撒く
②大体ラッシャが出てきてマンムー倒される
③マスカーニャを出す
④ハチマキに見える相手は技確認のためにまもるを押す
⑤身代わり
ゲームエンド
である。受け構築にやどみがに抗う手段が殆どないため、ハメ倒すことができる。
ヘイラッシャが「まもる」を押した瞬間ゲームを終了させられるこの型はまさに、受け対策として再現性が高く最強であった。相手視点の唯一の正解は「まもらずに攻撃」であるが、アタッカーマスカーニャ環境であり、相手視点もこんな型を考慮できないため再戦以外で攻撃されることはなかった。
⓵デフレに加えてSラインも下がっている現環境においてマスカーニャのS種族値123は最速クラスであり、特性「いたずらごころ」によるやどみがと遜色がない。
②トリックフラワー、叩き落とすという優秀すぎる攻撃手段も持ち合わせているため、押し込みも強い。
③やどみが耐性のあるサーフゴーにも一致抜群をつける
④ついでにママングライもこのマスカ1匹で完封できる。

など、もう数えたらきりがないほどの偉いポイントがある。
唯一の弱点は、ヘイラッシャ構築によくいるすり抜けドラパルトスケイルショットなどの連続技であるがこの点についても、フェアリーテラスすることで両対応できている。
環境、ラッシャの取り巻き、タイプ、技。全ての事象が噛み合い、このマスカーニャを強く動かすことができた。
本構築においてはあくまで補完枠ではあるのでそこまで考察を深めていないが、もしかするとこのマスカーニャを軸にすることで最上位を目指せる構築が作れるかもしれない。それぐらい強いポケモンだった。ピン刺しでも構わないのでぜひ使ってみてほしい。


4.基本選出
⓵基本の「き」
pokemon-0473-00pokemon-0038-01pokemon-0445-00orpokemon-0212-00
刺さっている方をエースとして選出。判断基準としては、ガチカイサフゴブリの中から3匹以上いたら絶対ハッサム、ウルガモス、炎ケンタロスがいたらガブという感じで投げていた。通称”マンコン選出”

②相手にヘイラッシャが居たら
pokemon-0473-00pokemon-0908-00pokemon-0212-00orpokemon-0445-00
マンムーマスカで完結しているため、@1は何でも。ブリジュラスが居たらガブ、マスカやオオニューラが居たらハッサムという感じで投げていた。テラスをマスカーニャに切ることが多いため、素の耐性が優秀なハッサムのほうが優先。マンムーでヘイラッシャを誘えない時はガブやハッサムで誘う。とにかく「マスカーニャ対面でヘイラッシャにまもるを使わせたら勝ち」を意識して戦う。

③イエニューラ
pokemon-0473-00pokemon-0911-00pokemon-0908-00
実は一番きつい構築。この選出しかできないが、この選出をしたとしても釣りまくらないと勝てない。裏選出された瞬間、パワーがなさ過ぎて負ける。「最終に当たるな」と祈りながら潜った。結果1度当たったがなんとか勝てたのでよかった。

だいたいこんな感じです。

5.反省と課題
<反省>
最も反省するべき点は「運要素を完全に排除した」ことである。電磁波や一撃技など、上振れる技を一切排除した構築となった。上振れの無い構築というと聞こえはいいが、大きな欠点があって、それは
「TODになる試合が爆増した」ことである。特に受け構築に対しては確実性を求めてやどみがやラウドボーンによる身代わり粘りなどの戦術をとっていた。しかし、社会人&育メンにとってはポケモン対戦=時間との闘いでもある。とにかく時間がない中でレートを上げる必要があるので、TOD勝負は、たとえ勝ったとしてもあまりにも効率が悪い。最終日もTOD勝負が7回も起きたことで、1時間以上の時間を奪われた。もともと構築がTODを想定した建付けになっておらず、そもそも時間を計りながら対戦する習慣もないため、普通に時間配分ミスして負けることも多かった。
対戦時間確保のため、来期は何らかの対策を検討したい。
一撃技は社会人にとって救世主なのかもしれない。

<課題>
ハッサムをしっかり軸として構築を組むことはできた。しかし、これまでのパオハッサムやミライハッサムと比較すると、構築に物足りなさを感じざるを得ない。その理由を考え続けた2シーズンだったが、シーズン23を終えて1つの結論が出た。それは「ハッサムの相方は特殊高火力ポケモンがベスト」ということである。これまでのハッサムの歴史を振り返ると、ラティハッサム、ミライハッサムが一般的にも有名である。(パオジアンは最早火力が高すぎて物理特殊の話ではなくなっていた)
勿論これまでにサザンドラやウルガモスなど現環境で使える特殊ポケモンには触れてきたが、納得できるものはなかった。
ハッサムの相方としてベストな特殊ポケモンはだれか。これを発見できた時、私の求めるハッサム構築は真の意味で完成すると思う。

5.おわりに
とにかく見た目が好きなポケモンだけを使って2桁をとれたことが何よりうれしいです。シーズン22終了時点で手放そうかと思っていた構築でしたが、メンツが好きすぎて「絶対このメンバーで最終2桁とる」と心に決めて挑みました。2桁帯では決して高い順位ではないですが、努力が実ったことがうれしいです。来シーズンは新構築の研究のために時間を当てるつもりですので、シーズン25でまた最終2桁を取れたらいいなと思います。