sigoto_design_labのブログ

ワッツコンサルティング株式会社代表高橋寛美による、いい仕事をしたい人へのメッセージ。経営コンサルティング、マーケティングのフィールドで培ってきた方法論や仕事の進め方に関わる指針、脳力開発の指針などについてとりあげて行きたいと思います。 Copyright © 2011 Wat's Consulting Inc. All rights reserved.

2024年4月 『人生航路の贈り物』とは

今月の一言



出典『「青春」という名の詩 幻の詩人サムエル・ウルマン』
宇野 収 作山宗久著(産能大出版部



代表・高橋の一言

今日から4月。新入社や異動の季節です。お得意先で一緒に仕事をさせていただいた縁ある人の中にも、新たな人生をスタートする方々がおられます。その中には家族を守るために退職し、新たな仕事に就いた方もいらっしゃいました。大変な覚悟で決意され頑張っておられるに違いありません。

その方に少しでも気持ちを届けることができたらと「今月の一言」を探しました。出典となった本ですが、たくさんの経営者に愛された「青春」という詩と作者のサムエル・ウルマンについて宇野 収、作山宗久の両氏が掘り下げたものです。

私はその昔(40年ほど前でしょうか)、「青春とは人生の或る期間をいうのではなく心の様相を言うのだ」と言う一節から始まる「青春」と言う詩に遭遇しました。問題を抱え、生き方を模索していた時期でした。「年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時に初めて老いる」と言うフレーズに、どんなに皮膚のしわが増えたとしても、どんな環境を受け入れたとしても、どんな困難に直面していても、失ってはならない心の持ち様があると教えてもらいました。

同書の最終章にはサムエル・ウルマンの「青春」以外の詩も掲載されており、その中からこの詩が目に止まりました。

2024年3月 状況判断と立場・観点の整理

今月の一言



『状況判断の行動学 ―行きづまり打開の「脳力」開発法― 』 (城野 宏 PHP研究所 1979年7月)


代表・高橋の一言

インターネットにつながる世界は、こちらが情報を選んでいるというより、こちらが情報に選ばれている感があります。通販サイトからは、こちらの関心に合わせた「おすすめ」情報がひっきりなしに届きます。SNSを開くと、興味あるテーマが自動的に表示され、自分と同じような意見を持つ人とだけ付き合うことができるようになりました。知らないうちに、自分の意に添うように物事をみてしまう傾向性も強まっているように思います。

しかし、現実の世界はもっと複雑で、何もせず待っていても状況が自分の意に添うようになることはありません。入手した情報から状況判断を行い、自身の行動を起こしていかなければなりません。

今月の一言は、「脳力開発」の生みの親である城野宏先生の書籍から引用させていただきました。インターネットの黎明期(あるいはそれ以前)に書かれたものですが、私たちが習慣とすべき行動指針は、全く色褪せていないと思います。状況判断とは自分自身の戦略選択であり、その実現のための判断です。

情報はそれを出した人の立場を反映し、受け取る人の立場によって見え方が異なります。城野先生は、一人の人間の立場とは、自己の利益の戦略方向を表していますので、その人の扱うプラスという情報は、その人の戦略方向に合致し、マイナスという情報は、戦略に反しそれを阻害すると評価される情報であるとされています。情報の背景にある立場・観点の整理をして、自身にとって大切な事実は何かを明らかにできるように心がけたいものです。


今月の一言  スタッフが主体性を発揮できる「何のため」

今月の一言



デール・カーネギー



代表・高橋の一言

「成果の出る仕事の仕方に変えたい」という相談があり、現状把握に努めながら、社長が目指したい事は何か、どんなゴールを描いているのか、発足するプロジェクトの「何のため」に、一致点を見出すため、現在話し合いを重ねているところです。

プロジェクトが成功するか否かは、顧客のためになり、会社の利益になるのはもちろんのこと、そこに動員されるスタッフが、喜んで動いてくれるか否かにかかっています。人はこちらが思った通りには動かないものです。だから、スタッフ自身がその気になって動けるような環境をつくって行く必要があります。多くのビジネスマンにも読まれたデールカーネギー氏の『人を動かす』には大切な指針が紹介されています。

かつて、スタッフの売上目標がなかった会社に、目標によるマネジメントを導入することになりました。売上目標を達成するための実行計画を立てPDCAの管理サイクルを回します。しかし、現場の販売スタッフにとって「目標」には恐ろしい響きがありました。契約するか否かは、最終的にお客様が決めることであり、その目標が最優先されるとなれば、結果を出すために自分のお客様に無理なお願いをしなければならなくなるのではないか・・・そういう恐れを感じていることがインタビューの結果わかりました。

そこで、契約という結果を産むために必要なプロセスを明らかにし、そのプロセスの管理可能な行動目標に注目することにしました。結果を産むために、どれだけ種子を植えたか、どれだけをそれを育てたか、という要因系の努力に集中することにしたのです。管理可能なとは「自分が努力すればやり切れる」ということです。とともに、スタッフがお客様の立場を思う気持ちを尊重し、お客様と共に相談事を解決して行くプロセスを「見える化」し、そのスキルアップ研修にも取り組みました。もちろん、一朝一夕に出来上がることではありませんが、販売スタッフがお客様とWIN・WINとなる仕事のあり方を目指したのです。スタッフのみなさんは、その努力の方向に納得し満足しました。今、そのみなさんは仕事に誇りを持って一騎当千の活躍をしています。


2024年1月  「課題先進国」だからこそできることがあるはず


『「課題先進国」日本』 小宮山宏(元東大総長)著 中央公論新社 2007年



代表・高橋の一言

明けましておめでとうございます。
年頭に、皆様のご健勝とご発展をお祈りいたします。

新しい年が明けました。「今月の一言」は、「課題先進国」という見方を提供してくださった、小宮山宏元東大総長の著作、『「課題先進国」日本』から引用させていただきました。2007年の出版ですが、さまざまな社会課題が深刻になるにつれて、その主張はますます輝きを増しています。

小宮山先生によれば、「課題先進国」日本とは、「エネルギーや資源の欠乏、環境汚染、ヒートアイランド現象、廃棄物処理、高齢化と少子化」など、「まだどの国も解決したことのない課題が山ほどある」という意味です。そして「日本の課題は遠からず世界の課題となる」。だから、課題の多さや大きさに悩むのではなく、誇りを持って課題解決に取り組もう。これまでも、日本は公害、エネルギー不足といういわば先進的な課題を他国に先駆けて克服した経験を有するのだからと。また、小宮山先生は、「自らの意思と能力によって自らの課題を解決する、それが人類の未来を切り開く道だ」と、「課題 解決 先進国」になる意味を訴えています。成功すれば、日本は「世界史のなかでいよいよ主役を演じることができる」とも。

小宮山先生は、この著書の中で、日本の目指すべき国家像を示していますが、同時に、一人ひとりの心の変革を促していると感じました。「自らの意思と能力によって自らの課題を解決する」とは、これからの課題解決には模倣するモデルがないからです。私たち一人ひとりの足元の課題や問題についても、同じことが言えると思います。真剣な努力のもとに知恵が生まれ、解決の道が開けます。私たちが直面する課題は、自分を鍛え成長させるためにあると認識してチャレンジして参りたい!


記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

sigoto_design_lab

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ