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4月20日。やっと解禁です。アルケミーの待ちに待ったデビューの日です。

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3月1日の解禁日には絶対にお目にかかれない光景がありました。いつの間にか山里もすっかり春めいていて、どうして今まで川に立てなかったのだろうと不思議でなりませんが、スケジュール半分やる気半分というところでしょうか。

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朝職場に用事があったので、日曜出勤の代休を取ってはいたものの、蜻蛉さんから声がかかっていなければタイヤ交換と毛鉤巻きでダラダラ過ごす1日で終わっていたと思います。持つべきは友ですねぇ。実はcaddisさんからも声をかけていただいていて、別にやりたい流れがあるcaddisさんとは駐車スペースで落ちあってご希望の「白いディアヘア」を渡したあと、それぞれ別の流れに入渓。

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カワゲラですよね?10番サイズより大きかったですよ。もう渓は盛期を迎えている感じ。

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じゃあ12番のこいつに当たり毛鉤になってもらいましょう。という釣り人サイドの身勝手は魚が許してくれず、そうこうするうちに蜻蛉さんの小さい毛鉤にヤマメがヒット。私もあっけなくサイズダウンしました(笑)。これはアンチスピン・エルクヘアカディスのニホンジカディアヘアバージョン。マテリアルどうこうよりもその巻き方の特徴からスピンしないのでティペットよれが生じません。その性能を確かめる意味でも16番にサイズダウンしたものも同じパターンを使いました。そして期待通りの結果を得ることができました。まあこれだけで満足なので魚はオマケみたいなもの。

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アルケミーのグラスロッドのデビューの日ですから、用心してジョイントをニューメデールで補強。これですっぽ抜けの心配なくキャスティングを楽しめます。

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20センチ弱ですかね。これが2尾目。記念すべき今期最初の1尾の写真はないけど、まあだいたいこれと同じぐらいですよ。

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その後もいくつかパターンをかえてみたものの、良い反応が得られるのは16番だけ。大きなカディスが産卵のために水面を叩いている場面もあったのに、そういうところで魚の反応はなく、この日ライズを目撃することはなかったんですね。なので出した魚は瀬の流れの筋をうまく流れた毛鉤に反応したものだけでした。

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これがこの日最後の魚で、ちょっと悔しかったのは、これでも20センチはあるのですが、実は毛鉤にアタックしてきた二回り大きな魚が食い損ねたあとでヒットした奴なんです。これが食わなければ、もしかしたらセカンドチャンスでもっといいサイズと出会えたかも。まあいいや、そいつは次回の宿題としておきましょう。

アルケミー・ダーマ754セミ・パラボリック。このグラス竿は名人Oさんがデモロッドを試し振りしたときに「まるで竹竿そのもの」とおっしゃったように、バンブーライクな重量感があるので、この日の釣りではできるだけ肘の上下動を控えて腕が疲れないように振りました。それでもティップが直線に近い軌道を描いているのは、割と尖ったループができることから推察できました。なのでわずか半日ではありましたが、竿が勝手に仕事をしてくれる感じで、重いのにキャスティング疲れが出にくい、いい竿だなと改めて思った次第。まだ1回目なので、これからいろんなフィールドでラインシステムを換えながらいい組み合わせを探していくという楽しい作業が待っています。