Weekly 咲-saki- Today(四季出版)

基本月木土20:00更新(という名の不定期更新) 咲-saki-のSSを中心に書いていくブログです。 たまにりゅうおうのおしごとやガルパンのSSも書きます。

2016年08月

それは例年よりも高い温度と温度が肌にまとわりつく、いつもより鬱陶しい夏だった。

 中学二年生の夏休みも中盤に差し掛かり、麻雀ならばそろそろ聴牌する者も出ようかという時期に、福与恒子は怠惰な日々を過ごしていた。

 夜中までテレビを見ては、昼ごろに起き、飯を食ってはゴロゴロとする。そんな毎日をさも当たり前に過ごし、石が坂を転がり落ちるように、それに対してなんの抵抗をするわけでもない。曜日感覚すらままならなくなっている彼女は、当然夏休みの宿題なんぞは後回しだ。そんなものは夏休み最終日に終わらせればいいのだ、というのが彼女の辞書の夏休みのページにはデカデカと赤字で書いてある。

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恭子「末原ラーメン一丁!」

洋榎「恭子、ラーメンに指入ってんで」

恭子「入れてんねん!」

洋榎「なんで入れんねん!末原味になってまうやろ!」

恭子「それが末原ラーメン本舗の中華そばや!!」

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「ただいまぁー」



 私の日常はいつもこう。サッカー部の練習を終え、帰宅し、お風呂に入り、そしてリビングでくつろいでいるとお姉ちゃんが帰宅する。




 でも今日は少し違う。



 今日は中学最後の大会があった。これで私は晴れてサッカー部を引退し、生粋の受験生の身になる。晴れて、といっても市大会決勝でPKを決められてしまい、そのまま試合終了。私が止めていたら勝てたかもしれない、私のせいで負けたんだ、とゴールキーパーの立場からするとそうにしか考えられない。でもそんなこと言ったら、チームメイトから慰めの嵐が来そうだし言葉にはしなかった。

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