(※ケイダジが苦手な人は注意してください)











夏の夜。

冷房をつけていても、暑くて寝付けない日がある。

そんな時はいつも、好きな人の顔が脳裏に浮かぶ。

ケイのことだ。


ケイは私のこと好きだろうか。


そんなことばかり気になる。

連絡してみる?

いやいや、夜も遅いし起こしたら悪い。

会いたい。

こんな寂しい夜に、隣で寝ていてくれたら。


ケイは私のこと好きだろうか。


初めてケイと会ったあの日、私は何かに囚われていた。

聖グロリアーナの規則だとか、隊長だとか。

でも、学校は違えど同じ立場であるケイは違った。

例えればそう、同じ花の蜜を吸う存在でも、女王のために蜜を集める働き蜂と、自由に飛び回り自分の好きな蜜を吸う蝶のように。

初めは妬ましかった。

私ができないことを平然とやってのける彼女を潰してやろうとも思った。

私の得意な戦車道というやり方で。


散開する敵を一地点に集め、一網打尽にするやり方で。

絶望と屈辱と恥辱を受けさせようと思った。

しかし、その作戦は相手には見抜かれていた。

一両だけ背後に残して隠していたファイアフライにフラッグ車が抜かれあっさりとこっちが敗北。

あんだけバカにしといて負けるなんて恥も恥。

顔も見せたくなかった。

それでも彼女は、開口一番。

「面白い作戦だったわ。またやりましょう」

と言ってくれた。

その時私は、恋に落ちた。

あれだけバカにしといて褒めてくれる人なんていなかった。


それから何度か連絡を取って、一緒にディズニーランドに行った。

赤レンガ倉庫にも行った。

ハウステンボスにも行った。

グラバー園にも行った。

好きだと言い出せないまま時間だけが経ち。

それでも、告白してくれたのはケイだった。

答えは「はい」か「Yes」かしかない。


付き合い始めはよく会っていた。

しかし、最近ではあまり会う機会も減ってしまって……。


ケイは私のこと好きだろうか。


無意識に携帯を確認してみる。

代わり映えしないツイッターのタイムライン。

ローズヒップのくだらないフェイスブックの投稿を見ながらいいねを押しておく。


「眠れないなぁ」


ふと開けたLINEに、新着メッセージが一つだけあった。


ケイからだ。


そのメッセージに私は目を疑った。


夢なんじゃないか。


あるいは、さっきまで目を瞑ってたから、画面の光が眩しすぎて目がおかしくなってるんじゃないか。


違ってたら嫌だから何度も確認した。


何度も何度も確認して、それが現実で、本当に送られてきたメッセージなんだと認識する。


『今から会えない? ちょっと寂しくて』


そう書いてあった。


『もちろんよ。私も寂しかったとこ』


すぐに返した。


ケイは私のこと好きだろうか。


その答えは今からあってから聞いてみよう。


でもこれだけは言える。


これだけなら、なんの躊躇いもなく言える。


だって。


私はケイのこと好きだから。













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あとがき
 ケイダジ書くと伸びるんですって。
 ガルパンのカップリングの中で一番綺麗だと思いますけどね、ケイダ
 あー、いやノンカチュもいいな。
 ダーカチュも捨てられないな。
 もうなんでもいいんじゃねえか!
 ローズヒップとかもっとカップリング欲しいですけどね。
 どうでしょう?
 サンダースって長崎にあったんですね。
 そんな感じで、また次回!