(ラブライブ!サンシャイン!!SSです)









 今日は何でもない日。

 何でもない平凡な一日。

 太陽の日差しが日に日に強くなり、八月という夏の本番に向かって段々と気温が上がっていく途中の日。

 そのはずなのに、なんでだろう……。

 何かが、おかしい?

「ヨハネちゃんおはようずら!」

「ヨハネちゃん今日も練習頑張ろうね」

「ヨハネじゃなくて善子……ってあれ?」

 隣を颯爽と走り去っていくずら丸とルビィ。

 確かにリトルデーモンにしたけれども、私のことをヨハネと呼ぶなんて……。

 おかしい。


 おかしいのはそれだけじゃない。

「ヨハネちゃん、暇なら手伝って欲しいことがあるのですけれど……」

「だからヨハネじゃなくて善子……って、ダイヤ……さん?」

 それだけじゃない。

「ヨハネちゃん、今日の練習ちょっとハードにする?」

「ギルキスの新曲どうする? ヨハネちゃん」

 果南に鞠莉まで……。


 うーん、なんだこれは。

「ヨハネちゃーーーん、今日は一緒に帰る?」

 曜……。

「曜、何もう! みんなしてヨハネヨハネって!」

「嬉しくない?」

「嬉しいけど、そうじゃなくって!!」

「おっ、梨子ちゃーん」

「あっ、ヨハネちゃんおたん……じゃなくて、今日も練習頑張ろうね」

「おたん?」

「いやいやいや、違うの。違くて、違うの」

「リリー何か隠してる?」

「梨子ちゃん、このあと予定あるから……じゃぁねぇ」

「ちょっと! 曜!! 行っちゃった……」

 そそくさと行ってしまった。

 うーん、なんだこれは。

 っていうか、今日は何なんだ!


 練習が始まる前、準備運動が始まる前に問いただす。

「今日、みんなどうかしたの? ヨハネちゃんヨハネちゃんって!」

 大声で、屋上から発した声が山に、そして海に響き木霊し、反響して聞こえる。

 すると、千歌が立ち上がり、もじもじしながら。

「えー、っと、その……」

 一拍置いて。

「せーの」


「「「「「「「「ヨハネちゃんお誕生日おめでとう!」」」」」」」」


 言われて一瞬時が止まった。


 誕生日……?


 そうか今日は……。

「あ、ありがとう。って、それとヨハネちゃんってのは関係ないでしょ!?」

「あるよ」

 千歌が言ってから、曜口を開く。

「ヨハネちゃんって呼ばれたら嬉しいと思うって、その梨子ちゃんが……」

「違う違う。私は鞠莉ちゃんに……」

「No! あたしは果南に……」

「えー、あたしはダイヤに聞いたよ?」

「私だって、花丸さんに……」

「ずらぁ!? オラはルビィちゃんから聞いたよ?」

「ピ! ルビィは千歌ちゃんに……」

「えっ、私は……」

「「「「「「「じーーー」」」」」」」

「私ですよ! もぉー! そういう犯人探しはやめよーよ! 恥ずかしいじゃん!」

 一息置くと。

「えへへ、まあ、そういうこと。だからさ、これからもよろしくね。ヨハネちゃん」


「こっちのセリフよ。バカ」














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あとがき
 ノープランで書いてたら、ダイヤさんと呼ばないでみたいな話になってしまった。。。