2007年01月09日

投資入門編 その2 「発行市場と流通市場」

今回は株式や債券などの「発行市場と流通市場」の意味を解説します。
わかりやすくまた国債を例に挙げて説明してみます。
国が国債を30兆発行しますが、直接投資家には販売せずに一旦証券会社に全て引き受けてもらいます。
これが「発行市場」です。別名Primary marketともいいます。
具体例でいくと、国はそれぞれA、B、C・・・、Jの合計10の金融機関に3兆円ずつ国債を引き受けてもらい、30兆円を調達します。
その後各金融機関はその3兆円分の国債をいろんな投資家に販売します。例えば郵便局がやっている個人向け国債のようなものですね。
これが「流通市場」です。別名Secondary marketとも呼ばれます。

まとめると、
発行元企業(国)→金融機関 「発行市場」
金融機関→投資家      「流通市場」

株についても同様で、株を発行する、それを証券会社が引き受ける、証券会社が取引所を介して投資家に販売する、という流れです。
ですから一般の人が株を売ったり買ったりしているのは、「流通市場」というわけなんです。
したがって株を買っても、直接企業から買ってはいない、他人から買った、ということなんですよね。
次回は証券投資のキャピタルゲインとインカムゲインについて書いていこうと思います。





おまけ
ちなみに有価証券の売買や売買の仲介業が証券会社の主な仕事とも言えます。
じゃあInvestment Bank(投資銀行)と証券会社ってどう違うの?というと、
Investment Bankは日本の普通銀行と証券会社の中間的な存在みたいな感じです。
日本の場合金融ビックバンでの規制緩和の結果、住み分けがなくなって外資系と銀行系、証券系が3者とも投資銀行業務を行っています。
したがって、そのへんの制度上の混乱もあってか、僕がよく人に「お前とてもじゃないけど銀行員に見えない」といろんな人に言われる理由は、世間的には銀行員=銀行系商業銀行員という昔のイメージがあるからです。
僕は元々投資銀行業務のなかでもコーポレートファイナンスがやりたかったので、企業との関係が強い銀行系証券マンを進路に選んだ、そんな感じです。
まあそのへんを理解してほしい、って意味で書きました。



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