2006年09月25日

喜怒哀楽の向こう側

 お気に入りのアーティストのアルバムが3年ぶりに発売されました。タイトルは「A Posteriori」。posterioriとは、うしろを意味する語のようです。背骨という意味もあるみたい。

 それにしても、聞いてみて不思議な感じ。
 この人のアルバムはいつもそうなんだけど…今回は特に。まぁ相手は元々音楽だから、当然言葉にするのは難しい。それでもなんとか言葉にするなら…喜怒哀楽の向こう側、とでも言えようか。そこには「感情」が読み取れない。音楽にも関わらず、沈黙と鼓動が脈打つ意識とでも言うべき「何か」が存在する。


 これを解説は「コズミックな」と書いていた。
 う〜ん。宇宙かぁ…。確かに、命を最大限に拡散させたものが宇宙。そして私たちはその中に抱かれた行為者であり、その息吹の背後には常に永遠の照覧者たる者がいて、沈黙を守りながら私たちとともに存在している。

 そのような混在を許可する大いなる者。その存在を最近やっとわかるようになってきた。私がここにあることに理由なんてないってことも。だから今はただ「考える」より沈黙に浸っていたい気がする。喜怒哀楽の向こう側で。


silence_master at 11:23│Comments(0)

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