7月30日のジャカルタ・グローブ紙によると、インドネシア最大のセメント・メーカーであるセメン・インドネシア(Semen Indonesia)の上半期決算は、売上が対前年同期比33%増の11.4兆ルピア(約1100億円)、利益が同23%増の2.6兆ルピア(約260億円)となったそうです。
同社幹部によると、同社の国内マーケットにおけるシェアは、前年同期の40.9%から43.6%に拡大しました。
インドネシアにおける国民一人当たり年間セメント消費量はいまだ223キログラムに過ぎず、これはマレーシア、タイ、ベトナム等の周辺諸国の半分にしか過ぎないとのことで、まだまだ増大の余地は大きいと同幹部は見ているようです。
海外については、売上が5120億ルピア(約51億円)と前年同期比で170%も増大しており、同社は、ベトナムやミャンマーにおけるM&Aを通じて、更なる売上拡大を志向しています。
http://www.thejakartaglobe.com/business/semen-indonesia-cements-top-position-with-23-profit-rise/
今年は、6月に燃料補助金の削減が実現されたので、これまでその補助金のために支出されていた巨大な財政資金がインフラの建設に振り向けられる可能性が高く、これが実現すれば、セメント産業の成長には拍車がかかることになると思われます。