田村哲太郎のインドネシア経済・株ブログ

データの記載には人並みの注意を払っているつもりですが、一人で書いておりますし、人間のすることですから、間違いが全くないというわけはないと思います。間違いにお気づきになられた方は、 tamuratetsutaro@gmail.com にご一報いただければ幸甚に存じます。 なお、投資は自己責任でお願いします。当方では、当ブログの記載に基づくいかなる責任も負うことができません。

2014年04月

425日のジャカルタ・グローブ紙によると、インドネシアで生活関連物資を扱っているユニリーバ・インドネシアの今年第1四半期決算は、売上が8.73兆ルピア(約760億円)、利益が1.36兆ルピア(約120億円)となり、売上は前年同期比15%増加、利益は5%の減となりました。

 

減益の原因は、ルピアの値下がりによる経費の増加であるとのことです。

 

http://www.thejakartaglobe.com/business/weak-rupiah-high-cost-goods-hit-q1-unilever-profit/

421日のジャカルタ・グローブ紙によると、インドネシア中央銀行のワルジヨ副総裁は、インドネシアの4月のインフレ率が年率7.2%程度に収まるだろうとの見方を示したとのことです。

 

同副総裁は、今年第一四半期のインドネシアの経常収支赤字が年率換算でGDP比2%未満になるだろうとも述べています。

 

http://www.thejakartaglobe.com/business/indonesias-inflation-seen-slowing-april-central-bank/

416日のジャカルタ・グローブ紙によると、インドネシア中央銀行のアラムシア副総裁は、インドネシアにおけるインフレ圧力の後退が継続するならば、2015年には金融緩和の余地が生じるだろう、と述べたとのことです。

 

同副総裁の予想では、インフレ率は2014年末には5%程度に低下し、2015年には4.5%以下になる可能性があるとのことです。

 

このような見方を先取りしたのか、選挙後に成立する新政権が経済政策を向上させると見込んだ海外のファンドは、2014年になってから27億ドルをインドネシアの株式市場につぎ込んでいます。

 

http://www.thejakartaglobe.com/business/indonesia-sees-possibility-easing-monetary-policy-2015/

 

47日のジャカルタ・グローブ紙によると、インドネシアの消費者信頼感指数は、201211月以来最高の数値に達したとのことです。

 

3月のこの指数は、118.2であり、2月の数値から2ポイント、前年同月から1.4ポイント上昇しました。

 

国民の収入への期待、就業状況、ビジネス状況も、改善、向上が予想されています。

 

インドネシア中央銀行は、2014年のGDP成長率を5.7%と予想しています。2013年の実績値は5.78%でした。

 

DBS銀行のエコノミストであるグンディ・チャヤディ氏は、インドネシアGDP55%を占める個人消費は、今年前半は5.6%成長と予想され、この数値は、過去3年間の年前半成長率の平均値よりも0.3%高いと述べたとのことです。

 

3月のインフレ率は、20136月以来の最低値である5.9%に落ち着きました。

 

株価の指標であるジャカルタ総合指数は、今年初め以来13%上昇しています。

 

このような良好な経済ムードは、今年予定されている議会選挙と大統領選挙が円満に実施されると消費者が予想しているから、と見られています。

 

http://www.thejakartaglobe.com/business/indonesian-consumer-confidence-rising-amid-improving-economy/

  

41日のジャカルタ・グローブ紙によると、インドネシアの2月の貿易収支は7.85億ドルの黒字となりました。

 

黒字確保の原動力となったのは、石油と天然ガスの輸出増大でした。

 

他方で、3月のインフレ率は前年比7.32%となり、2月の7.75%から低下し、昨年7月の5.9%以来の最低を記録しました。

 

http://www.thejakartaglobe.com/business/indonesia-swings-trade-surplus-790m-february/

 

私のようにインドネシア株に投資している者にとっては朗報ですが、この傾向が継続してくれることを祈るばかりです。

 

 

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