1月15日のジャカルタ・グローブ紙は、インドネシア南タンゲラン市長アイリン・ラクミ・ディアニ女史(画像添付)の華麗なる収賄疑惑を報じています。
同市長は、1976年生まれ、パダドゥジャラン大学で法学修士号を取得した後タンゲラン地方政府の弁護士として活躍し、2011年に市長に当選しました。
同市長の夫のワワン氏は、マネー・ロンダリングの疑いで訴追されているようです。
この夫妻の蓄財した資産の額は公称9億円とされていますが、実際にはそんなものでは済みそうもありません。目下、詳細を調査中ですが、次から次へと隠し財産が暴かれています。
特に目を引くのが、夫妻のカー・コレクションで、今までに発見されたものだけでも、次のとおりです。
レンジ・ローバー・スポーツ メルセデス・ベンツ
ランボルギーニ(2台) トヨタ・アルファード
ミニ・クーパー フェラーリ(2台)
ニッサンGTR ベントレー
ロールス・ロイス レクサス
トヨタ・ランド・クルーザー トヨタ・カムリ
大型車から小型車まで、より取り見取りです。ついでに、バイクでは、ハーレー・ダビッドソンが見つかっています。
これらのうちの1台、2009年型ランボルギーニだけでも7000万円前後するそうですから、総額ではかなりのものになるでしょう。
夫妻は、不動産に関しては、200件以上の物件の権利書を隠していたようですから、こちらの金額も半端ではないはずです。
5000万円で辞職した猪瀬都知事が知ったら、大東京の知事にしてあの程度の金で転んだ我が身の不幸を呪うかもしれません。
ところで、このアイリン市長、司法当局に対して、お金の出所に関し、次のように述べたとのことです。
「職業も富も試練も、人が得るものは、全てアラー(神)に由来し、アラーに帰属する。」“One’s job, wealth and challenges all come from Allah and belong to
Allah”
http://www.thejakartaglobe.com/news/the-10m-mayor-my-wealth-comes-from-god/