ジャカルタ・グローブ紙によると、ボストン・コンサルティング・グループは、現在7400万人であるインドネシアの中産階級が、2020年には1.4億人に達すると予想しているとのことです。

同グループは、インドネシアの「中産階級」を「生活のために家賃のほかに毎月平均200万ルピアの支出を行う世帯」と定義付けています。

1.4億人という人口は、現在のロシアの人口とほぼ同じです。日本の人口総数以上であり、インドネシアの近隣の新興国であるタイやベトナムの総人口をはるかに上回ります。

ボストン・コンサルティングによれば、この巨大な中産階級が購買の対象としているものは、生活必需品の分野からより高級な分野、たとえば、耐久消費財、家電製品、自動車、金融サービスといったものへと移行していくようです。

http://www.thejakartaglobe.com/business/indonesian-middle-class-will-reach-141-million-by-2020-bcg/577668
http://www.thejakartaglobe.com/business/local-firms-at-risk-of-losing-in-battle-for-indonesias-middle-class/577731

1.4億人というとインドネシアの人口の6割弱です。ほぼ2人に1人が中産階級に属することになります。2020年というと、7年後ですから、あっという間ですね。