5月20日のジャカルタ・グローブ紙によると、インドネシアのバスリ財務相は、2015年の財政赤字の拡大を予想したとのことです。
同相は、2015年の財政赤字の規模が、GDPの1.7%から2.5%の規模に達すると見ています。GDP成長率は、5.5%から6%と予想されています。
財政赤字拡大の要因は、燃料補助金の膨張です。2013年に燃料補助金は削減されたものの、もちろん完全になくなったわけではなく、依然として膨大な国家予算が消費されています。
バスリ氏によると、ルピアが対米ドルで100ルピア安くなると、燃料補助金は3兆ルピア(約260億円)膨張します。これを前提に計算すると、2015年には、燃料補助金は、約36兆ルピア(約3100億円)膨張します。2014年の燃料補助金予算は211兆ルピア(約1.8兆円)でした。
同相は、選挙後に成立する新政権を助けるためには、燃料補助金の削減が不可欠との見解を示しました。
http://www.thejakartaglobe.com/business/indonesian-budget-deficit-forecast-2015/