今回、いつになく文章が長いので申し訳ナッシング。

あれはボクが小学生の頃だったかな。
おふくろに「どんな女の子が好み?」と聞かれたことがあった。
ボクは当てずっぽうに「うーん・・・・、髪が長い人かな」と適当に答えたものの、正直言って自分の好みなんてそれまで考えたこともなかったんだ。

自分はどんな女の子が好きなんだろう?
髪形、目の大きさ、顔の形・・・・、そういう方向から考えても答えは出なかった。

けれども、日常生活で出会った女の子や、街中で見かけたりした女の子の中で気になる子がいたことは確かだった。
改めてその子たちの特徴を思い返すと、幾つかの共通点があることが分かってきて、「あー、ボクってこういう子が好みなんだな」と後から気付かされたんだ。

これは驚きだったね。あらかじめ「こういう子がいいな」と自分で決めてたつもりはなかったから。
でも現実として惹かれる子がいたわけだから、自分の頭の中には自分でも気付かなかった判断基準が存在してたことになる。
その判断基準って、今分かってること以外にも、探せば自分の頭の中にまだまだあるんだろうか?

これは、自分自身を知るための探求とも言える。
手探りではあったけれども、少しずつ小さな発見を重ねていき、おぼろげながら自分の好みが分かってくるようになってきたと思う。
不思議だ・・・・。
こういうのって、あらかじめボクの頭の中にプログラムされてたのか?

ちなみに分かったことの1つが、好みには幾つかパターンがあるということだった。

中学生時代までは、「目が大きい」「二重まぶた」「髪が長い」という好みがあることが分かってきた。つまりそういう特徴を兼ね備えた1つの女性像に集約しつつあったわけ。

ところがある日、目の細い一重まぶたの子を見て、そこに新たな魅力を感じた。相反する特徴の女性なのにそれぞれに魅力を感じるわけだから、少なくとも2つ以上のパターンがあるということを初めて知ったんだ。

そういうパターンのうちの1つが「ブタ顔」ということになる。
「ブタ顔好き」については改めて語る必要もないんだけど、実はつい最近までそのことに気付いてなくて、いわゆる「無自覚」だったんだ。

改めて思い返すと、大学時代に近所の中学校の運動会でブタ顔の子ばかり撮ってたり、ブタ顔の後輩にアタックしたりしてたんだよなあ(フラれたけど)。でもその時は無自覚だった。

その後、「ブタ顔好き」だと本格的に自覚したのは、2015年になってからだった。
たまたま撮影会モデルで撮った女の子なんだけど、この子を見て電気が走った。

その時は、まだ理由が分からなかった。
もしその子がどこから見ても完全なブタ顔だったとしたら気付いたかも知れないんだけど、実際の顔はそれほどブタ顔じゃなかった。でもなぜか惹かれた。

写真を数百枚撮ってから家に帰り、パソコンでチェックしてたら、なぜか写真では魅力を感じない。不思議だ、写真だとだめなのか・・・・?
でもよく見ると、たった1枚だけ惹かれる写真があった。まさに「奇跡の1枚」ってやつ。
それが、あの「ブタ顔」だった。

そうか!
この魅力的な顔は、撮影中は一瞬だけしか姿を現さなかったんだろう。写真に写せないほどの一瞬だけ見せた顔だったんだ。

それはまさに、サブリミナルCMのよう。
意識にのぼらないほど一瞬だけ映像を見せて人の心を操作するCMのように、ボクはそのサブリミナルな効果によって、理由も分からずその子に惹かれていたということになる。
そして幸運にもたまたま写せたのが、あの「奇跡の1枚」だったんだ。

ボクは、この「奇跡の1枚」を元にして今回自作ドールフェイスを作り上げた。彼女が一瞬見せた顔を、ドールとして固定させたわけだ。
旧バージョンを経てこれまで高めてきた完成度だから、「奇跡の1枚」にかなり近付いた。

それは逆に言うと、元になったモデルが実在するとはいうものの本人とは違う顔とも言える。恐らくこのドールを見ても、誰もモデル本人を特定することはできないと思う。モデル本人でさえも。

いや逆に、どこから見てもこのドールに似た子が別にいるとしたら、それこそ会ってみたいね。


というわけで、今回は、以上!