Estacao Central 避難小屋

Yahoo!ブログより移転しました。散策の記録、イベント情報、演劇鑑賞、飲食関係、乗り物関係、日々の思うことなど色々と書いていきます。

    タグ:自然

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    気分や体調等が優れない中ではありましたが、気分転換に代々木公園のケヤキ並木で開催された「東京ナイトマーケット」に行ってきました。
    17~22日まで6日間の開催で、平日は名前の通り夜のみ土日は昼間も開催でしたが、忙しかったり体調等の諸事情でなかなか行かれず最終日にようやく行くことができました。
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    原宿駅方面から向かうと手前のイベント広場で「アースデイマーケット」が開催中だったのでまずはそちらを見学。
    ステージで音楽演奏が行われていたり、アースデイということで天然素材の商品や植物なども売っていましたね。
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    変わったデザインの電動自転車が売られていて試乗もできました。
    そのほか、色々な種類のサボテンが売られているブースでは思わず足を止めてしまいました。
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    そしてケヤキ並木の方に移動。
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    頭上に電球が張り巡らされているので、夜になるときれいかと思われますが、結局今回は明るいうちに帰ってきました。
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    こちらもアースデイと似たような感じで、音楽や物販、食事などのブースが色々並び、こちらでも自転車が売っていたほか、アート関連の展示も見事でしたね。
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    食事はこちらのナイトマーケットのほうで探し、ケバブ、タイ料理、ピザなど色々ありましたが、「タコス屋が作る魯肉飯」なるものを食べました。
    魯肉飯と書かれてはいるけど、卵が乗っていなかったりネギ塩ダレだったりで魯肉飯とは正直ちょっと違う気もするのですが、これはこれで良かったと思います。
    椅子席はないけど立食のテーブルが沢山あり、席探しには困りませんでしたね。隣のテーブルには隣の店でピザ(?)を買ったウーパールーパー柄の上着に薄いサングラスで実に不思議なルックスの戸田恵梨香似の人と、うさ耳帽をかぶった横澤夏子みたいな大きなウサギがいました。

    ウーパールーパーといえば私が子供の頃に珍獣ブームだかでエリマキトカゲなどとともに流行った動物ですが、久々に見かけた気がします。思わずそれをネタにこの戸田恵梨香(以下略)
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    その後は再びアースデイの会場に行き、ステージを見て、最後は「エラーコード:秋」という環境をテーマにしたデジタルアートを見学。
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    暗い小屋の中全体に森林の映像が映し出され、落ち葉が降ってくるのですが、手をかざすとそれに反応して落ち葉が舞ったりするという面白い仕掛けがあり、外国人などを中心に大受けしていましたね。
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    帰りは代々木公園の中央の広場を散策しながら原宿駅に向かい、デジタルではなく本物の木々を見ながらでしたが、こちらも紅葉にはまだまだ程遠いけど徐々に色が変わってきましたね。


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    今日は休みでした。昨晩は早めに寝てしまいその分朝も早めに起きましたが、休みの日に早起きすると妙に退屈なので、午前にふらっと出掛けました。
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    駅まで歩く際にうちの近所のマンションの庭をふと見たら芝桜が満開で、駅に向かう途中に足を止めて撮影してしまいました。
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    その後は代々木公園に移動。
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    入口の花壇はチューリップが見頃を迎えていました。
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    また、街路樹でよく見かけるハナミズキも見頃でしたが、街路樹のものと比べて木がかなり大きいのでその分見応えがありますね。
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    そのほか今の時期は色々な花があって植え込みが賑やかですね。
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    そして公園内を1周する際に、途中の噴水広場で一休み。
    昨日というかここ1週間くらい色々と疲れることも多かったのですが、噴水を見ていると何だか心が洗われるような思いです。
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    その後は明治神宮に移動。
    鳥居は昨年7月に建て替えられたものですが、悲しいことに心無いというか罰当たりないたずらで傷つけられる被害に遭ったようで、犯罪防止の囲いがしてあったのが少々残念です。
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    また、途中には奉納された日本酒やワインの樽が飾ってあり、外国人観光客を中心にこれを撮っている人が多かったのですが、ここでいきなり大きな猫もとい橋本愛or筧美和子or丘みどりみたいな人(白人男性とのカップルでしたが)に「Excuse me!」と英語で声を掛けられてびっくり。
    写真を撮って欲しいとのことで快諾しましたが、何故英語だったのか?あちらが日本人かと思ったら外国人だったのかもしれないし、逆に私が外国人に間違えられたという可能性もありそうです。
    ちなみに私は何故かそういうことが何度もあり、中国人観光客の多い場所で中国人、新大久保を歩いていたら韓国人、ブラジルタウンで知られる群馬県大泉町を歩いていたら日系ブラジル人に間違えられたことがあるので、そういう可能性もゼロではないのですよね。
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    本殿を参拝して帰路につき、その後は原宿で食事にし、以前にも入ったことのある韓国料理のフードコートに行きました。
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    今回はニャムニャムキンパという店で、サムギョプサルキムチカップご飯を注文。
    サムギョプサルとキムチの丼でスープ付きで1000円です。一見すると値段の割に少なく見えたのですが、思っていたよりはボリュームがあったし、具の量もそこそこ多かったですね。
    また、隣の席でギャル系の戸田恵梨香似の人(相方はオタク系の土屋太鳳の物真似をする丸山礼みたいだった)がいて同じものを食べていましたね。思わず最後に「美味しかったお」(以下略)
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    その後は竹下通りを素通りして駅に向かいましたが、途中にあったタピオカの店に「世界初の金箔黒糖タピオカ絶賛発売中!」という看板が出ていて思わず足を止めてしまいました。結構混んでいたし何となく私一人では入りにくい雰囲気だったので今回は入れませんでしたが、ぜひとも大きな猫か戸田恵梨香(以下略)
    その後は雲行きが怪しくなってきたので降る前に帰らなくてはと早めに帰路につきましたが、幸い夕方まで降ることはなかったですね。

    生命の森 明治神宮
    伊藤 弥寿彦
    講談社
    2015-04-23

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    今日は所用で豊島区役所に行ってきましたが、その際に建物に併設の屋外庭園を見学しました。新しい豊島区役所に入ったのは初めてなのですが、外壁が緑で覆われているだけでなく、中にもこういう庭園があるのですね。
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    ここは区役所としての機能は10階まででそれより上は住宅棟になっており、区役所最上階の10階は屋上庭園のようになっています。
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    庭園は区役所10階にある「豊島の森」と10階から4階まで降りるまでの間にある「グリーンテラス」からなり、10階から順に見てきました。
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    エレベーターで10階まで上がると、エレベーターホールがいきなり温室のようになっていて、壁面は木製の棚にフクロウのデザインの陶器類などが飾られていました。
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    そして外に出ると、ビルの屋上庭園とは思えないくらいに鬱蒼とした緑が広がり、右手にはビオトープがあって水槽の中に荒川水系の魚もいます。
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    ここは南に面していて、新宿方面のビル群がよく見えますが、天気が良ければ富士山が見えるであろう西側は柵が邪魔していてあまり眺望はよくありません。
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    また、10階から降りる階段は東側に面していますが、ここからはスカイツリー方面などがよく見えます。
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    10階から4階までの高低差は30mありますが、その高低差は武蔵野台地の一番上から神田川までの標高差に合わせたもので、植えられている植物も下に行くに連れて異なっていて、高低差で異なる植生を再現しているとのことです。
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    4階まで降りたところで庭園は終了になり、ここで建物内に戻りました。
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    最後は庁舎2階にある中華料理の梅蘭に入りました。
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    梅蘭といえば横浜中華街に本店があり、具を麺で覆い隠して表面を焼いた独特の盛り付けが特徴的な焼きそばで知られ、今回は名物の梅蘭焼きそば、鶏肉とカシューナッツ炒め、ワンタンスープがセットになった「鶏肉カシューナッツセット」を注文。
    値段は1400円と高めですが、焼きそばと鶏肉カシューナッツ炒めとワンタンスープで十分すぎるくらいなボリューム感ですね。梅蘭焼きそばが小サイズでも具がしっかり詰まっているだけに、見た目以上に量が多く、下手すれば食べ切れないかもと思うくらいでした。
    ここは梅蘭焼きそば以外にも色々と気になるものが多かっただけに、また来る機会があれば違ったものも食べてみたいところです。

    東京の自然史 (講談社学術文庫)
    貝塚爽平
    講談社
    2014-11-28

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    前日に早く寝てしまったためか、2日目の朝もやたら早く目覚めてしまいました。
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    仕事がある日、特に出勤時間が早い朝はただひたすら準備に追われるだけですが、こういう場所では朝の時間が進むのがゆっくりに感じられますね。
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    滝乃湯で朝風呂の後に朝食になりました。朝食も民宿の食事らしく一見オーソドックスな和食ながら充実していました。
    食後は普段だと「もう8時」なのに、「まだ8時」といった感覚で、少し寛いでから9時過ぎにチェックアウト。
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    まずは那須温泉神社に向かいました。ちなみに読みは「おんせん」ではなく「ゆぜん」です。創建は那須湯本温泉が発見された頃で飛鳥時代の630年(舒明天皇2年)と非常に長い歴史を持つ神社で、来る2030年には創建1400年を迎えることになりますね。
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    本殿に向かうまでに鳥居が3つあるほか、見立神社、愛宕神社なども合祀されていて、非常に見どころが多いです。
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    また、ここより標高が高い場所では紅葉がとっくに終わっていましたが、この辺では見頃です。
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    愛宕神社の下には愛宕福神水という湧水もありました。
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    このほか、多く人はスルーしてしまいそうですが、参道の左側に小さな祠が沢山あり、これらは神明宮、琴平神社、山神社、稚祇神社、疱瘡神社です。
    また本殿の手前には芭蕉の句碑もあり、松尾芭蕉が立ち寄った場所でもあります。
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    そして、どこにも立ち寄らずにまっすぐ歩けば4分で着く本殿に到着。
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    本殿の横には那須の五葉松があって、推定樹齢800年の非常に見事な木でした。
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    那須温泉神社を参拝後は、殺生石に向かいました。
    平安時代に鳥羽上皇に仕えた玉藻前という女性に化けていたとされる妖怪・九尾の狐がここで討伐された後に石となり、石となった後も近づく者の命を次々と奪ったという伝説がありますが、石の周囲は火山ガスが発生しているため当然そばまで近づくのは危険で、特に風のない日なんかはガスが滞留する恐れがあるとのことです。
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    前の晩に行なわれた上映会では、石のそばまで人が近づいている写真が紹介されていて、かつては柵がもっと前にあり近くまで行くことができたそうですが、死亡事故が起きてしまったために柵を後退させ、近づけなくなったそうです。
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    この周囲は植物が育たないので岩肌が露出し、賽の河原の石積みが至るところにあるほか、教伝地蔵とその横に無数の千体地蔵が並んでいたりで、不気味さを醸し出していますね。
    そんな場所だけに心霊スポットだという噂が立ってしまうことも多々あるようで、心霊写真が撮れたとか、那須温泉神社は参拝してもいいけど殺生石には絶対近づくなと書いている人もいますが、少なくとも私が撮った写真の中にそのようなものはありませんでした。
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    その後は民宿街に戻ると、泊ったところより少し下ったところに龍神の神・寂師如来の祠がありました。1945年(昭和20年)の大火のとき、ここで火が止まったことへの感謝として建立されたものだそうです。
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    その横には小さな階段があって、「でき穴」「ひかるおいなりさん」と書かれた看板があるので降りてみると、駐車場の下に藤乃稲荷神社がありました。
    この崖下にかつて矢場があり、「でき穴」という洞窟があって、上は殺生石、下は湯本の外れの喰初寺まで続いていたとのことですが、今は崩落してその面影はないとのことです。
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    その後はさらに下って民宿街の一番はずれまで行くと廃墟があり、見た感じ恐らく旅館などだったのではと思われるのですが、この対岸に「老松温泉喜楽旅館」というもっとすごい旅館の廃墟があるそうで、しかも廃墟状態のまま一昨年まで営業していたそうですが、対岸に行くにはかなり遠回りをしないといけないし、今も近づけるのか分からないので行きませんでした。
    そして温泉街を散策し終えたところでバスに乗り、那須湯本温泉を後にしました。


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    那須湯本温泉到着後は、バス停のそばにある那須温泉神社に行こうと思ったのですが、かなり奥行きがある神社で一応時間があることはあるけど早くチェックインしてゆっくりしたかったので、翌日に行くことにしました。
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    神社の鳥居の横には足湯もあります。
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    そして、バス通りから細い歩道を下りて民宿街に向かいました。この道は「お初新道」と言い、下にある鹿の湯に向かう湯治客の足の便を考えて私財を投げうって崖にこの歩道を作った人がいて、その人の名前が「お初」だったことに由来するそうです。
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    この歩道を下りたところに共同浴場の「鹿の湯」があり、川を跨ぐように建物があるのが面白いです。
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    そして、鹿の湯から石畳の道が坂の下の方へと続いていて、道沿いには山津波の碑、弘法大師社といった史跡もあります。
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    民宿街の中心からやや外れた辺りに今回の宿で指定されている共同浴場の滝乃湯があります。上にあった鹿の湯は料金を払えば誰でも利用できる浴場ですが、こちらは組合員(その宿泊客も含む)専用の小規模な共同浴場になります。
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    また、その向かいの民宿松葉というところに「出張 那須温泉昔語り館」「スライドショーで観る明治・大正・昭和初期の那須温泉」という上映会が19:30より開催されるとの看板があり、見ると10月31日、11月4日、6日の3日限定とのことで、幸運にもちょうど開催日でした。そしてここの宿泊客でなくても見ることはできるとのことで、後で見に行くことにしました。
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    そして、この上映会の会場の隣にある民宿「ますや」が今回の宿です。
    当初はこの温泉街でネット予約で宿を探したのですが、1名での予約に対応していなかったり、1名可でも値段が高くて価格面で折り合いがつかなかったので、ネット予約をしていない宿を探し、まずここに電話を掛けたらOKとのことだったので予約しました。
    電話をかけたら声からして高齢と思われる女性が出て、最初に「メモを取りますので待ってください」「私は3歩歩くと忘れてしまうので」と言われたのが印象的でした。
    メモを取るという時点で今では数少ないアナログな予約システムだし、「3歩歩くと忘れてしまうんです」というやり取りは、まるでドリフの大爆笑のコントで志村けんが演じていたおばあさんを連想してしまいます。
    民宿も見た感じかなり古そうなだけに、ドリフのコントみたいなハプニングが起きるのではと恐る恐る玄関を開けたところ、もちろんたらいが降ってきたり床が抜けたりドアがいきなり壊れてしまうなんてことはなかったですが、電話の声の主が志村けん演じるおばあさんのような歩き方でゆっくり出てきました。
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    そして、木の手すりの急な階段を上がってすぐの部屋に案内されましたが、これがレトロ調というか昭和で時が止まったような雰囲気の部屋でした。
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    和風の旅館とかで整然とした和室というのはよくありますが、昔のままのリアルなレトロ感漂う和室というのは今どき珍しいというか絶滅危惧ではないかと思います。そしてあの電話応対に加えてこういうレトロさ加減が、さらにドリフのコントっぽさを増したのは言うまでもありません。
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    そして、昔懐かしいデザインの花柄のゴミ箱があり、骨董品的なレトロアイテムもいいけど、こういう庶民的なレトロアイテムって逆になかなか見つけづらいですよね。
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    これでテレビが有料のコイン式のブラウン管テレビだったら凄いのですが、こちらはさすがに今どきの液晶テレビでした。
    また、恐る恐るトイレに入ったところ、さすがに穴の中から手が出てきそうなぼっとん便所ではありませんでしたが、丸い玉石タイル張り+木枠の窓という古風なトイレだったし、便座がぐらついているなど、設備のくたびれも目立っていましたね。
    チェックイン後は一休みしてから滝乃湯に入ってきました。民宿の中に内湯はなく、外の共同浴場に行くというのもここの温泉ならではのものです。
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    そして、鍵とのことで「ますや」と刺繍されたなかなか渋いデザインの巾着袋を渡されたのですが、この見た目に反して巾着の中に入っているのは出さずにタッチするだけのICキーです。
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    温泉に浸かった後は夕食になり、宿のおばあさんが急な階段を運んできました。ごくオーソドックスな和食ですが、刺身に煮物、オクラ納豆などとかなり量が多かったです。
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    食後は一休みしてから19:30の上映会に合わせて隣の民宿に移動。道路の脇などところどころライトアップされていて、街灯が少ない場所でライトアップするとより映えるのが印象的でした。
    今は「宵の散策」というイベント期間中で、土日であれば屋台が出たり他にも様々なイベントを行なっているようですが、平日は非常に静かです。
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    上映会は那須温泉昔語り館の人が担当し、途中で休憩を挟みながら昔の写真が解説付きで次々と紹介されていきました。
    まず、那須地区の温泉というと塩原温泉が有名ですが、那須湯本温泉のほうが歴史は古く、飛鳥時代には温泉が既に発見されていて、昨年に1390年を迎えたとのことです。
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    そして長い歴史の中で過去に災害を何度も乗り越えてきたそうで、特に19世紀だけで文化2年(1805年)、天保6年(1835年)、嘉永3年(1850年)、明治17年(1884年)と4回も大火を経験しているそうです。
    また、チェックイン前に見た「山津波の碑」はそこにあった解説文で安政年間にあったということだけは知ることができましたが、この上映会で改めて説明を聞くと、自分で石碑の解説文を読んだだけでは分からなかったことも知ることができたのもよかったです。那須湯本温泉の旅館街が川から離れた高台にあるのはこのときの災害がきっかけだそうです。
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    また、明治以降の写真や絵葉書を紹介しながら解説がありましたが、昔は広い道路の真ん中に共同浴場が点在していたのが内湯の普及だったり自動車の登場だったりでなくなったこと、籠や人力車や馬車で客を輸送していた時代から自動車黎明期にかけてのエピソード、旅館同士の競争など、写真に解説を交えることで当時のことがより分かりやすく伝わってきますね。
    また、那須といえば皇室の御用邸のある場所として知られますが、ここに御用邸ができた経緯、御用邸と那須の人々の関わりについての話なども興味深いものでした。
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    上映会終了後は資料を閲覧する時間が用意され、大正~昭和初期のガイドブックのほか、滝沢馬琴「殺生石後日怪談」の原本など、歴史的にも貴重な資料をガラスケース越しではなく直接手に取って見ることができたのもよかったです。
    こういうイベントをやっていることは事前に知らなかっただけに、こういうものを見ることができたのは予想外の収穫でした。
    そして、朝あまりに早く起きてしまったり、1日歩いて疲れたこともあり、夜は早めに寝ました。


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