October 25, 2007

「卵巣嚢腫」で検索してきてくださった皆様へ

be20f147.JPGきっと今、とても不安でいらっしゃることとお察しします。私もそうでした。いっぱい泣いて、泣きつかれて開き直って手術という流れだったように思います。このブログでは7月後半から8月に関連の記事が多いのでそちらもご覧ください。いずれ体験談を時系列でまとめようとも思っていますので、また機会があれば見に来てくださいね。(まだ全部できてませんが 卵巣嚢腫体験記

簡単に説明しますと私の場合は「皮様嚢腫(デルモイドシスト)」という腫瘍が左右の卵巣にありました。卵細胞が何か間違えて受精もしていないのに分裂をしてしまい、ヒトの皮膚や毛髪や脂肪、歯や骨のつもりらしい角化物を作ってしまったもの、生まれた時から元となる腫瘍があったという説もあるようです。ブラックジャックのピノコの元となった腫瘍だそうですよ。漫画ですけどね。

摘出した腫瘍の大きさは病理の報告によると、左:10x7x6 355g、右:5x4x3 40g、良性です。上記の他神経組織もみとめられ、メラニン色素も沈着している部分がありました。摘出した腫瘍を見たいと申し出ていたのですが麻酔が完全に切れる前にしか見ることが出来ないので、覚えていません。なので、事前に父に撮影を頼んでおきました。

入院は10泊11日でした。手術は8月13日です。部分麻酔、腹腔鏡での手術を希望しましたが腫瘍が大きいため全身麻酔の開腹でした。下腹部を約20cm切開し、仮止め的に縫合糸で2針、ホチキス10個でくっつけました。術後2ヶ月経った今傷口の痛みはほとんどありません。ただ時々ではありますがなんかすごく痛い!と思うこともなくはないです。そんな時は無意識に腹をさすっております。

術後すぐに生理がきて、子宮内膜症(処置を施すほどのものではないレベルです)もあるので腸が攣るような痛みの生理痛も酷く、それと傷の痛みを抑えるために痛み止め(座薬)を3日ほど入れ続けました。お陰で手術の24時間後には、老人のような姿勢・歩き方ではありましたが喫煙所に自分で歩いていけました。
おトイレで用を足す、そうっと鼻をかむまでは入院中に出来るようになりました。咳やくしゃみ、大笑いは退院時点ではまだ痛かったです。今はもちろん問題ないです。

病院への支払いは、健保の限度額適用認定証というのを取り寄せて提示したので約11万で済みました。生保は申請書を送ってから2週間で振り込まれました(あまりの速さにむしろ驚いたくらいです)。それと、入院中6kg近く体重が減りましたが、退院後の静養期間にすっかり戻りました。回復時期に体重を増やさないとよくならないとの説もありますので、これはこれで仕方ないかと思っています。

それから、周りが心配して色々なことを言ってくれると思います。曰く「お腹にメスを入れるということは赤ちゃんを一人しか産めなくなるということ」、曰く「卵巣をいじったらホルモン療法が必要」などなどなど。もちろん好意の上の言葉であり、ありがたい話なのですが、専門家でない人の言葉は真に受けないでください。貴女が言うことを聞かなければならないのは主治医です。私は出産に制限があると周りに言われ非常に落ち込みましたが、今は帝王切開4回も5回もする人もいるそうです。心配損でした。

入院手術は特殊な経験でしたが、非日常で合宿的な楽しい期間でもありました。病棟の仲間と毎日面白おかしく過ごしました。今もまだ疲れやすく普通に勤めることができていないので色々頑張ったり踏ん張ったりしてますが、これも時間がたてば楽になるはず。
卵巣嚢腫の摘出は難しい手術ではないようです。そして貴女にメスを入れるドクターはその道のプロです。病気を知らされてから沢山悩んで、泣いたことでしょう。あとは開き直りです!まな板の上の鯉です。

…せっかく検索して来てくださった方の気持ちを少しでも軽くしてあげられたらとろくに推敲もせずに書き連ねました。乱文失礼しました。最後に、入院前、友人がくれたメールに書いてあった言葉を記します。彼女は婦人病ではなく、帝王切開の経験者です。ほんと、おっしゃる通り、でしたよ。今不安で仕方のない貴女へのメッセージでもあると思います。

「手術しなさい!私もお腹を開けました!先輩から言わせて貰うけど、大したことない!!」

silly_joker at 22:01│