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半年ぶりにエロゲをやった。
有葉×るーすぼーいのラインだから、きっとすごいのだと思った。
G線上の魔王をプレイしたときの震えを、また味わえるかも知れないと期待していた。

けれど、ちっとも面白くなかった。
がっかりした。うんざりした。面倒くさくなった。




<不満ばかりで、何の爽快感もないっすわ……>

以下、半分ネタバレだけども、核心的なところは触れないようにする。

主人公は、地元に伝わる呪いのゲームに巻き込まれる。
自分は指揮官となり、仲間を兵士として召喚し、モンスターと戦わせる。

だが兵士は、ゲーム内で死ぬと現実世界でも主人公のことを忘れてしまう。
つまり、ゲームを進めれば進めるほど、主人公は仲間を失っていく。孤独になる。
かといってゲームを放棄したり、わざと負け続けたりすると、主人公は死ぬ。

設定はいい。ゲームのルールも嫌らしいが面白い。
しかし、全然シナリオが盛り上がらない。


はっきり言ってこれ、6,800円の作品じゃない。
申し訳ないが、2,800円でもおかしくない。

目に付いたところ、4点を挙げておく。

(1) モンスターとのバトルが味気ない

「主人公にはモンスターが見えない」ということで、敵のCGは一切無し。
単に黒塗りの背景CGの中、仲間達の立ち絵が動くだけ。
こんなんじゃ、まるっきり戦っている実感なんて持てない。

それと、メインヒロインを除いて、他の仲間がロクな武器をもってない。
そこは異能力バンバンぶっぱするファンタジー設定で良かっただろうに。
戦い方が地味すぎるわ……。

(2) ゲームのルールが都合良すぎる

「ゲーム内で死んだ兵士は、現実世界でも二度と主人公のことを思い出さない」
というルールが、作中で何度かひっくり返されている。

そりゃ、ヒューマンドラマって銘打ってるんだから、大切な絆によって、
不可能を可能にした!……っていう筋書きはいいけどさ。
ルールの例外を作り過ぎたら、設定自体が馬鹿らしくなるでしょ。

(3) 黒幕がショボい

核心的なネタバレ回避のために詳細は省くが、
突然湧いて出てあっさり死んでいった――そんな印象しかない。

もっとプレイヤーに嫌悪を、憎悪を抱かせるようにできなかったのか?
どうでもいい奴を倒したところで、何にもカタルシスはないんだよ。

(4) ヒューマンドラマ???

本作のコンセプトは、残酷なゲームを乗り越える愛と友情――か。
たしかに、仲間のうち誰一人欠けたとしても、ゲームはクリアできなかったはず。
一人一人が掛け替えのない存在で、皆が主人公を守ろうとした。

だけど、全然ヒューマンドラマって感じはしなかった。
全部、遠い世界の出来事で、身につまされるところがなかった。

恋愛のすれ違いとか、家族との不仲とか、せいぜいが日常の話でやるべきことを、
わざわざ非日常の中に持ち込んでグダグダするから、緊張感が抜けてしまう。

ヒューマンドラマやるなら、そもそもこんなファンタジー設定いらんかったろ……。
この設定のせいで、一時的にでも仲間のこと嫌な奴に見えるし。
しかも呪いのゲームの根源自体は未解決とか、気になってすっきりしないし。


や、ところどころ良かったんだよ。やっぱり人の絆って素晴らしいし。
困難や障害を愛や友情で克服するって、格好良いじゃん。泣けるじゃん。
でも、いろいろ突っかかって真剣にプレイできなかった。すごく残念だった。