電子書籍

2011年01月01日

編集者の年賀状。

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

出版社をやっている友人からの年賀状に、
容れ物が変わっても流通の仕組みが変わっても編集者の役割は変わらないですよね、
とありました。

そう、思想や知識、情報の容器がどういう形状になっても、
編集がともなうかぎり編集者の仕事と使命は変わらないですね。






silver100 at 23:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年12月22日

見えない本屋。

ジュンク堂+MARUZENの梅田店がオープンしました。
売場面積2060坪、在庫200万冊とか。

で、思ったのですけど、電子書籍の本=コンテンツを購入する書店の規模は?

電子書籍コンテンツの品揃え規模を、リアルな書店として描くと、どれくらいの書店でしょう。

新刊書籍は年間に7万タイトル以上ですね。
市場に流通する書籍は新刊ばかりではありません。
ひところは60万タイトルと言われていました。

端末で読める本=コンテンツの品揃え点数から書店規模を描いてみると、
いまはまだ、小型店に相当するのでは。

目に見えない本屋さんの実態がどう拡大していくのでしょうか。

コンテンツが欲しいという声がかなり寄せられるものですから。
どんな書店に納品して、どういう書籍と並ぶのか、思い浮かべてみたのですけど。

silver100 at 22:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年11月11日

電子書籍の本。

電子書籍がどうなるこうなるをテーマにした本や雑誌が出てますねえ。

出版社が自らの事業の行く末をテーマにしていながら、こういうカタチになると未来モデルを示したり、こうすれば出版の展望が拓けると描ききっているものはすくないような。

歯切れがよくないのは、手の内を明かさないだけ?




silver100 at 22:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年05月30日

iPadへの誤解。

週末にiPadが発売されましたね。
そのため、会うかたがたから、本はどうなります?という話題が。

でも、紙の本がどうなるとか、出版業界が変わるかといったとらえ方は評論家の目線です。
出版業界の人間がクチにするのはおかしい。

本をつくる人間は、
どうなるかではなくて、本をどいう存在にしていくか、戦略を考えなきゃ。

受身ではなくて能動的に、本をどうしていくかに取り組むことですね。

本の可能性を描けないひとは、電子も紙も、どうにもできなくなります。

silver100 at 20:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年06月29日

紙媒体じゃないけど。

ある異業種の経営者が、新聞にあったけど、本は売れてないでしょ、もうデジタルの時代だから、紙に印刷した本づくりから電子出版に切り替えたら?とおっしゃる。百も承知でございます。しかし、だからといっていきなり切り替えはできない。紙に印刷されて書店に並んだ本の信頼感はまだまだ捨てたものじゃない。紙媒体とデジタル媒体やコンテンツサービスをバランスとりながら運営しなくてはと思ってるんです。
業界の事情など知らないほうが斬新なビジネスモデルを発想できるのかもしれませんけど、その分野を詳しく知ってこそ盲点が見えることもあるわけで。
この調子だと流通も改革されると指摘されても、今日明日いきなり改革とはならないのではと見てしまう。新聞記事を鵜呑みにしてはいけないのですよ、新聞が書かないこと書けないこと知らないこと、たくさんあります、なんて説明はしませんけど、ちょっとかじった知識で言われてもねえ。
新聞記事読んで、だからこういうビジネスはどうかと真剣に言われる経営者、ありがたいですけどね。かつて、NHKののど自慢番組、あれがずっと続いてるのはやはりそれを支持する人がいるからで、それを理解しないと世の中のニーズわからないですよと異業種の年長者に言われたこと思いだしました。これもよくわかります。

わかりますけど、あたらしいビジネスモデルを具体化するのは簡単じゃない。
いま、モデル開発の7合目か8合目なのです。
自分で考え抜かなきゃ。


silver100 at 22:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)