①はじめに
こんにちは。約1年ぶりくらいの記事のご紹介になるため、記事の書き方もだいぶ忘れてしまいましたが、久々に筆を執ることで一つの記事にまとめてみました。作品にご興味のある方の目に触れることがありましたら幸いです。今回は、『レヱル・ロマネスク』という主に熊本県人吉市が舞台となっている作品に焦点を当てて、現地を実際に歩いてみました。熊本県と言いますと令和2年7月の豪雨災害が記憶に新しいと思います。市内を歩いていますと、災害の影響を受けた建造物がそのままの状態で残っている場所もあれば、復旧した上で頑張って営業している場所も見受けられました。県外の住民として1日も早く元の街並みに戻ることを祈りつつ、気持ち程度の募金と今回のように現地を訪れた際にお金を少しでも使うことで、復興の応援ができたら嬉しいと考えております。
【2021/11/29更新】
8月に記事を紹介してから3ヶ月経ちましたが、当時訪れることができなかった『池島』訪問と、れいなの気動車のモデルとなる『キハ07』の内部回覧イベントに参加することができましたので、この記事に補足して紹介させて頂きました。
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【2021/12/30更新】
年の瀬にポーレットアフタールートで登場しました『鳴子温泉』訪問と、『ストーブ列車』に乗車をすることができましたので、この記事に補足して紹介させて頂きました。
②『レヱル・ロマネスク』とは
2016年3月25日に発売されたPC版『まいてつ』を皮切りに、PS4版、Nintendo Switch版、そして続編も収録された『まいてつ Last Run!!』が発売され、作品の世界観を同じくするアニメが2020年10月に放映されました。また、映像化にあたりTVアニメ『レヱル・ロマネスク』DVD&Blu-ray化プロジェクトが実施されて、予定の3倍以上の支援金が集まったことにより、無事に円盤化されました。尚、円盤各種の一般発売は現在予定されておらず、今現在視聴するにはネット配信等を利用する必要があります。
③『レエル・ロマネスク』とオススメスポット
レヱル・ロマネスクの舞台は熊本県人吉市であると判明しており、世界観を等しくするPC版『まいてつ』が発売された当初から、多くの作品ファンの方々が現地まで足を運んでいるようです。以下では作中に登場しない場所もありますが、オススメの立ち寄りスポットをご紹介させて頂きます。人吉巡りの途中に、ついでに足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
1)人吉市観光案内所
・熊本県人吉市中青井町326-1 JR人吉駅構内
・営業時間:09:00~18:00
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この施設は人吉駅構内にあり、観光客の助けになってくれるはずです。当方は施設の方に直接質問したりしたことはありませんでしたが、観光案内所で配布されていた『人吉おでかけまちなかマップ』を入手できたことで、今現在のリアルタイムな人吉市内の施設の現状を知る手掛かりになりました。市内の情報を入手したくても、なかなか声を掛けて聞きずらい人もいると思いますが、マップを入手するために立ち寄るだけでもオススメです。
2)ステーションビジネスホテル天守閣
・熊本県人吉市中青井町321
・チェックイン16:00~21:00 チェックアウト:~10:00
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人吉駅から徒歩15秒というアクセス抜群な宿泊施設です。同施設には、『おみやげの城 天守閣』と『カフェ亜麻色』が併設されており、『おみやげの城 天守閣』の方は現在休業中になっており、2021年秋再開予定となっているようです。ホテルは直近の修繕工事が完了したことにより、長らく利用できなかったエレベーターが利用できるようになりました。ホテルに入ると入り口から、『まいてつ』や『レヱル・ロマネスク』のキャラクターのぬいぐるみやフィギュア、そして運が良ければ話をしていて楽しい女将にお出迎えして頂けるはずです。最近、ポイントカードを用いたお得なサービスを開始され、作品にも理解のある宿泊施設で一日の最後にくつろいでみてはいかがでしょうか。
3)ビジネスホテル千代鶴前の巡礼マップ
・熊本県人吉市中青井町310-1
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人吉駅から徒歩3分という距離に『まいてつ』の聖地巡礼マップと作品紹介が記された看板が設置されております。人吉駅の周囲には、作品に関連する舞台が数多く点在しておりますが、このマップは作品ファンとしては見落とすことができません。人吉という街は、『夏目友人帳』という作品の舞台としても有名であり、『まいてつ』や『レヱル・ロマネスク』の舞台を巡っていても、同様の場所が舞台として取り上げられていることもあるため、『夏目友人帳』の名前も多く目にする機会がありました。複数の作品のファンの方の場合は、一度に複数作品を巡ってみるのも楽しめるかもしませんね。
4)郷土料理 四季
・熊本県人吉市中青井町299-2
・営業時間:11:30~14:00/17:00~22:00
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当方が夕食の時間帯に足を運んだタイミングでは取扱いは無かったので実際には注文しておりませんが、作品のファンの間ではお昼時に提供されているらしい『SL(ハチロク)定食 946円』が人気であるようです。お目当てのメニューは注文できませんでしたが、折角なのでお刺身定食を注文させて頂きましたが、大変美味で良いお店を知ることができたと感じています。このお店、結構人の入りも良く人気がありますので、来店する際には電話予約をした上で来店することをオススメしておきます。
5)人吉発船場
・熊本県人吉市下新町333-1
・出発時間
【3月~10月】09:00から1時間おきに16:00まで
【11月】10:00から1時間おきに14:00まで
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※個人の予約は、球磨川くだりのHPから。ただし、現在は球磨川くだりの運行は休止中。
※現在は、梅花の渡し(ばいかのわたし)とラフティングのみ受付中のようです。梅花の渡しとは、人吉城周辺を約15分館周遊する遊覧舟のことを指します。
6)くま川鉄道レールサイクル「くまちゃり」
・熊本県球磨郡相良村柳瀬2278-2
・1日6便【9時・10時・11時・13時・14時・15時】
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※予約は、くま川鉄道株式会社のHP内のレールサイクルの項目をクリックすると、該当のページにアクセスすることができます。
※2人から4人でのみ体験することができ、くま川鉄道沿線の相良村『十島菅原第一踏切』から相良藩願寺駅前手前の『願成寺踏切』までの約30分間の道のりを、レールサイクルに乗って普段は走ることができない線路上を走ることができます。
④『レヱル・ロマネスク』と舞台探訪
ここからは、『レヱル・ロマネスク』の舞台探訪記事をご紹介させて頂きます。また、舞台となった場所を巡っている最中は不要なトラブルを避けて楽しい旅にするためにも、
①自身の体調管理に気に掛けた上で、マスクや消毒の適宜使用や体温計測に気を配る
②複数人で移動したり会話を行う場合は、マスクを装着した上で実施する
③観光客や通行人にカメラを向けない
④許可されていない場所への立ち入りをしない
⑤撮影が禁止されている場所でカメラを使用しない
⑥自分で出したゴミは自分で持ち帰る
観光客やその周囲に気を配ることは当然として、観光地のゴミ問題も深刻な課題だと言えます。綺麗な景観を維持するためには、日々の現地の方々の努力があるからだと思います。誰もが気持ちの良い旅行をするためにも、最低限のマナーは頭の片隅に入れておくといいかもしれません。
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◇A:人吉市中心部
1)ゲストハウスくまたび
・熊本県人吉市中青井町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜温泉駅外観』
人吉駅の横に併設されている建物であり、レンタル自転車のサービスを実施しております。旅行営業の事業は現在休業中となっております。
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜鉄道レールショップ』
くまたびの中では、グッズ販売を実施しております。切符を記念に買いたかったため、切符関連で取り扱いのありましたおかめど幸福駅の記念切符を買ってみました。
2)人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868
・熊本県人吉市中青井町343-14
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『ガマダス外観』
現在、人吉駅の前には仮設商店街が一時的の併設されておりますが、鉄道ミュージアムはその奥にある建物になります。水曜日が定休日で入場料は無料となっております。
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『ガマダス内観』
建物の中には、子供向けの鉄道体験やミニSLなどがあり、ターゲットは家族連れの客のようです。屋上には展望デッキがあり、列車の運行が再開する際には多様な列車が走っている様子を伺えるはずです。
3)SL展望所
・熊本県人吉市中青井町343
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【転車台】
SL展望所の施設の中には、転車台や投炭練習場や機関庫を見学できるスペースがあるようです。ただし、当方が現地に訪れた日には入り口にロープが掛かっており、現在は見学不可の状態でした。転車台は建物の外からも見ることは可能ですが、やはりいつかSL乗って可動した状態で見学してみたいものです。
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『投炭練習場』
投炭練習場を見学するためには、写真にある転車台・SL館入り口と記されたゲートを通る必要があるのですが、今回は未訪問となります。もし、現在見学可能なタイミングがあるのであれば、予め観光案内所の方に聞いて確認しておいた方がいいかもしれませんね。
4)人吉機関庫
・熊本県人吉市中青井町343
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『石造りの機関庫』
SL展望所入り口方面から撮影しております。かつては、作中の画像のような機関庫の形で稼働していたようですが、近年現在の写真のようになり、前方の部分は取り壊されてしまったようです。過去の写真を探してみると、作中と同様な機関庫の記録も残っておりますので、探して見てみるのも楽しいかもしれません。
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『石造りの機関庫』
人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868方面から撮影しております。作中に登場するこの機関庫の姿は、現在の姿に即したものが描かれております。
5)人吉駅前からくり時計
・熊本県人吉市中青井町
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【からくり時計】
人吉駅前の象徴的なモニュメント、からくり時計になります。1時間に1回、中のからくりが動き出しますので、タイミングが良ければ動いている様子を見ることができるかもしれませんね。
からくり時計を中心として、奥には人吉駅弁やまぐちとあおやぎビジネスホテルが描かれております。
6)Cafe亜麻色
・熊本県人吉市中青井町321 天守閣テナント
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『Cafe亜麻色』
Cafe亜麻色はビジネスホテル天守閣のテナント内で営業している店舗であり、作中のレエルロオド・サミットでは店内の様子が描かれているようです。当方が訪れた日はCafeの奥様が入院されており、臨時休業とのことでした。人吉駅前でアクセスも大変良い場所であり、昼食の時間帯から夕食の時間帯まで営業されているようなので、作品ファンであれば一度は足を運んでおきたい場所の1つだと言えます。
7)熊本銀行人吉支店
・熊本県人吉市上青井町144
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『隈元銀行御一夜支店』
熊本銀行人吉支店は人吉駅から道なりに球磨川方面に向かうと、十字路の一角に立っているため視界に入るはずです。ステンドグラスで彩られた建物は、人吉駅周辺の建物の中でもひときわ目を引く存在だと思います。
8)青井阿蘇神社
・熊本県人吉市上青井町118
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『赤井阿蘇神社』
青井青神社は、2008年に熊本県初の国宝に指定された貴重な歴史的建造物となります。作中では特に『まいてつ』で幾度も登場した重要な場所でしたが、『レヱル・ロマネスク』の方が建物の外観は多く描かれておりました。尚、『まいてつ』で作中に説明のありました内部の鬼の彫刻等に関する説明の資料が配布されていましたので、興味のある方は手に取ってみると勉強になると思います。尚、作中のカットを正確に合わせるためには神社の前に架かっている禊橋(みそぎばし)から上から撮影する必要がありますが、現在は破損しているため立入が禁止になっております。
写真は、青井阿蘇神社の禊橋(みそぎばし)前の鳥居と、禊橋を撮影しております。前述の通り、禊橋は現在立入禁止となっているため、橋を渡って神社の方へ渡ることはできません。
写真は青井阿蘇神社の拝殿(はいでん)になります。青井阿蘇神社には建物の内部を一部見学可能になっており、拝殿も見学可能となっております。『まいてつ』に登場した一部の場所は、建物の内部を描いたものらしいので、一度は内部を見学して見てみたいところです。
写真は青井阿蘇神社の楼門(ろうもん)になります。正面の赤い鳥居を潜ると楼門を通り、奥には拝殿が見えてくるはずです。
9)新温泉
・熊本県人吉市紺屋町80-2
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『登呂流湯外観』
昭和6年から、昭和・平成・令和の3つの元号の時代の人吉と共に過ごしてきた銭湯が、人吉市の中心部にありました。令和2年7月の豪雨災害の影響で休業になっており、現在は建物保存に向けて活動中とのことです。
10)蓑毛鍛冶屋(みのもかじや)跡
・熊本県人吉市九日町70
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『蓑笠鍛冶店』
『まいてつ』作中でもおなじみの『蓑笠鍛冶店』のモデルとなっているお店の跡地になります。令和2年7月の豪雨災害の影響で建物を畳むことになったようで、2021年6月より解体工事が開始され、写真のように更地になったようです。現在は、後ほど紹介する店舗で営業されているようであり、元々こうばもそちらにあるようです。
11)渕田酒造場(ふちたしゅぞうじょう)
・熊本県人吉市紺屋町22
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『右田一酒造元外観』
令和2年7月の豪雨災害の影響で休業状態となっており、クラウドファンディングの記事によると清掃費と最低限の設備を整えるために1,000万円規模の資金調達が必要だと記されておりました。また、当初は同じ場所で再開を考えていたそうですが、また水に浸かってしまうことを懸念して移転することを決めたそうです。こちらの記事にも記されておりましたが、再建を目指しての土地探しが難航しているようです。
12)大吉
・熊本県人吉市鍛冶屋町61
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『大吉』
夏目友人帳という人吉が舞台の作品のグッズを数多く取り扱っているお土産屋さんのようです。レヱル・ロマネスクのアイキャッチで登場しておりました。軒先のガラス戸には、今年開催の花火大会の夏目友人帳のポスターが飾ってありました。
13)立山商店
・熊本県人吉市鍛冶屋町61
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『御一夜市の町並み』
人吉市の鍛冶屋町通りある店舗であり、立山商店の白い看板が印象的です。店内では茶葉を主に販売しているようです。鍛冶屋通りでは、みそ・しょうゆ蔵の釜田醸造所やきじ馬などに絵付体験のできる住丘郷土玩具製作所等の見どころのあるスポットがあるようです。
14)相良路の湯 おおが
・熊本県人吉市灰久保町21
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『登呂流湯湯船』
24時間営業の銭湯であり、宿泊施設である人吉温泉おおがの宿が併設されております。作中の登呂流湯の外観は新温泉ですが、湯船のモデルはこちらにあたるそうです。
15)旧人吉市役所
・熊本県人吉市麓町16
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『御一夜市役所』
まいてつの作中では、特にポーレットの話の中では幾度となく登場したこの場所。2016年に発生した熊本地震の影響で倒壊の恐れが発生したため、現在の場所に移転となりました。解体工事自体も今から3年前の2018年に完了しており、現在では奥に建っている人吉歴史館が見えるほど景観が変わってしまいました。人吉の市民にとって、すぐそばにある人吉城と旧人吉市役所はまとめて目に入る御馴染みの景観だったのかもしれませんね。
16)人吉城
・熊本県人吉市麓町
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜城址 堀合門』
人吉駅方面から人吉城に足を運ぶ場合には球磨川に架かっている『みずのてはし』を渡ることになるのですが、そこから石垣の続く堀合門の方に歩こうとすると、通行禁止を示すカラーコーンとバリケードが設置されております。現在、人吉城を見学するためには2つのルートのいずれかを選択する必要があります。どちらもルートを選ぶ際でも、隣接する相良護国神社の中に入る必要があり、1つは境内の鳥居を潜り道なりにまっすぐ進むルートです。このルートは、人吉城の工事中の作業員さんたちのすぐそばを通るので通っていいのか心配になるところですが、観光案内所配布のマップに人吉城に訪問する際の正規のルートだと案内がありました。工事中の作業員さんのそばを通り抜けると、作中のカットと同じ堀合門にたどり着けます。
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜城址 三の丸』
もう1つのルートは、人吉城御館跡庭園の付近から人吉城に続く石階段を昇っていくルートです。石階段を登る際には、本丸・二の丸・三の丸を指す案内看板が掲示されております。作中のカットは、二の丸から三の丸を見下ろしている風景になります。
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【御一夜城址 みずのてはし】
人吉城の城壁と球磨川と橋が描かれているので、みずのてはしにいる様子を描いているものだと思われます。ただ、球磨川は作中のように小さくないので違う気もします。
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【御一夜城址 御一夜市景観】
人吉城の二の丸からは、人吉市の景観を一望することができる絶景スポットだと言えます。高さ的には本丸の方が高い位置にあるのですが、周囲が木に覆われており、景観を楽しむには少々物足りないかもしれませんね。
17)HASSENBA
・熊本県人吉市下新町333-1
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『クマ川下り船着場』
HASSENBAの建物を出ると、球磨川くだり用の船が泊まっています。写真は3枚とも同じ場所から撮影しており、HASSENBAの前の石階段を降りるとこの場所に行けます。
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『クマ川下り発船場』
2021年7月に、球磨川くだり人吉発船場がHASSNBAとして新しく開業しました。元々は、作中のカットのような建物だったそうですが、新しく生まれ変わるにあたり壁面の色が、白から黒に変わりました。
また、店内には九州パンケーキカフェ人吉店やHASSEN MAKETといった店舗が展開しており、パンケーキや昼食を食べたり、お土産を購入したりできます。尚、作中のカットの場所はカフェの一番奥から、窓の外の端に赤い鳥居がある位置になります。
◇B:人吉市下林町周辺
1)人吉市役所
・熊本県人吉市下城本町1578
現在の人吉市役所は、人吉駅から2kmほど離れた場所に移転することになりました。写真から見ても分かるように旧市役所の面影はなく、近代的な建物になっているようです。
2)蓑毛(みのも)マルイチ鍛冶屋
・熊本県人吉市下薩摩瀬町1596-3
現地を訪れた際は、下調べ不足でこちらで店を構えていることを知らなかったのですが、先にご紹介した場所が自宅兼店舗であり、こちらで紹介させて頂いた場所が工房の場所のようです。全国でも大変珍しい鍛冶体験をすることができた鍛冶屋のようです。クラウドファンディングの取り組みでは、返礼品の1つにまいてつをモチーフにした8620包丁を作成されたそうです。
3)人吉温泉しらさぎ荘
・熊本県人吉市下林町2647-2
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【しらさぎ荘】
令和2年7月の豪雨災害による被害を受け、しらさぎ荘は現在休業になっております。作中で描かれていたしらさぎ荘は、豪雨災害前の様子だったと思われます。クラウドファンディングの取り組みでは、多くの支援者の方の協力により目標に到達したようです。100年以上続く歴史ある老舗旅館に、復興後に宿泊することができれば幸いです。
4)大和一酒造元
・熊本県人吉市下林町2144
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『-』
『まいてつ』の作中では右田一酒造元醸造所のモデルとして、酒造りの現場が描かれており取り上げられておりました。今回は『レヱル・ロマネスク』の第1話に御一夜市の町並みの一コマとして登場しました。この場所も令和2年7月の豪雨災害を受けており、クラウドファンディングの取り組みで豪雨災害を乗り越えた奇跡の酒を返礼品の目玉に取り上げ、見事目標の3倍以上の成果を上げられたようです。
◇C:くま川鉄道沿線
※現在、くま川鉄道湯前線は令和2年7月の豪雨災害の影響で全線運休となっております。
【2021/11/29更新】
※くま川鉄道湯前線は2021/11/28に1年5か月ぶりに部分開通しました。今回再開したエリアは、肥後西村駅から湯前駅間になります。
1)人吉温泉駅
・熊本県人吉市中青井町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜温泉駅』
くま川鉄道人吉温泉駅とJR人吉駅は、同じ改札口から入ることができる駅であり、ホームと線路が明確に分かれているだけで、ほぼ同一の駅であるという認識で良い思います。写真は駅名標を接写しすぎて分かりにくいのですが、作中のカットの背景には石でできた建造物が目に入るはずです。これは、大村横穴群という古墳時代のお墓であり、国指定史跡に指定されています。
くま川鉄道人吉温泉駅のホームにある窓口であり、JR人吉駅の電車に乗り換える際に利用するらしいですが、現在はくま川鉄道が運休でかつ切符等の取り扱いは『くまたび』で取り扱っているので、現在は使われていないようです。現在JR人吉駅の改札口は封鎖されているため、駅のホームに入る手段は2つに限られております。1つは『くまたび』の奥にホームに渡る歩道橋(階段)がありますのでそれを使用するか、もう1つは駅から人吉機関庫方面に向かって線路沿いに歩くと踏切があるので渡り大村横穴群側からホームに渡る歩道橋(階段)を使用すると、駅のホームに入ることができます。
2)くま川鉄道球磨川第四橋梁
・熊本県球磨郡相良村柳瀬
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『クマ川第四橋梁』
最寄り駅は、くま川鉄道湯前線川村駅になります。川村駅から球磨川沿いに球磨川第四橋梁の視認できる場所を探してみたのですが、橋近辺の電波塔付近から写真のように現在の様子を伺うことができました。周囲では、橋の復旧工事のために日夜頑張っている工事関係者の方々がお仕事をされておりますので、立ち入り禁止箇所に入ることが無いよう注意が必要です。
3)木上(きのえ)駅ホーム
・熊本県球磨郡錦町大字木上
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『キービジュアル』
待合所とプラットホームが国の登録有形文化財に登録されている木上駅。ホームは片側だけで、線路も1本であるため、登りと下りの列車がすれ違うことができません。駅自体は無人駅になっており、少し離れた踏切の付近に木上駅の駐輪場がありました。過去の1日の乗降数が15人程度であることから、近隣住民の生活の足としてのみ使われていたことが伺えます。
4)あさぎり駅ホーム
・熊本県球磨郡あさぎり町
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『保線』
くま川鉄道湯前線の端から端の駅の中で、中間に位置する駅になります。駅の規模は大きく、駅構内に設置されている階段を使用すると、3階くらいの高さからあさぎり駅のホームを見下ろすことも可能です。あさぎり駅のホーム内の立ち入りは可能ですが、反対側のホームは工事中ということもあり、立ち入ることはできませんでした。尚、カット内の『S』の字が入った標識と、左奥に描かれている白色の建物が実在することから、カットはあさぎり駅を示したものだと考えられます。
5)湯前(ゆのまえ)駅ホーム
・熊本県球磨郡湯前町
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『湯医駅ホーム』
くま川鉄道湯前線の一番端にあたる駅が、この湯前駅になります。駅舎に面している出入口は木の板で頑丈に封鎖されているため、ホーム内に立ち入ることはできません。作中のカットと同様な写真を撮影するためにはホームに立ち入る必要がありますが、現在は隣接する駐輪場からホームの様子を伺う程度の撮影しかできない状態になっております。現在、11月を目標に肥後西村駅から湯前駅の間を部分的に運行再開させようと動きがあるようです。
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◇D:人吉市大野町周辺
1)大畑(おこば)駅
・熊本県人吉市大野町
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『小畑』
肥薩線(えびの高原線)は現在、八代から吉松まで普通列車が不通という状態になっており、大畑駅に向かうには直接向かうしか手段はありません。当方も当日、車で向かったのですが駅に向かう途中の大歓寺付近で工事による迂回が多く、道が分からなくなったため、代替案として道の駅人吉から徒歩で向かうことにしました。作中のカットは更に高い位置から見下ろして撮影しておりますが、そこまで探す気力が無かったため、駅舎とホームを歩くだけで十分満足しました。尚、この駅のホームは夏目友人帳で登場しているそうで、比較カットが駅舎の中に掲示されておりました。
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◇E:八代市周辺
1)八代駅
・熊本県八代市萩原町
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『八ツ城駅8620』
『まいてつ』に登場した八ツ城駅のモデルとなる駅になります。ホームの場所はJR側の改札口を入ってすぐ左側の場所にあり、肥薩線0起点八代駅の文字が目に入るはずです。駅のホームに入るためには、券売機で170円の入場券を購入する必要があります。
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◇F:長崎県南島原市周辺
1)島原鉄道常光寺(じょうこうじ)前駅跡
・長崎県南島原市南有馬町北岡
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『廃駅』
2008年4月1日に廃線になった駅になります。かつては、駅の屋根部分にあたる場所の下に自転車を止めていた様子が、ネット上の過去の写真から伺えます。現在は、線路自体も撤去されており、ホームの下に降りて同様のカットを撮影するつもりではいましたが、あまりにも蜘蛛が多すぎて、草むらに飛び込む勇気が出ずに断念しました。
2)島原鉄道原城(はらじょう)駅
・長崎県南島原市南有馬町北岡
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『術仙炭鉱駅外観』
2008年4月1日に廃線になった駅になります。現在、写真のバリケードの前の部分はすぐそばで営業されている喫茶店のやすべえの駐車スペースになっているようです。近辺には、世界遺産の原城跡がありますので、歴史的にも有名な地を一緒に巡ってみるのもいいかもしれません。
◇G:長崎県池島町周辺
1)池島
・長崎県長崎市池島町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『術仙炭鉱』
長崎県長崎市にある離島の池島は、『まいてつ』や『レヱル・ロマネスク』に登場した『術仙炭鉱』のモデルの一部となっております。離島のため、島へのアクセスの手段は船のみとなっております。池島にアクセスできる港は、神浦港と瀬戸港と佐世保港の3つの港となっておりますが、オススメの港は瀬戸港です。瀬戸港からは、多くの人が乗船可能なフェリーの運行が一番多く、港のすぐそばに有料の駐車場も完備しているからです。尚、2枚の写真は瀬戸港の内外の様子になります。当方が訪れた日は、今の世間の現状から長崎県民以外の乗船をご遠慮して頂いているという話でしたので、今回の池島訪問は見送りました。
尚、作中に登場する炭鉱内の見学に参加するためには、『長崎さるく』さんが開催されている池島炭鉱坑内探検ツアーに参加するのが良いようです。こちらも現在、長崎県民の方のみの受付となっているようなので、参加を希望する県外在住の方は注意が必要です。そして、当日の天候によっては船が運休する可能性も十分にあるようですので、天気が心配な時は瀬戸港の方に連絡してみるといいでしょう。
【2021/11/29更新】
◇池島へのアクセスについて
前回、池島へのアクセスは瀬戸港をオススメさせて頂きましたが、池島観光ガイドを実施されている『長崎さるく』さんを利用すると島内の散策が大変効率良くなるため、就航時間的に利便性の高い神浦(このうら)港をオススメさせて頂きます。神浦港から『長崎さるく』さんの観光ガイドを利用する際は、10:30に出発するフェリーに乗船する必要があります。切符売り場で420円を支払えばいいのですが、当方が訪れた日は窓口に係の人が09:45~10:08の間しかいなかったため、時間を逃すと乗船チケットを買い逃してしまいます。乗船時は船を降りてくる利用者と入れ替えですぐに出航するため、チケット購入と乗船準備は余裕を持って行うことをオススメします。
■神浦港のチケット売り場は、左の写真の建物の扉から中に入ります。中に入ると、左の写真のような切符売り場があります。
■フェリーが港に到着しましたら、すぐに乗船チケットを渡してフェリーに乗り込みます。2階が客室になっていますので、空いている席に座るといいでしょう。
◇長崎さるくについて
長崎さるくは長崎の観光ガイド等を実施している団体であり、今回の目的地である池島の観光ガイドも実施しております。池島島内が初見の場合は、島内散策する際に何か困った際に尋ねることができる人もなかなかおらずに、結構大変な思いをすることが予見されます。長崎さるくさんの観光ガイドを利用することで、普段入ることができない池島炭鉱内をはじめとして、数々の観光スポットを質問可能なガイド同伴で巡ることができますので、利用しない手はないでしょう。予約は3日前までであり、インターネットの長崎さるくのHPから予約することが可能となっております。
■フェリーが池島港に到着しましたら、左の写真の桟橋で長崎さるく担当者さんがお出迎えで待機してますので、ツアーの参加者である旨を伝えましょう。右の写真は、帰りの高速船のチケットを購入する切符売り場がありますので、場所だけは覚えておくといいでしょう。
1)池島炭鉱トロッコ電車前
・長崎県長崎市池島町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『炭鉱線路』
この撮影ポイントは初っ端から失敗してしまったのですが、作中のカットを撮影するためには、池島炭鉱トロッコ電車の先頭車両の前から、線路側に向けてシャッターを切る必要がありました。この撮影チャンスは池島炭鉱内をガイドして頂いた後に、トロッコを降りたタイミングの1度しか無いと思われるので、現地を再訪できた際には同じ場所で再チャレンジしたいですね。
2)池島炭鉱内
・長崎県長崎市池島町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『炭鉱内』
池島炭鉱内をトロッコでしばらく走ると、ガイドの方に降りるように案内を受けます。それ以降は、炭鉱内を徒歩で移動しながら、炭鉱内に掲示している資料を見ながら詳細に説明をして頂けます。注意すべき点は、ガイドの方が3ヶ所目の説明ポイントを説明しているタイミングで炭鉱の奥の方に目を向けると写真の場所の撮影が可能です。ただし、ガイドの方が説明している途中であちこち移動して勝手な行動を取ると、危険ですし注意を受けるはずですので、あくまで基本はガイドの方の説明に耳を傾けるといいでしょう。
3)炭鉱住宅跡
・長崎県長崎市池島町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『炭鉱廃宿舎』
過去にこの場所を特定した方の記事を参考に、ガイドの方の話を聞きながら『旧炭鉱住宅』のエリアを注意深く写真を撮りまくっていたのですが、一致する場所は見落としてしまいました。そもそもガイドを受けながら通る道と少しだけ外れていたので、この場所は単独で島内を探索の時間を作らないと写真撮影が困難だと思われます。
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◇H:大分県玖珠町周辺
1)旧豊後森(ぶんごもり)機関庫
・大分県玖珠町帆足242-7
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『文庫森機関庫』
大分県にある旧豊後森機関庫になりますが、以前訪問した際の写真を拝借したものになります。豊後森機関庫公園内には、整備され良い状態で保存されている蒸気機関車29612号「キューロク」が展示されておりますので、記念に撮影してみてはいかがでしょうか。
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【2021/11/29更新】
I:福岡県北九州市周辺
1)九州鉄道記念館
・福岡県北九州市門司区清滝2-3-29
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『キハ07s』
作中のキハ07sのモデルとして酷似している型は、九州鉄道記念館に展示されているキハ07 41号よりも、岡山県久米郡美崎町にある片上鉄道保存会吉ヶ原駅に展示されている型の方が近いようです。キハ07は現存している車両の数が大変少ないそうなので、大きな鉄道博物館で丁重に管理されていつでも見学可能なこの車体は、九州を訪れた際には是非見ておきたいところです。
◇2021/11/28~29限定 キハ42055(キハ07 41)号気動車 社内公開イベントの開催について
2021/10/15にキハ07 41号は国の文化審議会において、国の重要文化財に指定すべきとの答申を受けたと発表されました。それを受けて11/28~29にかけて、内部を見学できるイベントが開催されました。今後の内部公開予定はされていないとの事なので、内部観覧に興味がある方は今後の九州鉄道記念館のアナウンスに耳を傾けたいところです。
■昨今の情勢を鑑みて、少人数の完全入れ替え制による徹底された観覧環境が構築されておりました。また、国の重要文化財指定を受けて今後新しいグッズを構想しているとの話を伺い、さっそくレジ横で展開していたキハ07 41号の新作ピンバッチを入手しました。
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【2021/12/30更新】
J:宮城県大崎市鳴子温泉周辺
1)JR陸羽東線鳴子温泉駅車内
・宮城県大崎市鳴子温泉
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『ー』
作中では仙台駅から鳴子温泉駅までストーブ列車に乗った描写が描かれています。次のタイミングですと、2022年1月29日と30日に『快速 風っこストーブ湯けむり号』が仙台(9:09発)~鳴子温泉(11:01着)、鳴子温泉(13:15発)~仙台(15:02着)に運転されますので、タイミングが合えば当方もスゴク乗ってみたいです。ちなみに、比較の写真はJR陸羽東線の鳴子温泉駅で社内から撮影したものを代用しています。
2)玩具道周辺
・宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷73-4
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『鳴呼の町』
鳴子温泉駅前から、仲町通りを道なりに歩いていった場所にあります。作中では駅前にあるような描写でしたが、駅前から少々離れており、周囲は地元住民向けのお店が並んでいるエリアになります。目印は右側に写っている玩具道さんの黄色の屋根であり、その先にはこけしと一体化した公衆電話が印象に残るはずです。
3)足湯下地獄源泉
・宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷72
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『-』
ポーレットたちが浸かっていた足湯が、足湯下地獄源泉になります。当方が現地を訪れた日の天気は大雪であり、人が歩いていない場所は想像以上に雪に足を取られてしまいますので、作中同様に双鉄のようにはならないように注意が必要です。
4)足湯下地獄源泉
・宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷72
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『温泉たまご製作所』
温泉たまご製作所は、ポーレットたちが浸かっていた足湯の目の前にある施設になります。ただし、大雪のシーズンは稼働していないとのことなので、温泉たまごが目当ての場合は、事前に観光案内所に電話して稼働状況を確認しておくのも一つの手かもしれませんね。
5)第2北羽前架道橋
・宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷38-1
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『鳴子の線路・鳴子の線路C58』
第2北羽前架道橋は、鳴子温泉駅から仲町通りを道なりに歩き、玩具道も通りすぎた後にある鉄橋になります。位置的にはホテル扇屋さんの坂から撮影しています。ここからポーレットが撮り鉄をしていたと思われるので周囲の背景と比較したのですが、一致はしていませんでした。列車の撮影は代用で、カット合わせをしていた時の列車で合わせました。
6)こけしの菅原屋
・宮城県大崎市鳴子温泉上鳴子135
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『こけし屋』
鳴子温泉で有名なこけしに関するお店か施設に足を運ぼうと考えておりましたが、当日はかなりふぶいており、ネットで調べた中で一番近場でかつ人気のスポットであるということで足を運んでみました。店内はおみやげ屋さんのスペースとこけし体験の工房の2つのエリアに分かれており、通常はこけしの体験は要予約が必要だそうです。当方は当日体験している方をたまたま見かけて、自分も体験したいと店主に伝えたら了承して頂けたので、飛び込みで参加してきました。双鉄と同様にハチロクこけしを作るために、ろくろと絵付けの体験をしたのですが、店主が作中の職人と同様の事をおっしゃっていた事が印象的でした。尚、店主によると、こけしのろくろ体験ができるのは全国でもここだけという話なので、双鉄たちが訪れた場所もここなのではないでしょうか。
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【2021/12/30更新】
K:青森県五所川原市周辺
1)ストーブ列車
・青森県五所川原市
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『ストーブ客車』
作中で登場した津軽鉄道のストーブ列車の客車になります。ストーブ列車は、津軽五所川原駅から津軽中里の間を一日3往復している列車になります。運航期間は毎年12/1~翌年3/31まで。1日3往復の運行になりますが、12月中は12/1と平日は1日2往復、土日祝日は1日3往復となるので注意が必要です。津軽五所川原から乗車する場合は、『9:35(12月の平日は通常の列車)、11:50、14:48』の3回の出発に合わせるといいはずです。尚、料金は870円の運賃に、ストーブ列車代の500円が必要になります。
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『鳴子ストーブ列車』
車内は『快速 風っこストーブ湯けむり号』がベースになっていると思いますが、今回は津軽鉄道のストーブ列車で代用しております。要予約で1年に2日しかチャンスが無いので、興味がある方は是非予約してみてはいかがでしょうか。津軽鉄道のストーブ列車のストーブは、『17A,17B,17C,17D』~『14A,14B,14C,14D』が手前のストーブ、『6A,6B,6C,6D』~『8A,8B,8C,8D』が奥のストーブになります。列車内では、だるまストーブで購入したスルメをその場で焼いてちぎってくれます。スルメと日本酒、リンゴジュースで合計1,000円なので、この3点セットがオススメです。尚、鮭とばやおやきは取り扱ってませんので悪しからず。
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【2021/12/30更新】
L:茨城県水戸市周辺
1)Newdaysミニ水戸7号
・茨城県水戸市宮町1丁目1-1 JR水戸駅2F 改札内コンコース
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『御老公弁当』
お弁当の万年屋さんが現在取り扱っている印籠弁当は、水戸駅構内のNewdaysミニ水戸7号で取り扱っている人気のお弁当になります。電話での取り置きも受け付けており、当方も前日に旅行中の青森から予約しましたが、運悪く数年に一度の大寒波で電車は運休し、道路は通行止めとなり、やむなくキャンセルをしました。翌々日に何とか水戸駅にたどり着けましたが、予約なしで行ったので当然お弁当は売り切れてました。公式の動画情報によると土日祝日のみの取り扱いとなるようなので、予め電話で予約がてら配送の有無を確認することをオススメします。電話は、029-267-5104です。
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⑤あとがき
以上が、レヱル・ロマネスク(&まいてつ)の舞台探訪記事になりますが、いかがだったでしょうか。当初は、レヱル・ロマネスクとまいてつで別々の記事にしようと思っておりましたが、紹介している場所が数多く被るため、途中からごちゃ混ぜになってました。作品に興味が無い方がこの記事に触れる事は少ないと思いますが、カットの紹介ごとにレヱル・ロマネスクで登場したのかまいてつで登場したのかを補足しておきましたので、参考にして頂けましたら幸いです。
今回、初めて人吉市の街を歩いてこの目で現在の様子を見たり、現地の方々にお話しを聞いたりすることで、現地に足を運ぶ前よりも令和2年7月の豪雨災害のことをより深くと考える機会ができたと思います。当方の親類も人吉市の周辺に今尚住んでるのですが、豪雨災害後に水が引いた状態で訪れた時でさえ自分の記憶している以前の状態との違いに驚きました。家の畳を全て剥がして処分したり、水に浸かって使用できなくなった家財の仕分け等…全体からしたらほんの少しですが、災害後の復旧に携わることができました。
現状、人吉市内では復旧自体大変であり、令和2年7月の豪雨災害に関する記事を1つまた1つ読むたびに、この大変な時期に足を運んでよいものか悩みました。ただ、被害が大きくても頑張って営業しているお店に少しでも還元しなくては、本当に自分たちが行きたいと思っているお店が無くなってしまうと思ったので、この機会に人吉に足を運んでみました。今回は残念ながら足を運ぶことができなかった場所もありますが、次に訪問する時の楽しみが増えたと捉えて、次の人吉訪問の計画を立てたいと思います。
最後に、今回訪れた場所をマップにしておきましたので参考になれば幸いです。それでは、この辺で。ではでは。
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※一部の画像を比較研究目的により使用しております。作品の著作権(画像も含む)は[©Lose/株式会社ボーントゥ/サエッタ/レヱル・ロマネスク制作委員会]にすべて帰属しますのでご注意ください。
こんにちは。約1年ぶりくらいの記事のご紹介になるため、記事の書き方もだいぶ忘れてしまいましたが、久々に筆を執ることで一つの記事にまとめてみました。作品にご興味のある方の目に触れることがありましたら幸いです。今回は、『レヱル・ロマネスク』という主に熊本県人吉市が舞台となっている作品に焦点を当てて、現地を実際に歩いてみました。熊本県と言いますと令和2年7月の豪雨災害が記憶に新しいと思います。市内を歩いていますと、災害の影響を受けた建造物がそのままの状態で残っている場所もあれば、復旧した上で頑張って営業している場所も見受けられました。県外の住民として1日も早く元の街並みに戻ることを祈りつつ、気持ち程度の募金と今回のように現地を訪れた際にお金を少しでも使うことで、復興の応援ができたら嬉しいと考えております。
【2021/11/29更新】
8月に記事を紹介してから3ヶ月経ちましたが、当時訪れることができなかった『池島』訪問と、れいなの気動車のモデルとなる『キハ07』の内部回覧イベントに参加することができましたので、この記事に補足して紹介させて頂きました。
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【2021/12/30更新】
年の瀬にポーレットアフタールートで登場しました『鳴子温泉』訪問と、『ストーブ列車』に乗車をすることができましたので、この記事に補足して紹介させて頂きました。
②『レヱル・ロマネスク』とは
2016年3月25日に発売されたPC版『まいてつ』を皮切りに、PS4版、Nintendo Switch版、そして続編も収録された『まいてつ Last Run!!』が発売され、作品の世界観を同じくするアニメが2020年10月に放映されました。また、映像化にあたりTVアニメ『レヱル・ロマネスク』DVD&Blu-ray化プロジェクトが実施されて、予定の3倍以上の支援金が集まったことにより、無事に円盤化されました。尚、円盤各種の一般発売は現在予定されておらず、今現在視聴するにはネット配信等を利用する必要があります。
③『レエル・ロマネスク』とオススメスポット
レヱル・ロマネスクの舞台は熊本県人吉市であると判明しており、世界観を等しくするPC版『まいてつ』が発売された当初から、多くの作品ファンの方々が現地まで足を運んでいるようです。以下では作中に登場しない場所もありますが、オススメの立ち寄りスポットをご紹介させて頂きます。人吉巡りの途中に、ついでに足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
1)人吉市観光案内所
・熊本県人吉市中青井町326-1 JR人吉駅構内
・営業時間:09:00~18:00
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この施設は人吉駅構内にあり、観光客の助けになってくれるはずです。当方は施設の方に直接質問したりしたことはありませんでしたが、観光案内所で配布されていた『人吉おでかけまちなかマップ』を入手できたことで、今現在のリアルタイムな人吉市内の施設の現状を知る手掛かりになりました。市内の情報を入手したくても、なかなか声を掛けて聞きずらい人もいると思いますが、マップを入手するために立ち寄るだけでもオススメです。
2)ステーションビジネスホテル天守閣
・熊本県人吉市中青井町321
・チェックイン16:00~21:00 チェックアウト:~10:00
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人吉駅から徒歩15秒というアクセス抜群な宿泊施設です。同施設には、『おみやげの城 天守閣』と『カフェ亜麻色』が併設されており、『おみやげの城 天守閣』の方は現在休業中になっており、2021年秋再開予定となっているようです。ホテルは直近の修繕工事が完了したことにより、長らく利用できなかったエレベーターが利用できるようになりました。ホテルに入ると入り口から、『まいてつ』や『レヱル・ロマネスク』のキャラクターのぬいぐるみやフィギュア、そして運が良ければ話をしていて楽しい女将にお出迎えして頂けるはずです。最近、ポイントカードを用いたお得なサービスを開始され、作品にも理解のある宿泊施設で一日の最後にくつろいでみてはいかがでしょうか。
3)ビジネスホテル千代鶴前の巡礼マップ
・熊本県人吉市中青井町310-1
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人吉駅から徒歩3分という距離に『まいてつ』の聖地巡礼マップと作品紹介が記された看板が設置されております。人吉駅の周囲には、作品に関連する舞台が数多く点在しておりますが、このマップは作品ファンとしては見落とすことができません。人吉という街は、『夏目友人帳』という作品の舞台としても有名であり、『まいてつ』や『レヱル・ロマネスク』の舞台を巡っていても、同様の場所が舞台として取り上げられていることもあるため、『夏目友人帳』の名前も多く目にする機会がありました。複数の作品のファンの方の場合は、一度に複数作品を巡ってみるのも楽しめるかもしませんね。
4)郷土料理 四季
・熊本県人吉市中青井町299-2
・営業時間:11:30~14:00/17:00~22:00
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当方が夕食の時間帯に足を運んだタイミングでは取扱いは無かったので実際には注文しておりませんが、作品のファンの間ではお昼時に提供されているらしい『SL(ハチロク)定食 946円』が人気であるようです。お目当てのメニューは注文できませんでしたが、折角なのでお刺身定食を注文させて頂きましたが、大変美味で良いお店を知ることができたと感じています。このお店、結構人の入りも良く人気がありますので、来店する際には電話予約をした上で来店することをオススメしておきます。
5)人吉発船場
・熊本県人吉市下新町333-1
・出発時間
【3月~10月】09:00から1時間おきに16:00まで
【11月】10:00から1時間おきに14:00まで
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※個人の予約は、球磨川くだりのHPから。ただし、現在は球磨川くだりの運行は休止中。
※現在は、梅花の渡し(ばいかのわたし)とラフティングのみ受付中のようです。梅花の渡しとは、人吉城周辺を約15分館周遊する遊覧舟のことを指します。
6)くま川鉄道レールサイクル「くまちゃり」
・熊本県球磨郡相良村柳瀬2278-2
・1日6便【9時・10時・11時・13時・14時・15時】
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※予約は、くま川鉄道株式会社のHP内のレールサイクルの項目をクリックすると、該当のページにアクセスすることができます。
※2人から4人でのみ体験することができ、くま川鉄道沿線の相良村『十島菅原第一踏切』から相良藩願寺駅前手前の『願成寺踏切』までの約30分間の道のりを、レールサイクルに乗って普段は走ることができない線路上を走ることができます。
④『レヱル・ロマネスク』と舞台探訪
ここからは、『レヱル・ロマネスク』の舞台探訪記事をご紹介させて頂きます。また、舞台となった場所を巡っている最中は不要なトラブルを避けて楽しい旅にするためにも、
①自身の体調管理に気に掛けた上で、マスクや消毒の適宜使用や体温計測に気を配る
②複数人で移動したり会話を行う場合は、マスクを装着した上で実施する
③観光客や通行人にカメラを向けない
④許可されていない場所への立ち入りをしない
⑤撮影が禁止されている場所でカメラを使用しない
⑥自分で出したゴミは自分で持ち帰る
観光客やその周囲に気を配ることは当然として、観光地のゴミ問題も深刻な課題だと言えます。綺麗な景観を維持するためには、日々の現地の方々の努力があるからだと思います。誰もが気持ちの良い旅行をするためにも、最低限のマナーは頭の片隅に入れておくといいかもしれません。
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◇A:人吉市中心部
1)ゲストハウスくまたび
・熊本県人吉市中青井町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜温泉駅外観』
人吉駅の横に併設されている建物であり、レンタル自転車のサービスを実施しております。旅行営業の事業は現在休業中となっております。
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜鉄道レールショップ』
くまたびの中では、グッズ販売を実施しております。切符を記念に買いたかったため、切符関連で取り扱いのありましたおかめど幸福駅の記念切符を買ってみました。
2)人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868
・熊本県人吉市中青井町343-14
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『ガマダス外観』
現在、人吉駅の前には仮設商店街が一時的の併設されておりますが、鉄道ミュージアムはその奥にある建物になります。水曜日が定休日で入場料は無料となっております。
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『ガマダス内観』
建物の中には、子供向けの鉄道体験やミニSLなどがあり、ターゲットは家族連れの客のようです。屋上には展望デッキがあり、列車の運行が再開する際には多様な列車が走っている様子を伺えるはずです。
3)SL展望所
・熊本県人吉市中青井町343
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【転車台】
SL展望所の施設の中には、転車台や投炭練習場や機関庫を見学できるスペースがあるようです。ただし、当方が現地に訪れた日には入り口にロープが掛かっており、現在は見学不可の状態でした。転車台は建物の外からも見ることは可能ですが、やはりいつかSL乗って可動した状態で見学してみたいものです。
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『投炭練習場』
投炭練習場を見学するためには、写真にある転車台・SL館入り口と記されたゲートを通る必要があるのですが、今回は未訪問となります。もし、現在見学可能なタイミングがあるのであれば、予め観光案内所の方に聞いて確認しておいた方がいいかもしれませんね。
4)人吉機関庫
・熊本県人吉市中青井町343
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『石造りの機関庫』
SL展望所入り口方面から撮影しております。かつては、作中の画像のような機関庫の形で稼働していたようですが、近年現在の写真のようになり、前方の部分は取り壊されてしまったようです。過去の写真を探してみると、作中と同様な機関庫の記録も残っておりますので、探して見てみるのも楽しいかもしれません。
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『石造りの機関庫』
人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868方面から撮影しております。作中に登場するこの機関庫の姿は、現在の姿に即したものが描かれております。
5)人吉駅前からくり時計
・熊本県人吉市中青井町
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【からくり時計】
人吉駅前の象徴的なモニュメント、からくり時計になります。1時間に1回、中のからくりが動き出しますので、タイミングが良ければ動いている様子を見ることができるかもしれませんね。
からくり時計を中心として、奥には人吉駅弁やまぐちとあおやぎビジネスホテルが描かれております。
6)Cafe亜麻色
・熊本県人吉市中青井町321 天守閣テナント
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『Cafe亜麻色』
Cafe亜麻色はビジネスホテル天守閣のテナント内で営業している店舗であり、作中のレエルロオド・サミットでは店内の様子が描かれているようです。当方が訪れた日はCafeの奥様が入院されており、臨時休業とのことでした。人吉駅前でアクセスも大変良い場所であり、昼食の時間帯から夕食の時間帯まで営業されているようなので、作品ファンであれば一度は足を運んでおきたい場所の1つだと言えます。
7)熊本銀行人吉支店
・熊本県人吉市上青井町144
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『隈元銀行御一夜支店』
熊本銀行人吉支店は人吉駅から道なりに球磨川方面に向かうと、十字路の一角に立っているため視界に入るはずです。ステンドグラスで彩られた建物は、人吉駅周辺の建物の中でもひときわ目を引く存在だと思います。
8)青井阿蘇神社
・熊本県人吉市上青井町118
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『赤井阿蘇神社』
青井青神社は、2008年に熊本県初の国宝に指定された貴重な歴史的建造物となります。作中では特に『まいてつ』で幾度も登場した重要な場所でしたが、『レヱル・ロマネスク』の方が建物の外観は多く描かれておりました。尚、『まいてつ』で作中に説明のありました内部の鬼の彫刻等に関する説明の資料が配布されていましたので、興味のある方は手に取ってみると勉強になると思います。尚、作中のカットを正確に合わせるためには神社の前に架かっている禊橋(みそぎばし)から上から撮影する必要がありますが、現在は破損しているため立入が禁止になっております。
写真は、青井阿蘇神社の禊橋(みそぎばし)前の鳥居と、禊橋を撮影しております。前述の通り、禊橋は現在立入禁止となっているため、橋を渡って神社の方へ渡ることはできません。
写真は青井阿蘇神社の拝殿(はいでん)になります。青井阿蘇神社には建物の内部を一部見学可能になっており、拝殿も見学可能となっております。『まいてつ』に登場した一部の場所は、建物の内部を描いたものらしいので、一度は内部を見学して見てみたいところです。
写真は青井阿蘇神社の楼門(ろうもん)になります。正面の赤い鳥居を潜ると楼門を通り、奥には拝殿が見えてくるはずです。
9)新温泉
・熊本県人吉市紺屋町80-2
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『登呂流湯外観』
昭和6年から、昭和・平成・令和の3つの元号の時代の人吉と共に過ごしてきた銭湯が、人吉市の中心部にありました。令和2年7月の豪雨災害の影響で休業になっており、現在は建物保存に向けて活動中とのことです。
10)蓑毛鍛冶屋(みのもかじや)跡
・熊本県人吉市九日町70
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『蓑笠鍛冶店』
『まいてつ』作中でもおなじみの『蓑笠鍛冶店』のモデルとなっているお店の跡地になります。令和2年7月の豪雨災害の影響で建物を畳むことになったようで、2021年6月より解体工事が開始され、写真のように更地になったようです。現在は、後ほど紹介する店舗で営業されているようであり、元々こうばもそちらにあるようです。
11)渕田酒造場(ふちたしゅぞうじょう)
・熊本県人吉市紺屋町22
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『右田一酒造元外観』
令和2年7月の豪雨災害の影響で休業状態となっており、クラウドファンディングの記事によると清掃費と最低限の設備を整えるために1,000万円規模の資金調達が必要だと記されておりました。また、当初は同じ場所で再開を考えていたそうですが、また水に浸かってしまうことを懸念して移転することを決めたそうです。こちらの記事にも記されておりましたが、再建を目指しての土地探しが難航しているようです。
12)大吉
・熊本県人吉市鍛冶屋町61
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『大吉』
夏目友人帳という人吉が舞台の作品のグッズを数多く取り扱っているお土産屋さんのようです。レヱル・ロマネスクのアイキャッチで登場しておりました。軒先のガラス戸には、今年開催の花火大会の夏目友人帳のポスターが飾ってありました。
13)立山商店
・熊本県人吉市鍛冶屋町61
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『御一夜市の町並み』
人吉市の鍛冶屋町通りある店舗であり、立山商店の白い看板が印象的です。店内では茶葉を主に販売しているようです。鍛冶屋通りでは、みそ・しょうゆ蔵の釜田醸造所やきじ馬などに絵付体験のできる住丘郷土玩具製作所等の見どころのあるスポットがあるようです。
14)相良路の湯 おおが
・熊本県人吉市灰久保町21
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『登呂流湯湯船』
24時間営業の銭湯であり、宿泊施設である人吉温泉おおがの宿が併設されております。作中の登呂流湯の外観は新温泉ですが、湯船のモデルはこちらにあたるそうです。
15)旧人吉市役所
・熊本県人吉市麓町16
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『御一夜市役所』
まいてつの作中では、特にポーレットの話の中では幾度となく登場したこの場所。2016年に発生した熊本地震の影響で倒壊の恐れが発生したため、現在の場所に移転となりました。解体工事自体も今から3年前の2018年に完了しており、現在では奥に建っている人吉歴史館が見えるほど景観が変わってしまいました。人吉の市民にとって、すぐそばにある人吉城と旧人吉市役所はまとめて目に入る御馴染みの景観だったのかもしれませんね。
16)人吉城
・熊本県人吉市麓町
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜城址 堀合門』
人吉駅方面から人吉城に足を運ぶ場合には球磨川に架かっている『みずのてはし』を渡ることになるのですが、そこから石垣の続く堀合門の方に歩こうとすると、通行禁止を示すカラーコーンとバリケードが設置されております。現在、人吉城を見学するためには2つのルートのいずれかを選択する必要があります。どちらもルートを選ぶ際でも、隣接する相良護国神社の中に入る必要があり、1つは境内の鳥居を潜り道なりにまっすぐ進むルートです。このルートは、人吉城の工事中の作業員さんたちのすぐそばを通るので通っていいのか心配になるところですが、観光案内所配布のマップに人吉城に訪問する際の正規のルートだと案内がありました。工事中の作業員さんのそばを通り抜けると、作中のカットと同じ堀合門にたどり着けます。
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜城址 三の丸』
もう1つのルートは、人吉城御館跡庭園の付近から人吉城に続く石階段を昇っていくルートです。石階段を登る際には、本丸・二の丸・三の丸を指す案内看板が掲示されております。作中のカットは、二の丸から三の丸を見下ろしている風景になります。
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【御一夜城址 みずのてはし】
人吉城の城壁と球磨川と橋が描かれているので、みずのてはしにいる様子を描いているものだと思われます。ただ、球磨川は作中のように小さくないので違う気もします。
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【御一夜城址 御一夜市景観】
人吉城の二の丸からは、人吉市の景観を一望することができる絶景スポットだと言えます。高さ的には本丸の方が高い位置にあるのですが、周囲が木に覆われており、景観を楽しむには少々物足りないかもしれませんね。
17)HASSENBA
・熊本県人吉市下新町333-1
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『クマ川下り船着場』
HASSENBAの建物を出ると、球磨川くだり用の船が泊まっています。写真は3枚とも同じ場所から撮影しており、HASSENBAの前の石階段を降りるとこの場所に行けます。
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『クマ川下り発船場』
2021年7月に、球磨川くだり人吉発船場がHASSNBAとして新しく開業しました。元々は、作中のカットのような建物だったそうですが、新しく生まれ変わるにあたり壁面の色が、白から黒に変わりました。
また、店内には九州パンケーキカフェ人吉店やHASSEN MAKETといった店舗が展開しており、パンケーキや昼食を食べたり、お土産を購入したりできます。尚、作中のカットの場所はカフェの一番奥から、窓の外の端に赤い鳥居がある位置になります。
◇B:人吉市下林町周辺
1)人吉市役所
・熊本県人吉市下城本町1578
現在の人吉市役所は、人吉駅から2kmほど離れた場所に移転することになりました。写真から見ても分かるように旧市役所の面影はなく、近代的な建物になっているようです。
2)蓑毛(みのも)マルイチ鍛冶屋
・熊本県人吉市下薩摩瀬町1596-3
現地を訪れた際は、下調べ不足でこちらで店を構えていることを知らなかったのですが、先にご紹介した場所が自宅兼店舗であり、こちらで紹介させて頂いた場所が工房の場所のようです。全国でも大変珍しい鍛冶体験をすることができた鍛冶屋のようです。クラウドファンディングの取り組みでは、返礼品の1つにまいてつをモチーフにした8620包丁を作成されたそうです。
3)人吉温泉しらさぎ荘
・熊本県人吉市下林町2647-2
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:【しらさぎ荘】
令和2年7月の豪雨災害による被害を受け、しらさぎ荘は現在休業になっております。作中で描かれていたしらさぎ荘は、豪雨災害前の様子だったと思われます。クラウドファンディングの取り組みでは、多くの支援者の方の協力により目標に到達したようです。100年以上続く歴史ある老舗旅館に、復興後に宿泊することができれば幸いです。
4)大和一酒造元
・熊本県人吉市下林町2144
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『-』
『まいてつ』の作中では右田一酒造元醸造所のモデルとして、酒造りの現場が描かれており取り上げられておりました。今回は『レヱル・ロマネスク』の第1話に御一夜市の町並みの一コマとして登場しました。この場所も令和2年7月の豪雨災害を受けており、クラウドファンディングの取り組みで豪雨災害を乗り越えた奇跡の酒を返礼品の目玉に取り上げ、見事目標の3倍以上の成果を上げられたようです。
◇C:くま川鉄道沿線
【2021/11/29更新】
※くま川鉄道湯前線は2021/11/28に1年5か月ぶりに部分開通しました。今回再開したエリアは、肥後西村駅から湯前駅間になります。
1)人吉温泉駅
・熊本県人吉市中青井町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『御一夜温泉駅』
くま川鉄道人吉温泉駅とJR人吉駅は、同じ改札口から入ることができる駅であり、ホームと線路が明確に分かれているだけで、ほぼ同一の駅であるという認識で良い思います。写真は駅名標を接写しすぎて分かりにくいのですが、作中のカットの背景には石でできた建造物が目に入るはずです。これは、大村横穴群という古墳時代のお墓であり、国指定史跡に指定されています。
くま川鉄道人吉温泉駅のホームにある窓口であり、JR人吉駅の電車に乗り換える際に利用するらしいですが、現在はくま川鉄道が運休でかつ切符等の取り扱いは『くまたび』で取り扱っているので、現在は使われていないようです。現在JR人吉駅の改札口は封鎖されているため、駅のホームに入る手段は2つに限られております。1つは『くまたび』の奥にホームに渡る歩道橋(階段)がありますのでそれを使用するか、もう1つは駅から人吉機関庫方面に向かって線路沿いに歩くと踏切があるので渡り大村横穴群側からホームに渡る歩道橋(階段)を使用すると、駅のホームに入ることができます。
2)くま川鉄道球磨川第四橋梁
・熊本県球磨郡相良村柳瀬
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『クマ川第四橋梁』
最寄り駅は、くま川鉄道湯前線川村駅になります。川村駅から球磨川沿いに球磨川第四橋梁の視認できる場所を探してみたのですが、橋近辺の電波塔付近から写真のように現在の様子を伺うことができました。周囲では、橋の復旧工事のために日夜頑張っている工事関係者の方々がお仕事をされておりますので、立ち入り禁止箇所に入ることが無いよう注意が必要です。
3)木上(きのえ)駅ホーム
・熊本県球磨郡錦町大字木上
〇登場:『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『キービジュアル』
待合所とプラットホームが国の登録有形文化財に登録されている木上駅。ホームは片側だけで、線路も1本であるため、登りと下りの列車がすれ違うことができません。駅自体は無人駅になっており、少し離れた踏切の付近に木上駅の駐輪場がありました。過去の1日の乗降数が15人程度であることから、近隣住民の生活の足としてのみ使われていたことが伺えます。
4)あさぎり駅ホーム
・熊本県球磨郡あさぎり町
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『保線』
くま川鉄道湯前線の端から端の駅の中で、中間に位置する駅になります。駅の規模は大きく、駅構内に設置されている階段を使用すると、3階くらいの高さからあさぎり駅のホームを見下ろすことも可能です。あさぎり駅のホーム内の立ち入りは可能ですが、反対側のホームは工事中ということもあり、立ち入ることはできませんでした。尚、カット内の『S』の字が入った標識と、左奥に描かれている白色の建物が実在することから、カットはあさぎり駅を示したものだと考えられます。
5)湯前(ゆのまえ)駅ホーム
・熊本県球磨郡湯前町
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『湯医駅ホーム』
くま川鉄道湯前線の一番端にあたる駅が、この湯前駅になります。駅舎に面している出入口は木の板で頑丈に封鎖されているため、ホーム内に立ち入ることはできません。作中のカットと同様な写真を撮影するためにはホームに立ち入る必要がありますが、現在は隣接する駐輪場からホームの様子を伺う程度の撮影しかできない状態になっております。現在、11月を目標に肥後西村駅から湯前駅の間を部分的に運行再開させようと動きがあるようです。
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◇D:人吉市大野町周辺
1)大畑(おこば)駅
・熊本県人吉市大野町
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『小畑』
肥薩線(えびの高原線)は現在、八代から吉松まで普通列車が不通という状態になっており、大畑駅に向かうには直接向かうしか手段はありません。当方も当日、車で向かったのですが駅に向かう途中の大歓寺付近で工事による迂回が多く、道が分からなくなったため、代替案として道の駅人吉から徒歩で向かうことにしました。作中のカットは更に高い位置から見下ろして撮影しておりますが、そこまで探す気力が無かったため、駅舎とホームを歩くだけで十分満足しました。尚、この駅のホームは夏目友人帳で登場しているそうで、比較カットが駅舎の中に掲示されておりました。
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◇E:八代市周辺
1)八代駅
・熊本県八代市萩原町
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『八ツ城駅8620』
『まいてつ』に登場した八ツ城駅のモデルとなる駅になります。ホームの場所はJR側の改札口を入ってすぐ左側の場所にあり、肥薩線0起点八代駅の文字が目に入るはずです。駅のホームに入るためには、券売機で170円の入場券を購入する必要があります。
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◇F:長崎県南島原市周辺
1)島原鉄道常光寺(じょうこうじ)前駅跡
・長崎県南島原市南有馬町北岡
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『廃駅』
2008年4月1日に廃線になった駅になります。かつては、駅の屋根部分にあたる場所の下に自転車を止めていた様子が、ネット上の過去の写真から伺えます。現在は、線路自体も撤去されており、ホームの下に降りて同様のカットを撮影するつもりではいましたが、あまりにも蜘蛛が多すぎて、草むらに飛び込む勇気が出ずに断念しました。
2)島原鉄道原城(はらじょう)駅
・長崎県南島原市南有馬町北岡
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『術仙炭鉱駅外観』
2008年4月1日に廃線になった駅になります。現在、写真のバリケードの前の部分はすぐそばで営業されている喫茶店のやすべえの駐車スペースになっているようです。近辺には、世界遺産の原城跡がありますので、歴史的にも有名な地を一緒に巡ってみるのもいいかもしれません。
◇G:長崎県池島町周辺
1)池島
・長崎県長崎市池島町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『術仙炭鉱』
長崎県長崎市にある離島の池島は、『まいてつ』や『レヱル・ロマネスク』に登場した『術仙炭鉱』のモデルの一部となっております。離島のため、島へのアクセスの手段は船のみとなっております。池島にアクセスできる港は、神浦港と瀬戸港と佐世保港の3つの港となっておりますが、オススメの港は瀬戸港です。瀬戸港からは、多くの人が乗船可能なフェリーの運行が一番多く、港のすぐそばに有料の駐車場も完備しているからです。尚、2枚の写真は瀬戸港の内外の様子になります。当方が訪れた日は、今の世間の現状から長崎県民以外の乗船をご遠慮して頂いているという話でしたので、今回の池島訪問は見送りました。
尚、作中に登場する炭鉱内の見学に参加するためには、『長崎さるく』さんが開催されている池島炭鉱坑内探検ツアーに参加するのが良いようです。こちらも現在、長崎県民の方のみの受付となっているようなので、参加を希望する県外在住の方は注意が必要です。そして、当日の天候によっては船が運休する可能性も十分にあるようですので、天気が心配な時は瀬戸港の方に連絡してみるといいでしょう。
【2021/11/29更新】
◇池島へのアクセスについて
前回、池島へのアクセスは瀬戸港をオススメさせて頂きましたが、池島観光ガイドを実施されている『長崎さるく』さんを利用すると島内の散策が大変効率良くなるため、就航時間的に利便性の高い神浦(このうら)港をオススメさせて頂きます。神浦港から『長崎さるく』さんの観光ガイドを利用する際は、10:30に出発するフェリーに乗船する必要があります。切符売り場で420円を支払えばいいのですが、当方が訪れた日は窓口に係の人が09:45~10:08の間しかいなかったため、時間を逃すと乗船チケットを買い逃してしまいます。乗船時は船を降りてくる利用者と入れ替えですぐに出航するため、チケット購入と乗船準備は余裕を持って行うことをオススメします。
■神浦港のチケット売り場は、左の写真の建物の扉から中に入ります。中に入ると、左の写真のような切符売り場があります。
■フェリーが港に到着しましたら、すぐに乗船チケットを渡してフェリーに乗り込みます。2階が客室になっていますので、空いている席に座るといいでしょう。
◇長崎さるくについて
長崎さるくは長崎の観光ガイド等を実施している団体であり、今回の目的地である池島の観光ガイドも実施しております。池島島内が初見の場合は、島内散策する際に何か困った際に尋ねることができる人もなかなかおらずに、結構大変な思いをすることが予見されます。長崎さるくさんの観光ガイドを利用することで、普段入ることができない池島炭鉱内をはじめとして、数々の観光スポットを質問可能なガイド同伴で巡ることができますので、利用しない手はないでしょう。予約は3日前までであり、インターネットの長崎さるくのHPから予約することが可能となっております。
■フェリーが池島港に到着しましたら、左の写真の桟橋で長崎さるく担当者さんがお出迎えで待機してますので、ツアーの参加者である旨を伝えましょう。右の写真は、帰りの高速船のチケットを購入する切符売り場がありますので、場所だけは覚えておくといいでしょう。
1)池島炭鉱トロッコ電車前
・長崎県長崎市池島町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『炭鉱線路』
この撮影ポイントは初っ端から失敗してしまったのですが、作中のカットを撮影するためには、池島炭鉱トロッコ電車の先頭車両の前から、線路側に向けてシャッターを切る必要がありました。この撮影チャンスは池島炭鉱内をガイドして頂いた後に、トロッコを降りたタイミングの1度しか無いと思われるので、現地を再訪できた際には同じ場所で再チャレンジしたいですね。
2)池島炭鉱内
・長崎県長崎市池島町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『炭鉱内』
池島炭鉱内をトロッコでしばらく走ると、ガイドの方に降りるように案内を受けます。それ以降は、炭鉱内を徒歩で移動しながら、炭鉱内に掲示している資料を見ながら詳細に説明をして頂けます。注意すべき点は、ガイドの方が3ヶ所目の説明ポイントを説明しているタイミングで炭鉱の奥の方に目を向けると写真の場所の撮影が可能です。ただし、ガイドの方が説明している途中であちこち移動して勝手な行動を取ると、危険ですし注意を受けるはずですので、あくまで基本はガイドの方の説明に耳を傾けるといいでしょう。
3)炭鉱住宅跡
・長崎県長崎市池島町
〇登場:『まいてつ』『レヱル・ロマネスク』 作中呼称:『炭鉱廃宿舎』
過去にこの場所を特定した方の記事を参考に、ガイドの方の話を聞きながら『旧炭鉱住宅』のエリアを注意深く写真を撮りまくっていたのですが、一致する場所は見落としてしまいました。そもそもガイドを受けながら通る道と少しだけ外れていたので、この場所は単独で島内を探索の時間を作らないと写真撮影が困難だと思われます。
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◇H:大分県玖珠町周辺
1)旧豊後森(ぶんごもり)機関庫
・大分県玖珠町帆足242-7
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『文庫森機関庫』
大分県にある旧豊後森機関庫になりますが、以前訪問した際の写真を拝借したものになります。豊後森機関庫公園内には、整備され良い状態で保存されている蒸気機関車29612号「キューロク」が展示されておりますので、記念に撮影してみてはいかがでしょうか。
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【2021/11/29更新】
I:福岡県北九州市周辺
1)九州鉄道記念館
・福岡県北九州市門司区清滝2-3-29
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『キハ07s』
作中のキハ07sのモデルとして酷似している型は、九州鉄道記念館に展示されているキハ07 41号よりも、岡山県久米郡美崎町にある片上鉄道保存会吉ヶ原駅に展示されている型の方が近いようです。キハ07は現存している車両の数が大変少ないそうなので、大きな鉄道博物館で丁重に管理されていつでも見学可能なこの車体は、九州を訪れた際には是非見ておきたいところです。
◇2021/11/28~29限定 キハ42055(キハ07 41)号気動車 社内公開イベントの開催について
2021/10/15にキハ07 41号は国の文化審議会において、国の重要文化財に指定すべきとの答申を受けたと発表されました。それを受けて11/28~29にかけて、内部を見学できるイベントが開催されました。今後の内部公開予定はされていないとの事なので、内部観覧に興味がある方は今後の九州鉄道記念館のアナウンスに耳を傾けたいところです。
■昨今の情勢を鑑みて、少人数の完全入れ替え制による徹底された観覧環境が構築されておりました。また、国の重要文化財指定を受けて今後新しいグッズを構想しているとの話を伺い、さっそくレジ横で展開していたキハ07 41号の新作ピンバッチを入手しました。
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【2021/12/30更新】
J:宮城県大崎市鳴子温泉周辺
1)JR陸羽東線鳴子温泉駅車内
・宮城県大崎市鳴子温泉
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『ー』
作中では仙台駅から鳴子温泉駅までストーブ列車に乗った描写が描かれています。次のタイミングですと、2022年1月29日と30日に『快速 風っこストーブ湯けむり号』が仙台(9:09発)~鳴子温泉(11:01着)、鳴子温泉(13:15発)~仙台(15:02着)に運転されますので、タイミングが合えば当方もスゴク乗ってみたいです。ちなみに、比較の写真はJR陸羽東線の鳴子温泉駅で社内から撮影したものを代用しています。
2)玩具道周辺
・宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷73-4
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『鳴呼の町』
鳴子温泉駅前から、仲町通りを道なりに歩いていった場所にあります。作中では駅前にあるような描写でしたが、駅前から少々離れており、周囲は地元住民向けのお店が並んでいるエリアになります。目印は右側に写っている玩具道さんの黄色の屋根であり、その先にはこけしと一体化した公衆電話が印象に残るはずです。
3)足湯下地獄源泉
・宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷72
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『-』
ポーレットたちが浸かっていた足湯が、足湯下地獄源泉になります。当方が現地を訪れた日の天気は大雪であり、人が歩いていない場所は想像以上に雪に足を取られてしまいますので、作中同様に双鉄のようにはならないように注意が必要です。
4)足湯下地獄源泉
・宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷72
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『温泉たまご製作所』
温泉たまご製作所は、ポーレットたちが浸かっていた足湯の目の前にある施設になります。ただし、大雪のシーズンは稼働していないとのことなので、温泉たまごが目当ての場合は、事前に観光案内所に電話して稼働状況を確認しておくのも一つの手かもしれませんね。
5)第2北羽前架道橋
・宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷38-1
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『鳴子の線路・鳴子の線路C58』
第2北羽前架道橋は、鳴子温泉駅から仲町通りを道なりに歩き、玩具道も通りすぎた後にある鉄橋になります。位置的にはホテル扇屋さんの坂から撮影しています。ここからポーレットが撮り鉄をしていたと思われるので周囲の背景と比較したのですが、一致はしていませんでした。列車の撮影は代用で、カット合わせをしていた時の列車で合わせました。
6)こけしの菅原屋
・宮城県大崎市鳴子温泉上鳴子135
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『こけし屋』
鳴子温泉で有名なこけしに関するお店か施設に足を運ぼうと考えておりましたが、当日はかなりふぶいており、ネットで調べた中で一番近場でかつ人気のスポットであるということで足を運んでみました。店内はおみやげ屋さんのスペースとこけし体験の工房の2つのエリアに分かれており、通常はこけしの体験は要予約が必要だそうです。当方は当日体験している方をたまたま見かけて、自分も体験したいと店主に伝えたら了承して頂けたので、飛び込みで参加してきました。双鉄と同様にハチロクこけしを作るために、ろくろと絵付けの体験をしたのですが、店主が作中の職人と同様の事をおっしゃっていた事が印象的でした。尚、店主によると、こけしのろくろ体験ができるのは全国でもここだけという話なので、双鉄たちが訪れた場所もここなのではないでしょうか。
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【2021/12/30更新】
K:青森県五所川原市周辺
1)ストーブ列車
・青森県五所川原市
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『ストーブ客車』
作中で登場した津軽鉄道のストーブ列車の客車になります。ストーブ列車は、津軽五所川原駅から津軽中里の間を一日3往復している列車になります。運航期間は毎年12/1~翌年3/31まで。1日3往復の運行になりますが、12月中は12/1と平日は1日2往復、土日祝日は1日3往復となるので注意が必要です。津軽五所川原から乗車する場合は、『9:35(12月の平日は通常の列車)、11:50、14:48』の3回の出発に合わせるといいはずです。尚、料金は870円の運賃に、ストーブ列車代の500円が必要になります。
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『鳴子ストーブ列車』
車内は『快速 風っこストーブ湯けむり号』がベースになっていると思いますが、今回は津軽鉄道のストーブ列車で代用しております。要予約で1年に2日しかチャンスが無いので、興味がある方は是非予約してみてはいかがでしょうか。津軽鉄道のストーブ列車のストーブは、『17A,17B,17C,17D』~『14A,14B,14C,14D』が手前のストーブ、『6A,6B,6C,6D』~『8A,8B,8C,8D』が奥のストーブになります。列車内では、だるまストーブで購入したスルメをその場で焼いてちぎってくれます。スルメと日本酒、リンゴジュースで合計1,000円なので、この3点セットがオススメです。尚、鮭とばやおやきは取り扱ってませんので悪しからず。
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【2021/12/30更新】
L:茨城県水戸市周辺
1)Newdaysミニ水戸7号
・茨城県水戸市宮町1丁目1-1 JR水戸駅2F 改札内コンコース
〇登場:『まいてつ』 作中呼称:『御老公弁当』
お弁当の万年屋さんが現在取り扱っている印籠弁当は、水戸駅構内のNewdaysミニ水戸7号で取り扱っている人気のお弁当になります。電話での取り置きも受け付けており、当方も前日に旅行中の青森から予約しましたが、運悪く数年に一度の大寒波で電車は運休し、道路は通行止めとなり、やむなくキャンセルをしました。翌々日に何とか水戸駅にたどり着けましたが、予約なしで行ったので当然お弁当は売り切れてました。公式の動画情報によると土日祝日のみの取り扱いとなるようなので、予め電話で予約がてら配送の有無を確認することをオススメします。電話は、029-267-5104です。
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⑤あとがき
以上が、レヱル・ロマネスク(&まいてつ)の舞台探訪記事になりますが、いかがだったでしょうか。当初は、レヱル・ロマネスクとまいてつで別々の記事にしようと思っておりましたが、紹介している場所が数多く被るため、途中からごちゃ混ぜになってました。作品に興味が無い方がこの記事に触れる事は少ないと思いますが、カットの紹介ごとにレヱル・ロマネスクで登場したのかまいてつで登場したのかを補足しておきましたので、参考にして頂けましたら幸いです。
今回、初めて人吉市の街を歩いてこの目で現在の様子を見たり、現地の方々にお話しを聞いたりすることで、現地に足を運ぶ前よりも令和2年7月の豪雨災害のことをより深くと考える機会ができたと思います。当方の親類も人吉市の周辺に今尚住んでるのですが、豪雨災害後に水が引いた状態で訪れた時でさえ自分の記憶している以前の状態との違いに驚きました。家の畳を全て剥がして処分したり、水に浸かって使用できなくなった家財の仕分け等…全体からしたらほんの少しですが、災害後の復旧に携わることができました。
現状、人吉市内では復旧自体大変であり、令和2年7月の豪雨災害に関する記事を1つまた1つ読むたびに、この大変な時期に足を運んでよいものか悩みました。ただ、被害が大きくても頑張って営業しているお店に少しでも還元しなくては、本当に自分たちが行きたいと思っているお店が無くなってしまうと思ったので、この機会に人吉に足を運んでみました。今回は残念ながら足を運ぶことができなかった場所もありますが、次に訪問する時の楽しみが増えたと捉えて、次の人吉訪問の計画を立てたいと思います。
最後に、今回訪れた場所をマップにしておきましたので参考になれば幸いです。それでは、この辺で。ではでは。
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※一部の画像を比較研究目的により使用しております。作品の著作権(画像も含む)は[©Lose/株式会社ボーントゥ/サエッタ/レヱル・ロマネスク制作委員会]にすべて帰属しますのでご注意ください。
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