5月17日に放送されていた『みんなの家庭の医学』がなかなかに興味深かったです。動悸がテーマだったのですが、心臓だけが問題ではなく肺に原因がある場合もあるのだとか。
肺の機能が衰える→肺が十分な酸素を取り込めない→それを補おうと心臓は速く鼓動する→動悸、息切れ…ということだそうです。
私の心拍数はかなり多めでバクバクしてるのですが、理由を聞いてすごく納得できました。心臓も頑張ってくれてるんですねぇ…。
肺はみずから拡張収縮しているわけではなく、呼吸筋の働きで空気を出し入れを繰り返しているのだそうです。つまり呼吸筋を鍛えれば肺機能が改善できると!
そこで、番組で紹介されていた呼吸筋ストレッチをメモしてみました。加齢で呼吸筋が衰えたり、呼吸器疾患の方にオススメだそうです。ケータイでは画像も含めた詳しい情報が見られるようですが、そこまでしなくてもな…という方は、以下を参考に試してみてはいかがでしょうか。
・息を吸いやすくするストレッチ(肋間筋と首の筋肉を伸ばす)
1:肘を開かずに両手を胸に当てる
2:ゆっくりと息を吐く
3:吐ききったら、ゆっくりと息を吸い呼吸で持ちあがる胸を押し下げる
4:息を吸いきったら、元の姿勢に戻しながら息をゆっくりと吐く
5:この動きを5回くりかえす
・息を吐きやすくするストレッチ(肋間筋と腹筋群を伸ばす)
1:片方の手を頭の後ろに当て、反対の手を腰に当てる
2:ゆっくり息を吸う
3:吸いきったら、息を吐きながら頭に当てた肘を持ち上げるように体を横にそらす
4:息を吸いながら元の姿勢に戻す
5:5回繰り返したら反対側も5回行う
・息を吸いやすくするストレッチ(胸と背中の筋肉を伸ばす)
1:肩幅ぐらいに足を開く
2:腕を組んでお腹の前に当てる
3:息を吸う
4:そのまま息を吐ききったら
5:息を吸いながら手を伸ばし背中を丸める
6:吸いきったら息を吐きながら元の姿勢に戻る
注意:背中を丸めるときは膝を軽く曲げる。手を伸ばしたときにおへそを見る
・息を吐きやすくするストレッチ(胸の前側の筋肉を伸ばす)
1:肩幅ぐらいに足を開き、手を後ろに回して腰の高さで組む
2:息を吸いながら肩を前に閉じる感じで出す
3:息を吐きながら手を後ろに離して胸を前に(張っていく感じで)出す
4:息を吸いながら元の姿勢に戻る
4つのストレッチを5回ずつ1日3回行う。
息を吸うための筋肉を伸ばす体操は息を吐きたくなる。息を吐くための筋肉を伸ばす体操は息を吸いたくなる。呼吸とストレッチが逆になると効果が得られないので要注意。痛く感じるまでは伸ばさず気持ちよい程度でとどめる。
以上です。
「4つのストレッチを5回ずつ1日3回」ってかなりハードル高いですが(笑)、私もせめて1日1回は試してみたいと思います。改善より前に体を痛めないように気をつけないといけませんね。
関連:呼吸筋ストレッチ体操のすすめ