2001年 監督 : 原恵一
出演:  岡田斗司夫 乾貴美子 氷川竜介(アニメ評論家)
ゲスト:  藤原啓治(野原ひろし役 声優) 唐沢俊一(評論家) 国生さゆり(女優) 立川志らく(落語家)
 
司会者もゲストも熱い熱い。w こんなにしんちゃんを愛してやまない人達がいたんですね。そういう私もダイジェストを見ただけで泣けました。何度見てもダメなシーン満載なんですよ、これ。番組でも言っていましたが、これはクレヨンしんちゃんだけど完全に子供は置いてけぼりです。
 
あらすじは、イエスタディ・ワンスモア(ケンとチャコ)の陰謀で20世紀の匂いに世の中の大人達を洗脳。誰も大人をやらなくなってしまった世界で、しんちゃんはじめ子供達が親と未来を取り戻すため戦うというなかなか壮大な話です。ケンとチャコってネーミングがかなり笑えますが、これがなかなか手ごわいのです。
 
昭和の日本、懐かしい夕焼けの町、まずしくても古きよき日本でまだ未来を信じていたあの頃。ノスタルジーに洗脳された大人はなかなか目を覚ましません。ひろしも同様で、葛藤葛藤また葛藤です。そのひろしの葛藤と、ケン、チャコにズタボロになっても挑んでいくしんちゃんの姿に胸が熱くなりました。劇場では嗚咽があちこちから聞えていたとか。
 
そうそう!嬉しかったのは夕べのゲスト。野原ひろし役の藤原啓治さん。初めて見ましたが、全然イメージと違います。ギャグアニメの中の人とは思えない。想像より若い!そしてカッコいい〜。ヒゲが青くないです。w とりあえず藤原さんを見れただけでもお得感大。
 
劇場版はほぼひろしが主人公になってしまう事が発覚。どうしてもスケールが大きくなるので手ごわくなると家長の力が必要になるらしい。オトナ帝国は完全にひろしが主役になっているのだとか。言われてみると確かに!でもノスタルジーに洗脳されたひろしが引き戻ってこれたのは子供がいたからだと藤原さんが言っていました。
 
岡田さんが力説するには、現実を思い出してもまだひろしの中で葛藤があった。心のどこかにもう一回戻りたいという気持ちがある。「なんでこんなに懐かしい。懐かしくて頭がおかしくなりそうなんだよ!」おかしくなったら家族を捨ててしまう。唐沢さんは自分なら完全に家族を捨ててるとまで言ってました。w 色んなものをしょっている大人(特に子供さんいらっしゃる方)が見たら、このへんはたまらないのでしょう。でもひろしを現実に引き戻すのは自分のくさい靴のニオイってあたりが、ギャグアニメのしんちゃんっぽくていいです。w
 
ラストのしんちゃんとイエスタディ・ワンスモアとの戦いかなり有名なシーンですね。35年も過去をしょってる者と対等に戦うには、しんちゃんがズタボロになるほど傷つくしかなかったという意見がありました。しんちゃんがエレベーターを追いかけて階段を登って行くシーンは全部手書きなんですって。すさまじい迫力です。
 
とにかく夕べのアニメ夜話は熱かったです。見ているこっちも熱くなりました。そしていい話、いい解説をいっぱい聞けました。オトナ帝国の逆襲はやっぱりいい!夕べのこれらを踏まえて見ると、更に感動出来そうな予感。やっぱりまた見たいな・・。こういう所がもう、イエスタディ・ワンスモアの陰謀にやられているのかも?w 

 
 

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲