BL偏食日記

新旧関係なく、手に取って読んだBL本の雑読記録です。
新書・文庫、時にはコミックやCD・同人誌も……?

飼い犬に咬まれました     李丘那岐 角川ルビー文庫2014.10.014

「この金で、あんたは買えるか?」

背は低いが態度はデカい金貸しの宗太(そうた)は、天敵のヤクザに捕まったところをヤクザの手下・志賀(しが)に助けられた。「お兄さん、うちに転職しない?」。宗太の一言を本気にし、極道から足を洗って事務所の用心棒として働きだした志賀。無愛想で何事にも無関心な男だが、何故か宗太にだけは興味を示し「稼いだ金であんたを買いたい」と言い出す始末。全力で拒否しつつも、身命を賭して宗太を護る志賀の忠誠心と一途な想いに絆されそうになり……?
忠犬×オクテな金貸しの下剋上ラブチェイス!


元ヤクザ×金貸しの青年で年下攻。
ストーリーは、金持ちだった義父と再婚した母が残した財産で金貸しをしている受・宗太の視点で進行していきます。宗太が金を貸す条件 ―― それは、貸した金を使って懸命に這い上がる努力をすることと、それによってその人の運命が良い方向へと変わる可能性があること。金があることで運命を狂わされた人を見てきた宗太は、ある時ある仕事先でヤクザの手下だった攻・志賀と出会うのですが……。
まず私が大好きな、寡黙で出来る男な攻です(笑)。しかも「もしかして性格がちょっと悪い!?」と思える言動がトッピングされた、ある意味オイシイ攻です。そんな男・志賀の無表情っぷりが気になり、ヤクザに脅されなぶられてる真っ最中だというのにスカウトを仕掛ける宗太は、まさに背は低くて可愛いけど、強気で頑張り屋なところが比護欲をそそられるキャラだなあと。つまり、「あんたが好きだ、抱きたい」と口説き続ける男に、次第に絆され、傍にいるのを許してしまうようになっていく展開が、ものすご〜く萌えなんですね。
強引、傲慢、セレブな攻もいいけれど、無口、無表情、だけど頼りがいのある腕っ節のある攻の方が好みだなあと、志賀×宗太を読んでて再認識しました(笑)。特に宗太は、とあることが原因で性的な接触には拒否してしまうタイプなので、余計に志賀の口説きによろめいていく過程が楽しかったです。
読み終わって振り返ってみれば、宗太は志賀の無表情が気になってどうしようもなかった最初から、無意識レベルで惹かれていたんではなかろうかと思うわけですよ。誰かが志賀のことを認めたり、もしかしなくても過去のアレやコレが気になって、想像してはムッとしてしまうあたり、やきもちですよね……完全に。また私は、想うだけなら自由とばかりに、口説き文句を垂れ流しては「可愛い」と宗太に真顔で言い切る志賀がツボにハマってます。
いいですよね……何考えてるかわからない無表情のヤツが、実は頭の中では「可愛い」「抱きたい」と一杯になってて、しかも実際に身を呈して護ってくれるんですから、私の中ではBLの攻としては上位ランク(笑)。だからこそ、ようやく志賀が宗太とHする場面では、あんなに寄るな触るなだった相手にようやくここまで!!と感激しました。
……というわけで、読み終わったのは比較的早かったんですが、感想を上げるのが遅くなりました。
今回感想書くにあたり再読しましたが、やっぱり志賀……好きだわ〜。楽しかったです。

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日傘ちゃん 1    テクノサマタ バーズコミックスルチルコレクション2014.19.244

「セスさんといると、ぼくは撹拌されるのだ」

ある暑い日、公園で困っている湊(みなと)をさりげなく助けてくれたのは、大人の男の人なのに女性用の日傘をさしていることから『日傘の君』としてローカルで有名な外人さん・セスだった。
そして、なぜか湊を「日傘」と呼ぶセスと、次第に親しくなっていき……。


外人さん×少年。
全プレのために雑誌を買い、そこでぽつぽつと読んでいたシリーズです。
はっきりいってBLと呼ぶには遠いかも? セスと湊はキスどまり(しかもほっぺにちゅー)だし、ほのぼのだし、恋も何もあらゆる意味で「未満」だからどうなんだろうと思いつつ、その透明感のある空気に惹かれてしまいます。
さて、可愛い子ちゃんポジションに設置された湊ですが……とある出来事が原因で他人からちょっぴり距離を置く、おじいちゃんが経営している喫茶店で手伝いをする男の子です。最後まで読んでわかったのは、湊はいろいろと悩んで傷ついていて、ふとした瞬間に落ち込んでしまうこと。そして幼い頃に犬に追いかけ回されたことで、たとえどんなに小さな犬でも怖いということ。今はただ時間が過ぎて、心の傷が浅くなることを待っていること……ぐらいでしょうか。そしてそんな湊の前に現れた、女性用の日傘をさす外人・セスもまた、湊とは違うけれど心に傷を持っていて……。そんな2人を思いがけず繋いだのは、日傘。セスがなぜ女性用の日傘をさしているのか気になる方は、是非とも直に読んで確かめてくださいね(笑)。
……にしても、ほのぼのしてるなあ。
セスがさりげなく手渡す日傘もそうだし、泣いてたり落ち込んでる湊と並んでベンチに座ってたべるアイスもそうだし……酒癖に問題アリのセス弟との遭遇も、謎のバーベキューパーティも、特に何がどうってことないんだけど、セスと湊の間にある空気が甘くて可愛い。しかも2人とも無意識なのが萌えツボなのですよ。ふふふ。そして、ページのあちこちにある、小ネタが楽しいです。(セス兄弟のなんとも言えないスキンシップとか、ミントたっぷりの飲み物、冷やして固めただけのチョコカップとか)止まっていた時間が動き出す瞬間って、なんでこんなに眩しいんだろうなあって胸きゅんしちゃいました。
……というわけで、「1」とナンバリングが打たれてるように続きものではありますが、はたして「2」はいつ出るのか……なんか私が妙にハマるモノはロングスパンなものが多いですね。こうなったらジンクスですな。あう。
でも、ほのぼので、甘々で、年の差&年上攻がツボで、健気に頑張る可愛い子ちゃん受が萌えで、体格差に煩悩ありまくりな方はきっと萌えがたくさん拾えると思います。

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愛の罠にはまれ!   樋口美沙緒 白泉社花丸文庫2014.09.254

「あっちゃんはきっと、愛しすぎるんだよね……」

ハイクラス種オオスズメバチ出身の篤郎(あつろう)は、過去に深く傷つけた義理の兄・郁への罪悪感から立ち直れず、幸せになってはいけないと自分を責め続けて生きていた。そんなある日、以前の篤郎を知り尽くしたヘラクレスオオカブト出身の兜(かぶと)と再会する。今は有名政治家の秘書をしているという博愛主義の兜。こちらを軽蔑しているはずなのに、なぜかつきまとわれ優しくされて、篤郎の頑なな心は次第にほどけていく。そんな時、篤郎の体に重大な変化があらわれた!? 
愛と許しの擬人化チックファンタジー登場!!


政治家×保育園アルバイトで擬人化モノ。
虫シリーズも4冊目になり、脇でちょこちょこ登場していたあのキャラが今度は主役で登場です。
今回主役になっているのは「愛の裁きを受けろ!」で悪役だったオオスズメバチの篤郎です。彼は薬に溺れ、果ては義兄・郁を酷い目に合わせてしまいますが、その後が気になっていたキャラでした。だいたい樋口作品に登場する悪役キャラは、その後の作品でどん底に落とされ苦しみ、そして改心して幸せをつかむパターンだからどうなるかなあと楽しみにしていたわけです。だからといってそれが……その相手がまさかの、あの兜とは思いませんでしたが(笑)。
ヒメスズメバチのマヤマヤいわく「○ンポじゃないの!?」と言わしめ、常に弱者には優しい顔で接していた兜が、篤郎に対してはサラッとツルッとナチュラルに鬼畜。兜自身はさほど自覚もなくやっていた部分もありますが……うーん……フツーに考えてもかなり酷いことをしてるのにまず驚かされました。「これってもしかしなくても、これまで登場した攻の中でも最低最悪なヤツ?」と兜に対する認識がガラガラと音を立てて崩れると同時に、兜に翻弄されてる篤郎が、前回読んでいた時に想像していたよりも繊細な、傷つきやすくて愛に飢えてる可愛い子ちゃんだったのにもさらに衝撃を受け……。「こんな子でしたっけ!?」ってところでしょうか。
だけど篤郎の心の中の叫びを聞きながら読み進めるうちに、篤郎は篤郎なりに傷付けられて、長い間癒されもせずにいたんだなあと納得できるところもあって、より兜が憎たらしく思えてしまいましたね(笑)。いや、表向きはインテリでソフトな印象だけど、中身は意外と鬼畜で独占欲が強く言葉責めをする攻が好みであれば、兜はドストライクだと思います。博愛で、本気になることを諦めてしまっている、ある意味可哀相な男。そんな男が、愛に飢えてて傷を負い、愛情表現が「深くて狭い」篤郎に対して執着する……裏返してみれば、自分だけに愛情を注いでくれるかもしれない篤郎が、どういうわけか自分から離れようとする。そんなのは許せない・離さないって構図がいつの間にか成立してるのにニヤけました。
特にツボだったのは、篤郎をマヤマヤらに奪われ、逢うのを阻まれ、手を尽くして捜して、マヤマヤの屋敷へ多忙な合間をかいくぐり足しげく通い詰める兜の憔悴してる姿でした(笑)。ハッキングって何?見取り図って!?しかもセキュリティを突破しての不法侵入までやらかす様子に、これがあの兜?とびっくりします。ここまで愛してるのなら最初からやれよ!!と思う一方で、その方法を知らずに育った背景がほんのり透けて見えてきて、あれほど酷いことをやらかしたヤツなんだけど……仕方ないな〜と苦笑いしてしまいました。
……というわけで、兜×篤郎編は想像以上に楽しかったです。
こうなったらもう、マヤマヤの幸せも読んでみたいな〜と思うのは我が儘でしょうか(笑)。

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獅子王の純愛 〜Mr.シークレットフロア〜   あさぎり夕 ビーボーイノベルズ2014.09.204

「よくてよくて、堪らぬのだろう」

気の強い美人編集者・志摩(しま)は取材でアラブの国を訪れるが、傲慢な王・アスラーンに攫われてしまう。抗うも、淫らに快楽で支配され、独占欲を露にされて……自分が自分でなくなりそうで志摩は城を抜け出そうとするが……!?
オリコン連続1位の超人気シリーズ。かき下ろし小説&漫画も豪華に収録。


傲慢なアラブの王×快楽に弱いクールビューティで年上攻。
サブタイトルからもわかるように、シークレットフロアシリーズです。
しかも主役は、美貌と気の強さが持ち味の編集者にして、その傍ら自らも執筆活動をしている志摩。そうです。脇役で、受をちまちまといじめ、そして攻に対して堂々と小説の没ネタを下取りしていたあの志摩が受で登場です。そしてお相手は……コミックスで月の力に振り回されていたあのキャラの実兄(笑)。そしてそして……これまで散々「共感覚」で引っ張っていたネタは封印されて、舞台もグランドオーシャンシップ東京から灼熱の砂漠の国へと大きく変わりました。
……とはいえ、BLアラブですから鉄板ネタはてんこ盛りです。
砂漠のど真ん中にある豪奢な城へと攫われて軟禁はもちろん、天蓋付きベッドでH、言葉責めと絶妙なテクで泣かされて……とお腹いっぱいになれます。ただひとつちょっと味付けが違うな〜と感じたのは、志摩のキャラですね。美人と評されてるけど簡単に攫われてお姫様のごとく非力ではないし、性格も微妙に歪んでるし、なにより性癖はノーマルで男と関係することなんて微塵も想像していなかったわけです。(ま、あくまでも最初の印象だけですが)そんな男が、いくら執筆活動のための取材とはいえ攻・アスラーンに攫われ、力ずくでモノにされ、淫らな快楽に落ちそうな自分に怖くなり、これまたベタで王道な流れです。
うーん……外してないな(笑)。だからこそ楽しめる人はとことん楽しめると思います。
個人的なことを言わせてもらうなら、私は志摩のようなキャラは ―― それが攻であろうと受であろうと ―― さほどツボではないので、まあこんな感じかなあという感想。だから思い入れという意味では、志摩よりもむしろアスラーンみたいな、王様なんだけどどこか子供のような部分を残した男が、恋に振り回されてる構図が楽しかったですね。最初は、ただ日本からきた異邦人を揶揄してやるだけだったかもしれない。それが思いがけず正面から喰ってかかられ、しかも美人とくれば……まあ、男なら喰いつくでしょうな。ただ志摩は男なので、同性の壁を物ともしない度胸がないと無理ですが(笑)。んで、読み終わった感想としては、2人でやってろバカップルかな。アスラーンのような兄を持つあのキャラの苦労が偲ばれる気がするのは何故でしょう!?(笑)
……というわけで、設定もストーリー展開も王道路線。豪華なキャラとH山盛り、適度な山あり谷ありの流れは外しようがないって感じですな。
しかしだからこそシリーズの面目躍如ってところもあると思います。

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僕の可愛い酔っぱらい   暮田マキネ ダイトコミックスBLシリーズ2014.09.034

「舌まで入れられたんですけど…っ」

ヒナのバイト先のちぃさんは、無口で無愛想なツリ目の板前。
そんなちぃさんと最近ちょっと気まずいのは歓迎会の夜に酔って寝ぼけたちぃさんにキスされてしまったから!ぎこちない態度のヒナを呼び出したちぃさんは「俺が嫌い?」と怒って泣きだしてしまい……!?


天然イケメンのバイト×ツリ目ちびの板前で年下攻。
まるまる1冊、ヒナ×ちぃさんでびっくりしましたが、あとがき読むと元は電子配信だったらしく、それが1冊にまとまったようです。私は電子配信書籍にはノータッチなので、初めて読んだ作家さんです。年下攻で初読み……普段なら手出しはしないはずですが、カバーと帯のあおりにやられて購入。
いやあ、ツボです。なにが萌えツボかって、無口で無愛想なんだけど、内面はやたらと素直で可愛い性格してるんですね、ツリ目のちぃさんが(笑)。本当は、新人バイトとしてスカウトされるのを知らず、友人に連れられ店にやって来たヒナに一目惚れしてるところも、そんな自分の想いを押し隠していたところも可愛いです。その想いが溢れすぎたのか、歓迎会の夜に夢だと思ってヒナとキスしちゃってるし、ヒナに避けられてショックを受けて涙ぐんでたり……普段は仕事の出来る板前だけど、恋する部分は乙女。しかもちょこっとツンデレで、でも不意打ちみたいに突然素直。私のギャップ萌えにぐぐ〜っときます(笑)。ヒナもまた、イケメンだからこれまでの恋愛経験はいっぱいあるみたいだけど、ちぃさんとの状況を見るかぎり、どうもあまり本気の恋愛じゃなかった=相手の女がみんな性格強すぎた!?って感じですね。ヒナの振られた原因のすべては、相手を思うから好きにさせていた=束縛する気持ちほとんどナシだったみたいですしね。でも、ちぃさんに対する気持ちは、独占欲、心配性、ツボをくすぐる可愛さに身悶えして……こんなに違いがあるなんて!と、たぶんヒナ本人も内心驚いてるに違いありません(笑)。
個人的には、ちぃさんのツリ目+無愛想+無口だけで、ご飯が田んぼ一反分軽くいけます。もともと無口で無愛想なキャラには弱い傾向があるんですが、それに照れと恥じらいが加わると受としては無敵だと思う私は間違っているとは思えません。(イっちゃってる自覚アリ)あと、初めての気持ちに余裕のないヒナも、受に夢中で溺れてる攻が大好きな私にはたまらないです。まあ、俺以外の前で酒を飲んで酔っ払ってくれるなだとか、そんな可愛い顔は俺の前だけにして!だなんて、恋人としては独占欲も露わな束縛タイプに成り下がりそうな予感ですが、ヒナ、もっと年齢重ねたらイイ男になりそうなので無問題。
……というわけで、思いきって購入して正解でした。
萌えツボ満載で、本来年下攻は苦手なんですが、この2人は大丈夫でした。楽しかったです。

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トクセン〜異常犯罪特別専門捜査班〜    いおかいつき 角川ルビー文庫2014.09.013

「じゃあ代わりに、お前が俺と寝るんだな?」

飛びぬけた容姿を持つ若手刑事の響(ひびき)が、突然異動を命じられた部署。それは、異常犯罪の特別専門捜査班・通称『トクセン』だった。癖のある面子が集められたそこで、響は憧れの先輩刑事・暁(あかつき)とコンビを組むことに。しかし暁には以前の正義感や頼もしさはなく、単独捜査をしたがる身勝手な男に変貌していた。更に捜査の見返りに協力相手と寝ようとする無節操な暁を止めると「じゃあ代わりにお前が俺に抱かれろ」と挑発してきて……!?
我が儘刑事×美貌の魔性刑事の年の差バディラブ!


先輩刑事×美貌の後輩刑事で年の差&年上攻。再会モノ。
ストーリーは、幼い頃から美貌ゆえに、異性からの異様なまでの執着を煽ってしまっている受・響の視点で進行していきます。刑事になってからも異性からのアプローチは変わらず、果ては「魔性」と揶揄される始末。そのおかげで周囲からは浮いた存在だった響は、ある日突然異動を命じられるのですが……。
設定としてはBLではたまに見かける、特別に組織された部署の刑事モノです。今回の場合、突如発足した感じが否めない「トクセン」なので、メインキャラの響と暁以外の脇キャラの掘り下げは、ストーリーを進行させるためのものか詳細ではありません。それに視点が響なので、再会モノといっても特別インパクトがあるものでもなくて、過去にたった1日の出来事にすぎません。あと、設定が設定なので事件が絡みますが、あくまでも響と暁のラブが中心なので……(以下略)
読んでいて、個人的に「ふうん?」と思ったのは、暁がトクセンに配属された理由でしょうか。とある事件が原因で性癖がバレ、そのためこれまで積み上げてきた実績が崩れ、さらには周囲から避けられたために単独捜査に甘んじなければならなくなり……と、至極理由が真っ当なんですね。意外と。BL刑事モノは、そのあたりの扱いが(ストーリーをすすめる上において都合よく)甘いことが多いんですが、まあ男社会で縦社会の警察では当然の周囲の反応かな〜と苦笑い。それとは反対に、響が刑事としては(生真面目な本人の性格以外が)規格外れで、女性に異様にモテる魔性=美貌がまかり通ってるのにはびっくりです。どちらも他人に名前を知られているくらいには有名人ってところは共通ですけどね(笑)。
そんな2人が再会し、事件を共に追うようになって次第に関係が変わっていく様子は ―― 響が淡々としているものの ―― 面白いと思います。特に暁の横に、過去の男が現れ、暁もまた彼に親しげな様子を見せると、表情こそあまり出ないとはいえ響の内心に変化が。そして過去に暁が見せた顔と、今の顔との落差を感じるたび、言いようのない感情に振り回されてるのもまた楽しい。成り行きとはいえHをしてからは、その変化は顕著になって……と、冒頭のクールビューティさはいずこへ?と言いたくなる変貌も遂げてくれます。まあ、でも、事件とか周囲のキャラは、本当に2人の恋愛の添え物なので、そういう部分も求めている場合は肩透かしかもしれません。あとはやはり、年の差モノとあらすじにあったけれど、表紙を見る限り、中身まで読まないと年上攻とはわからないのがネックかもしれません。(事実、私はギリギリまで年下攻だと思っていたんですよね〜、どうしてなんだろう?)
……というわけで、ひさしぶりのいおか作品でしたが、思いがけず淡々と読み終えてしまいました。
面白くないとは言わないけれど、初期作品にあった、良い意味での荒さがなくなっちゃってるなと残念でした。うーん、何がどう違うんだろう!?

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不器用なプロポーズ   真先ゆみ リンクスロマンス2014.08.313

「俺のものなのに」

中学時代からの幼馴染みで、空間デザイナーとして活躍する法隆(ほうりゅう)とともにデザイン事務所を立ち上げた奏多(かなた)は、仕事に没頭すると日常生活を忘れてしまう法隆を公私ともにサポートする役割を担っていた。そんなある日、精悍な容姿と才能のため、男女問わず誘われることが多いにもかかわらす、誰よりも自分を優先してくれる法隆に申し訳なさを感じた奏多が、思いきってそのことを打ち明けると「俺にはおまえ以上に大切な相手はいない」と思わぬ告白を受ける。戸惑いつつも想いを受け入れた奏多は、十年以上も友人でいた法隆から恋人として甘やかされることに恥ずかしさを覚えるものの、だんだんとその腕の中を心地よく思うようになっていき ――


空間デザイナー×ビジネスパートナーで幼馴染み同士。
ストーリーは、中学時代から公私ともに攻・法隆の面倒を見てきた受・奏多の視点で進行していきます。ある日、奏多は仕事のために起こしに来た法隆の部屋で、眠る彼の横で裸でいる美しい青年・ヒロヤを目撃してしまうのですが……。
まず注意しておかなければならないのは、奏多とくっつく前の法隆の恋人事情です(笑)。無意識のうちでは奏多を選んでいるけれども、まるっきり自覚がないので、ヒロヤの前にも何人もの恋人がいた過去があります。それでも奏多が離れずにいたのは、奏多自身も意識しないままに法隆を選んでしまっていたことと、男の恋人の姿を直接目撃したのはヒロヤが初だったことに尽きます。あとはまあ、読んでるこちら側にしてみれば、法隆が奏多を特別視して独占欲丸出しなのが透けてるので、それで許せちゃうかなって。つまり、ある意味最初から出来上がってるカブみたいなものなので、互いに意識してくっついて、いちゃいちゃしつつも攻の手綱を握ってるのは受って感じが好みであれば、萌えツボがたくさんあると思います。
個人的には、奏多が美人なことと、そして中学時代から法隆を餌付けしてたことがツボです。(そこかい!?というツッコミは無しでお願いします)互いに母子家庭で、多忙な母親がいて、そんな中で中学生の奏多が法隆の分までハンバーグを作って一緒に食べる構図を想像しただけで、もう私はメロメロなんでございます(笑)。そして、そんな奏多が作ったご飯で自分は出来てるんだから、今更俺を見捨てるなよと後ろからべったり抱きついてくる旦那=法隆って構図に萌え萌えなのです。それぞれ他人から見れば魅力的に成長を遂げた2人なのに、それでもやはり見てるのはお互いだけって……バカップルですよね〜。
あとはやはり、法隆の元カレのヒロヤと、奏多にやたらと本気で口説きにかかってる飛島ですかね。面白いです。どちらも法隆にはいろいろ思うことあるだろうし、また、奏多に対しても複雑な気持ちがあるだろうなと考えるシーンが多いんです。特にヒロヤは、奏多とのファーストコンタクトは最悪でしたし、挑発もしていたはずなんですが……終わってみると法隆にまだまだ未練が、というよりは、奏多の人間性に毒気を抜かれた感じで、最後はむしろ法隆よりも奏多と仲が良いんじゃないか!?と思えるくらい関係が変わってました。(その変化は、直に読んでみる方が顕著にわかります!)さらに、巻末の法隆視点のショートになると、法隆の奏多への傾倒っぷりがハンパないんだってよ〜くわかります(笑)。どんだけアンタは奏多にベタ惚れなんだと問い詰めたいですね。
なにより、法隆が取材を受けたという某ドキュメンタリー番組が気になるんですがっ。
……というわけで、夏からこっち私生活が忙しすぎて疲れてるのか、壊れてるのか、法隆×奏多のバカップル+熱々に癒されました。ひねりはないけど、甘い分だけ楽しかったです。

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愛犬調教    宮緒葵 プラチナ文庫2014.08.254

「ふふ…、なんてお可愛らしい……!」

両親の仇を討つため、解き放たれた禍神の江雪(こうせつ)を従わせて本家を乗っ取ろうとする傍系の犬神使い・篝(かがり)。江雪に挑むが敗北して、逆に囚われてしまう。それでも隙を狙い調伏しようとするが ―― 「私だけを睨んで頂き、私だけが貴方を泣かせて、寵愛されたい」その誇り高さに魅了された江雪に、まぐわいを強いられる。断固拒絶しようとするも脅迫され、しもべとする契りを強要されて!?


禍神×傍系の犬神使いでファンタジー設定。
タイトルからもわかるように、同レーベル「愛犬志願」のスピンオフ&続編。「愛犬志願」で脇役だった禍神・江雪がメインですので、「愛犬志願」が未読でもたぶん大丈夫だと思います。
さてストーリーは、始祖の血の薄い傍系でありながらも、先祖返りしたかのような霊力の高さを誇る受・篝の視点で主に進行していきます。篝は、没落していく本家からの無理強いで亡くなった両親の仇を取るべく、中位の犬神たちを従えて日々チャンスをうかがっていましたが……。
前作「愛犬志願」で当主・律の理不尽な扱いに甘んじていた江雪が、本家当主の象徴として、諦めの悪い根性悪な律から付け狙われております(笑)。しかも今度は、他の犬神使いたちまで巻き込んでの包囲網を敷かれてて、それでも絶大なる霊力を使って余裕の構え。もちろんその余裕も、篝が表に出て仕掛けてくるまで、と注釈がつきます。それだけ江雪にとって ―― 既に安綱のモノとなってしまった旭を除いて ―― 興味深い人間ってジャッジを下された篝は、たしかに権力に固執する他の犬神使いとは一線を画しているともいえます。まして江雪に固執する律とは別物です。
しかし……宮緒作品では、悪者は徹底的に下種な扱いだなあと苦笑い。特に律は、これまで私が読んだBLでも上位の下種さでした。自分の思い通りにするためなら、何でも ―― たとえそれが実の両親でも兄でも ―― 利用し、命も尊厳も踏みにじることを平然とやりかねない最低さです。だからこそ当主の座から引きずり降ろされた時、その原因となった兄・旭を憎み、自分を非難し冷たい目で蔑んだ両親を恨み、自分の元から逃げた江雪に固執する。まあ今回、その醜さが全面的に出てて、読みながらも「うわあ」と呟いてしまった私です(笑)。だから余計に、篝の潔さと、強気な影に隠れた脆さが強調されていなくもない。だから江雪が「お可愛らしい」と、かつての安綱みたいに篝に平然と垂れ流し、降伏してるかのごとく跪いても、強引に足首掴んで無理やりキスしそうなS攻になっちまうのは仕方ないのかなあと。
もちろん、江雪は篝のことを離したくない、取り込んでしまいたいと熱望しているので、人間ならざる存在にするためにせっせとHに励みます。篝の意思なんてそっちのけで。自分こそが、自分だけが篝の傍に侍るべきだと信じて疑わないので、なかなか人間である篝との意思疎通は遠回りに(笑)。まあだからって、同じ禍神の安綱のところへ悩み相談に行くとは思ってもみませんでしたが……。
前作の時もグロな場面はありましたが、やはり律が絡んだアレとかコレになると、どうしても今回もゲロで下種なシーンがあります。妖怪とかスプラッタっぽい描写が苦手な方は……まあ、そんな方は最初から読んでいませんよね? 
……というわけで、あの江雪が!!とびっくりしたことだけは記録したいと思います(笑)。
なんだ……禍神って、究極のところは本質変わらんな〜と。ただ世間体だとか、器用な分だけ江雪の方がタチ悪いかもしれません。でも楽しかった。ひさしぶりに安綱×旭+行光が見れて、さらには篝を思って涙ぐむ江雪も拝めて眼福でした。もしかしたら……同人誌で江雪の話が今後読めるかもしれませんが、宮緒作品はもれなく攻が壊れるからなあ。どうなるんでしょうね?(笑)

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もふもふしたくば嫁になれ   水瀬結月 角川ルビー文庫2014.08.014

「ふじ。おまえの身を、俺に捧げろ」

もふもふ好きの青年・塚守藤(つかもりふじ)は、入院中の祖父の代わりに狼を祀る塚の世話をするため、田舎で暮らすことに。そこで村の少年が濁流に流されそうな場面に遭遇した藤は、突然現れた神の化身といわれれる銀狼に、少年の命と引き換えに身を捧げることを約束する。夢かと思っていた藤だが、その後、早速家に現れた銀狼は、目の前で「ロウ」と名乗る銀髪の美丈夫に変身!? 味見と称して藤の体を舐めまわしてきたり、居丈高に居座って神獣たちの縄張り争いに藤を巻き込んだりして……!?


銀狼×青年でファンタジー風味。
ストーリーは、代々狼を祀る塚を守る一族の血を引く受・藤の視点で進行していきます。あまり帰りたがらない父と違い、祖父が暮らす田舎へとやって来た藤は、急な天候変化で濁流に流されそうになった顔見知りの少年を目撃し、思わず神頼みをしてしまうのですが……。
あらすじだけを読むと、神の化身として現れた攻・ロウに藤が見染められて、嫁に来い!!と言われる鉄板展開なのかな〜と思っていましたが……なんの、読み進めていくと、いろいろと意外な伏線が張られていてびっくりします。(まあ、ここでバラしてしまうと面白みが半減しますので思いっきりボカしますが……)しかしなんといっても一番特徴的なのは、藤がもふもふ好きだってことでしょうか(笑)。それは手触りの良いタオルでも、お日様に干した布団でも、愛らしいハムスターの毛並みでも、藤はうっとりしてしまっててマニアの域。藤を知ってるみんなは、揃って「仕方ないな〜」という顔。でも、本当に求めてるもふもふ=もっふりなモノには、未だに藤は出会っていないらしくて……。
……で、ここまで言っちゃえば分かりますよね?(笑) ロウの、銀狼になった時のふっさりとした毛並みの尻尾に藤はよだれを垂れ流す勢いで反応しちゃうんですな。ああ、触ってみたいって。でも、ロウにしてみれば銀狼になった時の自分に、簡単に触れることを許すはずもなく。だからこその「俺をもふもふしたければ、おまえを喰わせろ!!」=嫁になれ!!なんです。だけど藤にしてみれば、男の自分が雄のロウの嫁になることに抵抗があって……とラブコメらしく、バタバタ。ただでさえバタバタしてるのに、さらにソコへ隣町の神だという輩まで藤の精気の甘さに急接近してきて大変!! 神様が人間の住む家に転がり込むってだけでもコメディですが、それでも俺様気質で振る舞ってるロウの、藤に対する嫁扱いが甘々です。新婚か!?って感じ。
……とまあ、攻、当て馬(!?)もすべてもふもふづくし(笑)。可愛いです。でも、上記にも書いたように、ロウが藤を嫁に欲しがるには意外な伏線があって「ええっ、そんな理由があったの!?」と驚きます。そして思ったのは、「なんだロウ、尽くし攻? 結構なロマンチストじゃねえの?」ってことです。まあ神なので、見返りなんて考えていないし、さらには自分の身が危なくてもソレを誰にも救いを求めていないし、まして恨んでもいないってところが単なる俺様じゃないな〜って感じでした。一番萌えたのは、ロウが「ふじ」と藤のことを呼んでる意味。そして藤がもふもふ大好きになった本当の理由も。これらについては是非とも直に読んでから知ってほしいな〜って思います。はい。あとは隣町からやってきたお邪魔虫な神様が、なんのかんのと言いつつロウと絶妙な関係でして……面白いです。
……というわけで、読んだのは比較的早かったんですが、感想を上げるのが遅くなりました。
もふもふ……いいですよね〜、まして挿絵がみろくことこさんなので、可愛さ倍増しです。

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逃げたヒツジの捕まえ方   青山十三 カンナコミックス2014.07.104

「つーかさ、俺が好みなら俺と付き合おうよ先生」

ようやく探し出した謎の天才数学者・イーライは、羊の角を持つ有角人だった。記者のヒデは、取材を断固拒否する彼をどうにか籠絡しようとする。だが、居場所を知られたから引っ越すというイーライは、まるで何かから逃げているかのようで……。


羊、鹿、鬼 ―― 表題作を含む有角人を巡る話を収録。
以下、簡単にですが感想などを……。
【逃げたヒツジの捕まえ方】1〜4
数学100年の謎といわれた「アリス予想」を解き明かした天才数学者・イーライは、羊の角を持つ有角人で、さらには居場所を他人に知られたら逃げる、なんとも不思議なキャラ。でも、彼が人目を避けるようにして逃亡し続けるのにはとある理由があって ―― 。そんなイーライを探し出したフリーの新聞記者の攻・ヒデは、卑怯(笑)な手を使ってイーライの家に入り込み、さらにはイーライの同居人の有角人の子供・コニアすら取り込んで、いつしか彼はイーライのことが本気で気になり始めて……と、ちょっとSFチックな設定と展開にワクワクしました。
不思議です。人よりも羊の骨格・体の特徴が酷似している有角人っていうのは。そしてイーライが、ある意味最後の一人だっていうのも運命的な感じ。なによりイーライは、ヒデにツンデレですしね!! コニアも脇でいい感じでツッコミ役になってるのも可愛い。ああだけど……なんか設定が哀愁帯びてるんだよなあ。好き。
【my name】
そんなイーライの、子供時代の話。
ダークブラウンの髪・瞳を持つ、破滅型の男に何故弱いのか……この短編で謎が解けます(笑)。
【キラキラのキミ】
学校で唯一角を持つ士郎に、実はこっそり友情以上の気持ちを持って見つめている望月。露骨なシーンはない分だけ、なんかエロい空気があるな〜と思うのは、私の妄想が爆発してるからでしょうか(笑)。
【転校生のツノイ君には角が生えている】
転校生の頭に鬼の角が生えているってだけなんですけど……角って、その他の人からするとフェロモンでも出てるんですかね? それとも他とは異なる部分を持つからこその孤独ってヤツなのかな。
ともかく、高校生の時に出会って、ラストは5年後の再会なので、ちょっとだけドラマ? しかしその空白の5年間がやたら気になるんですが。
【ニルの湖】
最後は鹿の角を持つ青い瞳を持つ青年が、日本のとある町を訪ねる話。彼は彼なりに、かつて厳しい目で批判してきた男のことが気になっていたわけですが、これもある意味別の形を借りたツンデレかな。再会こそ叶わなかったんですけど、それはそれでロマンチックな感じかも。悲恋で終わる話は、あまり好きではないんですが……でも、有角人って設定だからなのか、叶わぬ恋も似合うな〜と。

……というわけで、本屋で見かけて、気になっていたので購入。
角かあ……これも一種のフェチ、だよね〜。でも楽しかったです。

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