「この金で、あんたは買えるか?」

背は低いが態度はデカい金貸しの宗太(そうた)は、天敵のヤクザに捕まったところをヤクザの手下・志賀(しが)に助けられた。「お兄さん、うちに転職しない?」。宗太の一言を本気にし、極道から足を洗って事務所の用心棒として働きだした志賀。無愛想で何事にも無関心な男だが、何故か宗太にだけは興味を示し「稼いだ金であんたを買いたい」と言い出す始末。全力で拒否しつつも、身命を賭して宗太を護る志賀の忠誠心と一途な想いに絆されそうになり……?
忠犬×オクテな金貸しの下剋上ラブチェイス!


元ヤクザ×金貸しの青年で年下攻。
ストーリーは、金持ちだった義父と再婚した母が残した財産で金貸しをしている受・宗太の視点で進行していきます。宗太が金を貸す条件 ―― それは、貸した金を使って懸命に這い上がる努力をすることと、それによってその人の運命が良い方向へと変わる可能性があること。金があることで運命を狂わされた人を見てきた宗太は、ある時ある仕事先でヤクザの手下だった攻・志賀と出会うのですが……。
まず私が大好きな、寡黙で出来る男な攻です(笑)。しかも「もしかして性格がちょっと悪い!?」と思える言動がトッピングされた、ある意味オイシイ攻です。そんな男・志賀の無表情っぷりが気になり、ヤクザに脅されなぶられてる真っ最中だというのにスカウトを仕掛ける宗太は、まさに背は低くて可愛いけど、強気で頑張り屋なところが比護欲をそそられるキャラだなあと。つまり、「あんたが好きだ、抱きたい」と口説き続ける男に、次第に絆され、傍にいるのを許してしまうようになっていく展開が、ものすご〜く萌えなんですね。
強引、傲慢、セレブな攻もいいけれど、無口、無表情、だけど頼りがいのある腕っ節のある攻の方が好みだなあと、志賀×宗太を読んでて再認識しました(笑)。特に宗太は、とあることが原因で性的な接触には拒否してしまうタイプなので、余計に志賀の口説きによろめいていく過程が楽しかったです。
読み終わって振り返ってみれば、宗太は志賀の無表情が気になってどうしようもなかった最初から、無意識レベルで惹かれていたんではなかろうかと思うわけですよ。誰かが志賀のことを認めたり、もしかしなくても過去のアレやコレが気になって、想像してはムッとしてしまうあたり、やきもちですよね……完全に。また私は、想うだけなら自由とばかりに、口説き文句を垂れ流しては「可愛い」と宗太に真顔で言い切る志賀がツボにハマってます。
いいですよね……何考えてるかわからない無表情のヤツが、実は頭の中では「可愛い」「抱きたい」と一杯になってて、しかも実際に身を呈して護ってくれるんですから、私の中ではBLの攻としては上位ランク(笑)。だからこそ、ようやく志賀が宗太とHする場面では、あんなに寄るな触るなだった相手にようやくここまで!!と感激しました。
……というわけで、読み終わったのは比較的早かったんですが、感想を上げるのが遅くなりました。
今回感想書くにあたり再読しましたが、やっぱり志賀……好きだわ〜。楽しかったです。

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