November 10, 2004

J・R・R・トールキン「二つの塔」(評論社文庫)

二つの塔指輪物語第二部であります。

silvering at 11:19│Comments(27)TrackBack(0)clip!読書 

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この記事へのコメント

1. Posted by silvering   November 10, 2004 13:28
最近エロブログのトラバがやたらとついて、削除するのが大変だ。しかも、ブログを商業エロサイトの宣伝に使っている輩が多い。何とか対策を講じてほしいものだ。新設球団を楽天にとられた理由の一つに、エロサイト対策の遅れもあったはずだしな。頼みますよほんと。

で、仕事の方、一応目鼻がついて、後は清書という段階になったので、明日やろう。今日はこれから指輪三昧!!!
2. Posted by silvering   November 11, 2004 02:45
体調が悪くやっと70ページ。まあ、イマイチ内容に入り切れないせいもあるのだが。
ディテール構築やスケールの大きさは見事だとは思うのだが、正直、何故あんなに人気があるのか、未だに全く理解できない。最後迄読んだら理解できるのだろうか。それとも、こんな作品のよさすら理解できないおれって、やはり、どうしようもない片輪人間なのだろうか。強烈な劣等感。
3. Posted by 海原雄山X22   November 11, 2004 03:43
安心しろ
私は大きい活字第一巻上の2ページで飽きて止めた。
面白くないんだよ。
面白さは分かるものではなく感じるものだ。
理解しても楽しめなければ面白くないんだぜ。
どれだけつまらないかを考えるのは有意義だから、そっちを追究し改善提案を出すべきだ。
ウハハハハハハハ
4. Posted by silvering   November 11, 2004 03:56
こうやって、自分の読んだ本についてこれまで書いた感想を見ていて、世評のよしあしと無関係に、よきにつけ悪しきにつけ、強烈な印象を残した本ほど、コメントが長くなっていることに気がつく。
読むことを単なる消費で終わらせたくないという意地汚い欲深さ、性格の悪さのせいか、すんなり読める作品であっても、心に引っかかるもののない作品は、どうしてもコメントが少なくなってしまう。要するに、「こんな小説をもっと読みたい」「俺も書いてみたい」という気にさせる作品と、させない作品というのがある。また、駄作と思える作品であっても、例えば「すずめ」のように、強烈な個性のある作品は最終的に低評価になるとしても、必然的にコメントが異常に長くなる。ネガティヴにせよ、強烈な印象を残すというのは大変なことだ。
そういう観点からすると、この「指輪物語」は、よく出来ているというのはわかるのだが、なぜか心に引っかかるものがあまりない。やはり自分の指向性との相違ということなのだろう。
もともと、自己の文学的嗜好の偏狭さに対する危機感を感じていたことから、間口を広げるために受賞作読みをはじめ、柄でもない冒険スペオペやヒロイックファンタシイなども、苦手であるのを承知で良薬口に苦しとばかりに差別しないで読むようになってから、実際、だいぶ指向性に幅が出て応用が利くようになり、それが自分の世界観にもゆとりを与えるという効果があったことは以前にも書いたことがある。
だが、本作のように「自分の予想の範囲内」でうまく出来ているけども、決して未知の領域ではなく、むしろ既に自分の中に消化されているものの追体験に過ぎないものに関しては、あまり生産性という点では意味がないのかもしれないという気もしている。
まだ全部を読んだわけではないから、確言は避けるが、本作品はそれ自体としてあまりに完成されていたがゆえに、多くのエピゴーネンを生み、その内容、世界像や物語構造が氾濫し、陳腐化した。特に、凡百のRPG群の影響が大きいだろう。だから、それらの陳腐化した劣化コピー群を飽きるほど読まされている私は、本作にも、その完成された形での原型を見るに過ぎないのかもしれない。
5. Posted by silvering   November 11, 2004 03:59
おっと、ニアミス(笑)

>どれだけつまらないかを考えるのは有意義だから、そっちを追究し改善提案を出すべきだ。

そういう視点で読めば楽しめそうだと、今思っていたところ。それなら、もっと沢山書くこともあるだろう。
6. Posted by silvering   November 11, 2004 04:26
私にとっての魅力ある小説って何だろう。
今まで受賞作読みで必然的にいろんなタイプの作品を読むようになったわけだが、その中で私の琴線に触れる要素は多分、以下のようなところだったと思う。
美しい、かっこいい文体→文章がくそな作品はそれだけで白ける。
奇抜な着想や個性的な作品世界→どこかで見たようなアイデアや世界設定の受け売りだと、それだけで興味を失う。どんなにキャラクターや物語を工夫しても駄目である。
奇抜なプロット構成、強烈などんでん返し→ラストが陳腐だと、それだけで評価が半減する。プロットに工夫がなく単調な話だと、途中で眠くなる。意外性のないものは糞。
結論としては、「奇抜なアイデアと世界像、かっこいいスタイルやプロット、あっと驚く仕掛け」この三要素が揃った作品が、特に好きなようだ。この三つが揃えば、SF、ミステリ、純文学、ファンタシイ、ホラーと、ジャンルを問わず何でもいける。逆に、いくらSFであっても上記を備えない作品はことごとく、「金と時間返せ馬鹿やロー、こちとら生い先長くない貴重な限られた時間を使ってんだ!」と怒鳴りたくなる。
ここから考えて、指輪物語が駄目だというのは、納得がいく。要するに、自分の好みに合わないというだけのことだ。
では、これから、いかに自分の好みに合わないのかを読みながら検証してみたい。
7. Posted by silvering   November 11, 2004 04:36
上の観点からすると、クリストファー・プリーストやこだま健二を私がなぜ好きなのかが明確化されて、ちょっと嬉しかったりもする。ミステリに関して、なぜ正統派探偵推理小説が嫌いでアンチミステリやメタミステリの方が好きなのかもよくわかる。なぜ普通の純文学よりも安部公房みたいな前衛小説が好きなのかもよくわかる。要するに飽きっぽくて新し物好きなので、古臭い見慣れたしみったれた貧乏臭くぬかみそ臭くうんこくさい物など真っ平ゴメンだということだろう。
8. Posted by silvering   November 11, 2004 04:48
上記の観点から私なりの評価パラメーターを作ったほうがいいかもしれない。主観的満足度という点で。
もともと本ブログで採用している評価指標は、友人が某所で使っていたものに、単純に基準統一しただけのもの。確か、読書というものは主観や好み、体調などによって印象が左右されるため、他人が参考にするためには客観的な統一指標を定めるのが望ましいという話になり、暫定的に定められたものであった。恐らく、当時「万人に売れる、普遍性のある物語とは何か」がたまたま共通テーマであったことから、ああいう設定になっていた気がする。
しかし、私の主観的好みという点からすると、物語性はさほど重要ではない。一般性に至ってはむしろ陳腐性と表裏の関係にあるため、全く無視してよい要素だ(某人ブログで「一般性とは陳腐性の聞こえをよくした言い換えに過ぎない」といった極論すら読んだことがある)。むしろ、「文体・スタイル」(かっこいいプロットまで含めて「スタイル性」と呼ぶか?)とか、「結末の意外性」といった要素がかなり重要になってくる。
そこで、これまでの4指標(いわば「ベストセラーの客観指標」)を維持しつつ、主観要素として「文体・スタイル」「結末の意外性」を、試しに付加してみたいと思う。
また、これらの得点と無関係に、主観評価を5段階で追記することとする。
9. Posted by silvering   November 11, 2004 05:34
もう一点、キャラクターに感情移入ができるかどうかという点がある。これは、短編では必要がないが、長編の場合、感情移入の媒体がないと長さを苦痛に感じてしまうこと必定だからである。よって、これも主観評価の要素に加える。
10. Posted by 弟子X22   November 11, 2004 08:32
乱入勘弁

こっちの評価を見る際に分からないと理解できないので質問。

既存の評価
テーマ性→主題の有無と作者の主題選定意志の強さ
奇想性→他とは異なった発想によるオリジナリティ
物語性→(仮称)基本則に沿っているかとその完成度。プロット含む。
一般性→読者対象の広さ

といった感じで捉えていた。
で、文体は書き手の伝達力(だから数値化可能)と思うがこの解釈でいいかしら。(←質問1)
スタイルの中のプロットのかっこよさについては筋立てや物語的な仕組みの巧拙と理解したのだが、微妙に物語性とかぶるんだよね。物語性と別に立てるこの数値化がちょっと分かりにくい。むしろ、プロットの創意性は数値化する部分ではなく語る部分ではないかと思ったりする。「プロットのかっこよさ」についての解説機ボンヌ。物語性を基本則との等質性として、創意性をいれるとかはどうでしょう。(質問2と提案1)

主観評価は特に質問ありません。主観だし。理屈抜きにどうだったかを示すのは大賛成です。

自分も貴兄と同様のパラメでやるかは分からないけど、愛読者としては知っておきたかったもんだから。

乱入重ねてスマソ


11. Posted by SILVERING   November 11, 2004 09:54
既存の評価に関し
テーマ性→主題の有無と作者の主題選定意志の強さ
に加え、その分析の緻密さやインパクトといった質的評価も含めたい。

他の3つに関しては概ね同意。
物語性に関し、基本則に則っていることを原則とするが、多少の変則構成も効果を上げていればマイナス評価とはしない。もっともプロットが極端に奇をてらっている場合(例、叙述トリック、メタフィクション)は、「物語性」よりむしろ、「奇想性」のポイントとして考慮する。

主観評価基準
>文体→書き手の伝達力(だから数値化可能)と思うがこの解釈でいいかしら。(←質問1)

伝達力というよりも、純粋に文章の美しさ、文章が好みであるかどうか。私の場合、明晰で理解しやすい文章よりも、曖昧/難解であってもイメージ喚起力の強い文体を好む傾向があるため、「文体」というよりも、「美文度」という名称にした方がいいかも知れない。が、「美文」というのとも微妙に違うんだよなあ。うーん、難しい。とりあえず、「文体」の名称で通します。→当然、翻訳物は、翻訳者の力量次第ということになります。

>スタイルの中のプロットのかっこよさについては筋立てや物語的な仕組みの巧拙と理解したのだが、微妙に物語性とかぶるんだよね。物語性と別に立てるこの数値化がちょっと分かりにくい。むしろ、プロットの創意性は数値化する部分ではなく語る部分ではないかと思ったりする。「プロットのかっこよさ」についての解説機ボンヌ。物語性を基本則との等質性として、創意性をいれるとかはどうでしょう。(質問2と提案1)

ここはご指摘の通り。私は淡々としたプロットよりも奇抜なプロット構成(時間や空間、視点がめまぐるしく錯綜するタイプ、理想型としては叙述トリックのミステリ)を好む傾向があるため、この指標を入れようと思ったのだが、確かに、物語性で評価すべきことかも。というか、プロットの奇抜さ、オリジナリティは、「奇想性」で評価すればよいか。
……結論としてはとりあえず以下の扱いにします。
プロットの技術的側面、物語性の原則を基準とした巧拙は、「物語性」
プロットの奇抜さ、創意工夫の意外さ、面白さの度合いに関しては、「奇想性」(含むプロットの創意性)

まとめると
<客観指標>
テーマ性→主題の有無と作者の主題選定意志の強さ、分析の密度・インパクト
奇想性→他とは異なった発想によるオリジナリティ(アイデア、設定、プロット構成)
物語性→(仮称)基本則に沿っているかとその完成度。プロット含む。
一般性→読者対象の広さ
<主観指標>
文体 →文章の美しさ、イメージ喚起力
結末の意外性→読んで字のごとく。「奇想性」や「物語性」に含まれうる要素ではあるが、主観的に特に重要な要素であるため単独評価。
感情移入力 →特定のキャラクターの視点や心情に同化する力。





12. Posted by SILVERING   November 11, 2004 10:42
100ページ超えて、やっとこのみのキャラが出てきたかも。「木の鬚」というしゃべる木。こいつがとにかく、変人と言うか変木。こいつ、メリー&ピピンに誰何されてこう答える。

「わしの名前を言うつもりはないんじゃが。一つにはな、それを言うにはずいぶんと時間がかかる。わしの名前はずっと殖えつづけておるからな。そしてわしはそれは長い長いあいだ生きてきた。だからして、わしの名前は、まるで一巻の物語よ。……古代エント語では、本当の名前というものは、その名前の持ち主たちの来歴を教えてくれる。……」

で、その場所の名を「アララララルンバカマンダリンドオルブルーメ」と紹介し、「こりゃ失礼した。これはな、わしの名前の一部でここを表すんじゃよ」。

万事がこの調子である。惚れたぜ。
13. Posted by SILVERING   November 11, 2004 10:56
あ、こいつ木じゃなかった。木のような膚をした大きな人間のような姿のものだった。
どういう気持ちでこの本を読んでいるかが如実に分かってしまったな。
14. Posted by 弟子X22   November 11, 2004 12:55
> あ、こいつ木じゃなかった。
激しくワロタ

で、回答サンクス。
理解できました。

ベストセラーの場合、客観指標は高くなるが主観指標の評価が伴わない場合には売れただけのモノで価値は低いみたいな感じでいいかね。

例)

 客観的指標 主観的指標
   ○     ○    ベスト
   ×     ○    ベター
   ○     ×    並
   ×     ×    クソ

これは分かりやすい!!

15. Posted by silvering   November 11, 2004 16:50
大体そんな感じですね。
ただ客観指標のうち、主観指標と大きくダブるのが奇想性かな。10を満点とすると
テーマ性 5
奇想性  10
物語性  5
一般性  0
こんな感じの配分かも。私の主観評価は、上記の客観指標に、主観指標各10点配点で合計すると、だいたいわかるかも。(50点満点)
というか奇想性と結末の意外性は内容的にかぶるので、実質この項目が50点中20点となってしまい、決定的重要性を有することになる。
16. Posted by SILVERING   November 11, 2004 18:48
上巻290ページ。

ぜ ん っ ぜ ん お も し ろ く な い 。
17. Posted by SILVERING   November 11, 2004 18:49
おも黒い。
18. Posted by silvering   November 11, 2004 18:50
掃 除 の 方 が 面 白 い 。
19. Posted by silvering   November 11, 2004 19:12
つまんねーっ。登場人物がしゃべり過ぎ。ピピンってやつ一人で20ページ以上しゃべりつづけてやんの。うざくてざーっと字面だけ眺めて終わらした。内容無視、どうせくだらないから。
20. Posted by silvering   November 11, 2004 19:26
つらくて上巻残り流し読み。各行の上半分だけ横読みし、会話文は冒頭一文だけをちゃんと読み残りは全体をぱっと眺めるだけですませた。
今迄3冊の中で、この上巻の後半が最も冗長で退屈だった。愚作だと思う。陳腐、マンネリ。
21. Posted by silvering   November 11, 2004 19:28
ゴミ小説の下巻に入る。
22. Posted by silvering   November 11, 2004 19:31
読みたくねえ。時間の無駄だ。DVD借りてすませようかな。
23. Posted by silvering   November 11, 2004 19:33
ヘヴンズ・ドア 殺人症候群>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>指輪物語
24. Posted by マンネリ少年コナン   November 11, 2004 19:35
アチャア
25. Posted by silvering   November 11, 2004 19:48
気づいたこと……多分日本語で読むからつまらないんじゃなかろうか? この敬体文がたまらなく不愉快だ。かっこわるい。おしゃれじゃない。ダサダサで愧づかしい。常体文で訳してたら、見違えるほどかっこいい小説になるんじゃないだろうか。
原文は、もしかしたら結構かっこいいんじゃないだろうか。王の帰還だけ原書を読もうかと真剣に悩んでいる。
26. Posted by silvering   November 13, 2004 06:34
下巻233ページ。
サムとフロドの巻。指輪を狙っていたはずのゴクリがいつの間にか同道。いろいろなところに寄りながらどこかに向かう。こいつらが何のためにどこに向かっているのかさっぱり分からない。おぼろな記憶では、指輪を燃やすための旅だったと思うが。
指輪を持っている連中の話である分、上巻よりはましだったが。
27. Posted by silvering   November 13, 2004 11:25
下巻読了。
やっと話が動いた。
ゴクリの裏切り。フロドは蜘蛛の怪物の毒にやられる。死んだと思ったサムは指輪を抜き取り遺志を継ぐことにするが、そこへオークがやってきてフロドを連れ去る。フロドは生きたまま昏睡状態にあるらしい。サムは指輪をはめて追うが、フロドを入れて城門は閉まり、サムは外に取り残される……。
どうしたんだよいったい、急に面白くなりやがって。
下巻終盤は「ファイナルファンタジー7」あたりの絵柄を思い浮かべながら読んだら少し興味が持てるようになりました。

さて、いよいよ最終巻の「王の帰還」であります。

各部ごとに評価をつけようとも思ったが、話が全く完結していないため、やめます。

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