2008年03月31日

アンティーク額縁屋

9daec93e.JPG美術館では多くの人の視線は、熱心に絵画に注がれている。

 
 それは当然です。

 
 ですが何かもう一つ見忘れてはいないだろうか?   



 !!額縁!!   

この名脇役にも、もう少し視線を投げかけて頂けると、さらに楽しめるので是非ともお勧めしたい。




絵画に絵画史があるのと同じように、絵画と共に時代を歩んできた額縁にも
額縁史なるものが存在する。

時代と様式、国などによって額の多様性、創造性を発見することだろう。

額装によって絵画のイメージも変化するので大変重要である。


海外のオークションハウスや、画廊・ギャラリー街の周辺を探すなら、高い確率で額縁屋を見つけれるだろう。

アンティークの額を多く所蔵しており、その中から作品に合うサイズを出して来てくる形態の店もあれば、掲載している写真のようにさまざまな時代・様式の額縁のL字形にカットした額見本の中から選ぶと、どう見ても作られてから何百年もたっているような額縁を新たに制作してくれる店もある。
金箔を時代がかったように退色させたり、ひびわれ、傷、ほこり、虫食いの穴までみごとに再現させるテクニックには「おみごと!」というばかりだ。
そういった工程を、燻し・古美加工というらしい。


竿状のものを金太郎飴のように切って作る店は日本でも多く見られるが上記のような形態の額縁屋はあまり見たことがない。

たまにオリジナルで制作している店もあるが…。 

東京の事情は知らないが、関西では京都の京阪出町柳駅近く、今出川通り沿いにある
洋額専門の「大地堂」がお勧めだ。
三代続く老舗の額縁屋である。 

西洋アンティーク額縁に見られる様式の多様性、燻し・古美加工の技術にも対応している。

他にそのような良い仕事をしている額屋があれば見て見たいものだ。



 写真の額縁屋はウィーンへ行く時は立ち寄る店の一つである。

部屋の奥の棚に、もの凄い数の額見本があるのがお分かりだろうか。

やはりドロテウムというオークション会場の界隈で発見した。

他にも2、3軒はあった。


 今年は金箔の輝き美しい額を作る店があるとの情報を得て、カフェに入る時間も

 惜しんだあげくやっと探し当てた!

gakuya
 ハプスブルク家にも出入りしていた工房で、皇帝からお許しをいただいて

 双頭の鷲を店の紋にしているのだとオーナーのご主人は自慢していた。





 8×12センチ程の金の額(83€)と、15×15センチ程の正方形のチーク?の額

 (47€)2点を購入した。 ま、安いもんだ


・・・と思ったのは旅の間だけ。

高いよな・・・やはり。


金の額は、硝子絵か、油絵、テンペラを入れたいな。

木の額は、細密の水彩かペン画〜と妄想中である。









08wien額縁

silverpoint38 at 22:53│Comments(0)TrackBack(0) 額縁雑記 

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