‪機能性構音障害(促音化構音)なのがコンプレックスで、死ぬまで治らないと思ってたけど、昨年試しに発音教室に通ってみたら、マジに治ったっぽい。

自分のイの段の発音がおかしい自覚は子供の時からあって(気球と言ったつもりが地球?と聞き返される、等)、大学生の時にインターネットで調べたら、自分は促音化構音障害というものなのだとわかった。
自力で直そうと努力したけど、何が正解かもわからないし、周りに聞いても長時間は取り合ってくれないし、ゴールも全く見えなくて、辛くてやめてしまった。発音教室の存在も見つけたけど、当時の自分には高額すぎて行く気にはなれなかった。

大学を卒業し、社会に出て、結婚もできた。もうこのままでいいかな、という気持ちになりつつあったけど、子供が生まれ、喋り始めて、促音化している音があることに気づいたとき、自分のせいではないかと責任を感じ、子供には正しい発音で話しかけたい、と強く思った。

今なら少しはお金もあるし、以前調べた時に記憶していた、東京アクセント教室(現 東京発声教室)なるところにダメ元で行ってみることにした。

場所は銀座。何故こんな地価の高そうなところに教室を設けているのか非常に謎だけど、東京駅からのアクセスは良いのかもしれない。

先生は優しそうな老紳士で、大学で言語学を学んだ?(教えた?)バックグラウンドがあり、さらにご自分がプロのアナウンサーだったこともあるそう。

カウンセリングから始まり、促音化が起こる発音を特定、スタジオでの発声指導を受ける。自分の場合は、無理やり正しい舌の動きができたようで、一発で正しい音が出たらしい。
ただ不思議なのが、しゃべっている自分自身はちっとも正しい音に聞こえない(自分では"ディ"と聞こえるが、先生には「それが正しい"リ"です!」と言われる、等)。
これはどうやら、脳内の基準が間違った(促音化した)音で慣れてしまっているかららしい。
その証拠に自分の声を録音し、客観的に聴くと、多くの人が発声する、正しいイやチ、リになっている!

一回のレッスンは1時間弱で終了。次のレッスンまでは自宅で練習。
自分の場合、通算2ヶ月、合計4回通ってもう来なくてよいですよ、と言われた。かなり順調な方とのことで、絶対治したい!という気持ちがよかったのかもしれない。

そしてそれから普段の会話で実地練習を積むこと数ヶ月、問題のあった音を、おそらく正しく、しかも無意識に発音できるようになっていることに気づいた。そして試しに昔の発音で喋ろうと思って吃驚、なんと、逆に促音化した音で喋れなくなっている!?
30年以上、なんとかイ段の音を発するために工夫してきた舌の使い方が、いかに不自然で力を使うものだったのかと気付かされた。矯正当初は変な音に聞こえ、その上舌も精神も疲れる発声方法を、よもや一番楽に感じるようになるとは…。

それにしても、自分の通った教室の先生は、本当に促音化構音障害の矯正に精通されている方と感じた。
音韻論の知識はもとより、展開するメソッドが素晴らしい。促音化を矯正する人の失敗パターンを熟知していて、それを避ける指導ができるのが、恐らくあの先生の類い稀なスキルなのだと思う。

教室のまわし者みたいになったけど、決してステマなどではない。ただ、治ったことに驚いて、誰かに伝えたい!と思ってこの記事を書いている。

促音化構音に悩んでる方がいたら、迷わず教室に通って見て欲しい。
自分のケースのように、短期間で治れば儲けものだ。

カラオケや英語の発音もよくなって、人生がとても身軽になった。あとは体力あるうちにバック転をマスターしたい…!