まず、歌詞を理解するために必要な
2つの情報を紹介します。


1.この曲が制作された当時、2人の仲は険悪で、いつ解散してもおかしくない状況であった。アートガーファンクルは俳優業に力を入れていて、映画「キャッチ22」のロケ撮影のためにメキシコへ曲名の通り、ニューヨークに一人残ったポールサイモンは、相方へのメッセージを込めてこの曲を書いた。彼らのラストアルバムにおいて、最後に録音されたナンバーでもある。

2.サイモン&ガーファンクルは、最初「トム&ジェリー」という名前でデビューした。(そこそこのヒットを飛ばす)。もちろん、サイモン→
ジェリー(小)、ガーファンクル→トム(大)。

 すなわち歌詞の中に出てくる「トム」とは、ガーファンクルのことを指している
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△「トム&ジェリー」時代。左からガーファンクル、サイモン。

サイモンは、孤独を謳いながらも、「
let your honesty shine(君が本当にやりたいことで思いっきり輝け)」と相方の挑戦にエールを送っています。グループ存続の危機にあって、どこか諦めも感じていたのでしょうか。また、「天気予報だけ分かればいい」というくだりからは、相方の乗る飛行機が無事に飛ぶかどうか、ただそれだけが心配でしょうがないという、そんなサイモンの心境すらも垣間見えます。

そんなサイモンのメッセージが届いてか、「キャッチ22」の撮影終了後、ガーファンクルはまた音楽活動に専念するようになったということです。(海外の記事を参照していますが、wikiをみるとその後も映画出演は続いていますね笑。彼はGG賞にまでノミネートされたみたいです

ちなみに、サイモン&ガーファンクルの曲のなかでは、Song For The Askingに続いて私が2番目に好きな曲であります。
サイモンの切なさの滲み出たボーカルは、いうことなしの素晴らしさです。






The Only Living Boy In New York


Tom, get your plane right on time
なあトム、飛行機には乗り遅れるなよ
I know your part'll go fine
君の仕事はきっとうまくいく
Fly down to Mexico
メキシコまで飛んで行くそうだね
Do-n-do-d-do-n-do and here I am,
でも、ぼくはここにいる
The only living boy in New York
ニューヨークでひとりぼっちだ

I get the news I need on the weather report
知りたい情報なんて何もない
I can gather all the news I need on the weather report
天気予報さえ眺めてればそれで充分さ
Hey, I've got nothing to do today but smile
だって、今日は何もすることがないんだ。作り笑いを浮かべているだけ
Do-n-doh-d-doh-n-doh and here I am
トム、ぼくはここにいるよ
The only living boy in New York
ニューヨークでひとりぼっちだ

Half of the time we're gone

いつだって一緒に過ごしてきたけど
But we don't know where,
僕ら、この先どこへ向かうんだろう
And we don't know where
分からないよ

Half of the time we're gone
何でも2人で乗り越えてきたね
But we don't know where,
でも、いまは完全に
And we don't know where
自分たちの行き先を見失っている

Tom, get your plane right on time
トム、飛行機には乗り遅れるな
I know that you've been eager to fly now
君はずっと自由になりたがっていた
Hey,  let your honesty shine, shine, shine now
今こそ、ありのままに輝く時だ
Do-n-doh-d-doh-n-doh like it shines on me
かつて僕を照らしてくれたようにね
The only living boy in New York
僕はいまニューヨークにひとりぼっちだ
The only living boy in New York
ひとりぼっちさ

Here I am
ここにいる
Here I am 
僕はここにいる