俺ジャーナル

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2012年03月

 まったく納得などしないまま、町内会に入ることが確定してしまった。任意団体恐ろしい。これ8割方強制じゃんな。「家に車があるもんだからいるかと思って」と、知らないおっさんがふたり訊ねて来た日には、田舎暮らしの一筋縄ではいかなさを実感した。いや、怖いって。不気味だってそれ。名前も肩書きも名乗らないもんだから、思い切りけげんな顔で対応してしまった。なんか、今度集まりに呼び出されて挨拶しなくちゃいかんらしいので「ほんとは入りたくないですよ」的な、控えめなアピールはしておいたほうがいいだろう。頭数に数えられてしまったらかなわん。ていうか「独身だし仕事もしてるから、加入は結婚してから考えましょっか」って話だったんだけどなあ。

 まあいろいろあるのだ、この自治会というシステムについて思うところは。ご近所の方々も好きだし、協力すべきことは当然協力すべきだと思うが、それはそれでまた別の話。まあ、これは創作のネタになるかもしれないので、こういうところで書くのはやめておこう。納得できないシステムには賛同できませんよ、ということだね。だから、参加すると賛同しているようで嫌なのだ。

 田舎暮らしに憧れて都会から地方に移り住み、これでやられてしまう人がけっこういるらしい。前、「祭で地域の男たちと相撲を取って、初めてご近所として認めて貰える」みたいな地域をテレビで見たことがあるが、最近はやっているとおり「オフィスごと田舎へ!」なんてノリでうっかりそんな地域にのこのこ引っ越してしまったウェブデザイナーなどは、マジで呪われたかと思うだろう。

 この「認めて貰える」というのがまさに田舎の難しいところなのだ。別にこちらは、認めてなど貰えなくても、生活が成り立ちゃそれでいいのである。しかし、引っ越してこられた側の地区としては「認めてもいないのに我が物顔で住まれても困る」というような発想らしい。調べてみると、21世紀のこのご時世に、世界に名だたる先進国であるこの日本において、後から引っ越してきた人を「よそ者」と認識し、軽視するようなことが常識としてまかり通っていたりするようだ。ああ、書けば書くほど、そんなことがあり得る団体に加入することに対して気が重くなってきてしまった。

「円満な話し合いをすれば非加入で済ませて貰える」と思っていた時期が、俺にもあったなあ。こりゃあ「いや、最高裁の判例でもうんたらかんたらなのでウチじゃうんたらかんたら」なんて言っても、とても無理なはずだわ。「公民館を新しく作るから、各家庭から20万円出してね」みたいなリクエストが来たら、そのときばかりはちょっと戦おう。

 今後田舎に引っ越される方は、ぜひそのあたりの調査を入念にされることをオススメします。

 初めて自分のウェブサイトを立ち上げてから、早いものでもう15年。ようやくブログを開設することにしました。もう手動更新は面倒で無理だ。まあこれもある意味手動なんだけど、手間は半分以下だよね。そんなわけで、今後はここが俺ブログです。ともあれ、更新頻度もそんなに高くはならないんじゃないかな。とにもかくにも、よろしくお願いします。

 今年はものすごく久しぶりに、埼玉のド田舎にて、冬から春への日々のうつろいを眺めながら過ごした。毎日すこしずつ春になってゆくのが、田舎はよく分かる。田舎も悪くないな、と素直に思う。ただ、いささかのどかすぎる。人生がもう消化試合に突入してしまったかのような、自分が何か大きなゲームから降りてしまったかのような、そんな錯覚に陥ることがたびたびある。

 もっかい、馬場に事務所を移そうかな。最近、そんなことを割と真剣に検討中。

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