俺ジャーナル

翻訳やったり物書いたりしています。文章の著作権は私に帰属します。

2013年05月

Trump_1655444a

 スヌーカーのフォームを習うとき、よく「ブリッジハンド側の肩をぐいっと入れてください」のような教わり方をします。すると、写真のような構えかたになります。写真のジャッド・トランプは左利きなので、ブリッジハンドは右。つまり右肩が、画像のようにぐいっと体の正面側に入るわけです。でも、実は肩を入れるのが大事なわけではありません。大事なのは、左右両肩を結ぶラインができるだけキューと水平方向になることなんじゃないかな、と個人的には思っています。これは、弓道やアーチェリーのフォームとよく似ています。

kyudo
 
 弓道でも写真のように、矢と肩のラインを一致させるわけですが、これ、見方によってはほとんどスヌーカーのフォームですよね。ブリッジハンドが弓の持ち手に変わるだけのことで。なので、ブリッジハンド側の肩しか意識せずにいると、半分しかケアできていないということになり、せっかく前肩を入れて構えることができたとしても効果半減なのではないかなと思います。「エイミングも出来ているしブリッジハンド側の肩もしっかり入れているのに、どうも狙い通りに球が飛んでいかない」という人は、逆側の肩がケアできておらず、そこでエラーが起きている可能性を考えてみてください。

 弓道が「あとは矢を離すだけ」というところに
側の肩を決めてしまっているのと同じように、スヌーカーでも「あとはキューを振るだけ」というところに逆肩を決めてしまうのが大事です。肩の位置が決まらないと肘の位置も決まりませんし、肘の位置が決まらないと、今度はキューの振れる方向が定まりません。

 ちゃんとフォームを教わっていない人に多いのが、肩のラインがキューに対し、水平よりも垂直に近づいてしまっているケース。正面から見ると、体がより前を向いているようなフォームですね。これはもう、まっすぐ振ることが非常に難しいフォームなので、すぐに矯正すべきでしょう。オススメは、右利きのプレイヤーの場合、左足の位置を右足よりも一歩前にしてみること。まあスヌーカーの典型的なフォームなんですが、こうすると無理なく肩のラインをキューラインに近づけることができます。

 どうも狙ったところに球が行かない、という人はぜひお試しあれ。 

P1040475

 4年振りの公式戦となった全日本選手権、ベスト16からのリーグ戦を突破できずに1日目で終了。うーん、試合は難しいな! 初戦の大水くん戦は、さすがここのところ公式戦連勝中の彼らしく、入れる。で、俺はというと外しまくり。どうしてもキュースピードが上がらず、普段ならどう撞いたって入る球が、まったく入らない。結局それを修正しきれないまま、いいところなくあっという間に負けた。しかし大水くん、雰囲気出てきたな。もう、ちょっと俺が敵うレベルじゃない。

 2戦目の田中さんは泥展開に。田中さんは、そういう展開の戦いかたが非常に上手い。2フレームとも「微妙にリードされながらいつの間にかゴール」みたいな感じで、一見惜しい感じもするが、まったく惜しくない力負け。入れてるようには見えないのに対戦相手に追いつかせない、絶妙の田中ワールドに飲み込まれ、ここでグループリーグでの敗退が決定。

 3戦目は、こちらもすでにグループリーグでの敗退が決まっている増田さん。増田さんとは初顔合わせになる。敗退同士とはいえ試合のプレッシャーはかかるので、「せっかくだからプレッシャーの中でいろいろ試しておこう」と、練習では使っているのに試合ではびびって出せなかったショットをいろいろと試してみた。したら、けっこう球が入った。ここは勝って、とりあえず1勝2敗で俺の全日本選手権は終了。帰り道「うん、でも今日はスポットのブラックを外さなかったな」と自分を褒めると同時に、その褒めている内容のレベルの低さにちょっと落ち込む。

 久しぶりに出てみたけど、やはり試合は楽しい。今はちょっとスヌーカー熱も上がって来ているし、仕事が立て込んでいて自宅から出られない日々が続くしで、せっかくだから練習に励むとしよう。まだ公式戦を勝ったこともないし、やはり一度は勝たなくては。今はまあ、こんなもんでしょう。道のりは長い。とにもかくにも、まっすぐにキューを振る勇気。これに尽きる。

 優勝は、タイから帰国中の桑田くん。おめでとう。

DSC01886

 全日本選手権、無事に予選通過した。最後に出場したのは2009年のサムタイム閉店直前だったから、なんと4年振り。たぶん、試合もその間は昨年末のジャパンオープン1回しか出てないんじゃないかな。とにもかくにも試合勘が鈍っているので決勝は厳しいと思うけど、楽しんで来よう。この四年間、自分がどれだけ上達したのか、ベーシックを見つめるいい機会。

 昨日の予選で面白かったのは、自分の感じかたが変わっていたことだ。プレッシャーと緊張で心拍数は上がりっぱなしでひたすら熱くなって空回りを続けていたのだけど、そんなどうしようもない状況の中、「あ、俺こうやって球入れてるな」と、理屈が噛み合う瞬間が何度かあった。そういう球はすべて入った。以前は、こういうことを感じたことがなかった。手球と的球が当たったときにそこでなにが起きているのか、ということまで見えるみたいな気持ち。その感覚を家に持ち帰り、金曜日まではとにかく仕事を進めながら合間を縫って練習だ。

 それにしても、予選は難しいコンディションだった。20名も集まったものだから、湿気が出てクッションが跳ねること跳ねること。おかげでオーバーランする選手が続出し、さらにちょこちょこと小さいキックも多発し、どのテーブルも壮絶な試合のオンパレードだった。僕も自宅テーブルとはまったくちがうコンディションになかなか慣れず、あわや初戦は落としかけた。相手選手が無理やり攻めた球が残らなかったら、正直危なかったな。

 2戦目の中村さんは、僕が入れたというより中村さんがアンラッキーだった。肝心なところで手球がポケットに落ちてしまうこと2回。そこでちょろっと積み上げた点数で、なんとか勝った感じ。ここで3戦目を残して通過が決まったのだけど、3戦目は相手選手がどこかに行ってしまっており現れず、不戦勝に。結果を見ると全勝通過だけど、まあこの通過はただのラッキーだ。自分で「これは入れた」と感じたのは、3球だけ。あとはたまたま。ただ、この3球は財産だ。

 決勝は2日がかりで行われ、初日は16名を4名ずつに分けてのグループリーグ。そこで各グループ上位ふたりが翌日のトーナメントに駒を進め、優勝杯を争うことになる。2日目が朝9時半スタートと非常に早いのだが、できればそこまで進みたい。発表されたグループリーグの振り分けを見てみると、予感はあったが、関西の田中選手のグループだ。初めて対戦する選手とやってみたかったのでちょっと残念だが、田中さんと試合で当たるのもずいぶん久しぶりなので、これはこれで楽しもう。大水君がいるのも楽しいね。

 写真は全日本とはまったく関係ないけど、カラチで行われたアジア選手権でテレビマッチやったときの写真が出てきたので、貼ってみる。こんな経験、もうできないだろうなー。

1005start_freelance-thumb-480x318


「6月にスタートする予定だった1ヶ月の仕事が、発注者の都合で延期になってしまった」

 なんてことが、フリーランスをしていると、よくあります。こういう場合「えー、それじゃ困るんですが……」と言ったところで「じゃあ今発注しますわ」となるわけでもないので、我々フリーランスは「うーん、そういう事情ならしょうがないですね」としか答えられないのが普通。下手をすれば「じゃあ田内さんはやめとこう」と、その仕事を他のフリーランスに発注されてしまいかねないからです。

 しかし、やはりこれは非常に困るのです。

 というのは、6月いっぱいその仕事のために空けてしまっているからです。発注する側はそんなこと知らないので、「7月に改めてキックオフできればそれで満足」という感じなのでしょうし、まあそれが当たり前なのだけど、フリー的にこれはきついわけです。すぐに6月の仕事が見つかるわけではないし、だいたいの場合、まあ見つからないでしょう。誰も、それを補償してくれたりはしません。

 それに、7月からは他の仕事を入れてしまっているかもしれません。なのに別件もまた7月スタートとなると、同時に最低でも2本は進行させなければいけなくなってしまうため、死のスケジュールになってしまいがちです。それだけでもしんどいし、6月いっぱいすることもなくのんびりしていた身には、なおさらこたえることでしょう。下手をすれば、どこかで1本、仕事を断らざるをえなくなることもあり得ます。

 というわけで、仕事の予定が先送りになるとフリーランスは困ります!

 似たような話で、「あ、今度こんな仕事お願いできたらいいなと思ってるんですよ」「今度、こんなのやってみませんか?」などなど、酒の席やお茶の席などで、気楽にフリーランスに言ってしまった経験をお持ちの方。相手のフリーランス、きっと待ってると思います。もしかしたら「そろそろ例の話が来るかも……」などと思いながら、スケジュールを詰め切れずに依頼を待っているかもしれません。 

money2

 期限まで一週間を切り、ようやく免許の更新に行ってきた。本当ならば期間は5年だったのでもっと先だったのだが、3年前に大型二輪を取った際に、5年から3年に変えられてしまったのだ。途中で一度違反をしているからということなのだが、変なシステム。

 で、めんどくさい講習を受けてきたわけだけれど、前々から非常に納得のいかない「自転車対自動車の交通事故における過失割合」について説明してくれるということなので、そこは集中して聞いた。が、結果的に、やはりどうしてもこれは納得がいかない。

 上の画像を見てほしい。一時停止を無視して飛び出してきた自転車と、優先道路を走行中の自動車がクラッシュ。講師の説明によると、過失割合は8:2で自動車が不利になるという。自転車も軽車両である以上、交通ルールには従うべきだと思うし、これでは自動車のドライバーがかわいそうではないか。というのが、かねてよりの疑問。

 講師の説明によると「自動車の運転者は、自動車運転免許という特殊な資格を与えられているわけで、あらゆる危険を想定して事故を回避する義務があるから」ということだった。まあ、そりゃ分からんでもない。見通しの悪い交差点なんかだったら、停止線なくても減速・徐行くらいはするからね(名古屋の友人の妻がベタ踏みで突っ切ったのはマジ怖かったが、あれが有名な『名古屋走り』というものかしら)。

 でも、それにしたって8:2は言い過ぎだろう。

 さらに。さらにである。もし自転車の運転者が自動車運転免許保持者だったら、話はまったく違うはずだ。彼にも「あらゆる危険を想定して事故を回避する義務」を負っているわけだから、事故に対する責任も大きくなければいけないはずだ。この場合にも「8:2っす」とか言われたら、そりゃ納得できないぞ。これは自転車に限らず、歩行者も一緒。免許持ってて、交通法規も学んでいるのに、そのうえで一時不停止などの違反行為をするというのは、むしろ悪質じゃないかとすら俺は思う。

 どうなんだよ、そこらへん!

 と講師の人に訊ねたかったのだが、横に座っていた埼玉丸出しのおっかないお兄さんがとにかく早く帰りたそうで時計ばかり見ていたので、そんなことをして講習の終了時間を引き延ばそうものならば、確実に待ち伏せされ、たこ殴りにされ、拉致られた上に山林に埋められるに違いないと思い、冷や汗をかきながら黙って教室を後にした俺であった。

このページのトップヘ