地鎮祭
基礎工事

地盤の事が分かると基礎にかかって行きます。
その準備が「遺り方」です。
建物寸法の座標値を建て物より1mほど外側の板に取って行き、そこに糸を張って交差したポイントが座標値と
なります。
糸を張るのが面倒ですが、正確に寸法を出す事が出来ます。

基礎は地盤に埋める事になります。
つまり、地面をその高さになるように掘り下げます。
基礎の構造物が安定するように出来るだけ平らにして行きます。
力が均等にかかるようにするわけです。

掘り下げた地面に砕石を敷いて行きます。
細かい石が重なる事で、大きな板みたいなものを作りあげます。
田んぼに板を敷くと沈まないのと同じ事ですね。
砂利地業はあまり表に出て来ません。
意外に大切な事なんですが、メジャーでは無いですね。
酷いところはこれが無い場合もありますが、あまり表立つ事は無いようです(恐)

砂利を敷き、転圧が終わると今度は白蟻の土壌処理です。
地下から侵入する白蟻を防御するには地下にバリアを張る必要があります。
これは基礎が出来る前にやっておくのが良いですね。
砂利の上に大きなバリアを張ります。でも、有効期間は5年間です。
地球温暖化で活発に活動する白蟻ですが、備えておかないと大変な事になります。
基礎は家を守る大切なパーツですが、白蟻の侵入と言う事にも備える場所なんですね!!

「捨てコン」。
何度聞いても意味不明な用語ですね。
「捨てコンクリート」と言うものなんですが、なぜ捨てるのか??
この捨てコンは、「墨出し」が出来るように平らな場所を作る事と、ベースコンクリートの厚さを均一にして強度の
ばらつきを防ぐと言う意味合いがあります。
基礎強度に直接は関係しない事から「捨てコン」と呼ばれているみたいです。
でも、立派な役目があるわけなんですがね。
この工程を省略する会社もあります。
強度に関係しない部分なんですが、精度に関係するところ。
配筋など場所場所で変わると、捨てコンが無いと大変です。

捨てコンに基礎の完成形の墨を出して、それに基づいて鉄筋を並べて行きます。
邸別に構造計算していますので、家毎に鉄筋の入り方が変わってきます。
写真を見るだけで、並んでいる鉄筋の間隔が違うのが分かると思います。
基礎も上からの荷重で一様な鉄筋ではダメであると言う事なんです。
これは地震の時などに分かれ道になってきます。

鉄筋の検査を受けて、合格した後にコンクリートを流し込みます。
コンクリートは水に反応して固まります。
この季節の注意点は「気温」です。
低温になると霜が降りたりする事もありますので、天候を見ながら工事を進めます。

ベースコンクリートが固まると今度は立ち上がりのコンクリートを流し込むための「枠」を組み立てて行きます。
上の構造体とつなぐ訳ですから精度はかなりのものが要求されます。

構造体と基礎をつなぐ物。それは「アンカーボルト」という金具になります。
これも構造材との絡みとなります。
基礎の図面と土台の図面で場所が分かるようになっています。
アンカーボルトの位置はマニュアルなどでミリ単位の設定があります。
ここをいい加減にやってしまうと、構造体にダメージを与える事になります。
良くあるのが金物同士が干渉して、設計どおりに行かない!!なんて事になります。

型枠を組み立てて、アンカーボルトやホールダウン金物を正規の位置にしっかり固定したら、
コンクリートを流し込みます。
コンクリートが固まると終わりなんですが、この型枠材は気温に応じて外すまでの時間が決まっています。
コンクリートの強度は気温とも関係してきます。
ちなみに、設計のコンクリート強度は24キロニュートンですが、実際のコンクリートは27キロニュートンです。
これを「温度補正」と言います。
気温が低くて強度が上がり切らない恐れをふまえた対応です。

急乾燥や霜が降りないように養生を行います。
コンクリートの硬化不良などを未然に防ぐ対策です。気を使う事での品質管理です。

養生期間が終わると、型枠を外します。
その後に「墨出し」です。構造体を載せる準備を進めて行きます。

最終チェックは「対角チェック」です。
縦横寸法は合っていても、90度の角度があっていない場合も考えられます。
基礎の歪みが無いか??
最終的な確認をやります。
対角寸法は「12m74cm8mm」です。
しっかりありますね!!

反対方向で二重のチェックです。
計算通りの寸法が確認できました。
あとは構造体を載せるだけですね。

基礎完了と同時に木材が運ばれて来ました!!
プレカット工場での加工になります。
昔と違い、大工さんでの加工では無く機械での加工ですので精度にバラツキが無いです!!
大工さんが加工するとなると3人で3週間ほどかかる作業ですが、プレカットですと1日で完了!
恐ろしいものです・・・・





