町外コミュニティとは

私たちNPOがめざす復興まちづくりとは町民と町が協働で創る町である。震災・原発事故から5年の歳月が流れ、私たち以外の国民の多くは未だ生活再建の見通しが立っていないとは思ってもいないのではないでしょうか。岩手・宮城同然に復興は順調に進み、避難者自体が居なくなっていると思う人も多くいるのではないでしょうか?私たちNPOはまちづくりと言う大きな課題の中で、今やるべき課題や問題の解決に取り組みながら、将来のまちづくりに対して真摯に取り組んでいます。昨年の暮れには浪江町の町長選挙が行われ、現町長が圧勝致しました。私たちNPOは浪江町の復興に対して若干の施策の違いから大きな対立を生んでしまいました。しかしながら、それは真剣に町の復興を考える結果のことでした。私たちNPOは対立をするために出来た団体では有りません。当然のことながら今後も町と協働して私たちが出来る事は取り組んで参りたいと思っています。

29年3月には浪江町として帰還する事を予定に入れ施策を進めております。そのことに私たちは反対しているわけでは有りません。しかしながら帰還について町民たちがすぐに帰りたいとする人は全体の17パーセントを超える人たちで8割以上の町民はすぐには戻れないとしています。当然、放射能に対する不安や仕事や学校に対する不安・病院や老人介護に対する不安・農地や山林で農業や林業が出来るのかを憂い町民の一番の不安は知り合いや親族・友人たちが本当に戻るのかということかも知れません。

私たちはNPOが立ち上げたなみえ復興塾で多くの事を議論し、町外のコミュニティについて研究・勉強もして参りました。当然、避難先でおくる8割の人たちの生活再建をどのようにサポートして行くべきかも含めて早稲田大学とタックを組んで議論検討を重ねてまいりました。


結果、二本松市安達石倉地区に県営復興公営住宅が200世帯が入る隣地に2ヘクタールの土地の開発をすることになり、60~64区画の分譲が4月より可能と成る予定です。結果を見ながら最大150区画までの開発が出来る見通しもつきました。私たちは公営復興住宅に入る方にも、分譲地に家を再建する方にとっても同じようにサポートをして行けないかを課題は多く有りますが皆さんのためのコミュニティづくりに汗をかくつもりです。


同じ町民同士で助け合い支え合う仕組みづくりと二本松市民の皆さんにとのつながりも大事に構築して行きたいと思っています。

浪江町本体の復興ですが…浪江町は復興に全力を注ぎ急いでまちづくりを推し進めて行くことになると思います。後の5年の復興創生予算をもとに兎に角急ぎ過ぎないようにと思うのは私だけでしょうか?
原子力発電所の廃炉作業に30年以上がかかります。ゆっくりと町民が安全を確認しながら帰還しても良いのではないでしょうか?まちづくりは100年の計で考えても良いのではないでしょうか?震災以前の町に戻るには
長い期間と町民の力が必要だと思います。官民協働で将来につけを残さないまちづくりが必要だと思います。

まずは将来像を描くことから、ストリーを考え、それを実現のためのシナリオに落とし、出来ることから着実に進めて行くことが望ましいと考えます。

まずは動ける人から一人ひとりとまちづくりに参加しゆっくりと焦らずに息の長い取り組みで有って欲しいと思っています。頑張り過ぎなくてもきっと次の世代は出てきてくれます。

私たちは生涯を掛けまちづくりを考えて参ります。


明日から提灯祭りです。

明日から3日間二本松市で提灯祭りが開催されます。歴史と伝統を今に伝えています。祭りは夜遅くまで盛り上がります。 続きを読む

10月28日郡山市 ビッグパレットでシンポジウムを開催します。








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