はーとふるでいず

子供なし、10歳年下の妻に先立たれた寂しいオヤジの独り言

肥満が止まらない。

私を止める人がいなくなってから、肥り続けている。

ゆるゆるだった腕時計が、ぱつぱつになってしまった。
顔と首の境界もなくなってしまった。

3年前より12キロ増加。
8キロ増くらいまでは目立たなかったのに、もうダメ。

食は細くなったので、昔ほど食べていない。
間食もしない。

食べる量が減ったのに肥り続けている理由はわかっている。

1つ目は脱ビーガン。

妻は野菜嫌いな私でも食べられるビーガン料理を、毎日作り続けてくれた。
飽きないように工夫して。

今は、料理できないし偏った食事だし動物性も食べるし野菜が全然足りてない。

2つ目はビール。

以前は仕事の都合で週に1本しかビールを飲んでなかった。

今は昼に1本、晩に1本。
夜缶チューハイを飲むこともある。

そりゃ肥るわ。

あかーん。
このままじゃあかん。

歩こう。
走ると膝にくるから歩くしかない。

徹底的に歩こうと思う。
巡礼者のように。

歩いてる時に考えるのはいつも妻の事だ。
妻と一緒に歩こう。

妻に作ってもらったせっかくの健康体を壊す訳にはいかない。
妻と二人で歩こう。


妻はお茶の水クリニックには5~6回通っただろうか。
私も2~3回一緒に行った。

お茶の水クリニックの否定はしない。
私は素人だけど、とても素晴らしい面があると思った。
ただ、ウチのような貧乏人には合わない。

クリニックといっても、保険はきかず全額自己負担。
注射も治療も薬の処方もしない。
要するに病院ではない。

食事の指導と漢方的なサプリメントの斡旋などをしている。
言われるままにサプリを購入したら何万円かかるかわからない。

たぶん森下式内蔵機能検査というのだと思うが、レントゲンのように体内の状態がわかる用紙が何枚かプリントアウトされていた。
どうやって検査したのかは知らない。
色やマークなどで悪い箇所がわかるものらしい。
レントゲンよりオーラ写真に近いかも。
それを見て色んな指導をされた。

そのクリニックの森下博士が言った印象に残った言葉がある。
日本の高血圧の設定はおかしい。
ある国の長寿で有名な村には100歳オーバーが何人もいる。
そこの老人達は皆血圧が200を越えている。
長生きしたかったら血圧を上げろ。

言い方は違うがこういう内容だった。
設定は製薬会社との絡みかどうか知らないが、森下博士は厚労省を敵視しているようだ。

このクリニックは、身体に合うパワーストーンも見てくれた。
妻に合う石は何という名前か忘れたが、妻はそれが好きな石だと喜んでいた。
今すぐここで買わなくてもいい。
どこかで出会ったら買えばいい。

と言われた。
妻は数ヵ月後どこかでその石に出会ってブレスレットを購入した。

怪しいクリニックではあるが、基本は物凄くしっかりしている。
すべての病気は血液の汚れ。
食物の質が血液の質。
正しい玄米菜食。

私は賛同する。
とてもいいと思う。
ただ、金がかかり過ぎるのが金儲けに思えて残念だ。

金儲けだと感じざるを得ません。

信じるか信じないかはあなた次第!


ウチは東海と北関東の夫婦で、お互いに方言がある。
しかし、妻はほとんど訛っていなかった。
私も普段は訛ってないが、妻に対しては少し方言も出た。
いつも妻に気を使っていられない、楽に話すから少しくらいはしょうがない。
もし私が本気で方言を喋ったら、たぶん妻は半分しか理解できないだろう。

私は妻と暮らし始めてすぐ「エラい」だけは覚えるように言った。
「偉い」ではなく「疲れた」ということ。(tired)
あと「凄く」という意味もある。(very)
「どエラいエラい」は「凄く疲れた」ということ。(very tired)
これだけは気にせず言いたかったから。

私の父が妻に話す時は、私が通訳していた。
通訳するまで妻は愛想笑いして待っていた。
父の言葉は100%聞き取れなかったらしい。
もう外国語だと言っていた。


栃木県から長野県に移住する時、レンタカーを借りて二人だけで引っ越した。
借りたのはライトエースのバン。

高速道路を引越移動中、ラジオを入れていたがとても耳障りな音だった。
出力が小さいくてスピーカーがしょぼかったんだろう。
私は「音悪いな、バンやから」と言った。

荷物をたくさん積んでいる事もあって乗り心地も悪かった。
サスペンションもワゴンより堅いのだろう。
私は「乗り心地悪いな、バンやから」と言った。

計器類も少ない。
タコメーターも付いていない。
私は「メーター少ないな、バンやから」と言った。

シートが直角でリクライニングできない。
妻は倒したいと言っていた。
私は「シートは倒れんで、バンやから」と言った。

妻は我慢の限界にきた。
「もうばんやから、ばんやから、って意味わかんない」

え、言葉が通じない?
私は唖然とした。

かなり前から私が喋ってた事が通じてなかった?
もっと早よ言えて。
私も父レベルなのかとショックだった。


ライトエースバンは無事に信州へ到着した。
まだ3月下旬で寒かった。
私達はダウンを着て震えていた。

受け入れ側の信州人は、
「今日は暖かいズラ」
と言って半袖Tシャツで出迎えてくれた。

二人して信州無理かもと思った。


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