「咲-Saki-の学校数について」
を書いた時に清澄高校の全国1回戦の相手が出場校数の少ない県(あくまで現実の学校数基準ですが)ばかりだということがわかりました。
出場校数が多い=強い、というわけではないと姫様も言っていましたが、
学校数の多い県ほど成績が上位なのも事実です。
実際シード4校の内3校は学校数上位Top5の県ですし、ベスト8まで残った学校も長野と奈良以外は学校数Top10以内の県だけです。
そこで「現実の学校数=出場校の強さ」と仮定して全国大会1回戦を考察してみたいと思います。

<考察の手順>
①「総務省統計局、政策統括官(統計基準担当)、統計研修所」の日本の統計>第22章 教育 から県別の学校数(高等学校)を入手
②各県の学校数=出場校の麻雀ぢから(以下MD) とする
③ただし出場枠が2校ある東京・神奈川・大阪・愛知・北海道はMDを÷2する
④全国大会1回戦の各ブロックで卓の平均MDを算出
⑤結果を見てMD的に順当だったかどうかを調べる
勝ち上がった学校のMDが卓の平均よりも高かったら順当、低ければ番狂わせとなります。

手順は以上です。
やっている内容としては別段難しくもありませんし、何か目新しい結果が得られる内容でもなさそうですがこの内容で進めていきます。

※以下表記は 学校名(県名)MD(MD順位) にて記載していきます。



まず各ブロックに入る前にシード校4校について見てみましょう。

<シード校>平均MD:166
白糸台(西東京)218(1)
千里山女子(北大阪)133(10)
永水女子(鹿児島)95(23)
臨海女子(東東京)218(1)

全国高校数が5116なので全国の平均MD=5116/52=98.4
永水女子が平均以下ですがやはりシード校はMDが軒並み高いようです。


では各ブロックを見ていきましょう。

<1-A>卓平均MD:89.5
粕渕(島根)50(45)
折渡第二(秋田)63(38)
新道寺女子(福岡)165(6)
堀米女子(栃木)80(32)

新道寺以外は全て平均以下。新道寺が順当に勝ち上がっています。


<1-B>卓平均MD:108.8
苅安賀(西愛知)111(17)
倉賀野(群馬)81(31)
郡浦(熊本)88(25)
萌間(北北海道)155(7)

2試合目で早くも卓平均MD100超えが登場。
1回戦で2番目の激戦区でした。
卓内MD2位の苅安賀が萌間を下して2回戦進出。


<1-C>卓平均MD:83
観海寺(大分)65(36)
小針西(新潟)107(19)
鬼籠野(徳島)42(50)
栢山学院(南神奈川)118(15)

MD上位と下位が混在。
勝ち上がりは不明ですが小針西か栢山学院が勝ち進んだのでしょうか。
(なお2回戦では中堅戦時点で話題にも上がらない模様)


<2-A>卓平均MD:106.75
根獅子女子(長崎)83(27)
千曳学園(青森)86(26)
富之尾(滋賀)58(41)
越谷女子(埼玉)200(4)

ここも平均MD100超え。越谷女子1チームで卓平均を上げていますが。


<2-B>平均MD:140.3
大生院女子(愛媛)69(34)
大甕商業(茨城)131(13)
劔谷(兵庫)217(3)
由比女学院(静岡)144(9)

文句なしに1回戦No.1の激戦区。
MD100超えが3校もあり、卓平均でも2位を30ポイント以上離しています。
そんな中しっかりと勝ち上がった劔谷は流石といったところでしょうか。


<2-C>卓平均MD:79.5
讃甘(岡山)91(24)
裏磐梯(福島)113(16)
阿知賀女子(奈良)53(43)
射水総合(富山)61(39)

卓の平均は1回戦ワースト3ですが、注目すべきは卓内のMD順位。
勝ち上がった阿知賀(←早口言葉に使えそう)のMDが最も低いのです。
実はこのMD4位が勝ち上がったケースというのは阿知賀女子だけなのでした。
弱者が強者に立ち向かい倒す、という点は少年漫画の王道であり主人公チームのお手本のような結果です。


<3-A>卓平均MD:104.5
真嘉比(沖縄)64(37)
宮守女子(岩手)82(30)
伊保庄(山口)83(28)
館山商業(千葉)189(5)

MD3位の宮守が勝ち上がっています。3位勝ち上がりもここだけでした。
MD高いけど話題に全く上がらない千葉ェ…


<3-B>卓平均MD:54.8
能古見(佐賀)45(48)
清澄(長野)104(21)
千代水(鳥取)31(52)
甲ヶ崎商業(福井)39(51)

主人公チームの試合とは思えない卓平均MDの低さ。
一回戦最低の卓平均MDで、11位を20ポイント近く離してダントツです。
そりゃ無双するよなぁ。


<3-C>卓平均MD:102
鹿老渡(広島)133(10)
斐太商業(岐阜)82(29)
姫松(南大阪)133(10)
鞍月(石川)60(40)

MD的には鹿老渡と姫松の一騎打ち。
鹿老渡はMDでは姫松・千里山と同点でしたがあえなく敗退。


<4-A>卓平均MD:91.5
長者野(高知)48(46)
津具(東愛知)111(17)
八桝(京都)105(20)
万石浦(宮城)102(22)

長者野が平均MDを大きく下げていますが上位3校はほぼ同点です。
どこが勝ったか不明ですが長者野には是非頑張って貰いたいです。


<4-B>卓平均MD:73.3
越野尾(宮崎)57(42)
東白楽(北神奈川)118(14)
和深(和歌山)50(44)
天童大附属(山形)68(35)

卓平均MDが12試合中11位でした。
清澄と同様に東白楽無双だったのでしょうか。


<4-C>卓平均MD:79.75
琴南(香川)42(49)
有珠山(南北海道)154(7)
宇気郷(三重)77(33)
硯島(山梨)46(47)

卓平均MDワースト4。有珠山が順当に勝ち上がった模様。



以上から集計です。

12試合中
MD1位勝ち上がり:6試合
MD2位勝ち上がり:1試合
MD3位勝ち上がり:1試合
MD4位勝ち上がり:1試合
不明           :3試合

MD1位の圧倒的勝ち上がり率。不明を除けば勝率なんと67%。
学校数の多いところは強い、と強引に仮定しましたが全く根拠の無い内容ではないですね。

結果を見て特に面白かったのは阿知賀女子。
1回戦でMD4位から唯一勝ち上がりで、2回戦・準決勝ともずっとMD4位なのです。
ベスト8内で最低のMDなので決勝に行っても当然MD4位。
こりゃ俄然阿知賀を応援したくなるってものです。


<結論>
・1回戦最大の激戦区は劔谷の勝ち上がった<2-B>。
・逆に最大の非激戦区は清澄のいた<3-B>。
・学校数の多い県ほど勝率が高い模様。
・阿知賀がんばれー。あ、あと長者野。