渋谷尭深のハーベストタイムで必勝となる戦略を思いついたので紹介します。
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まずハーベストタイムについておさらいしてみます。

・オーラスまでの各局で渋谷尭深が第一打で捨てた牌がオーラスの配牌として戻ってくる
・オーラスまで最低7局あるので戻ってくる牌は最低7牌
・連荘等で局が増えればそれだけ戻ってくる牌も増える

以上がわかっている範囲です。わかっている情報は意外と少ないですね。

以下は劇中で描写がないため不明な点です。

・渋谷尭深がオーラスで連荘したら次の配牌でもハーベストタイムは継続するのか?
・オーラスまでの局数が15局を超えたらどうなるのか?
・オーラスまでの第一打で同一牌を5枚以上捨てたらどうなるのか?
・第一打を捨てる前に局が流れた場合(他家の和了り、途中流局等)はどうなるのか?
・東風戦でハーベストタイムは発動するのか?一荘戦では?

これらの内2つを次のように仮定します。
<仮定>

(1)渋谷尭深がラス親で連荘した場合、ハーベストタイムは継続される
(2)第一打を捨てる前に局が流れたら、その局はハーベストタイムの種蒔きは行われない

また、大会ルールで不明瞭な点を1つ仮定します。

(3)九種九牌がルールで採用されている

(1)は江口セーラが警戒していた点です。憧との会話で連荘時にもハーベストタイムが継続したとすると危険だということを匂わせています。(2)は第一打を捨てる前なので妥当な仮定です。(3)は一般的なルールなので採用されていたとしても特に不思議ではないと思われます。全体的に見て特に無理のない仮定でしょう。
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続いて必勝戦略発動の条件です。 
<発動条件>

①ラス親を引く(開局時北家)
②種牌を9回以上蒔く(できれば10回以上)
③国士無双狙いで種を蒔く。中張牌や2種類目の幺九牌対子を蒔いたら失敗
④オーラスまでトバない・トバさせない

発動条件は上記の4点です。配牌で天和や確定大三元を成立させるよりはずっと簡単なはずです。
上記を満たした状態で、例えばこんな12牌を種として蒔いてたとします。
例)一萬九萬一筒九筒一索九索東東南西北白
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当然オーラスの渋谷尭深の配牌は次のようになります。
一萬九萬一筒九筒一索九索東東南西北白裏裏
配牌で国士無双の一向聴の強烈な手です。
裏になっている部分は表の12枚を除いた124枚の中からランダムで配られますが、もしこの2牌が發・中だった場合は天和・国士無双の成立となります。(ダブル役満はルール上ありませんが)
当然ですが2牌が都合よく入る確率は低く、普通だったらそのまま国士狙いが正解です。
ですがここでは仮定(3)より九種九牌による流局という手段があります。
するとどうなるでしょうか?
連荘1本場で次局へと進みますが、第一打を捨てる前の流局なので仮定(2)よりこの局はハーベストタイムの種蒔きは行われません。仮定(1)に従って一本場の配牌も前局と変わらず次の配牌が配られることとなります。
次局の配牌一萬九萬一筒九筒一索九索東東南西北白裏裏
これを繰り返して行けば低確率ですがいつか必ず發・中を引くこととなります。

ではその確率はどれくらいでしょうか?これは比較的簡単に計算できます。
配牌確定の12枚を除いた124枚から任意の2枚を引く組み合わせは
124C2=124x123/2x1=7626 通り。
その内必要な2枚の組み合わせは
(4C1)^2=16 通り 
従って確率は16/7626=0.00209 です。
つまり流局を477回程度繰り返せば天和・国士無双が成立することとなります。(※注記1)

さらにこの能力の恐ろしいところは天和が成立した後にあります。
オーラスで天和が成立したら普通は和了り止めでしょう。ですが団体戦ルールでは和了り止めは任意なため天和成立後でも他家がトンでいなければ連荘可能です。そして天和で和了った場合は当然第一打は捨てていません。つまり次局の渋谷尭深の配牌には先の12牌がまた含まれることとなります。この連荘は他家がトブまで延々と繰り返されるのです。
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尭深「獲物は死ぬまで離さない・・・!続ける!誰かの息の根を止めるまで・・・!」

kouko
恒子「そんな表情をしています!!」


これを止める手立てはあるのでしょうか?
もし渋谷尭深がラス親でなかったら第一ツモ前に他家の鳴きで防がれることもあるでしょうが、親ならその心配もありません。発動してしまえば麻雀のルールでは止めることは不可能となります。(わざ少牌とかチョンボは無視します)
能力で防ごうとしてもハーベストタイムは大星淡の絶対安全圏でも防げないほど強力な能力です。ヤマの浅いところ(というか入口)で決まるため穏乃でも無理。衣の一向聴地獄ならあるいは・・・といったところでしょうか。


そうそう都合よく国士に必要な牌は集められないのでは?とも思われるかもしれません。先ほどの例ではわかりやすく12牌も集めましたがあそこまで集まるのは希で普通はせいぜい10牌程度となるでしょう。
例えばこの10牌。一萬九萬一筒九筒一索九索東南西西
この場合国士成立に必要な牌は北・白・發・中の4枚。天和の確率はぐっと低くなります。
計算すると天和成立確率は0.00002557・・・非常に低い確率となりますが、試行回数は無限にあるためどんなに低確率でもいつかは天和が出ることとなります。発生確率が0.00002557・・・ということはおよそ1/39098です。つまり39098回ほど連荘を繰り返せば天和が出ることが期待できます。そしてこの場合、天和を和了ったときの点数は恐ろしいこととなります。オーラスでのやり取りを再現するとこんな感じになります。
<南4局0本場>
配牌配られる

理牌

尭深「九種九牌、流局です」

<南4局1本場>

・・
・・・


<南4局39098本場>
配牌配られる

理牌

尭深「ツモ、天和・国士無双。16000オールは39098本場で3,925,800オールです」
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・・・今まで何度か青天井のルールについて触れてきていたので感覚が麻痺しかけてますがこれって普通のルールで打った点数なんですよね。それで390万オールって・・・。
こんな和了りをした日にはインハイ史上最多得点記録保持者は未来永劫尭深のものでしょう。
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唯一気になるとすると天和成立までにかかる時間です。
先ほどの例での試行回数の期待値は39098回ですが、配牌から理配までを1分で行ったとしても39098分。24時間不眠不休で打ち続けても27日と3時間38分かかります。もしAブロック準決勝で行ったとするとBブロックの準決勝出場校は1ヶ月近く足止めを喰らうこととなり滞在費がとんでもないことになります。
渋谷尭深の対戦相手はもっと悲惨です。配牌13牌をツモって流す作業を延々と1ヶ月近く続けさせられるのです。大会の運営が不眠不休は流石にまずいと気を利かせて1日8時間に限定でもしようものなら、この状態が80日以上続くこととなります。しかも現状で3位以下の高校はどうあがいても決勝に進出できないのに、です。
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尭深「まだ・・・親やめる気ないからね」

大会の運営は一刻も早く渋谷尭深対策として「九種九牌流局禁止」か「半荘1回の打ち切り時間の設定」をルールに盛り込むべきです。決勝戦で手遅れになる前に。



<考察と感想>
ネタで思いついた内容ですがそれなりに無理のない仮定でとんでもない結果となってしまいました。
記事内でも触れていますが、もし連荘時にもハーベストタイムが有効だとすると天和確定でラス親を迎えたときがひどいことに。他家がトブまで延々と毎局天和成立となってしまいます。メタな推測となりますがおそらく渋谷尭深には「ハーベストタイムはラス親の連荘時には無効」か「渋谷尭深はラス親を絶対に引かない」等の制限がかかっているのでしょう。そうでもないとハーベストタイムは物語が崩壊するぐらいのバランスブレイカーとなり得てしまいます。



※注記1  4/18 0:00 追記もこ
 コメントで計算ミスの指摘をいただきましたので訂正しました。単純なミスでカッコ悪い‥

 流局を50回程度繰り返せば × ⇒ 流局を477回程度繰り返せば ○