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園城寺怜の100巡先を見る能力が実現したらどうなるのかを考察してみました。
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■まずは仮定から
100巡先を見る能力に関して不明な点は以下のように仮定します。この条件下で100順先を見るとどんな戦略が取れるのかを考察していきます。

<仮定>
①100順先を見た場合、局を跨いで次局以降も見えるものとする
②100巡先を見て行動を変えた場合は2巡だけ未来視ができなくなる
③100巡先を見るのに必要な体力は特に考慮しない

①はこれがないと単なる18巡先を見る能力になってしまうので必須です。
②は異論がありそうですが本編で2巡先、3巡先を見て行動を変えた時の制約に触れられていなかったため1巡先を見て行動を変えた時と同様にさせていただきました。
③は100巡先を見るとどれくらい消耗するのかわからないため考慮から外させてもらいました。考慮しないということはすなわち100巡先を見る能力を連発出来ることを意味します。これも異論がありそうですが、とりあえず怜は走りまくってセーラ並みに体力をつけたということにしておいてください。
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■100巡先ってどれくらい先?
では実際に100巡先が見えるとどうなるかを考えていきましょう。
まず場合100巡先とはどれくらい先なのでしょうか?半荘の平均局数を10局、平均順目が10巡ぐらだとすると一半荘で100巡となります。おおよそですが100巡先まで見えるとすると第一ツモの時点でその半荘の終局までがわかることとなります。少なくとも東場のかなりは早い段階で半荘の終わりまで見えるはずです。
展開の早い半荘ではさらに先まで見えます。怜が実際に打った準決勝先鋒戦の怜の順目を数えてみたところ二半荘24局で137巡+αでした。後半戦の東1局だけ局数が不明ですが仮にこの試合の平均程度の6巡だったとすると怜は前半の南1局1本場の4巡目の時点でこの試合の結末が見えたこととなります。
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南1局1本場は宮永照が4連続和了した直後の局です。この時点で結末が見えたことに・・・

■100巡先を見た場合どんな戦略が取れるのか?
怜の能力は1巡先を見るだけでも非常に強力な能力です。これについては麻雀アニメ&麻雀ゲームあれこれ様の以下の記事で詳しく書かれていますのでそちらをご参照ください。
園城寺怜の一順先を読む能力について
園城寺怜の一順先を読む能力について・その2
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100巡先を見た場合は上記にあるような戦略をより効果的に取ることができます。例えば1巡先では手牌の取捨選択を若干手助けできる程度でしたが、100巡先なら自分のツモる牌が全てわかるため常に最短で最高打点の和了りを選択することができます。また他家のツモ切り動作を把握すればヤマの大半を知ることができます。当然1巡先を見るときに出来たことは全て可能なので鉄壁の防御力と立直一発による打点上昇もそのままです。防御力は鉄壁のまま打点やスピードは圧倒的に強化されているためよっぽどのことがない限り怜の圧勝でしょう。
関係ないですが上の画像の怜のキツネさんツモはかわいいなぁ。

■ 無数に分岐する未来を勝ち取れ!
上記で語った戦略はあくまで 1巡先の延長戦上の能力です。しかし100巡先を見た場合に取れる戦略はこれに留まりません。冒頭でも少し語りましたが100巡先を見た場合、かなり早い段階でその半荘の結末を知ることができます。
もし100巡先に見えた結末で怜自身がその半荘のトップだったなら、この場合はまったく問題ありません。結末を変えることなくその半荘を終わらせればトップで終了できます。
問題は怜以外がトップだった場合です。この場合も悲嘆に暮れる必要はありません。怜の能力が強力たる所以は未来を見てそれを改変できる能力です。仮に現時点で見える結末ではトップが取れないのなら行動を起こして変えてしまえばよいのです。トップ者を決定付けるような和了りがあったならそれを潰すように動けばいいですし、そこまでしなくても立直や鳴きなどのちょっとした動作で未来は簡単に変化します。
未来を変える、一番わかりやすい行動はヤマの変化です。全自動卓は次局のヤマはセットされていますが2局後のヤマは現在使っている牌がセットされることになります。ですから今の局の結末が少しでも変われば(例えば鳴きが入る、和了者が変わる、終局が少し伸びる等)セットされるヤマは全く別物となります。従って少なくとも2局後以降の結末は全く違うものとなるはずです。もし2局後に100巡先を見て怜がトップとなる未来が見えたのならそれ以降は結末を変えないようにすればいいですし、トップでない未来が見えたならまた未来を変えるよう行動をすればよいのです。膨大にある未来の中から自身がトップとなる結末を見るまで試行を繰り返していけばいつかは必ずトップとなる未来が見えるはずです。
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100巡先が見える怜にとっては麻雀はノベルゲームでフローチャートを作ってしらみ潰しにエンディングを探しているようなものなのでしょう。なんという作業ゲー・・・

■結末を変えない行動は難しい・・・
さて、100巡先を見ることによる必勝の戦略が成立しましたがこれを成立させるには少しだけ問題があります。先程はさらりと「トップとなる未来が見えたら結末を変えないようにすればよい」と書きましたが実はこれは言うほど簡単ではないのです。
まず結末を変えないためにも100巡先のすべての行動を記憶しなければなりません。「3巡後にツモった牌をツモ切りして、8巡後の牌と入れ替えて・・・」とか「56巡後に下家の切った牌をチーして・・・」等ひとつの間違いもないように行動しなければ未来は変わってしまいます。
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裏博徒たちとっては出来て当然の能力らしいですがこれくらいの記憶力は必要そうです。

もっとも記憶力に関しては1巡ごとに100巡先を見ていけば済むので体力さえ持てば先のことを記憶する必要はありません。それより問題なのは対局時の行動です。怜は1巡先の未来を変える行動を鳴き・立直・切る牌の変化の3つしか実行していませんでしたがそれ以外にも無数にあります。例えば先ヅモ気味にいかにも聴牌しているかのように装ったり、他家の捨て牌に対して長考したりするだけで他家は切る牌を変えてしまうかもしれません。他家も未来視通りに行動させるためにも怜は慎重に慎重を重ねて行動する必要があります。
そして未来視通りの行動で最も危険なのは局終了後に牌を卓に流す作業です。この時に僅かにでも牌の捨て方が違えば牌の攪拌状態が変わってしまいヤマが変化してしまいます。未来を変えないためにも怜は寸分の狂いもなく牌を捨てなければならないのです。
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■というわけで結論
・100巡先を見ることができれば普通に打っているだけで超強力
・100巡先が見えると未来改変ができるため自分が勝つ未来だけを選択できる
・ただしそれを成立させるためには能力を連発出来るだけの体力、手順を覚える記憶力、手順を完璧に実行する超精密動作の3つが必要

■100巡先を見るとどうなるのか?
最後に怜が100巡先を見た場合のアニメでの演出を考えてみましょう。
アニメでは怜が3巡先を見るときには額に第三の目があるかのような描写がなされていました。
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ということは100巡先を見るときには・・・

竜華「あかん、怜っ!!」
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怜「100巡先や!」
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・・・アカン