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【咲-Saki-】Kindle限定で咲-Saki-の写真集が発売中!?でちょっと書きましたが私は咲-Saki-のコミックスを本の形式で2冊(1冊は自宅で読む用、もう1冊は車に積んでの探訪用)、本を裁断してスキャンしたもの(=自炊)を1冊、Kindle版の電子書籍で1冊の計4冊を所有しています。こういう環境を持っている人は意外と少ないと思うのでそれぞれの良し悪しをまとめてみたいと思います。

■読書環境について
私は自炊データとKindleは主にスマホで読んでいますが、NEXUS7も持っているのでそちらにも同じデータを入れています。また自炊データについてはパソコンにも入っているためマンガミーヤ等のヴューワーも使っていますが最近ではKindleがPCブラウザでも読めるようになったのでそれを使うことが多いです。
参考-Kindle Cloud Reader

■本の価格
気になる人も多いと思う価格ですが、本そのものの定価は変わりません。ただ、本と自炊については中古本という選択肢もあるためその分安く済ますことが可能です。特に自炊は多少汚れていてもそこそこキレイに読み取れるため古本でも特に問題はないかと思います。またまれにですが電子書籍はセールを行うこともあるのでその際は安く購入することができます。

■初期投資
初期投資が最もかかるのは圧倒的に自炊です。本ならば初期投資はゼロ、Kindleでは端末の価格が必要となりますが、自炊の場合はそれに加えて本をバラバラにする裁断機、本を読み取るスキャナー、カッターとカッターマットなどが必要となります。私が買った時で裁断機2万5千円、スキャナで4万5千円、その他3千円程度で合計約7万3千円ほどかかりました。これに加えて専用の電子書籍端末がかかると10万円近くかかります。まぁ端末についてはスマホの普及率を考れば買わずに済むかもしれませんがそれでもかなりの投資が必要となります。

■作業の手間
正直自炊は手間がかかります。本をカッターで厚さを2~3分割してそれを裁断機で裁断しスキャナーで読み取るのですが全部で10~15分くらいかかります。1冊だけならまだいいのですが何10冊もやろうとすると結構しんどいです。
本ならそんな手間はありませんし、Kindleも1Clickで買えるので手間はほとんどかかりません。

■Kindle版は見開きが1枚絵になっている
秀麗な見開き絵は咲-Saki-の魅力の一つですが本では綴じられている関係上、2ページに分割されてしまっています。これは本を裁断してスキャンした自炊版でも同様です。これによって失われている情報がたまに存在します。有名なところでは咲-Saki-2巻の蒲原や咲-Saki-11巻でみなもちゃん(仮名)が見切れてしまっているという例があります。
参考-咲-Saki-11巻kindle版を買いました
ですがKindle版ではそれも元の1枚絵で収録されています。以下に比較参考(上が自炊で下がKindle)してみます。
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自炊版は裁断した2ページを繋ぎ合わせているためどうしても繋ぎ目が不自然になってしまいます。Kindleではそんなことはありませんし、隠れている蒲原もしっかり描かれていることがわかります。

■Kindleには裏表紙がない!
これはKindle版で最大の欠点だと思っています。表紙や単行本のおまけページは載っているのに何故か裏表紙がありません。特に舞台探訪クラスタにとっては死活問題とも言えます。カバーの折り返し部分も無いため表紙のカットを撮ろうとした時にKindle版はあまり役に立たなくなります。


2014/12/1追記
Kindleでも表紙と裏表紙が配信されていました。今のところ咲-Saki-本編の1巻から11巻までですが12巻以降と阿知賀編、シノハユでも配信されるのでしょう。

■Kindleにはラブじゃんがない!?
コレを書いている時点(2014/10/19)でラブじゃんのKindle版は発売されていません。ただ、これについてはリクエストすればいつかは追加されるかもしれませんね。
Kindle化のリクエストはAmazonのラブじゃんのページの右の方にあります。
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■ファイルサイズの比較
Amazonの販売サイトによればKindle版の咲-Saki-1巻のサイズは 49716 KB=約50MBです。自炊の場合は参考までに私が自炊した咲-Saki-1巻は82MBでした。ただし当然ですが自炊では圧縮率をもっと低くすればそれだけフィアルサイズはかさみます。とは言え昨今のフラッシュメモリ等の容量を考えれば微々たるものかもしれませんが。

■画質
上に挙げたようにKindleのファイルサイズはそれほど大きくない=圧縮率が高いため、画質がものすごくいいかと言うとそうでもありません。普通に端末で読む分には問題ないレベルですが、すご~く細かく書かれた文字などは潰れて読めなくなります。参考までにhannoverさんが見つけた国麻の開催場所を拡大して見ましたが潰れて全然読めませんでした。
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参考-国民麻雀大会が開かれる場所はどこでしょうか?etc.
自炊データなら圧縮率を低くすればおそらく読めるはずです。まぁこんなのはよっぽどのマニアでなければ気にもしないので、普通に読む分にはKindleは十分綺麗です。

■ブログを書く上で便利なのは?
私は咲-Saki-記事を書く際にいくつか参考画像を上げていますが、その場合は自炊が便利でした。本のままだとデジカメ等で所定の画像を撮影しなければならないですし、光の関係や綴じ方の問題でどうしても上手く撮れなかったので・・・。最近ではKindleがPCのブラウザでも読めるのでそれを使うのが便利です。 

■舞台探訪で便利なのは?
意外かもしれませんが私が一番便利だと思うのは本です。本はどうしても嵩張りますが事前に行きたい舞台の本だけに絞っておけば持ち歩くのはせいぜい2~3冊程度で、これなら十分持ち運びは可能です。自炊やKindleは持ち運びは便利なのですが昼間に舞台を回ると光の関係で見にくかったり、参考となるページを探すのに時間がかかったり、スマホの画面を見ながらだとスマホでは撮影出来なかったり、と欠点が目立ちました。特に私は車で移動することが多いので持ち運びの手間が皆無なのも大きいと思います。

■Kindleでは雑誌掲載分がない
連載中で単行本未掲載の部分についてはKindleでの電子書籍化はされていないため、その部分を参考にしようとると本(雑誌)か自炊かになります。雑誌のままだと嵩張るので保管の際は咲-Saki-の部分だけ切り抜いて保管している人も多いようですが、そこまでするならスキャンしてしまってもあまり手間は変わらないのでいっそのこと自炊環境を整えるのもアリな気がします。

■版数による差分
咲-Saki-は版数を重ねる際に修正が行われることがまれにあります。
参考-「咲-Saki-」の単行本は初版だけじゃなくて重版分も買おう
この差分を調べるにはKindle版が便利です。というのもKindleでは本に修正があった場合に版数が上がるため、版数が上がっていれば修正があったことがわかります。ただし、これで修正がわかるのはKindle版の初回以降の差分のみで、古い巻数ではKindleの初版で既に修正されていたりするので参考にはなりません。どうしても差分が気になるなら本の初版とKindleの最新版を比較すればよいのでしょう。

一度購入したKindle書籍に関しては修正があった場合には以下のような対応があるそうです。

コンテンツに対してわずかな修正が行われたと見なされる場合は、読者へのメール通知は行いませんが、読者はAmazon.co.jpの「My Kindle」ページで本のコンテンツを更新できます。
参考-Amazon 更新に関してお客様に通知

頻繁にKindleのページを見ていれば修正があったことがわかるでしょう。私のMyKindleのページを見てみたらどうやら阿知賀編6巻にアップデート版があるようでした。取り敢えずアップデートしてみて差分はこれから調べてみます。
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■Kindleには店舗特典がない
咲-Saki-単行本発売日には店舗ごとにイラストカード等の特典がつきますがKindle版にはそれがないため、特典目当てという場合にはどうしても本を買わざるをえなくなります。その点、自炊の場合は店舗特典を入手しつつ電子書籍化もできるので一石二鳥です。特典目当てで買った2冊目、3冊目の有効利用とも言えるでしょう。 

■その他
紙媒体には紙媒体なりのお遊びがありますが、自炊やKindleではそこまでは再現出来なかったりします。有名なのは咲日和の本の下に描かれているイラストや、最近では13巻の帯の裏にある蒲原のイラスト等ですね(そもそも電子書籍には帯は無い)。 

■総括
総括すると普通に読む分に本で十分でしょう。何度も読み返したりブログ等で参考画像を使うようなら本に加えて電子書籍化しておくと便利です。その場合はKindle等の電子書籍で十分ですが、雑誌掲載分を単行本発売前に電子書籍化しておけなかったりと一長一短があるので自身の環境によって電子書籍の購入か自炊かを決めるとよいでしょう。どうしようもないマニアは全部を揃えるといいかと思います。