今更なんですがの本の話

それがなんだかわからない

くじ  シャーリイ・ジャクスン

みなさんこんばんは。今日は朝から子守でグロッキーなたまねぎです。ちびっこは元気だぜ、まったく。全力で遊んで、突然こてんと眠りにつくんだもん。そんなわけで今日も手短に。

久々の外国文学になります。異色作家短篇集からシャーリイ・ジャクスンの『くじ』です。異色作家短篇集を読むようになったきっかけは、恩田陸さんの『いのちのパレード』だったんですが、その中でも印象に残った一編『当籤者』の雰囲気に近いのがこの本になるでしょうか。どちらも籤引きにまつわる話だし、恩田さんはきっとこの本を意識して書いたんじゃないのかな。

さて、この本で主に描かれているのは、人間の醜さ、心の中に眠る本性になります。そして自分では意識していなくても、ふと何気ないしぐさや言葉でそれらが現れてしまう、その瞬間です。
誰にでも一度くらいは経験があるかもしれません。よく見知っていたはずの人が、実はこんな人だったなんてと、ぞわーっとしたようなことが。例えば、いつもはとてもにこやかな人が、一瞬ものすごく冷たい視線を見せた時とか。もしくは当人からすれば親切のつもりなんだろうけど、ものすごくこちらを見下しているような態度が感じられたりした事。
テレビでよく「あなたのためだから」っていうコマーシャルが流れていますが、あの作品で漂っているような不信感や違和感がこの作品では沢山出てきます。やっぱりね、一番怖いのは人間なんですよね。


くじ (異色作家短篇集)
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続きは簡単なあらすじ。



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