直木賞特集で紹介した古処誠二さん、今度は『接近』です。
先に紹介した『遮断』と合わせて一組の小説になるといっても構わないと思います。


米軍が進攻を開始した直後の四月の沖縄が舞台です。

島にやってきた兵に、命を賭けて自分達の暮らしを守ろうとしてくれる年上の男達に憧れ、彼らがいればこの沖縄はきっと大丈夫だと信じて止まない一人の少年。
ある夜、少年は二人の兵隊と出会う。何者かに襲われ負傷した中尉とその部下。
少年は大人達の反対を押し退け彼らを庇い助けた。
工事途中で放棄された壕に案内し、時には中尉のために薬を用立てもした。
二人も少年に感謝し紳士にに接する。
やがて少年は目の前の存在に自分の求める理想の兵隊の姿を重ね合わせる。

そうして二つの存在、二つの心が接近していく。


少年のつぶやきが所々に差し込まれ『遮断』と同じような構造になっています。
『遮断』の方がその書き方はさらに研かれていた感もあるのですが、少年のあまりに純粋で強固な信念が、その姿が読む者の心を穿ちます。
そして迎えたラストに、私は絶句してしまいました。

『遮断』を読んだ方にはもちろん、そうでない方にも是非とも読んでほしい一冊です。

接近
みなさんこんばんは。

この続きのコーナーではいつも紹介した本についての補足や本の内容に絡めて小話を繰り広げていました。
ですが、ふと、たまには違うことでもしてみるかと思い立った次第であります。

というわけで今回から3回くらいは夏休み特別企画、ちよっとだけ私のセクシーショットを公開。

えっ?そんなもん別に見たくもない?

わかりました。では読書の時の必需品をちょっと紹介するということで。どちらさんもよござんすか?

では第一弾はこちら

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ブックマーク、愛用のしおりです。
ハウルの動く城より火の悪魔カルシファーでございます。
昔はね文庫についてきた紙のしおりなどを使っていたのですが、気が付くとどっかに行ってしまうので困っとりました。
そんな時に映画館で見つけたこのしおりに一目惚れ。それ以来本を読む時にはかかせません。

今ではもう2、3本買っておけばよかったなあと後悔までしてます。


ところで、ブックカフェで会員制のボトルキープならぬ、ブックキープなんかあったらいいと思いません?
期間は二週間限定とかで、しかもお店には世界中のいろんなしおりが集めてあって、一人一人にマイしおりが渡されるのです。
もしくはこういう感じのしおりで、さがっているキャラクターが動物だったり花だったりとかで好きなのを選べる。
どうでしょう?もしかしてもうあったりして?


追伸
宮部先生、演技お上手ですね。