横隔膜が痛い?

甘いよ小牧。こちとら腸が捻れて顎が外れそうだよ。

今一番私を涙させるのが辻村さんだとすれば一番笑かしてくれるのは、そう、有川さんです。というわけで読みました図書館シリーズ第3弾『図書館危機』戦争、内乱の次は危機、クライシスですよ皆さん。もう細かい事は無し。特殊部隊?図書館で戦争?なんだよソレ?って人はこっち見てください。オイラも思いのたけをぶちまけさせてもらいます。

だいたいあんな気になる終わり方をした前作です。どんな面して第一声をあげてくれるのか期待しておりました。そしたら吠えない?叫ばない?飛び起きるアクションで悲鳴を代替ってのもどうかと思うけど。それより何より……

投げやがった、投げやがったよお嬢ちゃん

片足一閃大外刈りって可笑しくてたまらない。んで話は進んであの卒業宣言でしょ。第一話から二度も大笑いさせられて眠気も吹っ飛び一気通読の気が付けば雀がチュンチュンでしたよ。

それにしてもアンタら甘々っぷりには呆れを通り越して拍手ですよ。なんだその会話はやり取りは。遠回しな愛の告白ですか?

囮捜査で触られてそれだけですと言った郁に「大したことじゃないとか言うな!」と声を荒げる堂上。真っ先に駆け寄ったのはやっぱり上官だからですか?
手塚兄の言い分に理屈なんぞにお前は傷つくなと励ますシーン。傷つくなじゃなくて、お前だけは傷ついてくれるな。そう言っているように聞こえたのは私だけですか?
カミツレの匂いに「いい匂いだな」「あたし好きなんです」「俺もだ」そして店に連れてってくれないか!くれないか!くれないかー!思わず連呼しちゃったよ。

「今も図書隊のどこかで頑張ってるその人を好きになりたいんです」「私も手塚だったら堂上教官には訊きたくないもん」「あたしと柴崎比べないでください」「手、握ってもらっていいですか」

イヤ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ッ

こっちが叫びたいなりよ。もうっ。自覚しはじめたくせに自分の発言に無自覚すぎだよ。言った矢先に何言ってるの私って、考える前にまず行動な性格にも程があるぞ。
でもね、でもね、活字でベタ甘とか痒いとかこっ恥ずかしいとか……大好きです!大好きですよー有川先生。だから次回最終巻では遠慮する事無く思いっきりやってくださいね。俺たちの明日は続くみたいな終わり方だけじゃ嫌でっせ。

と、お二人のラブコメっぷりに悶絶させられる裏側で他にも色々進行してましたね。小牧の王子様っぷりは相変わらずとして、ウブ人間3号発見。手塚よお前もか。なんかこれまで言い寄られた事は数あれどって分、自分の感情には鈍そうだな手塚は。私としては還暦になったら籍入れるかの二人にズドキュンときてしまいました。やっぱりいいなあ玄田隊長。一番格好いいよ。

さて肝心の本来業務、図書隊の活動としてはかなり辛い一面も出てきました。彼らの生きる世界の現実。その存在自体が社会の捻れの象徴でもある図書隊。そんな中でもブレない彼らは最高に素敵だ。

「誰も好き好んで銃を手に取りはしない、撃てば必ず相手が傷つき、あるいは死に至る。彼らは我々に代わって手を汚しているのです!」


県知事の言葉はこの世界に生きる私たちにも繋がる言葉です。『図書館戦争』の時は深読みしすぎかなあって書いたけど、やっぱりこの人は社会問題の折り込み方、物語の中での生かし方が上手いです。


最後に、今作を締め括るとすればこの言葉しかないでしょう。


稲峰関東図書基地司令に敬礼!


図書館危機
やられた。さすがに玄田の負傷から稲峰の下りには感極まってしまいましたよ。笑いあり涙あり、いいエンターテイメント作品です。

甘々だけどね。

甘々と言えば、今日とうとうクリスピークリームドーナツを食べてきましたよ。たかがドーナツに一時間以上並ぶなんて馬鹿じゃないのと自分に突っ込み入れつつ、寒風吹き荒れる中を堪え忍んで参りました。
並んでたら試食用に焼きたてを一個貰えたんだけど、これがフカフカで甘くて本当にとろけてもう最高!ドーナツ界の産業革命やあ〜って叫んじゃいそうでしたよ。試食で一個食べたら満足しちゃうんじゃないのかなあって思ってたけど、これはもう2、3個食べたくなる味ですわ。

早く全国展開しないかなー。


写真はおまけ。ドーナツ工場みたいですよね。ところでドーナツ工場ってなんか村上さん的じゃありませんか。

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書こうと思ってて忘れていたことを思い出したので追記。

これまで関東図書隊の中でも中心である武蔵野基地で、しかもエリートとも言える図書特殊隊にいるから中々見えてこなかったけど、外に出た事で郁の成長ぶりがありありと見て取れたのは良かったですね。これもお約束っちゃあお約束ですけど。

そして大崎梢さんの『配達あかずきん』の時に、よからぬことをして裏口から退場した方がちらほらって書いたけど、そのよからぬことがこの本で思いっきり出てきました。痴漢、盗撮です。主要ターミナル上だったから多かったですよ。本屋さんは棚で死角が多いし屈むこともあるから狙われるんですね。テナント店だったからビルに警備会社が常駐していて、発見したりお客様から助けを求められ次第そのままそっちに受け渡しだったんで、厄介事ではあっても手間はかかりませんでしたが。発見者は事情聴取に協力とかもあったけど。

なんにしても痴漢は犯罪です。絶対にいけません。我慢できないんだったら、専門店でお金を払って擬似体験でもしてきなさい。その後の人生を棒に振るのと比べたら安いもんだろ。まったく。