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スターチャンネル録画の視聴。
監督・脚本 バー・スティアーズ
原作 セス・グレアム=スミス、ジェーン・オースティン
製作 ショーン・マッキットリック、アリソン・シェアマー、ナタリー・ポートマン、アネッテ・サヴィッチ、ブライアン・オリヴィエ、タイラー・トンプソン、マーク・ブタン
音楽 フェルナンド・ベラスケス
撮影 レミ・アデファラシン
編集 パドレイク・マッキンリー
衣装 ジュリアン・デイ
美術 デイヴ・ウォーレン
出演 リリー・ジェームズ、サム・ライリー、ジャック・ヒューストン、ベラ・ヒースコート、ダグラス・ブース、マット・スミス。チャールズ・ダンス、レナ・ヘディ
108分
製作国 イギリス=アメリカ合衆国
配給 ライオンズゲート=ギャガ
英国公開 2016年2月11日
日本公開 2016年9月30日 

先日、イギリスの代表的な恋愛小説であるジェーン・オースティンの『高慢と偏見』を映画化した『プライドと偏見』をこのブログで取り上げた。本作はその原作をもとにアメリカの小説家であるセス・グレアム=スミスがゾンビを登場させてパロディ化した『高慢と偏見とゾンビ』の映画化作品である。
日本の小説で例えるなら『源氏物語』にゾンビを登場させてしまったということか。

セス・グレアム=スミスという人はプロデューサーでもあり、またテレビドラマの脚本家でもある。パロディものがよほど好きとみえて、リンカーン大統領を主人公にした吸血鬼もの『バンパイアハンター・リンカーン』というような脚本も書いている。

本作は、物語の筋立てやセリフなどほぼオースティンの原作のものをつかっている。大きく違うところは1800年代イギリスに謎の感染病が流行し、人々がゾンビになってしまったこと、主人公の5人姉妹が中国でカンフーと少林寺拳法を学び滅茶苦茶強いということなどである。

原作もそれを映画化したものも女性の恋愛観を主軸にした女性のための作品であるが、本作はゾンビが登場することで男性も楽しめるアクション映画になっていることである。
男性をターゲットにした証拠に、男性向けの悩殺シーンもサービスされている。

とにかく、主人公を演じるリリー・ジェームズがかっこいい。当初はナタリー・ポートマンが演じる予定であったということだが、都合でナタリーはプロデュースにまわり、リリーが演じることになったという。これはこれで正解だと思う。

ラストは、原作のようにハッピーエンドで終わりかと思ったら、マーベル作品のようなおまけがついていたのには楽しめた。

パロディ以外のなにものでもない映画だが、ゾンビファンにとっては目先の変わった設定で楽しめると思う。

<あらすじ>
謎のウィルスが蔓延する18世紀のイギリス。そのウィルスに感染した者は、ゾンビとなって人々を襲い出す。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、お金持ちとの結婚に情熱を燃やす母親を尻目に、少林寺拳法でゾンビと戦っていた。ある日、ベネット家の隣に資産家のビングリー(ダグラス・ブース)と、親友で大富豪のゾンビハンター、ダーシー(サム・ライリー)が引っ越してくる。姉妹と母親は狂喜乱舞するが、次女エリザベス(リリー・ジェームズ)だけは、ダーシーが初対面で見せた高慢な態度と、あまりにも冷酷にゾンビを駆除する姿に嫌悪感を抱く。やがて人類とゾンビの最終戦争が勃発し、ダーシーと共闘することになったエリザベスは、徐々に彼に対して偏見に満ちていた自分に気づく。

《高慢と偏見とゾンビ  予告編》