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最近工作してないなー&最近K240studio使ってないなーということで、K240studioのケーブル(MiniXLR3ピンメス-TRS)を作ることにしました。

ケーブルが3線式なので、ケーブルのGNDの抵抗成分がそのまま共通インピーダンスになります。標準のケーブルは3mと長いため、今回は1m20cmほどの短いケーブルを作りました。材料は写真の通り、柔らかくて気に入っているスリムロボットケーブルの3ピン版、ITT製ミニXLR3ピンメス、ヘッドホンの配色に合わせてREANのステレオミニプラグ金メッキ版です。AmperiorをミニXLR4ピン仕様に変更した時とほとんど変わりません。作業もすいすい済みました。
K240studioのミニXLRピン配列ですが、公式にサービスマニュアルのPDFが出ていて、そこに詳細が載っています。この記事の執筆時では、このページの右上のDownloadから入手できます。
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StudioとStudioⅡの表記がありますが、これは生産時期によって分類されているもので、製品名ではありません。製品の箱に記載されている商品コードから、どちらかを知ることが出来ます。2058Z0012はStudio、2058Z0013はStudioⅡです。この辺りの情報も、サービスマニュアルに書いてあります。もやしのK240studioは2004年頃日本国内で購入したMade in Austria品ですが、StudioⅡでした。
StudioとStudioⅡでは、ケーブルを介するプリント基板部品(28と図にあるもの)があるのがStudio、直接ミニXLRピンに結線されているのがStudioⅡです。

図にある通り、1番が共通GND、2番がRch、3番がLchです。


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部屋が汚いですが、作業風景です。金属製のクリップで摘むと傷つくのと微調整が難しいので、洗濯ばさみを介すのが自己流?です。

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という訳で、あっという間に完成です。

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取り付けた様子です。ミニXLRメスの銀色のボディーが、金色と黒のK240studioではかえってアクセントになるのが面白いです。


音の方ですが、ケーブルを短くして共通インピーダンスを低減した分、引き締まって定位が明確な音になったように感じます。ただ、ずっと標準の長いケーブルで楽しんでいたので、低音のちょっと締まりの足りない独特の響きが無くなってしまったのが、少し寂しくも感じます。ケーブルを短くした方がずっとモニターらしくて音も拾いやすいのですが、長い間親しんだ音から変わると、違和感のほうが先に来ますね。
ただ、聴きこんでいると徐々にショートケーブルの『モニターらしい』K240studioに慣れてきたので、違和感がなくなるのも時間の問題かもしれません。

ちなみにこのK240studio、4線に改造するためには分解しなければいけませんが、ヘッドバンドとハウジングを留めているネジが、左右の金色プレートの下にあるんです。綺麗にはがせなかったり、戻せなかったりしたら凹むなぁ……というのと、4線を引き出すためのケーブル引き出し部の工作も難しそうだなということで、ショートケーブル作成で妥協したのでした。正常動作している愛機にメスをいれるのは、工作の難易度が上がるほど精神的に難しいです……。