2010年09月

元々本はたくさん読むのだけど、リクルートで忙く働いていた15年ほど、全く小説を読まなくなっていた。
#ノンフィクション、社会科学系に集中するため。

でも、最近は時間もできたので小説も再開ちう。だいぶたまってきたので、独断と偏見で最近読んだ作者ランクをつけてみる

特A:カズオ・イシグロ、村上春樹
A:桐野夏生、伊藤計劃、白石一文
A’:円城塔、東浩紀、松浦理英子
B:山崎豊子、幸田真音、真山仁、垣根涼介
B':水村美苗、奥田瑛二
C':道尾秀介
ランク外: 手嶋龍一

ダッシュがついているのは、1作しか読んでいないので評価しづらいところ

セレクションに全く一貫性はありませぬ。単に本屋やamazonで興味を持った作品をつまみ読みしただけ。

他に「幼年期の終わり」「1984年」「夏への扉」など海外SF名作もいくつか読んでみたけど、こちらはさすが古典ということで全部Aランク。あと、「ミレニアム」もA評価。

ちなみに「イマイチ」と判断するポイントとしては

1. 女性が描けていない→女には娼婦と聖女しかいないんかい!
2. 説明が冗長→別に全てを説明(特にセリフで)しなくてもいいよ!
3. 善悪が明確すぎ→100%正義の人や「悪の結社」なんてないし!
4. 「偶然」多すぎ→1度や2度ならともかく「偶然の出会い」なんてそんなに無いから!

あたり。

ランク外の手嶋龍一「スギハラ・ダラー」は全てを満たすイマイチ・キングでございました。ご精進あれ。

先週からMRT乗車時に始まったジングル"Train is coming!"

これぞシンガポール!という感じのもの。

 

ちょっと聞こえにくいと思うので、書き下してみると

Train is coming, train is coming, train is coming~~
Please start cuing
Love your ride~~

と言っている。

オリジナルはこちら



要は「乗車前にはちゃんと並んでね~」ということ。

日本の乗車アナウンスがうるさい(というかそんなことまで言わなくてもいいじゃん!)ということは、世界的に有名なのだけど、ここシンガポールもそれに負けておらず、列車が駅につくたびに日本とほぼ同じアナウンスがこれまでも流れていた。

でも、これはあまりに子供っぽいよなあ。

政府の力が強く、こんな「押し付けがましさ」には慣れているはずのシンガポリアンも、今回はさすがにブーイング

さらに、Todayの辛辣な記事 。どうやら、このジングルかなり嫌がられているもよう。

不評とわかるとサッと打ち切る割り切りの良さもこの国の身上なので、もしかしてすごく短命で終わるかも。

ちなみに、シンガポールの乗車マナーは東京のそれと比べ、「並ぶ」という点についてはそれほど悪くない。
#出張で大阪ミナミ近辺に行ったときにはカルチャーショックを受けるくらい割り込み乗車があったけど、あれほどひどくない。

ただ、ドア付近でたむろしてしまうので、奥の方はまだまだ余裕があるのに乗車できなくなることがしばしば。個人的にはこちらの方をよほど改善して欲しい。
 

シンガポール滞在の3ヶ月間、しおぴーはこちらで働いているんだけど、その間みっちゃんはこちらでTESOL(英語を母国語としない人に英語を教える為のトレ-ニングスキル取得)コースを受講している。

ほぼ毎週1000ワードのエッセイが宿題で出ていて、そちらの手伝いを毎回やっていた。結構大変なんす、これ。

で、本日は仕上げの模擬授業。この練習のために、先週末とか昨夜みっちゃんの授業に生徒として付き合った。

10歳くらいの英語が母国語ではない生徒に、on, in, underといった場所の前置詞を30分間で教える、という内容。生徒の気をそらさせないためにパペットをダイソーで買い、大きな身振り手振りで先生役を務める。

最初はボロボロだったのだけど、何度か練習するうちにだいぶサマになってきた。今朝は多少緊張していたけど、まあだいぶ落ち着いていたので大丈夫でしょう。がんばって。

約2ヶ月続いた授業も今日・明日でおしまい。みっちゃん、お疲れ様でした。
#まだエッセイは残っているけど(涙)

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