なじみのHifi Cafeさんに教えてもらった京都文化博物館に最近通っている




(これは別館で元日銀京都支店、本館は隣の5階建ビル)
京都府系財団法人が運営していて、京都にまつわる展示を多数開催している
常設(総合展)として京都の歴史紹介、祇園祭山鉾の懸装品など、加えて京都にまつわる展示として先千總、細川家の所蔵品、聖護院宝物などを開催

別料金の特別展では4月から琳派400年記念展なども開催

ここにフィルムシアターが付属していて、月曜を除く毎日2回、毎月テーマを設定して主に日本の古典作品を上映している

今月のテーマは「近代文学と映画」(来月は「青春映画」)
ラインナップは

◯滝の白糸(泉鏡花>溝口健二)
◯折鶴お千(泉鏡花>溝口健二)
◯春琴抄(谷崎潤一郎>島津保次郎)
●春琴物語(谷崎潤一郎>伊藤大輔)
●細雪(谷崎潤一郎>阿部豊)
◯お遊さま(谷崎潤一郎>溝口健二)
●山の音(川端康成>成瀬巳喜男)
●日本橋(泉鏡花>市川崑)
◯伊豆の踊子(川端康成>五所平之助)
●鍵(谷崎潤一郎>市川崑)
◯千羽鶴(川端康成>増村保造)
◯雪国(川端康成>豊田四郎)

うち●を観た
一番良かったのは春琴物語、次いで鍵>山の音、細雪>>>>>日本橋

春琴物語は、お琴(京マチ子:美しい〜)と佐助という絶対的な主従関係から生じる情念が、倒錯的ながらも強い愛情へと変化していく様を克明に描く



中盤、お琴が佐助に対し真剣に三味線を教えるシーンでは、彼女の厳しい叱責の後佐助がやっと弾けるようになったところで、彼の至福(お師匠さんの教えをやっと我が物に出来た幸福感)がこちらにもひしひしと感じられた

二人への丁寧な描写のおかげで、後半お琴に振りかかる悲劇の後の佐助の行動は想像できたけれど「やはりそれをせねばならぬのか」とこちらまで心が痛くなった。。。
原作の力もあるけれど、伊藤大輔素晴らしい

鍵も市川崑が本領発揮、カットバック、ストップモーション、アップなど映像テクニックを多用し、京マチ子に極端なメイク、仲代達矢に棒読みをさせて違和感を感じさせまくる演出。原作と異なるラスト含め、こちらもすごい作品だった

料金は1回500円なんだけど、文化博物館友の会(4000円〜)に入ると1年間フリーパス
(昨年10月からの会員で、3ヶ月で元はとりました)
というわけで、京都在住で映画好きの人にはオススメです