2007年03月25日

バカと呼ばれて 2

二章『七ヶ月の隙間』

会社を退職した僕は社会人になってから初の長い休暇を経験する
一ヶ月の間実家でグータラ生活を続けていたが、残り半年間を修行期間として、厳しい条件での労働に当てようと考えた。
今までバカにしていた「派遣」の仕事である。
前職時代、人出不足の解消の為に派遣社員を雇っていたが、直に雇う社員との区別をつける為にワンランク下の扱いをしてきた。
その派遣への挑戦が自分を成長させる何かを、与えてくれそうな気がしたのだ
大阪を離れる直前に派遣会社への面接を終えていた僕は、学校が始まる直前に契約が切れる頃を見計らい、名古屋へと向かった。
派遣会社の面談は異様な雰囲気で始まった。両手に抱え切れない程の荷物を運ぶ男達が列を作り、皆自分の名前を呼ばれるのを待つ、まるで異国の大使館でパスポートの再発行手続きを行っているかの様な感じだ(あくまでイメージ)
30名程を押し込んだ説明会では、今から働く工場の厳しさを、延々二時間程聞かされ、いざ適正検査を行う頃になると、半数の16名しか残らなかった。
僕も例外ではなく、かなりの不安に襲われていた…



その16名もそれぞれの部署に別けられ、僕を含む4名は6畳程の小さな部屋で3日間の教育を受けた。
そして割り当てられた工程へと配属された頃には、緊張もピークに達し、慣れない環境と教育者の風邪によるトリプルパンチで、配属3日目には体調が完全におかしくなっていった。
僕の入った工程は、基本となる手順がほとんどない応用一辺倒の工程で、体調の悪化と覚える事の多さに気力を削られ、休日になると安心してしまい、夢か幻覚かの区別がつかない程の高熱に悩まされる…そんな繰り返しで一ヶ月ほど体調が良くならない状態が続いた。
二ヶ月の間は仕事でも失敗を繰り返し、何度も辞めたいと思い、ストレスの解消の為にパチンコ、飲み屋etc…様々な出費を繰り返す、いわゆる悪循環である。
結構あった貯金を大半使いかけた頃、心の貯蓄も最低を記録し、なんでもいいや…と投げやりになり始めていた。
言うまでもなく、こうなると少しの事でマイナス思考は増して行く。
ここで名古屋にて二回目の高熱勃発である。
今回は仕事中とか関係なく熱が出始めた、まぁ確信犯とも言える…
熱を理由に仕事を休む。あるいは辞める事にしようと考え始めたからだ。
熱は40℃を超えてしまった。

つづく

sir_turbou at 20:31│Comments(4)TrackBack(0)clip!

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この記事へのコメント

1. Posted by ちーかの   2007年03月25日 21:52
5 何かをしないと始まりませんからね

あたしも頑張らなきゃ
2. Posted by アイエム   2007年03月26日 03:14


Σ(*○д○*)どうしたんや!?

真面目に書いとるやないか!?
3. Posted by ナチュラル♪   2007年03月26日 12:38
5 まるで別人かのようなブログ…
この調子でいけばよろしいかと…笑
4. Posted by Φコーラっく   2007年03月26日 12:58
アイエムさん
誉めてます?(笑)
ナチュラルさん
褒めてます?(笑)

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