2010年08月08日

富士山

人生で初めて富士山に登りました!
「スカイツリーで富士山をテーマにしてるんだったら、
登らないわけにはいかないだろ!」
と言う登山マイスターの大学の同級生たちに連れ出され、
初の登山が過酷な富士山ということに。
ライトアップとは関係ないよ・・・・・

さてさて私たちはいくつかある登山口のうち須走口を選び、標高約2000mの5合目からスタート。
5合目の宿に前泊し、一日で登頂&下山するスケジュールです。
5goume

<5合目〜6合目>
だんだん勾配がきつくなってくる富士山。
まだまだ最初のはずですが、以外に勾配がきつく焦りを感じます。
踊り場のないスロープを延々と登る感じ。
森の中を登って行きます。まだまだ元気。
勾配がゆるい分水平距離があって、なかなか次の山小屋までたどり着きません。
6goume

<本6合目〜本6合目〜7号目>
徐々に木がなくなり始め、潅木の蓼(たで)ばっかりに。視界が開けてはるか先の頂上が見えてきます。
富士山のスケールの大きさに圧倒され、気持ちに余裕がなくなる。
照りつける太陽の光がボディーブローのように効いてくる。まだまだ前半戦なのに。
7goume

<7合目〜本7合目〜8合目>
個人的に一番きつかったのがこのあたり。疲労感が濃くなり、筋肉もパンパン。
足元は砂のようにゆるくなって力が要るのに足が進まない。
空気も薄くなってきたのかすぐに息が切れ、ちょっと進んで止まってを繰り返す。
でもまわりの登山者も辛そうで、自分だけが苦しいのではないと自分に言い聞かせ、
なんとか8合目まで辿りつく。
8goume

<8合目〜本8合目〜8号5尺>
まわりはもう岩と砂しかない。
見上げれば頂上が届きそうなところまで近づいている。
ここまできたら戻るのも辛いし、登るしかないでしょう!
周りにはしんどくて倒れて休んでいる人が老若男女問わずたくさんいます。
小刻みに現われる山小屋では誰もが無口。
富士山の過酷さを感じます。ここでリタイアする人も多いです。
8-9goume

<8号5尺〜9合目〜頂上>
ここから先は頂上まで小屋はありません。
勾配は最もきつくなり、ときどき岩を這い登ることもある。
ひたすら頂上を目指し、数センチずつ歩を進める。
ちょびちょび継続して前に進むのがコツだ。苦しくなったら30秒休んで深呼吸。
自分もゆっくりなのになぜかどんどん前の人を追い抜く。
みんなきつそうだ。
そしてついに日の丸はためく頂上に到着!
9goume

<頂上〜下山>
頂上はいくつかのお店が軒を連ね、お土産や食事を売っています。
正直いって頂上は、火口は砂で埋まっているし特に景色が素晴らしいわけでもありません。
むしろ達成感に浸る場所ですね。結局出発から登頂まで7時間ほどかかりました。
1時間ほど休憩し、あとは一気に下山。足場の悪い砂地を半ば駆け下ります。
時間ぐらいで下山できますが、結構足に来るので無理しない方が良かった・・・・

閑話休題

ここまで照明デザインと関係ない富士山話でしたが、
光をテーマにということで、富士山に登っているときから見下ろす雲海に注目してました。
というのも、スカイツリーで雲を面白く照らせないかと考えていたのですが、
なかなか具体的なイメージが描ききれないのです。
飛行機の上からも見下ろせますが、なかなか詳細を観察できません。
ということで富士山で撮った雲海をどうぞ。
unkai01unkai02

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自分の足で近づいて撮る雲海は、ほんとうに立体的できれいでした。
もこもこした塊と、羽毛のような細かな雲のエッジ。
固形ではないので少し透明感もある。
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雲海の近くにいると天上界にいるような素敵な錯覚を覚えますね。
登山中のしばしの休憩時間には、雲海をのんびり眺めていました。
だいぶイメージがはっきりしてきたので、これから具体的なライトアップの方法を考えてみようと思います。
ちょっとわくわくしてきました!

TOT  
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2010年07月21日

エコのために闇を見直す

皆さんは真っ暗闇を体感したこと、ありますか?

私達の身の回りには光があふれ
光の存在しない場所を探す方が難しい現代となっては
真っ暗闇を体感した事がない方のほうが多いのではないでしょうか。

私が学生時代に合宿していた地方の廃校は
周りの民家や街路灯の数が少なく
9時頃になるとあたりは暗闇に包まれていました。
ある時、グランドのすみに光が一切ない真っ暗闇を見ました。
かざした海中電灯の光が闇の奥に到達できずに吸い込まれる様を見て
光と一緒に自分自身も吸い込まれそうな恐怖を感じました。
その時初めて、人が暗闇を恐れ、光が与える安心感を求める潜在意識が
あることに納得できました。

現代の都会では光をどんどん足し算していく傾向があり
暗闇の存在を消し去るほどの光があふれています。
ただ、光を感じるためには、すべてが明るいことが決して効果的なのではなく
対比で光は感じるものですから、暗闇を上手に使うことが大事なのです。

エコを目指してLEDのような高効率の光源に関心が高まっていても
使っている光の量に気を回している方は少ないように思います。
本を読まない時は照明の数を減らしてみたり
たまには部屋をぐっと暗くして過ごしてみるなど
普段より少し暗くしても十分生活できるかもしれません。
部屋の光の量について、一度見直してみてください。

100721NAKブログ用


NAK
  
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2010年06月25日

夏に適した光とは?

あつい・・・

既ににエアコンという文明の力に頼らざるをえなくなっている今週のブログ担当KOBです。
気温・湿度ともに高くなって、いよいよ夏も本番という感じですね。
これであとはセミの声と風鈴の音色、真っ赤なスイカと冷えたビールが揃えば完璧です!

そういえば夏に限らず日本人は昔から季節感というものを大切にしていますよね。
「季節の風物詩」や「季語」なんて言葉もありますし。
そこでふと「光」にも夏という季節に適したものがあるのでは?と思い、少し考えてみました。

たとえば自然光で言えば、水面に乱反射した太陽光や木漏れ日といったような水や緑を感じさせるもの
なんかは涼しさを感じさせ、夏の暑さを中和してくれるようなイメージがあります。

ではもうすこし実用的なレベルまで話を展開してみましょう。
普段生活している中で夏に適した光とはなんでしょうか。
その1つとして光の色温度(*1)があります。

ここでちょっと自分の部屋の話を。
実は今、僕の部屋には白熱電球のペンダントが真ん中にぶら下がっていまして
当然電球色なわけなんですが、これがどうも最近照明を見てるだけで暑い。
もちろん光源から熱を発生してるので物理的にも暑くなっているわけですが、
これは光の色温度による要因が非常に大きいのです。

色温度比較


電球色という色は火の色味に近いため、人間の先験的な感性とでもいいましょうか、
「火=熱い」というイメージがあることから心理的に暑さを感じてしまうのです。
そういった意味では夏の暑さとは相性があまりよくありません。
逆に少し白さをもった光の方が爽やかに感じられるのです。
そんなわけで最近は白い光にもできたらよいのにと思うことが増えてきました。

(ただ色温度には他にも心理的効果があり、家での生活は夜が中心になりますから
リラックス効果もある電球色の方が圧倒的にいいのですが・・・その話はまたの機会に。)

いままでだとランプを変更しなければ色温度は変えられなかったのですが、
最近では色温度可変のLED電球なんて商品もでてきましたし、
今後はもっと気軽に色温度が変えられる時代になってくると思います。
そうなれば季節毎はもちろん、1日の中でも光の楽しみ方にバリエーションが増えてきて
またさらに照明も面白くなるはずです!

KOB

*1 色温度・・・ある色を放つ光源に含まれる、青紫光と赤色光の相対的な強さを表す数値のこと。  
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2010年06月14日

BIMと照明デザイン-2

前回に続きBIMに関する話題です。

BIMによる建築設計の手法が増えてくると、ちゃんとした3Dデータがあるので
照明シミュレーションによって光を視覚化しやすくなります。
それはすごい進歩です。

大抵のメーカーにはIESデータという照明の物理データが用意されているので、
光自体はそのデータを使ってかなり正確に再現できるのですが、
問題は光を受ける方の素材データです。
金属の反射具合、フロストガラスやすりガラスの光の拡散の仕方などなど。
細かいデータはないので、経験や普段の観察、サンプルによる実験から、
あらかじめ起きる現象を確認し、素材データに反映する必要があります。

polica03


先日竣工した武蔵野美術大学新図書館の天井の拡大写真です。
仕事のプロセスの中で素材の設定に苦労しました。
天井は複層の透明ポリカーボネート板で仕上げられているのですが、
ポリカーボネート内部で繰り返す反射と板自体のゆがみで、
下に吊られているペンダントの光がこのように複雑に反射しています。

素材を細かくモデリングし、透過率や反射率を正しく設定すること自体は
できるのですが、レンダリング時間やメモリの関係で計算できる限界があります。
光を複雑に拾う素材を正確にシミュレーションすることは、結構難しいことなの です。

シミュレーションで必ずしも再現できないときに大事なのは、
画面に現われないものをしっかり認識しておくこと。
そのためには、普段から光による現象をしっかり観察することが欠かせません。

NAG  
Posted by sirius_lighting at 13:10Comments(0)TrackBack(0)照明シミュレーション 

2010年06月03日

BIMと照明デザイン

先日、Autodesk Design Innovation Forum 2010というセミナーで
BIMについて聞いてきました。
BIMについては→ http://www.bim-design.com/about/
建築システムを根底から変えてしまうポテンシャルを感じます。

個人的には、だいぶ昔から3Dシミュレーションを使いデザインを進めてきたので、
BIMでの照明の関わり方は、何の違和感もなく、むしろ、これはいいぞ!
と思うのです。

あっちでもこっちでも、モデリングを独自に作っている、
常日頃、これはエネルギーの無駄ではないだろうか?と思ってました。
それがBIM設計環境下では、建築家が設計作業をすすめるうちに、
クライアント承認を得た3Dモデルが構築されていく、、
なんてすばらしいことなんでしょうか。

シミュレーションや解析に多くの時間と労力を費やすことが可能になり、
より深い検討ができるようになる。
これだけでもプロジェクト全体の生産性・効率性は格段にあがると思います。

僕たちは、シミュレーション契約をしたプロジェクトの場合、
一度、仮想空間で照明設計を完成させます。
この作業が、実は、その後の設計変更対応にも、さらには現場対応にも
大変効果的に機能しています。

シリウスで、CGシミュレーションをビジネスとしてはじめて1年半ほどたちました。
これまで蓄積した経験値を、これからのBIM時代に、おおいに活用できれば、
と思う今日この頃です。
GA-JAPAN 104に武蔵野美術大学美術館・図書館での、僕たちの照明シミュレーションの
取り組みが紹介されています。


先日、仕事がらみでマカオにいきました。
その様子はまた次回に。。

TAN

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Posted by sirius_lighting at 16:35Comments(0)TrackBack(0)照明シミュレーション 

2010年05月23日

先週、今話題の高知県に行った。そこで、四国の人と面白い話になった。
「海に対するイメージ」について。

瀬戸内海を南に見て育った私にとって、海と言えば。
「陽の光で海面がキラキラと光り、波は穏やかで大型船がゆっくり行き交い、
その向こうには淡路島、四国が見える心落ち着く風景」
それに対し、愛媛で育った人がこんなことを。
「瀬戸内海がキラキラしている?そんなイメージは全くない。南が山で北が海。」
ほんの目と鼻の先程の距離しか離れていないのに、
同じ瀬戸内海でも、見る方位によってこうも違う印象なのかと。
太陽光の与える影響の大きさを改めて感じる話だった。

続いて、大学の時初めて訪れた九十九里について。
太平洋の広大さ、海の色、押し寄せる波の音と波そのものに、ど肝を抜かれる衝撃を受けた。
視界の右から左まで、ただひたすらに続く広い砂浜と、
その砂浜を勢いよくかけていく馬、
「これぞ!まさしく地平線」の景色にショックを受けた。
そして今回、高知の桂浜を訪れ、九十九里を訪れた時と同じような感覚を覚えた。
桂浜ではさらに、その海の景色からエネルギーがわいてくるように感じた。

パッと見、九十九里との大きな違いは陽の光の強さだろう。
左右の砂浜のスケールは幾分小さいものの、強い日差しで海が濃い青色に映え、
海面がキラキラと光っていた。
心が大きくなり、やる気がふつふつと湧いてくる。
錯覚であれ何であれそういう気持ちにさせてくれる力を感じる。
坂本龍馬が夢に燃え、よさこい節が受け継がれ、
高知の人が熱く豪快なことも分かるような気がする。

日本海のイメージは、また全くこれらとは異なる。
恐らく、まだまだ未体験の海が日本には数多くあると思う。
こうしてみると日本は四方を海に囲まれた国であり、
四季の移ろいとともに自然豊かな国である。
グローバルな時代だからこそ、自然が育んできた感性豊かな日本人の心を大事にしたい。

桂浜

SUK
  
Posted by sirius_lighting at 23:28Comments(0)TrackBack(0)

2010年05月11日

やりがい

先週末は完成して間もない住宅の写真撮影にでかけました。
たまたま事務所の近くの現場だったので、自転車で颯爽と到着。
竣工当初は外構ができてなくて土一色だったのですが、
今ではお庭も植栽がきれいに整い、少し経っての撮影となりました。

私たちは住宅の仕事の場合、最後に自分たちで夕景の写真を撮るのですが、
何度もお家を開けていただくわけにはいかないので、プロのカメラマンが撮影する日に
一緒に入らせていただきます。
今回も夕方にお邪魔すると、おなじみのカメラマンの矢野さんが。
お?また会いましたね。
意外と業界は狭いので、建築家が異なってもカメラマンは同じ人だったりして
あぁこの人はいい仕事しているんだなぁと感心したり。
プロの方の邪魔にならないように、一生懸命死角を探しながら、私たちもぱちりぱちり。
またプロの方たちが構えているアングルを同じように撮ってみたり、色々と勉強になります。

撮影風景荻窪の家
- 独立時からお世話になっている建築家の森さんと川村さん、写真家の矢野さん -

私たちだけでなく、住んでいるご家族の方たちも一生懸命物陰に隠れたり、
お子さんのおもちゃを見えないところに移したり、裏では大騒動です。
格好いい写真のカウンターの後ろには、お子さんたちが声を殺して隠れていたり、
ときには我慢できなくて飛び出てきて怒られたり。

荻窪の家


こうして実際に住むようになってから、空間を改めて見るのはとても楽しいものです。
竣工当初は生活の気配のない独特な静けさを感じますが、
住まわれている空間は多少雑然としても生き生きとしていて、私には素敵に感じます。
また自分が関わった照明がうまく生活に溶け込んでいるか、
明るい・暗いなどの問題はないか、
自分達が考えた工夫が意味があったか、
などなどご家族の雰囲気や空間の使われ方を見て
得られるものが大いにあるのです。

よく照明の仕事のやりがいは?と取材で聞かれるのですが、
私達が設計した光のなかで生活するご家族の笑顔を見たとき、
というのが間違いなくその答えの1つです。

TOT

  
Posted by sirius_lighting at 13:27Comments(0)TrackBack(0)

2010年04月26日

ヨーロッパの太陽の光

はじめましてこんにちは、MURです。
最近は春というのに寒かったり、暑かったり、時には雪が降ったりと不安定な気候が続きますね。
こんな気候の中にいると丁度一年ほど前のヨーロッパの旅を思い出します。
冬から春にかけての旅で気温はなんと-5℃〜30℃!!!
場所ごとや季節ごとによる環境の違いを大きく感じる旅となりました。
折角ですので、このブログでその時感じた光の話を何回かに分けてお話出来たらと思います。

今回はヨーロッパの太陽の光についてです。
旅は中欧から南欧へぐるりと時計回りに廻るもので、冬の中欧と春の南欧では気温はもとより、日差しが大きく違います。
冬の中欧はほとんど毎日が曇り空で、旅をしていても必然的に美術館やカフェといった屋内にいる事が多くなります。

graz

写真は旅を始めて3週間ほどで出会った本当に久しぶりの快晴です。
オーストリア / グラーツで出会ったこの空の光は、眩しくグラーツの町を照らし上げていました。
広場はそれまでの旅先で見たことの無い人だかり、ただ晴れているというだけで皆が喜び外に出てくる様に、昼の光の魅力を痛感しました。
以前、北欧に住んでいる友人が言っていた「北欧の人は昼の光を凄く大切に考えている」という言葉を思い出しました。

春の南欧では空気が乾燥していて日差しも強く、太陽が強烈な光源スペクトルとなります。
そのおかげで晴れの日には日本で見られない最高の風景に出会う事が出来ました。

casa mira

写真はバルセロナ / カサ・ミラからのブルーモーメントです。今まで見たことの無い感動的な深い青でした。

最近はシリウスのプロジェクトでも昼光をテーマとしたものが増えています。
環境的な側面を考えても、私たち照明に携わる人間はもっともっと昼の光の事を考えていくべきですね。昼の光を魅力的にデザイン出来たら、人口照明で感じる感動と全く違う感動を得る事が出来そうです。

MUR
  
Posted by sirius_lighting at 10:33Comments(0)TrackBack(0)

2010年04月16日

お花見

はじめましてNAKです。
先日、SIRIUSでもお花見をしました。
とは言っても、寒い日だったので桜の木の下で
過ごしたのは一時間ほどでしたが…

そのあと事務所に戻り、たまたまテーブルに置いたままにしていた
行灯型の模型のあかりを点けてお花見を再開しました。
模型は角型の紙のシェードに
100Wの白熱灯が固定されているだけのシンプルなものです。

その一灯の光だけで普段の打合せスペースの
夜の暗がりを柔らかく照らし、やさしい印象に変えてくれました。
その光のなかで食事をしているうちに
次第に場の雰囲気につられて会話も弾み
しばしゆったりとした時が流れたようでした。

SIRIUSにてお花見


白熱灯の光を見ていると心がやすらぎます。
他の光源よりもそう感じるように思います。
LEDと比べてみるとどうでしょうか
省エネルギー、長寿命の点においてはLEDにかないませんが
光の性質としては、LEDは指向性が強く輝度が強いため
白熱灯のような滑らかな陰影にはなりません。
また、調光しても明るさが落ちるだけで色温度は変化しません。
白熱灯の大きな魅力は
調光して明るさを落としていくと
一緒に色温度が低くなるところです。
その関係性は日中から夕暮れ、そして闇夜に移ろう自然光と似ています。
そのため、白熱灯の絞った光に包まれていると
自然と心がやすらぐのではないでしょうか。

一概に効率が悪いからと言って
白熱灯をなくしてしまおうとする動きには疑問を感じます。
省エネルギーや環境への配慮も大事ですが
光が人の心に与える影響も大事にしていきたいですね。

NAK  
Posted by sirius_lighting at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2010年04月08日

こんにちは、今週のブログを担当するKOBです。

4月は始まりの季節。
新入生や新入社員の歓迎会を兼ねて会社の方と、
あるいは親しい友人の方とお花見にいかれることも多いのではないでしょうか。

ということで今回のテーマは「桜」。
当然照明デザイナーらしく「ライトアップ」についてお話しようと思います。
ちょうど先週末に「浜離宮恩賜庭園〜ソメイヨシノのライトアップ〜」を見に行ってきました。
山手線新橋駅から徒歩10分、東京都公園協会で管理されている由緒ある庭園で
毎年この時期には夜桜を見にたくさんの方が訪れています。

sakura2

sakura1


このライトアップイベントでは桜を二通りの照らし方でライトアップしていました。
上の写真は桜の木の根元に器具を置いてライトアップしています。
下の写真では木から少し引いた位置に器具を置き、正面から当てるようにライトアップしています。
さて、この2つのライトアップにどのような違いを感じるでしょうか?

前者は桜の木や葉の陰影をより強く感じ、
逆に後者は陰影はほとんど感じられず、桜の木全体が輝いて見えませんか?

このように同じ器具を使っても照らし方一つで桜の見え方も違ってきます。
この辺りを考えるのが僕ら照明デザイナーの仕事というわけです。
木々のライトアップをする際には樹種について予め調べておき、
その木にあった効果的な照明を考えることが大切ですね。

有名なソメイヨシノのピークは先週末で大体終わってしまったのですが、
桜には染井吉野の他にも八重桜などいくつか種類があり、それぞれ開花時期が若干違います。
遅いものでは5月中旬頃に開花するものもあるそうです。

ということで今年まだ夜桜を楽しみたいと思っている方、諦めるのはまだ早いですよ!

以前シリウスでも「中秋の名月と灯り遊び」でライトアップを計画していたこの浜離宮では、
4月16日(金)〜20日(火)で八重桜のライトアップイベントを開催するそうです。

これを機に昼間とは違った姿の桜を見ながらお酒を楽しんではいかがでしょうか。

KOB  
Posted by sirius_lighting at 20:20Comments(0)TrackBack(0)