2005年08月10日

--- 宮城谷 昌光  「夏姫春秋」4

戦乱における傾国の美女は必須アイテムなのか

"------- あらすじ amazonより
鄭の美しい公女への、乱世の英雄たちの愛執。
中原の小国鄭(てい)は、超大国晋と楚の間で、絶えず翻弄されていた。鄭宮室の絶世の美少女夏姫は、兄の妖艶な恋人であったが、孤立を恐れた鄭公によって、陳の公族に嫁がされた。「力」が全てを制した争乱の世、妖しい美女夏姫を渇望した男たちは次々と……。壮大なスケールの中国ロマン、直木賞受賞作。
"-------


すっかり宮城谷さんの中国歴史小説のとりこになってしまった私が 次に選んだのは直木賞受賞作「夏姫春秋」。
「太公望」ほどではなかったけれど やっぱりおもしろかった。

そっちこっちの国に なんてったって中国全土から集められた美姫が揃っていたんでしょうから おそらくこの時代には相当美しい姫がいたんでしょう。
そして大半がが悲劇的な幕を迎えちゃったりするんでしょうね 何しろ戦乱の世ですから。

籠の鳥だったんでしょうね。
自由なんかなかったんでしょう。
不幸だったのか幸せだったのか それは自分の”夫”に全てがかかっていたんじゃないでしょうか。
本気で愛して愛されたならそんな籠の鳥の生活でも幸せだったのかもしれません。
そんなことを考えた「夏姫春秋」でございました。

この小説で私が好きなところは結末です。
美姫に優しい宮城谷さんも好き。

★は★★★☆

夏姫春秋〈上〉

夏姫春秋〈下〉

siro_blanc at 17:23│Comments(0)TrackBack(0)--- 本 | 宮城谷 昌光

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