2005年08月15日

--- 宮城谷 昌光  「重耳」5

 
大器晩成というのは 最も羨むべき生きかたなのかもしれないなぁ

"------- あらすじ amazonより
黄土高原の小国曲沃(きょくよく)の君主は、器宇壮大で、野心的な称(しょう)であった。周王室が弱体化し、東方に斉が、南方に楚が力を伸ばし、天下の経営が変化する中で、したたかな称は本国翼(よく)を滅ぼして、晋を統一したが……。広漠たる大地にくり広げられる激しい戦闘、消長する幾多の国ぐに。
"-------

春秋時代 先に読んだ”夏姫”の時代から遡ること一世紀 紀元前700年ころのお話。

よくもまあ これだけ続けて中国歴史小説を読んで飽きないもんだと自分でも思うけれど、
これでうっかり間をあけちゃうと
今ならなんとか頭に記憶されている時代背景と人物が 
滅茶苦茶に散乱して訳わからなくなりそうなので ここで一気に読むしかないってゆーのもあるのです。

いっやー おもしろい。
実におもしろい。 これは「太公望」よりも更におもしろかった。

上には万人に評判のいい優秀な兄、
下には利発そうで将来有望な弟がいる。
そんな二人に挟まれて 重耳はといえば見た目も冴えないみすぼらしーい感じの王子No2。
まわりの家臣はあぶれものが集まったかのような個性派ぞろい。

主人公の重耳。
キャラクターがいいんですよ。

先のことなんかどうせわからないんだし
別にいいじゃないか 今の自分を正直に誠実に生きていけばさ。

そんな気分にしてくれる 古代中国の小説でございました。

★は金色の ★★★★ 素晴らしい。

重耳〈上〉

重耳〈中〉

重耳〈下〉

siro_blanc at 23:21│Comments(0)TrackBack(0)--- 本 | 宮城谷 昌光

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