2006年02月20日

--- 京極夏彦 「魍魎の匣」5

おもしろい! 実におもしろい

"------- あらすじ 出版社より
箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物――箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物(つきもの)は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。
"-------

初めて読む京極夏彦。
初めてなのに 妖怪シリーズ第2弾からってのも何ですが、
いやー おもしろかったです。

ルパン三世に出てくる魔毛狂介と御手洗潔が対決しちゃったらこれくらいおもしろいかなぁ
っていう感想も変だけど 
そんなことを思わせるおもしろさでしたね。

京極夏彦 気にはなってたんですけども
妖怪とか陰陽師の話じゃなぁー と勝手に想像し、
ずっと読まずにいたのが失敗でしたねー。
こんなにおもしろいとはなぁ。

確かに京極堂は陰陽師らしいけど
安倍晴明みたいに術をつかって鬼退治!
っていうんじゃないんですね。
言ってることも行動も現実的なのが予想に反していてよかった。

それから出てくる人達みんなして キャラが良いですね。
マンガに描いてみたくなるようにイメージが湧きやすい。
特に御手洗潔を分解したみたいな京極堂と榎木津が好きですね。

しかし1060ページですよ。
文庫本のくせに重たいのなんのって。

すっかり肩は凝ってしまったけれど、
ページの割りに全然長くは感じません。
文章も読みやすくて いい塩梅で場面も変わりテンポもいいし、
最後の最後まで非常に快適に読めました。

ところでこれって本格なのだろうか?
犯人は別に隠そうとしてトリック使ってるわけでもないし ん?
そのあたりはよくわかりませんなぁ。

まあその辺はいずれにしても
いいもの見ぃ〜つけたっ ってことで
満点のおもしろさでございました。 

魍魎の匣―文庫版


siro_blanc at 01:04│Comments(0)TrackBack(1)

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1. 姑獲鳥の夏  [ たか@ヒゲ眼鏡の探偵小説趣味(古典派宣言) ]   2006年02月21日 22:36
文庫版 姑獲鳥の夏  を読む。京極夏彦の、一応探偵小説、かな?  京極堂シリーズの第一作。なんか映画になったそうで、この機会に読んでみました。今更なんですが。  やたら厚い本だなあ、という予備知識があっただけで、ホラーなのか探偵小説なのかもよく知らなかった...

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